できる生徒はそこそこできるけど、出来ない生徒はとことんできない。昔より大変な状況になっています。
本日、文法を学んだパーセントが中学時代「0」だったと話してくれた生徒と話しました。話してみると、be動詞というものと一般動詞があるらしいということ、「私 読んだ 本を」の語順になるらしいということは本人から確認できました。「けっこう知ってるじゃん」と、これでほっとする自分が怖いです。
どこまでやったらいいのか....この生徒に関しては完全にやり直しですね。そういう生徒が担当クラスには5−6人います。そして中学の学習内容に戻らない限り、勉強した感が持てないでいるのです。
先日全校集会の放送で、「できなくなったところに戻ろう。」と話しました。それが小学校の領域であろうが、中学校の領域であろうがです。それしか方法はありません。
ではその生徒達にはどこから始めたら良いでしょうか。最初は文型かなと思いましたが、やはり、名詞と形容詞から教えねばと考え直しました。なぜなら、動詞の位置はほぼ同じですが、S, O, Cの中の名詞と形容詞の語順が結局大切になってくると気づいたからです。
名詞と形容詞って、高校の受験の分野では「語法」に分類され、難しいものを分類しながら覚えるものとされていますが、名詞と冠詞こそ、日本語とは全く考え方が違うシステムであるにも係わらず、不当に扱われ、あまり本気では指導されていません。最初に分かりやすく導入しておくが必要です。(もちろん量は絞ってですが)
a名詞, 名詞s, 名詞es, 可算不可算名詞, the名詞, 形容詞の概念と、a 形容詞+名詞のセットは最初に教えておいた方がいいよなあと思います。文型はそのあとですね。
two dogs, three cats(複数には-sがつく)
(無冠詞名詞s)は世間一般論。 I like (dogs).などですね。この場合一匹ではなくいろんな犬が好きですね。
<2>名詞がソックス手中 (s, o, x, sh, chで終わっていればesで終わる)tomatoes, boxesなどですね。
<3> 可算名詞と不可算名詞を導入。不可算名詞は、loveやpeaceのような抽象的なものと、water, paper, glassなど唯一絶対の形が思い浮かびにくいモノに分けます。 ただし、容器や形を使って数えられることも指導。(a glass of... / a piece of...)可算名詞は 境界線がはっきりしていて、ある一定の形が思い浮かびやすいものと指導します。an eggとeggの違いですとかですね。可算名詞なのにa(n) がとれると形(境界線)がぐずぐずにくずれます。センター試験で、ネクタイに卵がべちゃっとついたというのがありました。この場合は eggでした。
*hair,とかsheep, fishはごちゃっとしていて一つ一つの固体として境界線があいまいになるため、数えません。ただし波平の髪の毛なら「一本」と数えられそうです。笑。
<4> theはいっせいのせで指をさせるもの。みなが分かっているもの。その場所になくても the sunのように常識的にひとつに決まるもの。初級はこのぐらいで。
<5>そのあと形容詞が名詞を説明することばであることを確認。
<6>a (cute) dog 、an (interesting) bookなど形容詞を間にはさむ形を導入。できない生徒はこういう名詞句のセットの語順からこんがらがっています。a dogのどこに cuteを入れるのかという形容詞を挿入する練習をへて、( a, dog, cute)など、並び替えをさせます。
<7>a の位置に代わりに the, this, that, my, his, yourなどを置くよう指導。(the) cute dog, (the) interesting book, (my) bag などと変換指導します。決定詞 determinerというやつです。
<8>be動詞が「イコールみたいなものである」ということを指導。She =(is)= a cute girl. 気をつけたいのは生徒はどうも 「私は」の「は」を be動詞と誤解している節があります。だから、「私は 本を 読みます。」 を平気で、He is read book.などとやります。ここをつぶしていきます。本当に大変です。
<9> This = an interesting book. を This book = interesting.と言う文に変換練習させます。形容詞がbe動詞のうしろで一人で使えることに気づかせます。
<10>所有代名詞を指導。(mineとか、hersですね)
This = my bag.を This bag = mine.に変換させていきます。
<11>どこに行きたい? 『私、ユニバーサルスタジオジャパン。I = Universal Studio Japan.」のどこがおかしいか日本語と英語の違いを確認していきます。
ーーーーーここまでSVCまでの指導−−−−−−−−ーーーーー
自分は進学校にいたため、ここまで細かいステップを踏んだことがありませんでした。しかし、この学校で苦しんでいる(と信じたい)生徒がいる限りこういう細かいステップを、効果が最大限になるよう書かせて書かせてトレーニングして「気づかせていく必要がある」と思った今日でした。
最近のコメント