« 180406 Grammar in Use 著者サイン本ゲット! | トップページ | 180407 教師修行で役だったものースリーヒントクイズー英英定義類推活動 »

2018年4月 6日 (金)

180406 9つの転機と新しい出会い

今の自分を作っているもの

英語教師としての自分には大きな転機は7回ありました。
1度目は、SIMとの出会い。同時通訳方式は衝撃的で、格段に英語が読め、聞けるようになり、話せるようになりました。少し高い教材でしたが、自分は20本近い英文を暗唱できました。英語力を伸ばすシステムを手に入れることができたので、4万円近い金額は完全に元がとれています。ダン上野先生に本当に感謝しています。

2つめの転機は大学のESSでスピーチセミナーに入ったこと。自分はたいしたスピーカーにはなれませんでしたが、のちのちこれが大きく自分を助けてくれることになります。なんと、市の中学生向けのスピーチコンテストで審査委員長を頼まれ、何度か審査に携わったのです。何が幸いするかわからないなあと思ったものです。また、化学グランドコンテストのプレゼン指導でもこれが活きることになりました。研究の良さや、生徒の頑張りもあり、全国2位に入ることができました。これらはやはり大学の時にスピーチについて、一通り作り方を学んでいたことがプラスに働いたからです。ジョブスは、コネクティングドッツとスタンフォード大のコメンスメントスピーチで話してましたが、これは本当だなあと思ったのでした。


3度目の転機は、田尻悟郎先生、中嶋洋一先生との出会いです。著書を通じての出会いでしたが、緻密だけど、温かなその指導に衝撃をうけたのを今でも覚えています。お二人の本は今でも私のバイブルとなっています。田尻先生のは温かな感じがするのに対して、中嶋先生の指導は道場的です。自然に背筋が伸びるような文言の嵐。それでも読むのをやめられません。
4度目の転機は、文科省の海外派遣研修に参加できたこと。2ヶ月間ではありましたが、バンクーバーの Queen Elizabeth Secondary Schoolと、British Columbia Universityで英語指導法の最前線を研修できたことは本当にラッキーでした。ここでは、そのまま指導ができるようにペアワーク、グループワークを、英語で行うメソドロジーを学ぶことができました。なりよりありがたかったのが、必ず 振り返りの時間がとられていたこと。学んだことをDebriefingして、頭に残すことができました。このとき、安木先生、向後先生といったすごい方達と知り合うことができました。安木先生は後に大学教授に、向後先生は文科省へ、その後大学教授になられました。日本にもすごいかたたちがたくさんいるということも学べ、関東英語授業研究会や、達人セミナー、APET、代ゼミの教員セミナーなど、たくさんのセミナーに参加し始めたのもこのころです。それまでは自己流もいいところでした。この機会を与えてくださったのは、勤務校の当時教頭先生でした、東先生でした。先生と、研修に行かせていただいた、文部科学省、福島県には感謝してもしきれません。これに出ていなかったら、今でも自分はくすぶっていたはず。
5度目の転機は、達人セミナー主催、谷口幸夫先生との出会いでした。もうすごいの一言。さまざまな方が先生の磁力にひきつけられて集まってきます。誰も先生のマネはできないでしょう。達人セミナーには今まで本当に多くのことを学ばせていただいています。かといって敷居は高くない。中嶋先生は「明日すぐ使える技術」を批判されていますが、私はありだと思います。それを自分の指導にどう組み込むかは学んだもの次第です。哲学がないと、たしかにそのやり方に引きづらる可能性はあると思いますが、自分にないものを手軽に学べることは本当に大切だと思います。特に、ペアワーク、グループワークは、かなり多くのことをここから学べます。たくさんの「達人の方」に出会えて本当に幸せです。谷口先生の講師を選ぶ、目利きのすごさには感嘆し、感謝しかありません。
6度目の転機は、木村達哉先生との出会い。教師塾を主催され、先生方の授業をみてくださっていました。恥をかくのを覚悟して、模擬授業してみたところ、おほめの言葉をいただき、感激しました。また自分の授業に足りない部分も見えてきました。それからのおつきあいです。2012年の2月には、まだ余震や原発の不安もある中、福島の勤務校までわざわざ生徒のためにワークショップにきてくだったのを今でも覚えています。言葉で批判する人は多いのですが、行動出来る人は本当に少ないです。先生は、その後も手弁当で福島で毎年複数回のセミナーを開いてくださっています。感謝しかありません。先生のセミナーで模擬授業をしたのをきっかけに大勢の方と知り合うことができました。先生の授業からは通訳トレーニングの大切や、覚悟を持ってできるまでやらせることの大切さを学ばせていただきました。
7度目の転機は、前勤務校。進学校ということで、いわゆる受験指導的な英語指導を学ばせていただきました。予備校の先生方のご指導を間近で見る機会も多く、これまた勉強になりました。予備校の先生方は大学受験の結果と、受講者数と常に戦っています。当然言葉や、教材は磨かれていきます。ここでは、教材の選択の仕方と、3年間にどう教材を配置して生徒にやらせるかという点から大いに学びがありました。特に文脈を利用した問題の解き方や、文法の指導では一通りの指導法を確立できたことが大きいです。


8度目の転機は、2つの検定教科書の執筆に関わったこと。自分の書いたものが出版されるのは怖くて怖くてしょうがなかったです。思い込みもすべて排除する必要がありました。ひとつは教科書の教師用指導書の文法セクションの解説の執筆。もうひとつは教科書の英文そのものの執筆です。どうすれば教育的効果が得られるか。何度も書き直す中で自分で学べたことも多かったように思います。これは文法やライティングの指導に活かすことができたように思います。2つの教科書会社さんには本当に感謝しています。

9度目の転機は、2017年の夏に、英国・クリフトン科学財団主催の、日英ヤングサイエンティストワークショップに生徒を連れて参加できたことです。プレワークショップとして、立教英国学院さんに泊まらせてもらい、そこからロンドンへ。UCL(ロンドン大学)を始め、王立科学院や、様々な科学にゆかりのあるところを研修できました。本ワークショップでは、研修場所をケンブリッジに移して行われました。生徒達は、イギリスの高校生たちとチームを組み、ケンブリッジ大の各ラボで3日間研究をし、最後に英語で内容をプレゼンするという困難な課題にチャレンジしました。また、震災関連プレゼンの機会もあり、福島県の水素エネルギー利用という観点から生徒が英語でプレゼンを行いました。福島はエネルギーで苦しみましたが、またエネルギーで世界に貢献できる。そういうことを伝えてきました。この体験は私にも決定的な影響を与えました。英語を論理的に話せるのは当然である。という思いを強くしました。生徒達にも英語面や、進路についてよい影響が出たようです。絶対忘れることができない夏になりました。


そして今、10度目の転機は現任校との出会い。いわゆる進学校ではありません。それでも英語を学びたい生徒は確実にいます。発問や指示説明の言葉をさらに磨いて、生徒の心にすっと入るものにしなければいけません。語い指導もしかり。ある意味、今まで学んだことを全部出さないといけない、やりがいがある環境にあります。3月にはケンブリッジ大学のCLILセミナーに出たばかりなので、CLIL的なこともやってみたい。自分は欲張りだなあと思います。どれだけやれるか。がっかりすることも感激することもあるでしょう。でも新しい挑戦が始まります。やるだけやってみようと思っています。

すべての経験はムダではありませんでした。今ようやく点でつながり始めている。そんな気がしています。

|

« 180406 Grammar in Use 著者サイン本ゲット! | トップページ | 180407 教師修行で役だったものースリーヒントクイズー英英定義類推活動 »

英語指導法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36697/73250524

この記事へのトラックバック一覧です: 180406 9つの転機と新しい出会い:

« 180406 Grammar in Use 著者サイン本ゲット! | トップページ | 180407 教師修行で役だったものースリーヒントクイズー英英定義類推活動 »