2016年6月13日 (月)

走りたくなる何か と 型

生徒を走らせるためには、歩き方を教えるよりも、走りたくなる何かを示すこと、持たせること。そちらが先かもしれません。足りないと思ったら生徒は勝手に勉強するかもしれません。そのとき、これは役に立つよというとすっと入っていくと思います。もちろん完全に自由ではなく、制限をかけます。それが「型」です。型は学習を促進するものでなくてはなりません。学びの型、英文パッセージの型、一文ごとの型。グループ学習の型。マインドマップの型。PREPの型。プレゼンの型。

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2015年3月 7日 (土)

プレゼンテーション授業

昨年になるが、Super Science High School 事業がらみで公開の英語プレゼンテーション授業を行った。書くのをすっかり忘れていた。

前年度の先生が、水問題をとりあげられていたのをお聞きし、今回はエネルギー問題で行こうと決めた。
生徒には
資源に関する資料を6グループに分けて読ませました。
を1時間目に班ごとに読ませ、2時間目にそれを聴衆にわかりやすいように言い換えてもらった。残りの2時間で情報処理室でパワポ作り。あとセリフ完成。画像データはいくつかは僕が探した物を与え、それ以外は自分たちで探させた。(言い換えがうまくいっていない班もあったが、授業はたった4時間。これらの準備で全て終えた彼らに拍手)
プレゼンの練習はお昼休み。それも30分で3班の強行スケジュール。十分な発音練習やアイコンタクト、原稿チェックをしてあげられなかったのが悔やまれるが(一昨年化学グラコンでシュプリンガー賞をいただいたプレゼンはかなり練習させました)、それでも彼らのできは僕の予想以上でした。

原稿はキーワードを書いたものや画面のみみていいと指示。画面にはフルセンテンスの英文は書かせませんでした。
もちろん練習不足は否めないし、発音もまだまだ。でも彼らなりに楽しんでやっており、伝えようという気持が届いたのがよかった。彼らの経験値が1つ上がった。それが一番大事。そういう体験をさせてあげられたのがよかったと思う。(実際練習させればかなりいけるものになると思う)
日本人は「いいものを作りさえすればいい」と思っているけど、「相手に伝わらないものは」意味がないのだ。僕の授業を支えているのも「相手に何が何でも伝える。」という部分。それを伝えたかった。それがわずかでも伝わっているのがわかってうれしかった。生徒諸君、君達はGreatだぜ。
実はプレゼンの授業を人前で公開するのはこれが初めてではなかった。16年前、県の高教研の大会で公開授業で、日本の文化をALTに紹介しようというコンセプトでやっておりました。当時は模造紙や、寸劇でやっておりました。そのときの生徒もがんばったなあ。それを思い出しておりました。

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0525 - 150307 授業アンケート

授業アンケートをとってみました。無記名かつ、順番がわからないよう、私は教室にはいない状況で(ほぼ)とっています。

結果は.....

過分なおほめの言葉をいただきほっとしているのと同時に、がんばらねばとも思っています。

多くの生徒が評価してくれましたが、理解しやすいが、力はつききれていないという生徒もいたことは確か。トレーニング復習の大事さをまだまだ伝え切れていないのが未熟なところ。全国には私なんか優秀な先生がいくらでもいます。精進せねばというのが本音です。

「どんな学習が力が付いたか」という質問項目については、

1)口ポンリスニングテスト

2)ペアでお互いに説明し合う活動

3)単語クイックレスポンス勝負!

4)ラップ、575の調子で文法理解をしつこく反復

5)日英通訳活動(ウィスパリング通訳活動)

6)ディスコースの指導(マーカーだけではない)

7)段落を簡単に自分の言葉でまとめる活動

8)前から意味を解釈していくシステム

9)多義語がでてくるたびに3つ意味を言わせる

   例 practice  実践、練習、慣習

10)文法の細かいニュアンスがわかる。複数の例文を出してくれる。

11)音読筆写を含めた暗唱活動

という声があがっていました。特に8)は速読につながるのでよかったという声が複数あがっておりました。

10)も特に声が多かったものの1つです。生徒が「細かいニュアンス」と言っているのは、「どんな気持の時、どんな状況で使うか、使い分けのポイント」をくどくならないようスパッと、ただししつこいほど反復して伝えているためだと思います。使役動詞ひとつとっても、make「させる」have「してもらう」let「させてあげる」だけで教わったら悲劇でしょう。

案外多かったのが11)の音読筆写。こんな基礎的な技術についても生徒はいいといってくれるんだなあと思いました。自分で学習をすすめる上での大事なパートナーと思ってくれたようで、嬉しかったです。こうやってアンケートをとると、自分の授業の特徴がよくわかります。

最高のほめことばを紹介して終わりましょう。「先生の授業は一度も眠くならなかった。ありがとうございました。」これは一番うれしかったですね。授業はライブみたいなものですから。寝せません(笑)寝せたくない。伝えたいこと、彼らにできるようなって欲しいことが山のようにあります。英語を学ぶ方法を学んで自分で伸びていってほしいと思いますし、英語を使いこなして、自分の人生の一部として役立てて欲しいと思っています。2年生はどんな授業をしようか。楽しみです。生徒達は授業をしていて楽しい子達なのです。なんとか伸びるのを手伝ってあげたい。僕も彼らから学び、やる気をもらっています。プレゼンは、1年生のときには自分のHRクラスだけで実施したのですが、全てのクラスでもやってみましょうかね。speakingも鍛えていきたいなあ。

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2015年1月 4日 (日)

講師変更

本日、東京で英語教育達人セミナーで講師の予定でしたが、都合により別の方に講師をかわっていただきました。もう一人の講師は安河内先生。先生と一緒にやりたかったなあ。

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2013年12月 8日 (日)

131208 Can-do 研修会 パフォーマンステストについて

ベネッセcan do 研修会の報告。パフォーマンステストについてでした。大切なことは3つ。

一つ目。ゴールを示し、何がどれだけどれぐらいできればいいかアウトプットの目標をレッスン開始時期に明示し、実際に評価して成績に入れること。すると音読などのリーディングをはじめとしたインプットの姿勢がガラッと変わったトノコト。普段寝てる子も一生懸命。ムードメーカーにプレゼンさせると盛り上がる。コミュニケーション苦手な子がやり切るとものすごい自信になるとのこと。

伸びを自分及び友人にチェックしてもらうこと。特に友人からのコメントは最高のモチベアップになるとのこと。教員のポジティブコメントしかり。

評価は細かくしすぎると続かなくなるので各項目三段階までが最も多かっとのこと。絵や写真の描写問題ではある描写が入っていれば点数ゲットにしたとの報告もあり。これならシンプルですね。文法についてはどれほど多く書いたりしゃべっても減点法で0点になるのなら、やる気はなくなってしまうため、教員で合意してある一定の点まで最大で引こうと決めたことなどが述べられました。さらには暗記だけで答えられるのは嫌なので、即興問題の点数を増やしたとか、決められた話題以外の話題を選らんだ場合、これをジョーカー制度と言うそうですが、点数は倍になるとの報告もあり。ある学校の生徒たちは半数近く、これを選らんだそう。うまくいかなかった生徒が多かったそうですが。やる気は相当高まってますね。スピーチのジャッジ審査と同じで、最初だけは複数で評価するのもありとのこと。理由は評価のバラツキを防ぐため。確かに先生によって厳しい、甘いがあったら困ります。最初の四人評価したところで別室で評価基準のすり合わせする学校もありました。

レッスン最後のスピーチやプレゼンと、学期に数回のパフォーマンステストの内容をすり合わせねばなりません。ある学校は評価、評価で評価疲れのところも。評価をしない活動があっていいんだよと指導主事に言われてホットしたとのこと。

皆さんおしなべて言っていたのは生徒がイキイキするようになったとのこと。教員も基準を決めるまでが大変だけど決まってからはかえって楽になったとのこと。やるべき道筋が共有されてますから。

3つと言っておいて3つで終わりませんでした。

どこの高校も各県の研究拠点校でした。黒船がきたためにかえって変化できたラッキーな高校といえるでしょう。さてそうでない高校の先生方の意識は変わるか。入試にも役立つという結果が出れば目の色もかわるでしょうか。

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2013年11月22日 (金)

131122 デュアルスコープ第5版はかなりいい!

文法の参考書、各社揃いました。中でもデュアルスコープ改訂5版(2014 1月刊行)ものすごくいいです。他社さんのものよりすっと頭の中に入ってきます。

参考書を書く方は当然文法のエクスパート。ここでは差はありません。大事なのは伝える力。デュアルスコープ改訂5版では、きちんと文法形式が持つ機能の概要、なぜ使うかを冒頭に持ってきてます。それも分かりやすくイメージがわく言葉で述べられています。概要から具体に説明がなされているため非常に分かりやすい。また、基本と専門的内容を別にして書いているからそれもわかりやすさに通じています。

生徒は一度に情報を与えられても消化しきれません。大事なコアの部分をまず定着させる。専門的な部分はあとあと教えればいいんです。そういう意味では必要にして最小限の説明を心がけることが大事。禅の世界にも通じます。余計な部分をそぎ落としたクリアな説明が重要。デュアルスコープ改訂5版ではそれにまずまず成功しています。

それを支えるエディトリアルデザインもGood。僕であればまた違うフォントを使うかもしれませんが、現時点で出てきているものの中では非常にバランスがいいんです。数研さんはかなりがんばったと思います! ^_^ これなら読めます。

もし1年生を担当できるなら、デュアルスコープとユメブンか、5 stage 英文法完成あたりがあればいいかな。あ、5stageも数研さんだなあ。


今の英語表現の教科書は文法がメインのようになってますが、英文の意見の述べ方についてのロジック、結束性の確保に特化した練習問題を多く載せた方がよいのになあと思います。僕なら英語表現は英作やスピーキングに特化したことをやりたいですね。

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2013年3月 5日 (火)

0469- 130305 東大の問題は技能中心へ移行か

  東大の読解問題がものすごく易しくなってますね。第一問の要約からして楽勝でしょう。リーディングではもはや差はあまりつかないかも。難しい構文がなんたらという世の中でなくなっているのかなあと思います。解釈本は高2まで2冊で十分で、あとは語いを覚えたり、教科書を音読しながら暗唱したり、リスニング(ディクテーション)の練習をしたり、段落の要旨をとったり、ライティングなどに時間をとればよいかなと思います。単なる和訳というより、技能練習の重要度がますますあがってきていますね。英作文も基本的なもの。練習さえしていれば短時間で切り抜けられます。単なる理解の枠組みを超えて、発信力のアップを求めている良問であるのがわかりますね。学習と違い学問は新たな価値を生み出し、それを他者に伝えることから始まります。インプットが目的でなく、アウトプットが目的。どんどん海外に優秀な生徒を送り出し、語学力を高めようとしている東大。その試みはすばらしいと思います。大学が変わろうとすれば今後も入試は変わっていくでしょう。


これが高校の授業に与える影響ですが、小さくはないでしょう。特に東大を目指す生徒が多い高校では各レッスンの最後に必ず自分の考えを書いたりスピーキングの時間をとってあげたいところです。また、東大ではありませんが、東北大では英語で要旨を書くことを求めてきていますのでまずは日本語で要旨をおさえる練習、それをまとめて英語で発信する練習が高校1年より必要になるでしょう。まずは簡単なレベルから。英文法の指導は、4拓の問題や穴埋めの問題でフィニッシュさせるのではなく、どんどん文レベルのものを言わせたり、書かせたり、作文でフィニッシュすることを求められるでしょう。

また、3学年のどの段階でどの技能のどのレベルを求めるのか、Can-doの役割(教材の配列と達成目標、練習方法を決める)が重要度を増しそうです。リスニングですが、単語帳でも、英文解釈集でも、教科書でも、週末課題の長文であっても、CDは必須になりますね。リスニングの基本指導は教科書の指導の中に実は組み込めます。手順は前のエントリをご覧下さい。

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2012年9月30日 (日)

0460- 120930 総合的な学習の時間 finish!

総合的な学習の時間がフィニッシュ。僕は「教育」コース担当でした。

この中で、学校の役割、教師の役割、いじめ問題、グローバル化を受けて生徒が学ぶべき力とは? という講座を開きました。

話すのは生徒、僕は聞き役。でもしゃべりっぱなしにさせない。個人で意見をまとめたら、グループで発表し、大事な意見を3つ決める。それを全体に発表し、全体でも3つ決める。一応全員の結論は出る。

でも、そこからまた、「揺さぶり」にかかる。ほんとうにそれでいいの?と。いろいろな角度からものごとを見ることの大切さに気づくこと、相手の意見を尊重すること、自分の意見をわかりやすく論理的に述べること。この3つが上述のテーマの背後に隠された本当のテーマでした。これらを「ディブリーフィング」の手法を使って話してもらいました。

それにしても長く、短かった。1年開始時、S津先生と二人で下見に行ってきたことがつい先日のようです。自分が中心になって準備したこの学年。よい結果を出して、みな笑顔で卒業していってもらいたいものです。

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2012年9月 2日 (日)

0455- 120903 木村先生と

Img_0604

8月23日のセミナーのあとの懇親会の写真です。木村先生には、2月に本校に来ていただき本当に感謝しています。今回も長丁場、お疲れ様でした。役に立つことばかりでした。気づいたら木村先生の勉強にでるのも6回目。2008年からおつきあいです。


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2012年8月28日 (火)

0452- 120828 アレンジ力、流れを作る力、

授業研究セミナーに出る場合、自分が心にとめていることがある。「教えている生徒、指導経緯が違う」という点だ。授業セミナーなどに出ると、そこで習った方法論をそのまま自分の生徒に適用するかどうかという問題に直面する。当然、「そのまま使うことはできない(ことも多い)。」指導してきた経緯が違うし、鍛えられ方も違う。生徒の力が違う。目の前にいる生徒が変われば、あるいは指導者がかわれば、指導の目的も手段も変わるのは当然だと思う。大事なのはセミナーで習ったことをアレンジして自分なりの授業の「流れ」の一部に組み込まないといけないということだ。(逆に教える側で大事になるのは、汎用性があり、確実に力がつく方法を教えると言うことだ)言い換えると、3年間や6年間の「流れ」の中で、最終的に何をできるようにさせたいか 強烈なイメージを持ち、その上でCan-doを考えることが大事だと思う。そうしないと、授業がぶつ切りのテクニックの見本市、セミナーで習ったワザのオンパレード、という事態になりかねない。細かいワザをいくら積み重ねても、そのまままねしようとしても、関連性や流れがないのなら全体的な目標の達成は難しいし、生徒の達成感も少ないだろう。目標達成のための手段を冷静に考える。音読ひとつとっても、なぜ音読をするのか、いつ、どのようにするのがよいか考える。今の活動は次の活動にとってどういう意味をもつのか、目標にとってどんな位置づけか考える。手段は目的、目標があって決まるのだ。自分の生徒の実態をふまえ、最終的な目的を考え、そのためにとりうる最適な手段を分解して、段階的に考える。その中でセミナーで習ったことがどう使えるのか? いつ使うのか,形をかえて使えないかを考えるとよいと思う。

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