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2022年10月29日 (土)

My dream is to play baseball in America. であり、My dream is playing baseball in America. でない理由は?

以下Facebookに書いた自分なりの答えです。
英語史や各種論文などあさってみると、動名詞のそのコアは「イキイキ」とのこと。(マクベイ・大西)何度も何度も繰り返している(ように感じられること)という意味。
I like playing baseball. は何度も野球をしている人が、野球するっていいなあと言っている感じ。
I like to play baseball. は野球していなくとも、野球するっていいよなあと一般論で言える感じ。
動名詞は実際は繰り返し行っていなくともそのように感じられることでも良いとのこと。I'm looking forward to seeing you. などはそれにあたるかもしれません。これは頭の中で何度も何度も映像化してシュミレーションしている感じでしょうか。動名詞は「もうすでに何度も何度もしているという感覚」から、「過去・現在」「具体性」と親和性がとても高くなります。何度も何度もしているうちに、その行動自体が固定化=名詞化することにつながります。それが swimmingやjogging, smokingなどの名詞化された表現であると思います。こういうことからも動名詞は不定詞よりも文の主語の位置に現れやすくなると考えます。Playing baseball in America is my dream.なら、アメリカでプレイしている自分の姿が脳内でリピートされている感じでしょうか。
それに対して、不定詞はやはり未来志向のようです。これは歴史的に前置詞のtoより出発しているからだと思われます。前置詞のtoから拡張されてto Vとして使われているというのがおそらく真相に近いかもしれません。to+場所は、「〜へ(行く)」ということですが、ここから、「今から向かう、することになる」という未来志向に意味が出てくることになります。(動名詞と違い、抽象的な言い方となる傾向がある)もちろん、他の方が指摘なさっているように未来志向だけではないと思います。I'm glad to see him. とか、I managed to finish it. などは、未来志向ではないでしょう。
ここからは僕の単なる私見を述べます。toVには「これからある地点に向かう」という意味と、「ある地点に到達した」という二つの意味を内包すると考えてみました。 I'm glad 私は嬉しい to see him. 彼に会うという地点に到達できて。 I managed to finish it. なんとかそれを終えるという地点に到達した。ある方向に向かうまでは同じです。まだついていないか、ついたかの違いですね。
話はそれましたがら、動名詞の「もうすでに繰り返しある行動をとる」ということを考えると、My dream is [ Ving....]だと、私の夢は「もうすでに繰り返しVしている」という感じに聞こえ、やはりネイティブには違和感があるのだろうと思います。My hobby is collecting stamps.という表現もありまりますが、主語 hobby でもうすでに繰り返し何かをするという予想がついてしまうので、動名詞でも違和感はないかと。そうなるとやはり主語によって、違和感のあるなしが生じるような気がします。*ちなみに(大西)は、Vingの形を「イキイキ」と捉え、動名詞と進行形の現在分詞は同じカテゴリに入れています。
やはりMy dream is [to V....]. 私の夢はVする方向に向かうことだ。というのがことの真相なような気がします。つまり不定詞の出所は、もともと「Vする方向へ向かっている」であり、「未来志向」だけではないにせよまあそれも含んでいるということ。そして中学生のある段階の、納得がいく説明としては無難なような気がします。
もっとも不定詞全般を見れば、他の方が指摘されている通り、未来志向というのは確かに不完全な説明だと思います。でもまあ徐々に学べばいいのでは。

2022年10月15日 (土)

フォニックスは多くの児童、生徒を救う

本日、内郷地区の英語指導研究会で発表させていただいたフォニックスルール表があります。小学校、中学校で広まったら良いな。

お金を取らないことを条件に配布自由。改変自由です。ただし、配布の場合、私の名前をどこかに入れてくれればOK。

全部で12MBほどあるので、ブログで配布は無理。Facebookで繋がっている方には、メッセンジャーで配布いたします。


 

 

2022年10月10日 (月)

大修館 英語教育 Question Boxへのお願い

英語教育 Question Box の感想

柏野先生、吉良先生、南條先生によるこのシリーズは大変よく練れていているし、大変参考になります。毎号楽しみにしている記事です。
できればこの名物コーナーについて、一点だけ、大修館英語教育編集部にお願いがあります。

Question Boxは、できれば結論から入っていただきたいのです。あるいは、最後にまとめの部分を入れるか、大事なポイントは□で囲ってほしい気がします。最初に概略で良いので、答えを示してくださると助かります。つまり論文でいうところのアブストラクトが欲しいのです。

理由1)結局何が言いたいのかわからないとストレスになります。
    どこに結論が書いてあるか、視線を誘導する部分がほしいです。(アブストラクト的存在のような)

理由2)謎解きのような構成は分かりますが、解答がいつも長いため(その必要性は十分理解しています)であれば、サブタイトルをつけるな
    どして重要な部分はひとめでわかるようにしどこを読み、どこまで読むかは読者の自由に任せてほしいのです。
    


例えば、2022年9月号のQuestion Boxを例にしてみましょう。

X is one thing, Y is another. の話です。「こうなったらいいな」という例の1つを示してみます。


新聞の小見出しのようなサブタイトルをつけてみます。

文と文の間は、コンマかbutが良い

 句読点を使う場合、ピリオドでは前半部と後半部があまりに分断されてしまうため、〜(中略)〜しかしそれでも分断間が残りますので、コンマを使っておくのがベストでしょう。
 接続詞を使う場合は、andでも構いませんが、この構文は元々「概念や事実の対比」を表すのですからbutの方が適切です。

2022年 大修館 英語教育 9月号 Question Box 柏野先生の解答より参照


現代では論文でさえ、読む人の読みやすさを考慮しています。商業ベースの読み物であるならばなおさらそうしていただけたらありがたいです。
第1級の学者の知見をよりわかりやすく伝えるのも「英語教育」の編集者の腕の見せ所と考えます。ぜひご検討をお願いします。

なお、大修館 ジーニアス英和辞典 G6は待ちに待った辞書です。絶対に紙と、アプリ両方とも買わせていただきます。

 

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