« 2021年9月 | トップページ | 2021年11月 »

2021年10月23日 (土)

いわゆる of+抽象名詞  of no importance など

of+抽象名詞

この表現は大学入試で定番で、形容詞相当だと教えられます。では形容詞があればいいではないかと思うかもしれませんが、この表現が生き残っているのは、名詞の前に no, great など形容詞を置くことで、その程度を自由に調節できるからです。(歴史的には属格)
さて、ofの持つ力は、「帰属」とか、「〜を持つ」です。
根本的な意味は「何から、切り出されているが、その性質は元のものに帰属している。」

例えば木から切り出された木材は独立したものですが、元の木に本来帰属していたものですし、木の性質を有しています。
そんなイメージがofです。


1)全体の中の部分 
  some (of the most popular books)

2) 所属
  He is a student (of Columbia University.)
   * at Columbia Universityは、そこで学んでいるという意味
     of Columbia Universityは帰属(属している)の意味が強くなる。
     *表現の英文法 田中茂範

4)構成するもの
  I want to live in a house (of wood.)
           *木という性質を有する


3)This matter is (of great importance.)
          *重要という性質を有する。

2021年10月17日 (日)

和訳と効率の先の語彙学習について

ターゲットやシス単などの語帳を使っている学校は多いと思います。単語帳のメリットは多くの語彙を効率的に覚えられる点にあります。ところが、ニュアンスまでは分からないことが多いです。

mention は「述べる」ですが、話の流れの中でああそういえば...と思い出して軽く話題に出すの意味です。語源は思い出す。
単語帳によくあるrefer to...の和訳は「言及する」「指示する」とありますが、なぜそうなのかはわかりません。

実は「その人物や物事、情報に関心を向けさせる」が基本の意味になります。refer to (出来事)なら、その出来事について意図的に話題に出すという意味になりますし、ある情報に関心を向ければ「説明書、辞書などを参照する」となります。人やものをあるところに行くように向かわせるならば「指示する」になります。He referred her to Dr. Noiman. なら、彼女に指示してノイマン医師のところに行かせた。となります。
refereeも同じ語源。ルールに従い、選手たちを動かすように指示する人です。
referの語源は、re再び fer運ぶ→原因にさかのぼる。mentionとも似ていますが、mentionは、思い出してさらっと話題に触れると違いがあります。

単語帳を効率的にどう回すかはとても大切です。Youtubeにも効率的単語学習法が溢れています。記憶のためには欲張らず「まず1つ、和訳を覚えること」というのが昔から言われてきた「セオリー」です。その一方、授業で効率的学習法や語源に触れつつも、mentionやrefer toについては「述べる」「言及する」から一歩も出ていない指導をしてきたなあとも思いました。もちろん一語ずつ詳しく説明する暇もありませんし、あたえすぎると、オーバーヒートを起こします。

それでもニュアンスを知らない語彙学習については反省しきりです。いつそれを知りたいと生徒が思っても教えられる準備はしたいなあと思います。語源や使い方のストックがあると、和訳を超えて「コアイメージ」が作れるような気もします。多義語にも対応できる上に、和訳を飛ばし、イメージ処理もできるので高速化もできるかもと思います。

« 2021年9月 | トップページ | 2021年11月 »

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ