2017年2月 2日 (木)

意図的学習と偶発的学習

語いに関して言えば、Nation (2001)では、初心者は意図的学習で2000語ぐらい覚えてしまった方が効率がよい。そこからは偶発的学習がじょじょんに生きてくるとのこと。また、意図的学習のメリットは単語だけ集中して覚えられること。誰にでも簡単に始められること。弱点は単調で意志力が必要なこと。偶発的学習のメリットは日本語によらない理解の回路ができてくること。本の中で意味に気づいた忘れにくいこと。弱点は知らない単語や重要な単語を読み飛ばすこともあり、かなりの語数を読まないと語いはマスターできないこと。一人でやる場合、案外続けることが難しいこと。効果が見えないうちに止めてしまう人も。結局ふたつの学習方法は相互補完的であることもわかっています。意図的学習で学んだことが本の中ででてきてあ、でてきた!と確認することもあります。勉強の成果が見えてうれしいです。本の中で分からなかったことを辞書や単語帳で確認することもあるでしょう。あ、そうだったのかという気づきがあるでしょう。どちらか一方でなく、両方OKです。多読の最大のマイナスポイントは本の値段が高いこと。向こうはなんであんなに本が高いんでしょうか。1冊600円ぐらいするから簡単にははじめられない場合が。図書館などで多読プログラムを行っているのを探すしかありません。ネットで読むのもありだけど、読むならやはりリアルな本がいい。それと指導者がけっこう重要です。僕が前の学校にいたときは、1200円ぐらいみんなからとって、本を購入。最後はなるべく学校に寄付してねという作戦をとっていました。僕自身は多読から得意になったわけではありません。スラッシュリーディングという同時通訳のメソッドから入って、音読しているうちに脳に表現がどんどんしみこんでいきました。20本以上の英文を暗唱しているうちに英語がどんどん読めるようになってきたというのが真相です。つまり速読方法を手に入れてから英語の本を読むようになったのでした。多読が先か、速読力を手に入れるどちらが先かという問題には答えがありません。ひとつひとつの家庭(経済力も含め)、学校では条件が違うからね。それだけの違い。英文を多く読むという点はみな納得できると思う。

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2014年6月 8日 (日)

語いと意図的学習

子どもに Oxford Reading Treeで時々読み聞かせしている。5歳なので、単語レベルで、絵(概念)と音をマッチさせている感じだろうか。

ただし、中高生にもなると、難易レベルをしっかり考慮したものを選ばないと、効果は薄くなると思う。趣味で(好きで)読む生徒もいるが、そうでない場合難しいところだ。Paul Nation先生によると、ERが効果を発揮し出すのは50万語ぐらい読んでからとのこと。語い的、文法的にほぼ問題なく理解できる文である必要がある。 残念なことに続けられずやめてしまう人は少なくないと思う。Nation先生も語いについては偶発的学習だけでなく、意図的学習を否定していない。リストを使っての学習や、Intensive Readingも必要ということだ。量を確保できて、自分にあったものをそのときどきで適切に選択できる人はERから大きな恩恵を受けられる。

高校生ぐらいで、英語を得意にするのには、1)英語を句、節ごとに前から読むシステムを教えてしまう。 2)音読やCDのリスニングを通して、英語と概念を直接結びつけてしまう。和訳しなくて済む英語の量を確保する。3)基本語彙を含めた単語の意図的学習を組み込む という手順も有効と思う。 

ある程度、読み方、語い・文法の貯金を作り、内容をイメージ化した音読などを通してある程度のスピードで読めるようにしてから「Extensive Readingなどで興味のある分野のものを読み、読解量を増やせばいい」と思う。Extensive Readingを「継続して行うための方法の1つ」と言えるかもしれない。

で、最初に何を読ませるかだが、教科書や、英検などの素材文、やさしめの速読用素材文、やさしめの英文解釈集の素材が現実的なのではないかと思う。異論もあるだろうが、これを押す理由は「続けやすい」からだ。「興味があるものを読ませる」のは賛成だが、内容的にも、英語のレベル的にもちょうどいいレベルものを生徒自身が適宜選択し、継続的に読み続けるのは案外難しいかもしれない。授業などで教員などの指導が入りやすく、理解するための状況がそろっており、入手しやすく、かつ経済的な負担も少ないものがあるとしたら、そこから手をつけたほうがいい。いったん手をつけた素材文は意味と音声がとろとろにとけあった状態にするまで音読を重ねるほうがいい。訳さなくても読めるものが多くあると、Extensive Readingも加速する。ちょうど子どもが言葉と概念を絵本などで融合させていくような作業を大人がIntensive Readingと、なんどもなんども行う音読でやってしまうというイメージだ。

教科書にでてくる単語については、レッスンに先立って全て教えてしまう。とは言っても推測活動を通じてだが。推測プリントを作り、生徒が理解可能な「定義,ヒント、例文」を通じ、文脈から意味を推測させていく。ねらいは3つ。1つは可能な限り、理解可能な英語を読む量を増やし、その中でターゲットとする単語と出会う機会を増やす。推測活動→レッスンまるまる通し読み→精読→音読リプロダクション活動と何度も繰り返し出会わせる。二つめは文脈から推測して読む力をつけさせること。また、3つめは意味を印象に残すこと。推測活動をさせると、「これであってるのかなあ」というもやもやした気持(情報的飢餓感)を作り出すことができる。生徒にこれをやらせると自分の推測を確かめたくてうずうずして辞書を使い始める。私見では辞書で確認することを通し、気づきが起こりやすくなり、単語の印象が残りやすくなるようだ。ベネッセのスタディーサポートの結果も「未知語をいきなり辞書でひくより、文脈にあう意味を考え て選ぶ生徒ほど成績がよい」と同じことをのべていた。

Involvement Load Hypothesis という語い習得理論がある。(Laufer and Hulstijn, 2001)

単語を覚えるかどうかは ( Need / Search / Evaluation ) に影響されるとする理論。 ・Need ... 先生が覚えろといった単語より自分が知りたい単語は覚える ・Search... 知りたいと思ったら、辞書をひいたり先生に聞いたりして調べる ・Evaluation...辞書などで調べた意味が文脈にあうかどうかチェックする。この理論が仮に正しいとして、一応、語い推測プリントはこれに全て合致している。

一方、学校から渡された単語帳についてこの理論をあてはめると

( No Need / No Search / No Evaluation )だから「単に」単語帳を渡すだけなら最悪の結果になる。

単語帳をポンと渡してもなかなか定着しないのは多くの教員が経験していることだ。それで自分は語い推測プリントなどで、単語帳ででてきた既習語を積極的にヒント文や例文で使うようにしている。出会いの回数を増やすためだ。「あ、これ覚えた単語だ。覚えてよかった。」ということでNeedも確保できる。(週末課題などもそう) 単語帳はやらせっぱなしにせず、授業時一緒に音読し、音声情報を与え、必要あらば、語源や、連想語 (reduceなら、garbageとかweightとか)を教える。また読んでいた英文に単語帳で学んだ多義語があれば、代表的意味を言わせ、文脈に合う意味を考えさせる。授業時数分を使い、繰り返し音読させる。(これをやったときと、時間がとれずやれなかったときの語いテストの結果の違いは歴然としていた。)Oral Interactionなどで可能な場合は積極的に教科書とからめて使う。Essayなどで使うよう促す。単語への関与を強めさせる。(ちなみにNationは意図的学習をするならリスト型で単語を学ぶことを勧めているそうだ)

もちろん興味あるものを読ませるのは極めて大切だ。今はネットが発達している。経済的に負担にならず無料で読める良いものもたくさんあるからそういうものは紹介したい。(残念なことだが、福島では震災以降、経済的負担という点も特に考えなくてはならない)

今自分がわかっているのはExtensive Readingも、Intensive Readingも、単語帳による意図的な語い学習もあっていいということだ。それぞれ適宜利用すればいい。目標へのルートはひとつとは限らない。「継続しやすくて(あるいは大変であっても)」「効果がある」ルートが何か、学びあい、情報交換したい。知らないことも多いし、自分よりすごい先生もたくさんいる。だから様々な勉強会に出たいと思う。(とりとめがなくなってしまった。反省)

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2013年3月12日 (火)

0471- 130312 百式英単語とユメタンのいいとこどりができないか

 単語帳でお勧めするのは、

 1)百式英単語
 2)ユメタン

 です。

 この2つは同じコンセプト(違っている部分がありますが)に基づいてできています。それは1週間同じ50語、あるいは100語をくりかえしくりかえし覚えて、思い出すという点。

 違っている点もあります。百式英単語にはフレーズがなく単語と読み方と意味だけ。ユメタンは、単語+フレーズが用意されています。

 覚え方もはっきりとした違いがあります。百式英単語は、「huge 巨大な huge巨大な」と単語と訳語を交互に2回音読するだけ。筆者は「覚えようとするな音読するだけでよい」といましめています。じゃ効果はないかというと、記憶にはしっかり残っています。つまり単語記憶の苦痛をなるべく取り除いた上で効果が出るのが百式英単語です。そのかわり、単語の使い方はこれだけではわかりません。(もっとも筆者はフレーズがあることにより、かえってやるべきことのフォーカスがずれ、記憶効率が落ちると考えているようです。)よって英作文に使うのは無理です。また、リスニング力アップにもあまり貢献しないかもしれません。ただ,間違いなく苦痛なく単語の「意味」だけは覚えられます。模試の点数が伸び悩んでいた生徒に試してもらった結果、読解の点数はめちゃくちゃ伸びました。(同時にビジュアル英文解釈1の音読もやらせました)運動部の彼ら曰わく、「ものすごくやりやすかった。苦痛がなかった」とのことでした。やることはひたすら英語日本語のセット音読を毎日20分程度くり返し、それを1週間繰り返すだけ。超シンプル。学習方法について迷うスキを学習者に与えません。

 次にユメタンです。ユメタンの最大のメリットは単語の覚え方を百式同様明らかにした点。それと「意味」+「作文・スピーキング」+「リスニング」まで同時にトレーニングできる点。単語帳、英作文問題集、リスニング問題集とばらばらにやってことを一元化しながらトレーニングできるのは効率性を考えた場合すばらしいことなのです。その代わり、脳にかかる負荷は百式が1とすれば、フレーズ英訳まで手を出せば、ユメタンは5か6になるでしょう。

 自分が選ぶならどちらを選ぶかですが、目的と時期によります。時間がたっぷりある高校1年生から使うならユメタンになるでしょう。一方、時間的に追い込まれている高校3年生が急激に読解力のみあげたいと願うなら百式のほうが向いています。単語は使い方がわからないと気になってしょうがないという人はユメタンが向いています。一方意味だけわかればいいとわりきれる人は百式英単語向きです。

 双方のいいところ取りをするやり方もあります。学校でユメタンを使うことになっている場合、とりあえず単語の意味だけ百式英単語のやり方で覚えてしまいます。フレーズには手をつけません。そこに書いてありますから読みたくなるでしょうが、目を向けてはいけません。記憶効率が悪くなります。スペリングの練習さえフレーズ学習の時まで後回しでOKです。(その代わり教科書は暗唱、暗写までやり書く部分を補うほうがいいと思います。)最初に単語の意味をある程度くりかえして覚えてからフレーズ学習移行するわけです。音と意味を優先して覚えてしまうんですね。(単語の覚え方と理論については百式英単語参照)

 CDは、聞くだけで音をマスターできますので、非常に効果が高いのですが、その唯一の弱点は、「訳語がひとつしか収録されていない点」です。皆さん知っての通り、ほとんどの単語は2つ以上の和訳を与えられています。僕は自分のトレーニングにユメタンを使っているぐらい気に入っているのですが、ぜひCDには単語については「共通の、一般の → common」「反射、反映、反省する→ reflect」などと、取り上げる語義は1つではなく、2つ〜3つまでは入れていただければうれしいです。同じように、50語載っている単語リストの方も、2〜3つくらいまでなら語義は載せていただければありがたいです。
 

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2012年8月22日 (水)

0450- 120822  語いのうるし塗り活動!

教室でつかえる深い処理の例—英語での推測活動

 磐城高校の現3年生は、「深い処理」をめざし、1,2年次に英語での推測活動をよくさせていました。いわゆる “Who am I?” の要領です。活動をさせる場合の注意点は・・・

1)ターゲット語以外に未習語を含めないこと。含めてしまうと、著しくやる気をそいでしまいます。
2)抽象的なことから順に3つぐらいのヒントを使って説明する。
  拒否反応を起こさないよう最初は短くシンプルな定義がベストです。
3)また、定義が難しい場合、言い換えるか、適度にカットします。
  定義の厳密さはこの際犠牲にします。取り組みやすさを最重視します。

例 △vehicle : a machine with an engine that is used to take people or things from one place to  another, such as a car, bus, or truck (Longmanのそのままの定義) 

○vehicle:  
    1) a machine with an engine
2) It takes people or things from one place to another.
3) A car, bus, or truck/ a spaceship
                                  答え 乗り物

例2 2007年に作ったもの。語法ミスがあるかも。ご容赦を。(教科書 UnicornⅠ)

1) Why do you need clothes?
a) to read books b) to cover your body c) to learn English d) to cook dinner
2) What does factory produce?
a) cars b) colors c) flowers d) animals
3) What does Tokyo Disney Land attract?
a) good feelings b) many people c) Mickey Mouse d) many food shops
4) Which person is attractive?
a) someone who is playing around b) someone who is taking to friends
c) someone who is working hard d) someone who is making a reservation
5) When do you have appetite?
a) after dinner b) when you are sick c) before lunch d) during sleeping
6) If you are a patient, you are
a) sick b) cozy c) beautiful d) skilled
7) When do you have confidence?
a) before you have enough practice b) after you had enough practice
c) when you have disease d) when you suffer from AIDS
8) Who is depressed?
a) someone who gets angry b) someone who failed an exam c) someone who met an old
friend d) someone who heard a big news
9) How do you do research?
a) by dictionary b) by bus c) by shopping d) by experiment or questions
10) To control temperature ,
a) you need to watch the sky b) you need to take an umbrella c) you need to preserve food
d) you need to turn on air conditioner
11) An active person
a) does volunteer work. b) reads books c) watches video d) surfs Internet
12) When do you need a copy of blueprint?
a) when you study b) when you buy something c) when you go abroad
d) when you build houses or machines
13) When do you have high blood pressure?
a) while you are watching TV b) when you are in your room c) when you are relaxed
d) when you are excited

これって結構使えると思いませんか? 
 
  「既習語を使うこと」と「なぞなぞ形式」あるいは「常識」を試すことで、生徒に「やってみるか」という気にさせることができます。また、友人と競争させると、Needをより高めるにはいいかもしれません。それと、この活動には「意味はなんだろう?」と深く考え、「あっそうか!」という「気づき」があります。脳科学者茂木健一郎氏が言うところの「アハ体験」ができるので単に和訳を覚えるより深い処理が脳の中でできるわけです。また、もし答えが分からなくとも、「あと少しで分かるのに。分かりたい、知りたい」と生徒が思うようになるので、自分から勝手に辞書をひいてSearch, Evaluationまでしてくれます。また、気づきのパワーは弱まりますが、ア)イ)ウ)といった和訳の選択肢を用いることで、難易度の調整も可能です。
  説明文には教科書等にでてきた既習語はどんどんいれてあげることもしたいところです。定義のなかでわかりにくそうな語句をどうしても使用する場合は、アスタリスクをつけて日本語のヒントも出しました。
  使用した辞書ですが、私の場合、ロングマンや、コウビルドなどのPC用の辞書を使い、コピーペースト。定義を適当に改変して使っていました。例文はもっぱら、ウィズダム英和辞典のPC版の辞書からコピーペーストをしてワードや、エクセルで作っていました。英語ⅠやⅡの授業で、各レッスンの最初の50分で1レッスン分すべての単語をつかって活動させていましたが、生徒の活動時間を考え、教師のほうで大事な単語だけ絞って活動させてもいいでしょう。何度かやれば、あとは生徒にプリントを渡して任せていいと思います。そして定期考査には必ず出題します。
 
   定期考査例 次の定義を参考に、本文中から同じ意味になる語を書き抜きなさい。
    1) a machine with an engine
2) It takes people or things from one place to another.

1)クイックレスポンス (覚える・思い出す)
英語、日本語のリストで間髪おかず英和、和英で変換させる。
huge 大きな
terrible ひどい
  specific 特定の
strength 力

2)教科書とは別の文脈の中で単語を選ばせるタスク(定着)
  Look at the pyramids over there. How did ancient people build such ( ) buildings?
She had a ( ) headache and didn’t go to school today.
If you really want to do something, you need to have a clear, ( ) goal.

( specific / terrible / huge )

3)語いの幅を増やす活動(派生語、同意語(上位語、下位語含む)、反意語)
   n. ( s ) adj. strong
( t ) ←同→ very bad
( h ) ←反→ very small

4)多義語の意味を確認させる活動
(推測→辞書で確認→本文に出てくる reflectの意味は何か当てよう)
  I’m good at painting. I’ll show you my works.
In order to carry out the plan, we have to do a lot of work.
We have to reflect what we have done to the environment.
Since people’s opinions are not reflected in politics, they are often indifferent to it.

5)英英定義(他の言葉での言い換え)
  1) very big
2) very bad :
3) paintings (sculptures ) painted (made) by artiststs
4) A) If you want to carry people to other places, you use it.
B) It has more than one engine.
C) bus, taxi, airplane etc. (ABCのヒントが示している単語は何か)
( vehicle / huge / works / terrible )

6) 深く考えさせる問題(イメージ化をうながす)
  Which is more huge animal? 1) elephant 2) whale

  
7)語源・ゴロ(記憶のひっかかりを作る) 
  Medieval… 目で威張る「中世の」王様
  Indifferent…(いてもいなくても)in (ない)different(差が)=無関心な

8)音とイメージと文字(具象名詞に有効)
  船が行くイメージを思い浮かべながら、vessel, vesselと10回言いながら書く。→より深い処理

指導の tips
1 全部を行う必要はなく、必要に応じて組み合わせる。
2 同じ単語を違う角度から何度も「思い出させる」
3 覚えこむ作業と思い出す作業は全く別。
何回「思い出したか=アウトプットしたか」が長期記憶を作る。
4 最後には語いテストを行い,活動の評価を必ず行う。
長期的な語いテストに、GTECや望月テストを使う。
 英検などでモチベーション維持。
5 語い指導はリスニングや概要把握の前に行う。
 覚えるとトクをするよう、次の活動を仕組む。
6 1時間で全て行う必要はなく、2時間に分けて実施してもよい。
7 3時間目以降も、必ず語いの「復習」を含める。しつこく行う。
8 覚えるべき単語を自分で選ばせる。
9 解答欄はわきに作り、何度も繰り返して復習できるように配慮する。
10 発音、アクセント指導も同時にしてしまう。

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2012年8月10日 (金)

0447- 120810 指導のつながり、伏線をはっておくこと

木村達哉先生のブログに、「生徒がユメタンのフレーズが覚えられない」という先生の話がでてきておりました。フレーズで苦労している先生方は結構いらっしゃるかもしれません。僕もそうでした。今考えて見ると、やはり今やっている活動が次に何につながるのか、考えずにやっていると効果は薄くなるようが気がします。教員の意識のどこかに、このフレーズをスピーキング,ライティングの活動のどこかで使わせるぞという確たる信念、意識がないのなら、同じ教材を使っていても結果に大きな差が出るように思うのです。そういう意味では自分もユメタンを100%活用するのに至っていなかった。必要だったのは自分でもユメタンをとことん勉強して、「このフレーズはあの文法項目の例文で使えそうだ、英文解釈の文の中に練り込んで置いて、あとで絶対,スピーキング活動やライティングで使わせよう。」と種まきすることだったんだなと反省することしきりです。結局、フレーズを教えることの本質は、「使える、表現できる幅を増やす」ことにつきるわけですから。そういう活動が後になければ生徒は必要性を感じないのも無理はないんです。

指導は連続性を考える。教材も連携して使う。何事も伏線をはっておく。これ、大事かな〜と思うのです。

P.S. 最も使える汎用性のある表現はユメタン0からいっぱいでてくるわけです。やはり0からなのかなあとも思いますし、そういう意味では悩みますね。

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2012年8月 4日 (土)

0440- 120804 マッカートニーの語源

今月号のEnglish Journalはポールマッカートニーが出ている。姓の、Mc は「息子」というのはよく知られた話しだが、僕は 後半のartneyが気になった。どういう意味だろう?

すると次のような記述がネットの etymologyのサイトで見つけられた。

Scottish (Galloway) and northern Irish: Anglicized form of Scottish Gaelic Mac Artaine, ‘son of Artan’ a diminutive of the personal name Art ‘bear’ or ‘hero’. Compare Irish Mac Artáin (see McCartan), of which this is a variant.

Mcのうしろのartneyは、Artaineから来ている言葉で、結局「熊、ヒーロー=むちゃくちゃ強い人」という意味だったんですね。納得しました。

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2012年7月31日 (火)

0437- 120731 コウビルド英英辞典のアプリ導入

iphoneに、コウビルド英英辞典を入れた。これが1000円は安い。辞書を読むのも好きな私としては、コウビルドはロングマン以上に使える辞書(^_^)。英英での調べ物は、ロングマンとコウビルドと、Merriam Webster Learner's dictionary http://www.learnersdictionary.com/ あたりが使える。それにしても単語長押しでウィズダム英和、和英にジャンプできる機能は便利すぎる。読んだらボタンひとつですぐにコウビルドに戻れる。ストレス無し!!すばらしい。物書堂さん、ありがとう。そしてお願い。できれば私の好きな辞書、「アンカーコズミカ英和辞典」「オーレックス英和辞典」と、語源がわかりやすく載っている「英語イメージ活用辞典」をアプリにしてほしいのです。無理かな〜。でもアプリ化する価値はものすごくある辞典です。3冊とも。

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2011年12月20日 (火)

0382- 111220  冬の課外の長文語いリストについて

2年生の冬の課外2日目。60分3コマ連続。長文にでてくる単語のプリントは先渡し。ただし、自力で意味をつかんでほしいところ、訳をつくってほしいところの単語はわざとぬいてある。単語の先渡しは語い力の強化になるのと、英文解釈にパワーを振り向けさせるため。中位、下位陣にとってはスキーマを与えておき、英文にとっつきやすくするため。そうすることで長文をほうりなげず、とりあえ手を付けさせることを狙っている。特に下位の生徒は、単語の意味を調べることに数十分かかり、学習が力尽きるくらいなら、リストで覚えさせておいて一気に読ませる方がはるかに建設的。特に、「自分でやっておけ」になりがちの「課題」は単語リストを作って渡す効果は大きい。

単語を調べなくなるという懸念をしめす先生もいるが、それはリスト型の単語帳を使っている時点で同じ。それに単語によって載せる載せないを工夫すればいいのだ。例えば、単語はartificial 人工の というような 自分の生徒にとって既習語であり、訳語がほぼひとつに決まるものはリストに載せて、問答無用に再確認させる。新出語で訳語があまりぶれないものもリストに載せて覚えさせる。一方、既習語にせよ、未習語にせよ、reflect(反射、反映、反省)のような文脈を利用して意味がかちっと決まるものはあえてリストにのせないでおく。それこそ文脈を利用して意味を推測し、その上で辞書をひかせたほうがいい。Many insects can be destroyed by spiders. の destoryの意味なども単語リストに載せず、自力で意味をとらせる。これは「食べられる」という意味になり、「破壊される」ではアウトだ。よってリストに載せるのせるのせないは、英文を読み込んだ上で、教師がセレクトする。もちろん1年1学期の指導は別なものになるが、2年終盤の指導としてはこれがいいと思う。辞書をひかせるものとそうでないものを区別すると効率がよいのだ。効率とは、下位、中位の生徒に間違いなくターゲットの長文を全員に読ませられる確率が上がるという意味だ。あるいは上位の生徒には長文を早く終わらせて、その文別の長文を読んだり、解釈問題に取り組む余裕ができるということだ。

リストの作り方で注意点がひとつ。左側に和訳、右側に英語をのせる。
  例 人工の      artificial

真ん中でプリントを折らせるのだが、すこしずらして、単語の最初の2〜3文字が見えるところでたてに折らせる。

    人工の      art...

これでヒントつきのクイズができあがる。一分間時間をはかり、ペアでどこまで覚えたかチェックさせるのもOK。僕はしあげにクリスクロスをしている。

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2011年2月15日 (火)

0317- 110215 ユメタン3 201-250 語源

●Imply 暗に述べる im(中に)ply(織り込まれている)
●Perplex とまどう、とどまる per(完全に)plex(からまっている)→身動きがとれない。
  <ple pli ply plex  (pl-は 織り込まれている/からまる/重なる が原義)>
   complex : com(様々なものが一緒に)plex(織り込まれている)→複雑な
   simple : sim(同じもので)ple(織り込まれている)→単一の→簡素な
   Comply with…遵守する com(規則などに自分が 完全に) ply(重なっている)
●Perseverance 忍耐 per (完全に/とても)severe(きびしい)
→厳しさに耐える→忍耐
        Perplex すっかりとまどう
●Folly 愚行 fool(おろか)y(状態) 
●Harbor 持つ・抱くhar(軍隊) bor(避難所)
→波などから船をかくまう場所→かくまう・持つ
   港ががっちり船をつかんでいる様子をイメージ
●Contradiction 矛盾 contra (反対の・逆の) dict(述べる)
   
    Dictionary (言葉を述べている本) predict 予測する pre(前もって)dict(述べる)
●Speculate  思索する、推測する specul(よく観察してから)→考える→推測する
         specify  目をやる・注視する specific 特定的な・具体的な 
●Repent 後悔する 
●Intrigue 興味をそそる・陰謀を企てる
   in(中に)trigue(引き込む)=人を中にひきこむ 
1) 興味をそそる 2)はかりごとの中にひきこむ (against)
●Ponder よく考える (ponder重さをはかる→ものごとの軽重をよく考える)
  パンダを受け入れるかよく考える。
●Delusion 錯覚,迷い  de(強意)lu(からかう) delusion of persecution 被害妄想
Illusion 感覚をもてあそぶ→幻惑 
●Deter 思いとどまらせる  de(外す)ter (ter脅す)→脅して行動をとらせないようにする 
     Terrorism テロ(驚異に訴える行為)deterrent 抑止力 to a crime
●Retort 言い返す re(後ろへ) tort(ねじまげる)
●Wail for 泣き叫ぶ(苦しみや悲しみから出る嘆き,泣き声)
●Recollect 思い出す re(再び)collect(記憶のかけらを呼び集める)
●Conceit うぬぼれ  con(強く) ceit (とる)→思い込み→かいかぶり
Con (すっかり)ceive(とりこむ)思いつく  
  concept(すっかり)cept(とりいれる)頭に思い描く→概念  
  conceitは、conceiveとconceptが合体したもの。
  < Have → cap →cup→ cept→ ceive は取りこむ が原義>
Capture / occupy / perception / receive
●Ambivalence ためらい  ambi(両方に)valent(価値がある)どちらか決めかねる
           Ambiguous どちらにもとれる→あいまいな
      Amphibian 両生類
●Humility 謙遜  hum(humanは土から作られた humは土→低い という連想がある)
       腰が低い→謙遜

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2011年2月12日 (土)

0316- 110212 ユメタン3 151-200 語源

●Jeo(ゲーム) pardize (part) 勝負の分かれ目。勝つか負けるかわからないから危険にさらす
●Endorse 遠藤ーっす! 支援よろしくお願いしまーす!
●E(外へ)vade(行く) 避ける、脱税する これくらいいいべと脱税する/ in『中へ)vade(行く)=侵略する 
●Pro(先のことを)visional(見ている) 暫定的な / pro(前を)vide (video見据えて)準備する・用意する→供給する
●Convene > convention(会議)より、「招集する」 con共に vene来る
●Invoke  in (強意) voke(vocal声にだす)→やるぞ!と声に出す→権利を行使する
●Auxiliary (ラテン語、helpful, increaseの意味) auxiliary power system 補助電源システム, draw auxiliary lines 補助線をひく 大口Really? 補助が必要だろ。
●Corrupt (cor強く rupt壊れる)腐敗した,ダメになった  bankrupt破産する
●Validate 有効にする   val(強い→価値がある) value / valid
●Uphold(上にもちあげる)支持する
●Subordinate (sub下 order順位)部下の
●Thrifty (thriftぐっと握る(財布のひも?)→質素な
●Prosecute (pro前へと)secute(追い立てる)追い詰める→起訴する→遂行する  persecute迫害する
●Fiscal (fisc金庫)会計の
●Purge(pure清める,不純物を取り除くから)(異分子を)追放する、『罪を清める=罪を償う
●Subdue(sub下に due引く) 頭をもたげようとするのを押さえつける→〜を鎮圧する
●Veto ローマ時代、護民官は、平民を守る立場の人であった。元老院や行政長官が出した布告を無効化する権限を与えられて,平民を守っていた。Vetoは「私は禁じる」の意味で,えらい立場の人間が自分の都合のいいように布告を出しても、拒むことができる権限であった。
●Abduct (ab 外へ duce=duce引き出す)誘拐する  abroad   introduce
●Renounce (re再び nounce 述べる)  一度は保有を宣言し,2度目に破棄を宣言する announce  denounce非難する
●Apprehend (ap=to prehend つかむ、意味をしっかりつかむ)理解する 予想する、懸念する
*Prehend自体、(pre前に handもつ=つかむ)  comprehend (comともに prehendつかむ)
     Comprehensive(包括的な)
●Degenerate (de下に generate 種を生み出す)もともとの種の性質をさげる→劣化させる、悪くする
●Municipal 地方自治の  immunity 免疫、免除と同語源。 im(否定) munus (ラテン語で奉仕,公職)昔は公職は望むモノではなく、義務であった。義務を免除するということで、immunityという言葉ができ,これが、免除,免疫となった。communityはcom(相互)にmuni(奉仕)しあう共同体,地域社会を指す。municipalに戻ると、ラテン語のmuniceps muni(公職を) ceps(得る)から来ている。
●Disrupt dis (分離、ばらばらにする) rupt(破壊する)〜を崩壊させる
●Dispatch dis(向こう側に=離れたところ)patch(つぎをあてる)=彼の地に割り当てる=派遣する
●Preside(pre前に sid=sit座る)取りしきる   presidentと同語源
●Offset (off消えた)set(状態にする)相殺する
●Intervene (inter中に vene 入ってくる)干渉する   convene (ともに 来る =招集する)

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