本当にいいの? 塾講師活用の千葉県教育委員会のニュースについて考えたこと
https://news.yahoo.co.jp/articles/37e7af0b0011629ae478be88684220b017740120
小学校で、算数について塾の講師に教えてもらう試みを行ったそうです。これは考えるものがありました。
これは千葉県的には「成功」なのでしょうか。「やった−! 児童が認めてくれて大成功!!成績も伸びそうだ。全面的に採用しよう」と担当者は本気で思っているのでしょうか。だとしたら「千葉県の小学校教員のなり手はさらに減る」でしょう。千葉県の後押しで、始まった企画で塾講師の方が担任よりいいと言われて、それでもさまざまな仕事を抱えながら授業をする担任。彼らの思いを本当に大切にしていると言えるのかな。
教員は本来いい授業をしたいんですよ。でも多くの仕事を抱え、かつ県教委にハシゴを外された状態。なぜいい授業ができるように、さまざまな仕事を教員でない方にヘルプを頼むという発想にならないのかが不思議です。
百歩譲って、「現場の先生にも刺激になるから」と言うのであったとしても、担任がやりづらくなる状態をわざわざ作る必要があるのでしょうか。もう県教委は味方ではないと先生方が思ったとしても全く不思議ではありません。君たちの授業は信頼ならん。そういわれているのに等しいのに、士気が上がると思う方が無理ではないでしょうか。良い授業は塾に任せればいいんでしょうか。自分で自分の首を絞めてませんか? 我が県では間違ってもそうなってほしくはない気がするのは私だけでしょうか。
« プロンプト作りを入試に? 2周遅れてます。 | トップページ | 長期記憶とワーキングメモリ »
コメント