2012年6月24日 (日)

0424- 120624 動作動詞と状態動詞

若いけれど力のある人は確実にいます。石崎陽一先生もその一人。

石崎先生の5月10日の動作動詞と状態動詞の説明にはなるほど〜と思いました。http://isyoichi.seesaa.net/index-3.html

確かにrain や snowも 進行形にできるから動作動詞と言えるけど、動作って言えるの?とは思いますよね。石崎先生は、始まりと終わりがはっきりわかる動詞とおっしゃっています。わかりやすいですね。しかもこれをネタに、時制やアスペクトについても話しを広げていくあたりさすがです。

いい授業を作るには、よい発問が必要です。発問とは生徒の思考に疑問というか、さざ波を起こさせるためのもの。よい発問はそれ自体で終わるのではなく、必ず次につながるモノです。


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2009年11月18日 (水)

0244- 091118 現在完了形の、完了・経験・継続用法の考えは是か非か?

木村達哉先生に刺激され、マークピーターセン先生の、「心にとどく英語」「マークピーターセン英語塾」を読んでいます。そこで現在完了形について「むむむ.....」という記述があったのでブログで紹介したいと思います。

引用

Kunihiko has collected Billikens for ten years.の文について(なぜビリケンかと言えば、マークピーターセン先生がナンセンスな文をとりあげて説明されたため)

上の文は、ビリケンの10年間の収集がこれで完了しているから「完了」と言えば「完了」です。また「結果」でもあり、この10年間続けてやってきたことだから、当然「継続」にもなります。また言うまでもないですが、この10年間の収集は彼にとって「経験」にもなっているはずです。..........ところで日本の文法書の「完了・結果」や「経験」「継続」などのような抽象的なカテゴリーは何のためにあるのでしょうか。おそらく、単純に、「同じ現在完了形といったって、場合によっては『〜た』とか、『〜たことがある』とか和訳の仕方がいろいろあるよ」と伝えるためなのでしょうが、それほど実用的な説明の仕方には思えません。

引用終わり

ピーターセン先生は、「和訳」にこだわると、失敗するぞということを伝えてくれています。たとえば、He collected Billikens for ten years. と過去形にしたときも「〜た」「〜したことがある」「してきた」と訳せることがあります。現在完了形のニュアンスを正確に伝えるのに「訳や用法」にこだわると、かえって正確な理解の妨げになるとお考えのようです。ちなみに collectedでは「今では集めていない」のニュアンスになり、has collectedだと「過去に集め始めて今でも集めている」のニュアンスになります。

have + Vppは「〜した状態」を「今も持っているんだよ」となどと現在完了形の基本をおさえ、過去形としっかり区別して教えているつもりです。しかし、どこかで私も「完了、継続、経験用法」というセグメントに縛られてきたように思います。(ちなみに、最近研究者の間では、『経験』と言わず、『存在』と言うことが増えていると安藤貞雄先生の「英文法講義」に出ています)昔は私も「[ever]があるから『〜したことがあるか?』と訳すんだ。経験の用法だぞ」などと教えてきましたし、今でもそれは生徒の理解がなかなか伴わない場合、便宜上必要なことだよなとさえ思ってきましたので、マークピーターセン先生から「have+Vppを『〜用法』などと分けるのは単なる和訳の都合でしょ。英語とはなんの関係もないよ」とばっさり斬られたような気がして、「これはやられたな(^_^;)」と今更ながら思いました。もっとも研究者たちはいくつかの用法に現在完了形を分類しています。どの参考書を見ても、完了、継続、経験に分けています。もちろん研究者たちは「そこにあるものを分類するのが仕事」です。ただそのような分類に縛られてしまうと学習者はかえってものごとの本質が見えなくなってしまうこともあるように思います。私自身は分類は完全に否定はしませんが、本質の理解をさせることがまず先のような気がします。

  *everは「今までに一度でも」の意味だから、肯定文では普通使われない。

 

だったらどうするのかですが、ever, already, since.., ...timesが訳を決めるという指導というより、「過去に行ったことが今と関連がある」ということをドリルで徹底して確認させるとよいと思います。

その上でもう少し細かく見ていきます。①完了と結果は「行為が完了し、それが現在にも影響を及ぼしている」ことを意味します。②経験は「何かをした結果、その経験を生々しく今でも持っている」ことを表します。③継続は「過去に終わったことでなく、今でもその状況が続いている」ことを表します。①②③は結局すべて現在がどうなのかということにものすごく焦点がおかれています。重要なのは訳ではなく、過去形と対比しつつ、その概念をつかませることですね。(訳の上からは過去形とは区別がつきませんから)ただ単に○○用法にしたがって訳しているだけよりも、概念をつかんでいるほうが英作文の時に圧倒的に有利になりますからね。

ちなみに完了形の指導は次のように導入しています。

今おなかがいっぱいなのはどっち?

He has had lunch.
He had lunch then.

今でもまだ歩けないのはどっち?

He has broken his leg.
He broke his leg last month.

今でもサッカーをしているのはどっち?

He has played soccer for five years.
He played soccer for five years.

今も離婚していないのはどっち?

They've been married for 15 years.
They were married for 15 years.

今でも生々しく記憶、体験が残っているのはどっち?

I have been to Okinawa before.
I went to Okinawa two years ago.

まとめますと

現在完了は

1)「今に影響がある」という表現。
2)過去を明示する語句がない。

  *(今に視点があるので過去を明示する語句がつづくはずがない)

という基本をおさえて、あとは、過去形と対比する形でがんがんドリルをしたり英作文をさせればいいと思います。たしかに「alreadyやsinceなどで用法が決まる」という指導法もありますが、会話や英作文というアウトプットを考えたときに、上記の1)2)の考え方をおさえて数多くドリルさせたほうがよほど役に立つのではないかと思います。

タイトルの「現在完了形の、完了・経験・継続用法の考えは是か非か」ですが、基本をおさえずalreadyやsince, forから和訳を導き出すだけなら「非」だと考えます。基本をおさえた上で指導するのであれば「是」としたいと思います。

追記 理由を書き忘れました。初学者にとってはやはり、理解のフレームワークがあることが大事。それが不完全であっても。完了、経験、継続のフレームワークは中学でやってくるだろうからそれを最大限に活かすことが学習効率をあげることになると思います。

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2009年5月10日 (日)

0209- 090510 現在形は現在だけを表していない ー英語ぎらいを作らない教え方考ー

現在形は現在だけを示していない!

 名前と学習内容が一致していないことに注意すべきです。特に、現在形は要注意です。現在形は、現在のことも確かに含みますが、私たちが「現在形」という名前から受ける印象とは違い、時間の範囲は驚くほど広いのです。しかし、最初に統一イメージ(コアイメージといいかえてもいいかも)を正しくつかむことで、この問題もうまく対処することができます。

現在形     いつも普段していること→ずっと変わらないこと→物理学上の真理

 「物理学上の真実は現在形でのべる」と教えるのは、一見なんの問題もなさそうです。しかし、これは各項目をばらばらに教えて単なる暗記を強要する教え方の代表例であり、英語嫌いを作る教え方です。現在形の統一イメージとどうつながっているかを教えなければ「なるほど」と生徒は納得できません。現在形のイメージは「不変」です。つまり「いつもそうだ。いつも変わらない。」 物理学上の真実は昔も今もおそらく未来も変わりそうにないことです。だから現在形なのです。
  例 The earth goes around the sun.

 現在形で未来のことをのべる言い方があります。これは時刻表など公共のもの、したがって時間を固定する必要があるものに限られます。「時刻表はいつも変わらない」だから現在形で未来の代用が可能になります。
      例 Your train leaves in ten minutes.

 「現在の習慣は現在形でのべる」がなぜダメダメな教え方か、もうわかるでしょう。統一イメージとどうつながっているか教えていないからダメなのです。「普段いつもしていることは現在形でいうよ」ならOKですね。 He says....なら「彼は普段からよく....と言っている」ですし、He plays tennis.は「彼は普段からよくテニスをしている」となります。Do you drive?なら「ふだん運転しますか?」ですし、What do you do? 「仕事は何ですか?(普段なにをしているのですか)」「私は福島出身です」は “I'm from Fukushima". あるいは “I come from Fukushima”. 福島出身ということは生涯ずっとかわらないことですから、cameではなくcomeと現在形で書きます。「いつもかわらない。いつもそうだ。」これが現在形のイメージです。
       例 What do you do?   I teach English at a high school.

 なお、センターテストを見ると、絵の説明などには現在形が用いられています。これはなぜでしょうか? 絵や写真というのは「ぴたっと静止」しているものです。現在形の「不動」のイメージにぴったりです。またスポーツの実況中継も、よく現在形で「松井ヒットを打った」など試合の様子をのべたりします。これも、ネイティブが、試合をワンシーンワンシーンに切り分けて「絵」と同様に考えているからかもしれません。

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0208- 090510 未来の表現

 英語は未来時制がない。時制とは語形変化であり、現在形、過去形に見られるような動詞の変化形が未来についてだけない。未来のことは「現在、どうするつもりか」と現在の視点から語られるのが英語だ。それになによりwillは現在形なのだ。

 とは言っても、「現在、過去、未来」と時間を3分割して考えた方が日本人にとっては理解しやすい。よって多くの教科書では便宜上「未来形」という用語を使う。あるいは、「未来の表現」という用語で「時制」という言葉を使うのを巧みに回避しつつ、未来の話を導入しようとしている。

 私なら未来形という用語は使わないと思う。未来形という用語を使用する最大の問題は、willVだけ未来形とするのかという点だ。「 be going to..や進行形、現在形は未来形ではない?」という疑問が出てきてしまう。 また,wouldが出てきたとき、「え、未来形の過去形?」などと混乱しかねない。「未来のことをのべる表現」あたりでよいと思う。

willVは、今この瞬間に「○○をやろう!やるぞ!」と決めたことについて使える。第三者に使えば「絶対〜だろう」という強い推測になります。これは自分以外の人間の意志はわかりようがなく、推測するしかないからと覚えればいいと思います。willの他の用法も結局この2つから出ています。

be going to...  は、willと違って、前々から決めていて、やるつもりでいることに使える。willは今決めたことでした。例) I am going to get married next year. (来年結婚しようと思っている) また目の前に何か証拠があり、それにもとづいて「〜するだろう」という場合は、be going to..を使う。 例えば、空がにわかに曇って暗くなってきたとする。このように、目の前に確たる証拠がある場合、It is going to rain.と言える。飛行機に乗っていて、エンジンから火を噴き、落下しているとする。We are going to die.である。 be going to...は進行形の形をしているのが理解のカギだ。もう「そうなる」段階に着々入っているのだ。ものごとがA段階、B段階、C段階の順におこるとしたら、もうA段階まで起こりつつあるから、Cが起こるだろうと言っているのだ。これは「推測」に近い用法である。 We are dying. と進行形でのべるのは「推測」の域を出て、ほぼ事実になりかけている。よって「確たる証拠に基づいた推測」を進行形で代用するのは適さないと思う。また、willは自分の経験や主観に基づいた推測であり、確たる証拠に基づいた推測be going to...とは分けて考えたい。

進行形 は、具体的な準備にもう入っているので極めて実現性が高い未来に使える。例えば、パソコンを梱包している友人に向かって、A) What are you doing?  B)I'm selling it. もう売る具体的な準備に入っているから進行形となる。I'm going to sell it.でも間違いではない。でも、進行形を使うと、「Yahooオークションにすでに申し込んだ」とか、より細かい点まで決まっている感じがする。

現在形は、不変のイメージ。ずっと変わりがないこと。よって、時刻表などスケジュールが決まってしまっている、「公共のもの」に限って未来のことをのべる。 例 Your train leaves in ten minutes.

will be ...ingは未来進行形と呼ばれる。未来のある時点においてちょうど進行中のことをのべるのが最も基本(例 I will be studying this time tomorrow. )  だが、もっと大事な用法がある。その場合、 willは推測。be ...ingで自然な流れでそうなっているだろうこと。以下の2つの文を比較してみよう。

 ○I will visit you at four. よし4時に絶対あなたのところに行くぞ。
                 (強い意志)

 ○I will be visiting you at four. 4時にあなたのところにうかがっていることでしょう。
                    {推測のwillだろう+(自然な流れで)そうなっている}

 上の言い方だと、意志のwillが使われるので「あなたがどう思おうと4時に絶対行くぞ」となり、押しつけがましくなりますが、下の言い方だと「私」があなたに用事があり、その自然な流れで、「あなたの家に4時に行くことになるでしょう。」という推測のwillが活かされた意味になります。自分の意志でそうする感じが抑えられ、「(このままの流れでいくと自然と)私は4時にあなたと会っていることになりますね。」という、押しつけがましさは回避され、より客観的な言い方になります。

 したがって「4時にお宅にお伺いしますね。」は、自分の意志を優先させた、I will visit you....より、I will be visiting you at four.の方がはるかに自然な言い方になります。

  ちなみに、Will you be .....ing? という疑問文もありますが、これは、相手に御願いがあるときの表現になります。 Will you be going to the supermaket?  あのスーパーに行くの?(裏の意味として、買ってきてほしいものがあるんだけど....) これは、will you....?に依頼の表現があるということを思い出せばいいのです。

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2009年5月 8日 (金)

0205- 090508 時制ー未来の表現will と教室での指導例

未来のことを表すのに、英語はいくつかの表現を使い分けることをまず意識する必要がある。日本語であれば、「〜するつもりだ。〜する予定だ。」ですませるが英語はもう少し使い分けがあるのだ。

1) will V
2) be going to V
3) be Ving
4) 現在形
5) be to V

このうち、 まず1) willVについて考えてみましょう。
willVの使い方は

willを使う最初の場面は、その場で決めたことをのべる場合です。以前から決めていたことや計画していたことは、be going toや進行形でのべ、絶対にwillは使えません。

A) May I talk to Bob?
B) He is out now. Would you like to leave some message to him?
A) No.  I'll call him later. 

最後の I'll call him later.(あとで彼に電話をかけ直しますよ)はその場で決めた意志です。
これはwillでのべます。 be going toや 進行形で I'm going to call him later.とのべると「あとで彼に電話をかけ直そうと前から思っていた」になりおかしなことになります。よって、willのひとつめの使い方は、その場/今この瞬間で「〜するよ」と決めた自分の意志になります。そしてこの、その場で決めた自分の意志から、[ 相手への申し出 I'll help you. ] [相手への約束 I'll do it. ] [相手への脅し Gime me your money, or I'll kill you. ]という意味に発展します。文法書には意志未来と書かれてありますが、この用語では、be going to...や進行形との区別がつきません。もう一度いいますが、意志は意志でも、今この瞬間に決めた意志でしかwillは使えません。

willの使い方の2つめは、「極めて強い予測」です。

その場で決めた「自分(あるいは自分たち)の意志」をのべる場合、普通主語は I または weになるはずです。どちらにせよ、「自分」が含まれている必要があります。その一方、He, Sheなどの第三者が主語の場合、彼らの意志は知りようがありません。よって、He will.... とか、She will....となった場合は、「その場で決めた自分の意志」を表しません。その場合は「極めて強い予測」を表します。どれだけ強いかと言うと、相手の反論の余地を認めないほど強い予測になります。例えば、官房長官が Prime Minister Aso will call a general election next month. (麻生首相は来月きっと必ず総選挙を行う)と言った場合、国会議員は皆すぐに総選挙の準備を始めます。 もう少し、はっきり言い切ることを避け、表現を弱めたいなら、probablyや、I thinkを使い、 Prime Minister Aso will probably call a general election next month. (麻生首相はおそらく来月に総選挙を行うだろう)とか、I think Prime Minister Aso will....とします。 くり返しますが、willは極めて強い予測であるので、単なる「だろう」ではすまないものがあります。もし訳すとしたら「絶対、必ず、きっと〜するだろう」です。文法書には習慣のwillなどと書かれてあることがあります。例文 Accidents will happen.しかしこれも、強い予測の延長だと思えば楽に理解できますね。「事故とは絶対、必ず起こるものだ」 ね。強い予測の延長でしょう?

willの3つめの意味は「依頼:絶対やってくれるよな」になります。

中学時代、Will you....? でお願いの表現だと習ったと思いますが、Will you....? は確かに相手の意志を尋ねる形式はとっています。ただし、2つめの意味で学んだように、willには「絶対、必ず」というニュアンスもつきまといます。したがって、Will you....? は相手の意志を問うている形にはなっているものの、「絶対やってくれるよね?」という実際は相手の意向をくみ取らない、押しつけがましいニュアンスになります。Will you open the window? なら「窓あけてよ。(開けてくれるよね)」です。したがって、仲が相当いい人同士には使えるでしょう。しかし、先生や、上司、よく知らない人に言う表現としてはふさわしくありません。無難な言い方はと言うと、Would you.....? を使うことです。Wouldになると、willのおしつけがましさがなくなります。「あなたの意向としては〜するのはどうでしょうか?」ぐらいです。なお、Would you...?とCould you....?はほぼ同じ意味です。

willの4つめの使い方は、お願いに対する返答と拒絶です。
A) Would you make me the cake?
B) Yes, I will.
拒絶するときは、won'tを使えばいいわけです。 
Yoko won't make the cake for me.  洋子はそのケーキを作るつもりはない。

この応用で、人間以外にも拒絶の won'tを使うことがあります。
The door won't open.  そのドアは開くつもりがない。 =どうしても開かない。

これが過去形になり、The door wouldn't open. どうしても開かなかった。
willとwouldは使い方が非常に異なる部分があるので、別に取り上げます。

willの4つの大きな使い方でした。

.................................................................................................................................................................

指導例 willとbe going to... 

このうち、中学などで指導するとしたら、「最初の will」になろうかと思います。僕なら、Mr. Suzuki  Ms. Tanaka  Mr. Yokoyama  Ms. Takeshita と選挙に立候補した人の名前を書き、一緒に政策の優先順位を表に書きます。Mr. Suzuki 1位 Education   2位 Economy   3位 Environment  4位 Medical Treatmentなどです。その上で生徒に、I will vote for... , because...という形で書かせ、インタビュー活動を周囲の生徒とさせます。理由は必ず2文以上で述べると指導しておくと、because it's important.という答えの連発はさけられると思います。また、この活動の前に 比較級の指導をすませておくと、Education is more important than .....等を理由にでき、指導項目間の連携も狙えます。

be going to..ならマンガの1コマを見せ、次に登場人物やものがどうなるかbe going to...で言わせるという活動もあるでしょう。あるいは、スケジュール帳に予定を書いておき、Are you free next Sunday?  Sorry, I'm going to ..... などの会話を言う活動も考えられます。

大事なのは、willはその場できめた意見であり、be going to..はもう流れの中ですでに決まっていること、流れからすると次の展開はそうなりそうなことに使うことを教えることです。

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2007年12月30日 (日)

0110-071230 未来の話 will

年末の大掃除の最中である。明日までかかるだろう。ふう。

さて来年のことをいうと鬼が笑うと言うが、未来のことを述べる言い方をここにメモしておきたい。

その中で最重要なことは、メモ帳に書いておくような自分の予定や計画をあらわす場合、「私は〜するつもり」という場合、willは用いないということだ。使うのは、be going to..か be ...vingである。違いは、be Vingの方が、be going to より、より細かい点まで予定が決まっているとういこと。

今週の日曜日何をする予定? 

×I will go to Yoko's birthday party.
○I'm going to Yoko's birhday party.

ここで疑問がでてきます。なぜwillは自分の予定を表すのに使えないのでしょう。
また、なぜ、be Vingといった進行形の形で未来の予定それもかなり煮詰まった予定を表せるのでしょうか。

最初の疑問点ですが、中学生、高校1年生には、willは「その場のノリで決めたことをのべているだけ」つまり「決意表明」なんだ。と教えます。

 I will go to Harvard University someday. なら、「いつかハーバード大に行くぞ」
 I will be a doctor.                        なら、「医者に絶対なるぞ」

この場合、具体的になーんにも決まっていません。その場の思いつきですから。強い思いがあればそうなる確率は高まりますが、まだなんの努力も始めてないかもしれません。くどいようですが、willを使うと、具体的な予定をのべているのではなく、「絶対〜するぞ」という決意表明になります。

その一方で、be going to... / be Ving....は、一応「進行形」の形を取っています。これは伊達ではありませんよ。「着々準備して〜しつつある」という意味です。目標に向けて何かをしている感じがしますよね。

I am going to (go to ) Harvard University next year.  (go toは書いても書かなくともOK)

これは、ほぼ確実にHarvardに行きます。今その準備を着々進めているんですね。

I am going to be a doctor of the hospital next month.

来月その病院の医者になるべく手続きをしたり引っ越しをしたりしている感じです。

I am going to (go to)Yoko's birthday party next sunday.

willを使わないでこう言えば、それはその予定に向けて着々準備を進行中だからです。上の例であればプレゼントを買ったり、クラッカーを買ったり準備しているでしょう。be going to...より、 be Vingの方が、細かい日程が決まっている感じがしますが、ほとんど同じと言えます。

ひるがえってwill はどうでしょうか。
1) willは(きっと確実に)そうなること   
    ○She will be twelve years old next month.(生きていれば確実にそうなる)
    ○It will be  sunny tomorrow.(天気予報で雨の確率0%と言っているからそうだろ)

  *willは「〜だろう」という訳語からは想像できないほど強い意味を持ちます。
   「〜だろう」というより「絶対〜するぞ」「絶対〜になるよ」ぐらいですね。
   さすがにmustよりは弱いですが、80%〜90%ぐらいの自信の度合いです。

2) その場のノリで決めた強い意志です。

    ○A) I'm going to Latov.
      B) Oh, are you?  I will go with you.

      ○A) Could you tell her about it?
            B) O.K. I'll talk to her.

まとめ

前々から予定計画をたてて着々準備していることは、be going toかbe Vingで言います。
willは未来というより「現時点の強烈な意志」や「強い(根拠が乏しい)予想」とも言えます。

中学でならう、willとbe going to.。
willを教えるときは、

「その場のノリで決めた自分の強い意志:きっと〜するぞ!」
「強い予想:絶対〜になるよ」

  を表すように、教師は注意深く文脈を与える必要があるわけです。
  指導する際の無難な文脈は、

「天気予報」 と 「将来の夢」 でしょう。

またbe going to との違いも教えておいた方がよいでしょう。

ちなみに「英語に未来形はない」という方もいます。「動詞の形に未来形はないでしょ。しかもwill自体は現在形だし」というわけです。is going to Vも、is to V(be to構文)も一種の現在形という方もいます。この考えは仮定法の項目で活きてきます。(仮定法のエントリー参照)しかし、中学生には必要ない考えかもしれません。

未来形という言い方は避け、「未来を表す表現」としたほうが無難でしょう。

中学すべてで、このように教えてくれれば高校では楽なのですが...

I will go to America next month.  はおかしい!!英語である。

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