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2019年9月 8日 (日)

KPTでふりかえり

KPTは Keep, Problem, Tryの頭文字。



Keep  つづけること

Problem  やめること

Try         はじめること

 

Problemの結果単にやめる場合と、Tryにつながる2通りがありますね。

Keepにせよ、そこからTryもありそう。


仕事ごとにチームで考えて共有できればすばらしい。

PDCAよりやりやすそう!

https://tips.abe-nashien.com/p-005/?fbclid=IwAR3-0qlUrYQa934fz87Lb0-mSgGnVV0GxpjCQLiWwgEdcxCIZ3Awc_b-QTc

英文読解 未熟なオンライン処理、熟達したオンライン処理

過去のエントリー

スラッシュ(フレーズ)リーディング考

http://blue-enzo.cocolog-nifty.com/blog/cat31208123/index.html


文末のピリオドまで読み終えたあとで、文中にある各要素を分けて構造解析をして意味理解するのがオフライン処理(訳読)といい、前から少しずつ情報をインプットすると同時に意味処理していくのがオンライン処理と言う。


オフライン処理(伝統的な訳読)ではピリオドまで読んだ上で次のように1〜5の順のように理解するかもしれない。

I   went   to   Tokyo     last week. 

1     5       4         3              2

 

オンライン処理では次のようになる

I went  .... to Tokyo .... last week.

   1              2                   3                   

私にとって、オンライン処理の定義は、

1)順次カタマリを認識

2)1つめのカタマリを和訳する

3)2つめの語句の予測をたてる

4)予測を確認あるいは修正する
  あたっていたら2つのめのカタマリの訳をする

5)カタマリ同士の関係性(特に修飾関係)を理解する
  以下繰り返し

6)訳ではなく、意味・イメージへ変換すること

未熟なオンライン処理では、上記の1〜6)を順次経るが、十分に熟達している場合、1)から直接6)がつながることが可能となる。これを直読直解と言いたい。さらに熟達してくれば、チャンクの数は減らしていくことが可能だ。

つまりまだ未熟なオンライン処理では、次のようなプロセスを経ると考えられる。

     
私は行った (どこに?) 東京へ  (いつ?)  先週 

            (行った)      (行った)        

この状態ではまだまだ速度は遅い。なぜならば、

A)いちいち次の語句の予測をし、句の修飾関係を確認しながら読んでいる。
B)英語を一度和訳へ変換している。
C)自力でチャンク分けがまだ難しい。

これであると特にスローラーナーのワーキングメモリーはいっぱいいっぱいになり、前に読んだことを覚えていられる保証はない。これがいわゆる未熟なオンライン処理と考える。

しかし未熟とは言え、オンライン処理的には、「on the right track」にいることは間違いない。したがって未熟と言うより、これを「第一段階のオンライン処理」と捉え直し、「より熟達したオンライン処理」に変えていく必要がある。

上記A)とC)は連動している。最初からチャンクにわけられた英文を前から読むことにより、C)は解消される。では自力でチャンク分けできるようになるのかという懸念はあるが、大量に読むことを通じ、解消されていくと考えられる。また、大量にチャンクわけされている英文を読むことにより、A)の次の語句の予測ー確認・修正のトレーニングを大量につむことができるため熟達したオンライン処理へとつながる可能性が高い。

B)については「L2→L1→概念」という理解ルートの中の 和訳、つまりL1のルートを外し、L2→概念へとつなげることで理解のスピードアップ、熟達化が可能となる。

そのための方法としては次の様なステップが考えられる。

⓪段階 講義を聴きながら句や節ごとの役割を前から理解していく。
①段階 英語の音声で句や節の間にポーズを置いたものを聞き、その間和訳や修飾関係を理解する時間をとる。
③段階   少し速めの音声を聴き、和訳せず、イメージを思い描きながら理解していく。

⓪と①のステップが必要なのは、生分かりを防ぐためでもある。中高生や大人は理解を優先したがる点も考慮に入れる。②音読中は英文が次から次へ流れていき、和訳を同時にするのは不可能である。しかしイメージを思い描くことは可能だ。③よりスピードのある音声を聴きながら前からイメージ化の練習を重ねる。

このような音声練習(まずは自己の音声で、次ぎに音声教材で強制的にイメージ化せざるを得ない状況を作る)を段階を踏みながら大量に行うことがオンライン処理の熟達度を上げていくためには必要不可欠と考える。音声教材を伴わない読解だけでオンライン処理の訓練を大量に行うのは至難ではないかと考える。

私たちはすでにイメージ(+音声)を通して直で理解するやり方を目にしている。絵本である。絵を使った理解には必ずしも和訳は必要ない。大量に読む内に語彙についてどんどんイメージが貯まってくる。たとえば、absorbという単語でも、ティッシュが水を吸収している絵や写真を見たり音読をくりかえしているうちに(和訳を一度通したとしても)ダイレクトに概念にアクセスできるようになるだろう。だから児童英語教育では、絵本を使ったり、絵を使ったカードで swim in the ppolとか、play tennisなどという英語を大量にインプットするのではないだろうか。その方が処理が速いからである。音声を聴いて、直に行動させるTotal Physical Responseも、和訳をはさまず概念を理解させる方法である。


ではイメージ化によるオンライン処理の熟達はなにに役立つか。私の結論は、「1文レベルの英文理解に使われていた、ワーキングメモリーのパワーが解放されると、未知語や行間の推測や、文脈把握(言い換え、対比、因果、追加の流れを追うこと)、前のパラグラフで読んだことの記憶の保持、批判的に読む等、より高次の処理に脳のパワーが使えるようになる。」となる。<音読練習は単語の音韻化の自動化にも役立つと考える>

最後にオフライン処理(いわゆる伝統的な英文和訳方式)は悪者だろうか。自分にとって難しい部分はオフライン処理を私たちはしている。慣れたトピック、自分が対処できる語彙や構文のうちはオンライン処理。でも、対処できなくなるとオフライン処理。オフライン処理はすべて悪者ではないと考えます。もっともオフライン処理に頼りすぎるとゆっくりとしか読めないため、それ自体は減らしていく必要がある。オフライン処理を少なくしていくには、世の中に関心を持ち(トピック的に)、逆接的ではありますが、最低限度の文型知識、句節の知識、ある程度の英文解釈や構文のトレーニングを(可能な限りオンライン的に)行う必要があると考えます。大切なのは、和訳をしないことではなく、前から順次意味処理をするシステムを教えることと、最終的に和訳をはずしていく方法を伝えることかなと思います。

以上、自分なりに考えた結論です。研究をしたわけではないので、自己流のそしりは当然ありますが、自分の体験をもとに構成しました。
自分はこれが効果的と分かっているのですが、EFL研究をなさっているどなたかの目にとまり、研究を進めていただければ幸いです。

 

2019年9月 7日 (土)

今年はじめて

今年は初めてが多い。
Cambridge CELT-S資格取得
京都外語大 安木真一教授の スローラーナー研究会参加
谷口幸夫先生の達人セミナーNEXT 東京での講師
英語教育の執筆
ありがたいことにお声がけいただくことが多くなった。
今年もあと3ヶ月。充実した一年でありたい。

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