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2021年3月21日 (日)

0698-210321 深い学び

田村先生の「深い学び」の定義から考えたこと

知識 (1)ばらばらな個別の知識がつながり、新しい概念を獲得
技能 (2) 手続き的な知識(自転車の乗り方等:Aして、Bして、Cして)を反復練習を通じ、スムーズな流れに自動化した状態

思考、判断、表現(3)知識を新たな場面や異なる状況で応用できる。

学び(4)知識が「よりよい行動」と結びつく。

たとえば...

(1)は、現在形と現在進行形を学ぶことで、英語の現在のとらえかたについて新しい知識の概念を構築すること。

(2)意見の述べ方を学んだあと、手順を踏んでさらっと述べられる。

(3)英文解釈のポイントを理解し、新しい英文や場面で応用できる。またその知識を使って表現できる。

(4)今まで習ってきた知識を使って、例えば「世界をよくするために自分はどんなことをすればいいか」というプレゼンができたり、実際に行動が変わる。

教科書だけこなすと案外(1)(2)ができていないものです。ばらばらな知識ばかり教えて、つながず、知識の再構築がおこらないのはダメということですね。自分は(1)と(3)は自信があり、今まで足りなかったのは(4)かなと整理できました。

2021年3月20日 (土)

0697-213020 フィードバックについて


Feedback is information about the task that fills a gap between what is understood and what is aimed to be understood. 


もしジョンハッティ教授のこの言葉が正しいとして、例えば発音の領域では、何が正しい発音かわかっている。正しい発音の出し方のコツつまり腹式呼吸、舌の位置、唇の形の決め方が分かっている。実際に分かりやすい言葉に落とし込んで、自分でモニターできるように生徒に練習させられる。そして達成できたか評価できなくてはなりません。実際に四十人学級でできるかという問題と、クラスサイズの問題さえクリアできれば実際しっかりとしたフィードバックできるというのは分けて考える必要がありそうです。フィードバックは、おそらく生徒のやる気を左右する大事なもので、教師が第一に与えるものと思いますが、人前での発表を恐れるタイプの生徒にとっては、AI やゲーミフィケーションの手法を使ったアプリなどが解決の手助けになるかもしれませんね。

部活動などでは生徒はしょっちゅうコーチから、ポイントやコツについて、またどう直せばいいかフィードバックを受けるはずです。自分の成長がモニターできればやる気にはつながるかもしれませんね。

大事なのはテストの結果だけでなく、どうすればいいかという情報ですね。

0696-210320 ダブルテストの効用


ダブルテストの効用

同僚と話したのですが、九月の定期考査前に一度イディオムのテストをした場合、定期考査のイディオムパートの成績が劇的に上がったそうです。イディオムは夏休みの課題でした。一回目のテストから定期考査まで約三週間でした。声をかけたり、生徒が覚え直す時間はありました。一方で、事前テストが実施できなかったクラスはできはよくなかったのです。

自分が何をわかっていて、何をわかってないかモニターする機会があるときは成績は向上するようです。点数を良くするため本気で繰り返す。案外二回試験していい方を採用するとした方が学習時間は伸びますね。 おそらく目標がSMART化されたのです。努力して数字を自分で伸ばしてごらんという声かけもしたいですね。

100点以外の生徒にチャンスをあげる。ダブルテスト。

定期考査の前に勝負はついていたのでした。

0695-210320  中学英語でつまづいている高校生の文法指導はやっぱここからかな


できる生徒はそこそこできるけど、出来ない生徒はとことんできない。昔より大変な状況になっています。


本日、文法を学んだパーセントが中学時代「0」だったと話してくれた生徒と話しました。話してみると、be動詞というものと一般動詞があるらしいということ、「私 読んだ 本を」の語順になるらしいということは本人から確認できました。「けっこう知ってるじゃん」と、これでほっとする自分が怖いです。


どこまでやったらいいのか....この生徒に関しては完全にやり直しですね。そういう生徒が担当クラスには5−6人います。そして中学の学習内容に戻らない限り、勉強した感が持てないでいるのです。


先日全校集会の放送で、「できなくなったところに戻ろう。」と話しました。それが小学校の領域であろうが、中学校の領域であろうがです。それしか方法はありません。


ではその生徒達にはどこから始めたら良いでしょうか。最初は文型かなと思いましたが、やはり、名詞と形容詞から教えねばと考え直しました。なぜなら、動詞の位置はほぼ同じですが、S, O, Cの中の名詞と形容詞の語順が結局大切になってくると気づいたからです。


名詞と形容詞って、高校の受験の分野では「語法」に分類され、難しいものを分類しながら覚えるものとされていますが、名詞と冠詞こそ、日本語とは全く考え方が違うシステムであるにも係わらず、不当に扱われ、あまり本気では指導されていません。最初に分かりやすく導入しておくが必要です。(もちろん量は絞ってですが)


a名詞, 名詞s, 名詞es, 可算不可算名詞, the名詞, 形容詞の概念と、a 形容詞+名詞のセットは最初に教えておいた方がいいよなあと思います。文型はそのあとですね。


<1>a dog, a cat

two dogs, three cats(複数には-sがつく)

(無冠詞名詞s)は世間一般論。 I like (dogs).などですね。この場合一匹ではなくいろんな犬が好きですね。


<2>名詞がソックス手中 (s, o, x, sh, chで終わっていればesで終わる)tomatoes, boxesなどですね。


<3> 可算名詞と不可算名詞を導入。不可算名詞は、loveやpeaceのような抽象的なものと、water, paper, glassなど唯一絶対の形が思い浮かびにくいモノに分けます。 ただし、容器や形を使って数えられることも指導。(a glass of... / a piece of...)可算名詞は 境界線がはっきりしていて、ある一定の形が思い浮かびやすいものと指導します。an eggとeggの違いですとかですね。可算名詞なのにa(n) がとれると形(境界線)がぐずぐずにくずれます。センター試験で、ネクタイに卵がべちゃっとついたというのがありました。この場合は eggでした。

 *hair,とかsheep, fishはごちゃっとしていて一つ一つの固体として境界線があいまいになるため、数えません。ただし波平の髪の毛なら「一本」と数えられそうです。笑。


<4> theはいっせいのせで指をさせるもの。みなが分かっているもの。その場所になくても the sunのように常識的にひとつに決まるもの。初級はこのぐらいで。


<5>そのあと形容詞が名詞を説明することばであることを確認。

→「大きな・犬」名詞はどっち? 

→「大きな・犬」形容詞はどっち? 

→形容詞の役割は?そうだね名詞の説明だ。


<6>a (cute) dog 、an (interesting) bookなど形容詞を間にはさむ形を導入。できない生徒はこういう名詞句のセットの語順からこんがらがっています。a dogのどこに cuteを入れるのかという形容詞を挿入する練習をへて、( a, dog, cute)など、並び替えをさせます。


<7>a の位置に代わりに the, this, that, my, his, yourなどを置くよう指導。(the) cute dog, (the) interesting book, (my) bag などと変換指導します。決定詞 determinerというやつです。


<8>be動詞が「イコールみたいなものである」ということを指導。She =(is)= a cute girl.  気をつけたいのは生徒はどうも 「私は」の「は」を be動詞と誤解している節があります。だから、「私は 本を 読みます。」 を平気で、He is read book.などとやります。ここをつぶしていきます。本当に大変です。


<9> This = an interesting book. を This book = interesting.と言う文に変換練習させます。形容詞がbe動詞のうしろで一人で使えることに気づかせます。


<10>所有代名詞を指導。(mineとか、hersですね)

This = my bag.を This bag = mine.に変換させていきます。


<11>どこに行きたい? 『私、ユニバーサルスタジオジャパン。I = Universal Studio Japan.」のどこがおかしいか日本語と英語の違いを確認していきます。


ーーーーーここまでSVCまでの指導−−−−−−−−ーーーーー

自分は進学校にいたため、ここまで細かいステップを踏んだことがありませんでした。しかし、この学校で苦しんでいる(と信じたい)生徒がいる限りこういう細かいステップを、効果が最大限になるよう書かせて書かせてトレーニングして「気づかせていく必要がある」と思った今日でした。

0694-210320 県によるMicrosoft 365の利用開始について

福島県の高校教員向けに、Microsoft 365 の利用開始の通知が来ました。1人あたり、パソコン(Mac含む)、タブレット、スマホに5台まで、Word, Excel, Powerpointなどの最新版を入れることができ、かつ、One Driveは1人あたり1テラの利用が可能です。

Microsoft 365なら個人で1テラのドライブがあり、かつ、自宅のパソコン、iPad, iPhoneと自由に入れられます。

情報の先生に聞くと、学校の校務系のパソコンには、すでにOfficeが入っており、365の方からはソフトはインストールはしないでほしいとのことでした。(私物のパソコン等にはどうぞとのこと)ただし、マイクロソフトが提供する、One Driveは校務系パソコンからも使えるとのこと。だったら、教材を One Driveにおいて、学校ー家ー外出先でつないで、プリントは学校でできるではないですか。さらに、教室には WIFI電波が4月から飛び交うことになるため、個人所有のiPadをOne Driveにつないで、パワポなどで授業を行えそうです。

くわしくは知りませんが、Microsoft 365でも、Google Classroomのようにファイルの配信もできるかもとの情報あり。ただし、Google Formsのように小テスト+成績の管理もできるのかしら。そこはなぞです。Google系のID、Passwordもあり、生徒は管理が大変にはなりそうです。

Google は、Google Workspace for Education (旧 G Suite for Education) に2022年7月から、100テラの容量制限がかかるという話しもあり、これがもし、県の高校全体で100テラなら、1学校あたりでは1テラ(1000ギガバイト)、教員ひとりあたりは(20ギガバイトもないかも)という話になります。20GBもらえてもそこまでは使わないという考えもありますが、今後、Microsoft系で教材を作るべきか、Google系の Document, Worksheet, Slideで教材を作った方がいいのか不安になるため、このあたりの情報のリリースが県から欲しいところです。

それにしても、ICT教育推進をされている県の担当者の指導主事の先生、Good Jobですね。他のだれもほめなくても私は評価しますよ。いい仕事してますね。


 

 

 

0693-210320 WH疑問文の指導法について

高校でもWH疑問文が不得意な生徒が多い。

以下岡田英司先生の「荒れ・しらけと闘う! 英語授業の鉄則&活動アイディア」明治図書からインスパイアされてます。

 

先生:どのくらいの数ってなんていう?

生徒:How many

先生:どのくらいの数の本なら?

生徒:How many books

先生:どのくらいの数の車なら?

生徒:How many cars

先生:How manyのうしろには何がくる?

生徒(名詞の)複数形!

先生:君はもっているの? 疑問文なら?

生徒:do you have?

先生:彼女はもっているの? 疑問文なら?

生徒:does she have?

先生:どのくらいの数の本を 君は持っているの? なら?

生徒:How many books    +   do you have ?

先生:どのくらいの数の車を 彼女は持っているの? なら?

生徒:How many cars     + does she have?


こういうやり方もあるんだなあと目から鱗滝が落ちました。
一度に作るのが難しいのなら,分割して、それを繰り返し練習させる。

①How many .... の練習
②それに以前練習させていた、do you have? (does he / she have )?  をくっつけるだけ。



これは、What 名詞+do you like (does she like)? の練習にもつながるではないですか。

先生:どんな映画は?

生徒:What movie

先生:どんな色 なら?

生徒:What color

先生:君は好きなの? 疑問文なら?

生徒:do you like?

先生:彼女は好きなの? なら?

生徒:does she like?

先生:どんな色を 君は好きなの?

生徒:  What color   do you like?

ここで大事な考えは、TOSSで教えてくれている「変化のある繰り返し」です。少しずつ変数の部分を(ここでは名詞ですね)を変えながら、くりかえさせる。あとは、do, does, didを使った疑問文とつなげる作戦です。ワーキングメモリーが小さい生徒にはこの方が有効だと思われます。

なので、He has two cars. の下線部が答えとなるような疑問文を作りなさい。という問題は先にやらないほうがいいです。

「どのくらいの数の〜」はなんていうの? 
「どのくらいの数の本は」ってなんていうの? 
「君はもっているの?」はなんて言うの?
「あわせてみるとどうなる?」

中学の先生方(下手すると高校の先生も)はぜひこういう問題をテストで出してあげて、自信をつけさせてあげてください。
それから、 He has two cars.の下線部が答えになる疑問文を言ってみようでいいかなと思います。 

単独の疑問詞より先に、what+名詞やwhich+名詞, how many+複数形など名詞がうしろにつく疑問詞を先に片付けた方がいいですね。
*whatは目の前に選択肢がない場合、whichは目の前に複数の選択肢がある場合に使うと生徒には教えるとよいと思います。

また、How many...の訳は「何冊」とか、「何台」とするのではなく、「どのくらいの〜」としておくと、how単独の「どのように」と対比ができてよいと思います。単体で教えるというより、あとの項目とのむすびつきを考えて教える。

 

 

 

0692-210320 Sound Tree できました

ダウンロード - sound20tree.docx

ダウンロード - sound20tree.pdf

 

児童、生徒がつまづく第一歩は、文字を音声化できないということです。

これはアルファベットがエイビーシーディー以外の音になっているということと、音声化のルールをいまひとつ分かっていないことに起因します。音声化できない単語は覚えずらいので、ここがつまづくと単語の暗記にも支障がでてきます。

逆に、ここが分かるようになると、初めて見る単語で発音ができるようになります。

今回作ったのは、英語の [スペリング] を [ 音 ]とつなげてみるワークシートです。A3版の表と裏で完結するプリントです。


やろうと思えば音とスペリングをつなげることを小学校からでも、中学校からでも使うことができます。ぜひ活用してみて下さい。

 

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