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2017年2月 2日 (木)

意図的学習と偶発的学習

語いに関して言えば、Nation (2001)では、初心者は意図的学習で2000語ぐらい覚えてしまった方が効率がよい。そこからは偶発的学習がじょじょんに生きてくるとのこと。また、意図的学習のメリットは単語だけ集中して覚えられること。誰にでも簡単に始められること。弱点は単調で意志力が必要なこと。偶発的学習のメリットは日本語によらない理解の回路ができてくること。本の中で意味に気づいた忘れにくいこと。弱点は知らない単語や重要な単語を読み飛ばすこともあり、かなりの語数を読まないと語いはマスターできないこと。一人でやる場合、案外続けることが難しいこと。効果が見えないうちに止めてしまう人も。結局ふたつの学習方法は相互補完的であることもわかっています。意図的学習で学んだことが本の中ででてきてあ、でてきた!と確認することもあります。勉強の成果が見えてうれしいです。本の中で分からなかったことを辞書や単語帳で確認することもあるでしょう。あ、そうだったのかという気づきがあるでしょう。どちらか一方でなく、両方OKです。多読の最大のマイナスポイントは本の値段が高いこと。向こうはなんであんなに本が高いんでしょうか。1冊600円ぐらいするから簡単にははじめられない場合が。図書館などで多読プログラムを行っているのを探すしかありません。ネットで読むのもありだけど、読むならやはりリアルな本がいい。それと指導者がけっこう重要です。僕が前の学校にいたときは、1200円ぐらいみんなからとって、本を購入。最後はなるべく学校に寄付してねという作戦をとっていました。僕自身は多読から得意になったわけではありません。スラッシュリーディングという同時通訳のメソッドから入って、音読しているうちに脳に表現がどんどんしみこんでいきました。20本以上の英文を暗唱しているうちに英語がどんどん読めるようになってきたというのが真相です。つまり速読方法を手に入れてから英語の本を読むようになったのでした。多読が先か、速読力を手に入れるどちらが先かという問題には答えがありません。ひとつひとつの家庭(経済力も含め)、学校では条件が違うからね。それだけの違い。英文を多く読むという点はみな納得できると思う。

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