2011年4月 5日 (火)

330- 原子力行政

いわきは現在 0.4 マイクロシーベルト/ h です。 ガソリン、食料も普通に戻り、市民生活は平常に戻りつつあります。ただ、もちろん家や家族を失ったり,家に戻れない人もいます。

今回は津波の恐ろしさをほんとうに感じた大震災でしたが、原発事故はある意味で防げました。これははっきり言って人災です。最悪の事態を想定して手をうつことが危機管理の第一歩なのにそれが誰にもできていなかった。日本全国の原発がある地域も人ごとではありません。最悪の状況を想定して万全の手立てを立てることが本当に必要です。国の原子力安全保安委員会は、経済産業省の委員会です。つまり原発推進派のもとの委員会です。これでは厳しく規制どころか、会社側に甘くなるのはあたりまえでしょう。まずは独立機関にして、権限を強くすることが大事です。5号炉、6号炉および、第2原発のについては当然廃炉ということで考えていただきたいと思います。私も積極的に運動に参加したいと考えています。

原発は絶対必要だという人もいます。温暖化防止や首都圏にとって必要だとも。ならば、そう言っている方の家の近くに原発を作るとしたら反対しないでしょうか。たぶんそれはないと思います。福島は今回大きなダメージを受けました。しかし必ず復興していきます。もっとも、大多数の県民の復興のイメージの中にはもう原発は入っていないと思います。家族や仲間や生徒と一緒に仲良く過ごせるふるさとがあること。それが一番大事なことだとつくづく思います。日本は地熱発電など、クリーンエネルギーに大きく舵を切るべきです。複雑に各プレートが重なり合っており、活断層も多い日本。そして肝心な危機管理が全くできていない..... 日本。 今がチャンスだと思います。

次回から通常の英語教育に関するブログに戻します。


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2011年3月26日 (土)

329- 生徒へ

私の、勤務校で職員会議が先週木曜日に行われましたが、事態が長期化することを考え、生徒の転学について話がでました。学校のホームページ上に公式にはでていないことですので、このブログで公表することは差し控えますが,担任の先生にまず相談することをおすすめします。

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328- ちょっといい話

暗い話題が続いてしまったので、ここでちょっといい話を。

天皇、皇后両陛下が、東日本大震災の被災地に思いをはせ、お住まいの皇居・御所の電気を一定時間使わない「自主停電」を続けられていることが分かった。「国民と困難を分かち合いたい」という趣旨で15日に始めたもので、宮内庁の羽毛田信吾長官らによると、陛下は「寒いのは(服を)着れば大丈夫」とおっしゃっているという。(産経新聞)

皇居がある千代田区は計画停電にはもちろん入っていませんし、両陛下は夕食を真っ暗な中でとられたこともあるそうです。

本当にありがたいです。m(_ _)m 国民の心に寄り添っていただける、それだけで感謝以外の何ものでもありません。

また、すべての計画停電で協力して下さっている方々、ヤシマ作戦を実行されている方々もすごいです。日本人っていいですね。(^o^)

そして今,第一原発で命がけで復旧にあたっている方々、すごい危険な任務ですが、心より応援いたします。(カロリーメイトでがんばっているとのことですが、まともな食事を食べていただきたい)

一人一人できることがある。今やれることをやることが大切と心より思います。


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2011年3月24日 (木)

0327- 目に見えぬ危機

現在いわき市は復興に向けて努力を続けていますが、物資がほとんど入ってきません。これは放射線を気にしてドライバーがいわきに来ないためだそうです。いわきにものをもってきて、帰るといった、短時間の場合は放射線は全く影響はないでしょう。

ただそこで暮らしている私達にとって累積の放射線量は別の意味を持ちます。現時点の(3月24日 18時 いわき市役所計測 Sea Wave放送)いわき市平の放射線量は1.44マイクロシーベルト / h です。(いわき市のホームページに時系列ごとの放射線量を記したエクセルファイルがあります)1.44マイクロシーベルト /h は1時間あたりの放射線量が、1.44マイクロシーベルトになることを示しています。よく新聞などの報道で持ち出される、腹部X線の放射線量は1回あたり600マイクロシーベルトです。また、胸部X線1回分は、50マイクロシーベルトです。いわき市平では、1時間あたりの放射線量は約1.4マイクロシーベルトですから、24時間外気にさらされた場合,1.4×24h=33.6マイクロシーベルトです。政府の話では屋内にいた場合は,4分の1から10分の1(10分の1はおそらくコンクリートの建物にいた場合)の被曝量で済むという話ですから、10分の1の値としても、0.14マイクロシーベルト / hになります。つまりコンクリートの建物に24時間いて外出しなかったとしても、3.36マイクロシーベルト被爆することになります。すると15日間コンクリートの建物の中にいて、一歩も外にでなくとも、いわきにいると、累積の被曝量は50マイクロシーベルトに達します。かなり条件がよい人でも、いわき市平にいるかぎり2週間に1度の割合で 胸部X線検査を受け続けるわけです。

このまま放射線レベルが1.4マイクロシーベルト/h で推移すると、1年間の累積の被曝量は50マイクロシーベルト×24回(2週に1回と考えて)=1200マイクロシーベルトになります。単位を換算すると、1.2ミリシーベルトになります。人工放射線について政府が定めた許容量は1ミリシーベルトですから許容量を超える値です。(私達が自然界から受けている1年間の累積放射線は1500マイクロシーベルト=1.5ミリシーベルトです)

(値を訂正します)木造住宅の場合、屋外の被曝量の約9割の被爆量であることがわかりました。

木造家屋に24時間ずっといれば、被爆する放射線の量は屋外の9割程度になります。(原子力安全委員会データ)1日あたり30マイクロシーベルトぐらいでしょう。1ヶ月で900マイクロシーベルト。1年で10800マイクロシーベルト(10.8 ミリシーベルト)これは国の人工放射線の被爆の許容量の1ミリシーベルトの10倍になります。

これはもちろんこの値が1年間続くと仮定したものですが、コンクリートの建物から出なくとも1年間で24回胸部X線検査を受ける、あるいは木造家屋から1年間外出しなくても胸部X線なら1年に216回受け,腹部X線なら年に18回強受けるような生活など想像もできません。少なくとも乳幼児が暮らせる環境とは言えません。

【3月26日 23時 現在 平  1.07 マイクロシーベルト。9割として1日に22マイクロシーベルト。1ヶ月で660マイクロシーベルト。2ヶ月で国の基準値を超えます。1年で7920マイクロシーベルト。胸部X線158回分 値が下がることを心より祈ります)

政府は、「直ちに健康に影響はないレベルである」という言い回しをしますが、それはそうでしょう。しかし一方で「その場に住み続ければどうなる」ということはひとことも言及をしていません。「直ちに影響がでないので、今のうちに待避せよ」というのなら話は分かりますが、そう言う話にはなっていません。待避エリアに含まれない,でも放射線の影響を受ける可能性が高い,30Km圏外の地域の住民はどうしたらよいのでしょうか。

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110323k0000m040075000c.html 

23日の午後9時になって原子力安全委員会がようやく出してきた(専門家の批判を受け,アメリカの予測発表の後にようやく出してきたという状況)放射能拡散予想によれば、12日から24日まで1日中屋外にいた場合,30Km圏外でも、累積が100ミリシーベルトに達する可能性を示唆しました.新聞に掲載された図を見ると、いわきの場合は,市の境界線から中に13〜4Km入ったところまでそのような地域に一部入っています。飯舘や福島は原発からの距離はいわきより遠いです。一方放射線量はより高いのですが、避難エリアには入っていません。これは風向き,地形により、30Kmという数字が絶対的ではなく、あまり意味を持たなくなっているだろうことを意味しているのではないでしょうか。これは福島の各地で計測された実際の放射線量および、原子力安全委員会自身が示した拡散予測データであきらかでしょう。

政府はこの予測データは非常に厳しい条件でだしたもので、あまり心配しないでと言っていますが(実際は人々は屋内にいるはずだから4分の1から10分の1の影響しかないと言いたいらしいです),こうした命に関わる基準は一番きびしい基準でやってほしいものです。 また、そのようなデータを活用しないのであれば何のためのシステムなのでしょう? 事業仕分けされてしかるべきものということになります。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38496  読売新聞より

国,県,市といった行政はいわき市民の命,健康を守ってくれるのでしょうか? 「直ちに健康に影響はない」はどうとらえればよい言葉なのでしょうか?枝野長官は「安全だとは申し上げてない」とのことです。原発問題の早期の収束を祈るばかりですが、長期化するならば、行政に動いてもらわねばどうしようもありません。原子力安全委員会のトップは昨日、事故後「初めて」会見を開きました。(-_-) 放射線の拡散予測データを昨日初めて出しました。(-_-) このような意識の安全委員会に任せていて本当に大丈夫なんでしょうか???? わからなくなりました。


英語の表現 Japan Times 3月24日版より
1) But government officials once again stressed there were no immediate health risks.
2) Even if people have already consumed the listed vegetables and milk, their health will not be endangered and the orders (出荷制限などの命令) were given as "念のため precautionary" measures.

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2011年3月21日 (月)

0326- 再始動

 原発の状況はまだ予断を許さない状況ではありますが、授業の準備を再開いたしました。僕が心配しても状況が好転するわけではありません。ならば今自分がやれることをすべきです。僕は教師ですから学校が始まるときに備えて、教材研究をやります。自分の勉強をします。本を読みます。4月に皆と無事学校で会えると信じ、準備します。
 (学校の動向はホームページをみてください)

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2011年3月19日 (土)

0325- みなさん、ありがとうございます。

 このたびの震災と、原発事故において、さまざまな方からお電話やメールをいただきました。ほんとうにありがとうございました。心が不安でいっぱいのとき、生きる力をいただきました。お礼のしようもありません。日本人は助け合いの精神が薄れているなどと昨今言われておりますが、それは全く違います。今回さまざまな人の善意にどれほど助けられたかわかりません。その一人一人に感謝しながら今すごしています。そして、絶対、復興に向けて今度は自分が全力を尽くすのだ、受けた恩は今度は自分が返すのだ とあらためてちかっております。現在、インターネットが使える環境に一時的にあります。この場をお借りして皆様にお礼申し上げます。(今後はまた携帯のみの環境になるかもしれません。)

 コメント欄にもいろいろメッセージを送ってくださった方がいます。返信がなかなかできませんが、全部読んでいます。

 ユメタン3の語源の説明を再開くださいと東大志望の方からコメントがありましたが、自宅にユメタン3と語源辞典を置いてきてしまい、いま手元にありません。どこかで入手して、インターネットが使えるようになれば再開したいと考えています。もう少しお待ちを。

 また、1602さんからは私の安否を気遣うコメントとともに、英文法の授業の残り、つづきをブログ上でしてもらえればとのお願いが届きました。インターネットが使える状況が安定して確保できれば、そうしたいと思います。私も授業がはんぱになってしまい、気になっていました。ブログ上で授業というのもありかなと。こちらもインターネットが継続的に使える状況になり、教材が調達できれば考えてみたいと思います。

 これを読んでいる生徒諸君がいれば言っておきたいことがあります。君たちは「生きている」。震災で命を失った人に比べれば100万倍以上幸運なのです。生きていればなんでもできる。故郷の復興だってできる。勉強だってできる。生活を改善していくこともできる。身の安全が第一ですが、安全が確保できたみなさんは、どうか、自分の生きる力を磨く努力はつづけてください。勉強はどこにいたってできるよ。身内の方が行方不明ですごく心配したり、不安でどうしようもなくなることもあるかもしれないけど、悩んでも状況は解決しない。思考をストップさせることなく、具体的に自分がやれることを考えてそれぞれ精一杯行動しよう。そしてぜひいわきで再会しよう。教えていないこともいっぱいあるんだ。

 また、これを読んでいる教科書、教材会社の方、ボランティアの方にお願い申し上げます。被災した生徒諸君のサポートをお願いします。具体的には教科書、教材の提供、それと、ネットや、携帯サイト上での英数国理社の学習支援サイト(問題と解答、解説、考え方の説明)などの立ち上げなどです。できることでかまいません。被災したから、避難したから、勉強をあきらめるようにはさせたくありません。心よりお願い申し上げます。

命がある幸せをかみしめつつ、みな、がんばろう!(学校の動向はホームページに載っています)

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2011年3月14日 (月)

0323- メルトダウン

福島第一原発2号機で炉心がすべて冷却水より上に出てしまいました。現在懸命の復旧をしてくださって、少しずつ海水が入っているようですが、報道各社によればメルトダウンの可能性も否定できないとのこと。非常に危険な状況です。なんとかがんばってほしいです。

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2011年3月13日 (日)

0322- いわきのFMをネットで聴けます

http://www.simulradio.jp/asx/fm-iwaki.asx

サイマルラジオで、いわきのFM Sea Waveが聴けます。
現在、避難情報,被害情報,インフラ復旧情報,学校、会社再開情報が流れています。

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0321- 東北大地震3 日本政府へのお願い

日本政府にお願いがあります。

今回の東北大地震は,岩手県沖から茨城沖まで広範囲の太平洋・ユーラシアプレートの破壊によるものでした。今私が心配しているのはこれらのプレート変動,破壊に触発されて、他のプレート、たとえば駿河湾あたりで連動した地震が起こること。万が一そうなれば日本全体でかなり厳しい状況になります。東大地震研究所でも、余震が集中的に起こっている場所以外でもおこる可能性は捨てきれないとNNNの取材で述べています。

今のうちに国会の機能や,地震対策本部を地盤が固いもっと安全な土地にうつした方が危機管理上大切なことではないでしょうか。(防災上、危機管理上の観点から首都機能移転の話は前からずっとあった話です)もちろんすぐに地震はおきないかもしれません。しかしこれほど大規模の地震であっても結局は予測できませんでした。地震学者でもプレートが広範囲に破壊されて大地震になるメカニズムは予測もしていませんでした。少なくとも庶民には何も伝わりませんでした。100%と言う話は世の中のどこにもありません。起こってからではおそいのが地震対策であると、今回痛切に感じました。政府はやってはおられると思いますが、少なくとも、移転先の準備だけはすすめておいたほうがいいと思います。

万が一、議員自身が震災にまきこまれては東北だけでなく、東京の救援・救助どころではありません。政府機能が麻痺すれば、国際的支援も受け入れられなくなります。ただし、パニックをひきおこさないように実施することが大切だと思います。

あともうひとつ。放射能の状況は正直に報告してもらいたいと思います。それによって判断が変わります。気象庁では今後2日の間のマグニチュード7クラスの余震を予測しているようです。

よろしくお願いします。

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0320- 東北大地震2

今もっとも困るのが水.私が住んでいるところでは電気とガスの2つのインフラは使えます。一方,ガスもだめ、電気もダメという方もいます。とりあえずはラッキーでした。(ただ今後どうなるかはわかりません。ガソリンスタンドも開いてませんし、ガソリンや灯油は節約して使わねば。現在は煮炊きして室温が上がったので暖房は止めています。)

本日は鍋のもとのスープを買ってきて,それでうどんを煮て食しました。これだと水を使わずよいのです。あたたかい食事はここ2〜3日のうちで唯一の温かい食事です。それまでは買いおきのパンとレンジでチンのご飯でした。水を節約する工夫として、食器にはラップを敷いて、水洗いしなくて済むようにしています。割り箸やプラスチックのスプーンもすごく役立ってます。他の家の人に話を伺うと水炊きにして、肉をポン酢で食べるとか.... とにかく水の確保が最優先。

しかし地震は人とのつながりを深くします。ふだん話さないようなご近所の人とも情報交換をします。助け合いがほんとう、必要だと思います。


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