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2022年7月23日 (土)

教育の働き方改革ー結果も出しつつ、無駄を省く


現在の教員の働き方が問題になっていますが、持ち帰りの仕事は確かにあります。家で教材を作っている。その分は残業にカウントされてはいいません。

僕は昭和世代なので、無理な働き方をしてきましたが、上の世代、同世代が、部活やクラス経営で無理な働き方をして、家族が壊れたり、自身の健康が壊れるということも結構見聞きしてきました。

もう、これからの先生方には無理だと思います。少子化の中、教員が集まらない。その結果、子供たちの教育がますますダメになっていく。だから今までの昭和的働き方はもう無理なのです。

ではどうするか。

1)30人に一人の割合で教員を配置する。
2)週に一度は、校務、教材作成、研修に充てられる曜日を作る。
3)雑務をサポートする人員、仕組みを入れる。
4)進路指導に係る多大な雑務の解消

1)については、クラスサイズを減らしたからと言って学力が上がるエビデンスはありません。しかし、「授業をしていない時間」が増えればどうでしょうか。教材研究に充てられる時間が格段に増えるでしょう。結果、一定の成果が出せると思います。ここは検証されるべきでしょう。成果については、国で、一定の期間で身につけるべき知識スキルを問う実力テストを実施する。中学3年生の秋、高校1年生の終わり、高校2年生の終わり、高校3年生の秋。ここで確認する。

2)研修を制度化するなら、上記1をもとにして....
 ①週1で仕事研修日を作り勤務時間中にできる方向にする。
  *学校におけるオンライン研修を認める。
 ②土日の研修であれば、年間5日程度の研修日の振替休暇作る
  *研究紀要をまとめ研修発表会を年に一度皆で行う.
 ③年齢や教科をバラして4名1チームにし授業見学をお互い行う。
  *学んだこと、改善したことを発表会で発表し合う。
 ④学校にて小研修を頻繁に行う。
  *研修中最も学ぶ人間は「講師」である。

3)印刷業務は骨の折れる仕事だが、サポートスタッフがいるだけで心強い。また文部科学省や県教委、自治体から降り掛かってくるアンケート、調査だが、生徒一人ひとりにまず個別の番号を割り振り、Google Formsで一括してとり、集計結果を都道府県のデータベースに登録するだけにしたい。文科省はそれを自動集計する仕組みを作る。模試のデータも一生使う、個別番号を用いる。教育データを生かすのであればそれしかない。

4)求人票や大学などからの指定校推薦の要件は、現在進路指導部で紙からエクセルにデータを入力しており、これが多大な負担となっている。
  よって以下のように変える。
企業や大学は、厚生労働省や文科省のデータベースに指定の学校ごと、個別の番号をつけて、期限までに登録。学校は期限になったらアクセスし、ダウンロード。印刷したりして用いる。あるいは...
求人票は書かれてある場所ごとに情報がはっきり分かれている。OCR処理をかけ文字化する。これでエクセルデータに落とし込むことが可能だ。すでにそのようなことを行う企業が存在する。(が県教委の許可が降りない)指定校推薦などの要件も、フォーマットさえ同じであればOCR化が可能であり、処理時間が短時間で済む。なぜこれをしないのか。企業や大学、専門学校からくるデータを入力するたびに無駄な時間だなあと思う。これを教材研究に向けることができればと何度も思っている。いい加減気づこう。無駄なことに時間を「一生懸命」使っていることに。

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