教育の働き方改革ー結果も出しつつ、無駄を省く
よって以下のように変える。
「主体的に学習に取り組む態度」は次の2つの観点から [A-B-C]をつける
観点①粘り強く学ぶ態度が見られる
観点②学習方法を調整している(実際に成績が伸びている)
たとえば、国立情報学研究所の新井紀子先生の話を福島県の学習合宿のセミナーで拝聴したことがある。また、様々なところで、子どもの読解力が落ちているという話しも耳にする。
ただ、どうすれば読解力があがるのかは具体論はあまりでていないようだ。そこで今日は、読解力、算数(数学)はイメージ力と密接な関係があるということを言いたい。
まず書かれてあることを理解するには、自身で経験していることが絶対的な強みとなる。日常的に体験していることが多ければ多いほど、文に書かれてある情景が映像として脳裏によみがえる。どういう意味を持つかそこで判断していける。「払暁」と聞いて、どんな情景か、経験しているものと、いないものではよみがえる情報の強度は全く違うだろう。
もし仮に子ども読解力が落ちているのだとすれば、体験に乏しい→イメージとして想起できない→イメージできないことからは考えることができない とつながるのではないかということだ。
算数について言うと、子どもには今、「どんぐり倶楽部」さんの数学の文章題をやらせている。この塾の特徴は、必ず子どもに「絵を描かせて」考えさせるということだ。「絵」が考えをまとめるためのキーポイントになっている。代表の方がおっしゃるのには「思考力」ならぬ「視考力」が重要だということだ。数学の先生に聞くと、なるほど理にかなっていると言う。関数から、微積から図形を意識することがとても重要だということなのだ。読解力と算数を解く力は一緒という考えは子どもを見ていると納得できるものが確かにある。
抽象思考するのには、まずは、具体的な絵や図の操作を頭の中あるいは、描きだして実際の紙の上でする必要があるのではないかということだ。
いずれにせよ、1度脳裏に「イメージ」を想起する点は同じだ。人はイメージした具体的なものを使ってしか抽象思考ができないのではないだろうか。
英語教員は伝えるすべに長けているか。
案外そうでもない。教える以前に、伝えられているか。
1)声は十分クリアで大きいか。
第1条 趣意説明の原則
指示の意味を説明せよ。子どもに指示を与えるときは、指示の意味を説明することが大切である。指示されたので行動しているという状態ではなく、目的を与えられたので行動をしていると理解していることが重要なのである。
第2条 一時一事の原則
一時に一事を指示せよ。同じ時に、二つも三つもの指示を与えてはいけない。子供が混乱してしまう。特に特別支援を要する児童、ワーキングメモリの少ない児童には、この原則を踏まえることが大変重要になる。
第3条 簡明の原則
指示・発問は短く限定して述べよ。全員が理解できる指示を与えるためには、指示する内容は本質的であり、具体的でなくてはならない。
第4条 全員の原則
指示は全員にせよ。手に何か持っている状態で指示をしたのは指示したうちに入らない。作業の途中で指示する時は、手にしていたものを全員置かせて、自分のほうに向かせる。これで、全員に指示したと言える。
第5条 所持物の原則
子どもを活動させるためには,場所と時間と物を与えよ。資料を示し、何か発言を求めるときは「資料を見る時間」「考える時間」を与える。また、子どもたちに作業をさせるのであれば、作業をさせる場をつくらなければならない。
第6条 細分化の原則
指導内容を細分化せよ。《細分化→解釈→イメージ化》文字だけではなく、映像・音楽という媒体を通じて学習を行う。国語や算数などの指導では《細分化→解釈→発問》とかわる。
第7条 空白禁止の原則
たとえ一人の子どもでも空白の時間をつくるな。たとえ一分間でも「何をやっていいのか分からない」という状態をつくってはいけない。先のことまで考えて手を打っておく。空白を作らないためには、以下の原則を行う。
○まず全体に、大きな課題を与える。その後で個別に指導する。
○授業中の個別指導は「完全にさせる」のではなく「短く何回もさせる」ことが基本。
○終わった後の発展課題は必ず用意しておく。
第8条 確認の原則
指導の途中で何度か達成率を確認せよ。指導の後、どれくらいできるようになったかという達成状況を確認し、評価をする。
達成率の確認には多くの方法がある。片々の技術が必要である。
第9条 個別評定の原則
誰が良くてだれが悪いのかを評定せよ。指導の際、大切なのは一人ひとりを個別に評定すること。個別に指導する場面を作るのでなければ、全体は完成しない。
第10条 激励の原則
常にはげまし続けよ。やる気を促すときに、最も大切なことは励ますことである。励ましは、教師が子どもと共に、一緒に欠点を克服していこうとする証明であり、それは持続されなければならない。
1)民間認定試験で、一定以上の基準であれば出願資格クリアとする。
2)一定の点数を加点する。
上記のうち、どちら1つあるいは両方ともを課す。
ただし、2)の場合、どの程度の割合をプラスするのかは大学ごとに定める。
また、平成35年度までは、民間認定試験だけでなく、センター試験後継の「大学入試共通試験」を課すものとする。平成36年度からは見直す。
結局、東大のように全く点数に入れない場合は、1)の出願資格でということになりそうです。はっきり言って大学が好きなように加点できるなら、1点でも加点になります。つまりはそういうことです。
本日母校でもある磐城高校での最終勤務日でした。応援団、チアリーディング同好会、先生方にエールで見送っていただきました。離任式の日に散々涙が出たので、本日は耐性がありました。(^^;) でも送ってもらって気持ちの整理がつきました。
3月28日(水)が離任式。本日が3月30日(金)。心が離任を受け入れるのには時間がかかるのだなあと思いました。月曜日からまだ普通に通ってしまいそうな....それほどいい学校です。
今度行くところは、20年前、私が生徒会顧問のとき、徒歩リレーと言って、青森からいわきまで750km夜通し歩いてくるイベントをやっていたところ。若い先生も多く楽しかった。若いうちはいろいろ無茶したりバカができるもの。自分も若かった。学校名は変わってしまいましたが、楽しみです。
3月で本校を退職される、校長先生、家庭科の先生を、本日、本校高校合唱部の皆さんと私を含め多くの先生方で合唱で送りました。
言葉にはできないほど感動的ですごく良かったです。お二人とも涙、涙でした。コンクールで歌う歌もありますが、合唱に人を思いやって、心を温める力もあることを改めて実感しました。本当に幸運な時を過ごさせていただきました。現役生の素晴らしい歌に、自分もまた歌いたくなってしまいました。
現役生の皆さんには、お亡くなりになった桐原先生の言葉「芸術はお客さんに聞いていただいて心に届いて完結する」という言葉も最後に伝えることができました。
家庭科の先生の大好きな山口百恵さんの「さようならの向こう側」は1980年リリース。38年前の曲ですが、本当に名曲です。7月8日の磐城高校合唱部70周年記念コンサートのどこかで歌えたらと勝手に思いました。山口百恵さん世代にも、そうでない世代にもメロディも歌詞もすごく良い曲です。宇崎竜童さん、阿木燿子さん、そして山口百恵さん素敵な曲をありがとうございます。7月8日は私もOBとしてステージに立ちたいと思います。
今日は離任式でした。思いをこめて、「教えるは有限。求めるは無限。」「永遠の一瞬」という2つのお話をさせていただきました。(3月28日に書きました)
12年前文化祭の後夜祭のあとのことです。薄暗くなった校庭に5人の文化祭実行委員だけが残っていました。あたりはしんとしています。彼等は5人。文化祭の法被を着た、ごつい体の男子生徒5人がグラウンドに大の字になって、静かに本当に静かに涙を流していました。この涙はやりきった人だけが流せる涙でした。とても感動しました。美しいと思いました。
時は容赦なくどんどん流れて、飛び去っていきますが、完全燃焼した人だけが、この一瞬を永遠に心に、手のひらに留めることができます。たくさんの「永遠の一瞬」を作って下さい。
そんな話しをさせていただきました。
最後の校歌斉唱では、不覚にも涙が止まらず、最後まで歌うことができませんでした。わきあがる気持ちをどうしても止めることはできませんでした。
いろいろあったけど、生徒に支えられ、先生方に支えられた12年でした。ありがとうございます。
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