2016年9月 7日 (水)

AIが外国語教育に与える影響の考察

少し先の、未来の話しをします。

4技能が大事だと言われていますが、英語を単なるコミュニケーションのツールとみなしているのであれば、今後のAIやネットの高速化技術のおかげで英語を学ぶ必要がどんどん減ってくる可能性があります。翻訳してくれるからです。

今後はむしろどれくらい面白いことを話せるか、論理的に話せるか、書けるかが勝負になります。アクティブラーナーを生み出すことも大事です。言語を使いこなすこと自体は重要ではなくなる可能性があるのです。

本を読んだり、古典を学んで教養を深めたりすることが大事です。国際理解の中には言語理解も含まれますが、日本語を捨てて英語にすればよいという話しでは ありません。お互い、文化的に深いものを理解できる部分と理解できない部分のせめぎあいの中でぎりぎりのところでできるだけわかりやすく意思疎通を図るの が国際化ということではないでしょうか。日本文化を知らない、教養のないものは、話すコンテンツが乏しい人、そしてわかりやすく伝えられない人は、AI- 翻訳世界では相手にされません。そういう世界が間近に迫っています。

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気持ちよい英文とは

自分が書く英文がやさしいのか難しいのかという判断に、Readabilityを計測できるサイトを使っています。その中できるだけ 音節が短い単語を使うようになっています。この方が音読したときにリズムがよいものになります。自分で音読してみて気持ちいい場合にうまく英文が書けてい る場合が多いです。気持ちよいということの中には当然次にはこういう内容がくるだろうという読者の予測にあった内容・表現をもってくるということも含まれていま す。抽象ー具体の流れや文の結束性ですね。English JournalやEnglish Expressなどで気に入った記事や、子ども向けの本の一節をひたすら覚えることが役に立ちます。

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2016年8月 2日 (火)

アクティブラーニング2

今朝の読売新聞。「討論といったアクティブラーニングを導入する。」「一斉授業型をではない、アクティブラーニングを導入する」

アクティブラーニングはあくまで、生徒の頭の状態。討論といった特定の教師側の指導形態のみ指すのではないと思います。また、簡単に討論を導入すればという話ではありません。現に文部科学省でも、「深 い学び」というキーワードを言い始めています。表面的な話し合いで、知識も深まらず、特定の能力も育っていない、そういう部分を危惧してのことと思いま す。英語でプレゼン、交渉する能力を育てたいのであれば、その下位技能は何かをあきらかにして、トレーニング方法や、うまくいくコツをあきらかにしていく 必要があります。(さらに脳がアクティブな状態であるのにも何段階かあるのではないか。)生徒の頭をアクティブにするためのしかけ「発問、タスク、ルーブリック、グループワークのポイント」を本気で考えて行く必要があります。ア クティブラーニングは魔法の玉手箱ではありません。うまくいくようしかけを考えないと、空虚な討論の形式をとった「発表会」で終わります。「特定の生徒のみ参加している、他の生徒は受け身。などとなりかねません。」

この記事を見ている各教育委員会や指導主事の方、まちがっても、研究授業において「討論が入っていない。アクティブラーニングが入っていないではないか。」などと短絡的に言わないでいただきたいと心からお願いします。

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2016年7月28日 (木)

キオクと再生

記憶について忘備録

米のパデユー大学の研究によれば、

1)教科書4回読み、
2)内容を図表化、
3)教科書を覚えて、教科書をふせて内容を書き出す自己テスト2回。

どれが最も一週間後覚えていたか。

答え 3)

1)は49% 2)は45% 3)は67%

おもしろいことに、被験者は.1)を最も有効と思いこんでいた。79%が最も有効と思いこみ。自已テストは59%と、有効とは考えていなかつた。思い込みと結果は大きく違うことがわかった。

「覚えた」という本人の感覚は実際の試験ではあまり当てにならないことも分かった。

日経サイエンス2011 2月号より

個人的には1)2)をした上で,3)をするのが最強と考えている。
教科書の内容再生にあたっては、句ゃ節の関係を完全に理解できてから、本文をそのまま再生できるかが記憶というか,学力伸長のためには重要であると思う。このあたりは、通訳のトレーニングが役に立つと思う。キーワードリプロダクションはそのあと。ディクトグロスもいいけど、最初は本文暗唱から。入つてないものは出せないし、出すと前もってわかつてないものは本気でインプットしない。

いずれにせよ、「覚える」ということを重視するあまり、「思い出せるか」ということを軽視する傾向が自分の生徒にも見られ、残念である。

自分はと言えば学習した内容を,白紙に書き出していつた学生時代を思い出した。英文は1パッセ―ジ暗唱、暗写した。20パッセージぐらい覚えたところで英語力がかわつたと思う。

そういう意味ではスピーキングやライティングさせることで、読んだもの,暗唱したことの活用ができるだろうと思う。

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