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2016年9月10日 (土)

迷走するセンター試験改革

センター試験改革について。

あのね、

1)読む、聞くは今までどおりセンター試験で行う。
2)話す、書くのスコア「のみ」民間試験のものを使う。

 これじゃダメなの? 

 理由1 指導要領に沿ってない民間試験に「丸投げ」はないですよ。

 理由2 裕福な人だけ何度も受験できるのは公平ではないです。

 

 指導要領が関係ないならば、教科書の存在意義がなくなりませんか?

 4技能をはかりたいという気持ちはわかります。

 でもね、試験の民間への「完全丸投げ」はやはりありえない。

 そうじゃない折衷案があるのではないでしょうか。

 

 

 



各会社で話す、書くだけのテストを作ってもらってもよいと思います。新しく開発するというより今の試験の中のその部分だけでも実施できるのでは。

受験料については中高生については「儲ける」より各会社も配慮も必要です。そういう姿勢も考慮して「国」の試験の代わりになるかどうか判断すればいいと思います。つまり許可制です。


 

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ジグソー 十年前の報告書をひっぱりだして 

平成16年、十年前に書いた文科省カナダ研集の報告書の一部を載せます。ジグソーについての報告書になっています。この研修では、向後秀明先生、安木真一先生と苦楽をともにしました。今でも情報を交換し合っています(飲み会とも言う)日本にもすごい先生がいると感動したのを今でも覚えています。自分がさまざまな勉強会に参加しだしたきっかけと なりました。このころは、授業で悩みもんもんとしていた時期。研修にいってからは、迷いがだいぶへりました。方向性が見えてきたのです。推薦していただいた当時の教頭先生にも心から感謝しています。

さてジクソーです。

[4技能を統合した活動例]
Jigsaw Reading – Review (Individual – Group – Whole Class )
   読解後に行う活動で、簡単に4技能を統合できる活動を紹介します。1クラスを(ABCDEFグループ)に分けます。これをホームグループと呼びま す。各ホームグループにはレッスン内容に関連した別テキスト(インターネットまたは他の教科書で探す)を渡し,生徒に読むように指示します。その際、生徒 は簡単なメモをとらせます。その後ホームグループを解体し,新グループを作ります。(GHIJKLMグループ)新しいグループのメンバーは各ホームグルー プから一人ずつ集めて作るのですが、一人一人ホームグループで読んできた文の内容をメモを頼り に英語で再生してもらうのです。最後にグループの代表者が全体に発表し、より正確に発表できたグループが勝ちとなります。ポイントは教師がデモンストレー ションし,グループ移動の際の混乱を少なくする点にあるでしょう。グループを解体せずメンバーを他グループに派遣、スパイさせてきて、英語で報告させるバ リエーションもあります。また、Readingでなく、教師が話した話や示された絵をその場で覚え、グループに戻ってReproductionをさせる活 動(Show and Tellに近い)もあり得ます。これにより「読む(聞く)→話す→聞く→書く」の流れが実現されます。使用語彙や表現の問題がありますので、読解活動が一 通り終わり、語彙や表現がIntakeされたところで行うのがベストです。また、グループタスクですので、一人一人責任が任せられます。遊べません。グ ループが負けるからです。「生徒は教師よりももっと大きな責任を生徒同士で感じている」のです。

グループワークでは、必ずやるものとやらないものが出てきます。一人だけが発言ということも少なくありません。何が望ましく、望ましくないか、常に「規準」を伝える必要があります。

さらに言うと、一人一人がまずはストーリーリテリングの方法論になれていないうちに行うと失敗します。このような統合的活動で必要なのは、それができるよ うにまずはスキルを保証してあげることです。難易度の高いものは下位技能に分解して訓練してあげることが大事だと思います。

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O君。

自分の教え子にO君という人がいる。大学院生だが、本当にすごい。とにかく情熱をもって行動しまくるのだ。地質や防災が彼のフィールド。実は問題意識をもって行動する人がもっとも学びが深い。彼を見ていると自分の大学時代が情けなくなるぐらい、そのぐらい動いている。

世の中、結局、情熱をもって、実際に実践している人の「熱量や思想」にひかれて人は集まる。そこにはあこがれがある。そしてそれを続けることができれば、世の中、何かが変わる。

O君頑張れ。世界に向けて発信することも視野に入れ、英語のトレニーニングは怠りなく。今やっていることのひとつひとつは点だけど、未来において、線になっていく。

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文法項目の使用動機を指導しよう。

受動態というのはスピーキングやライティングでもよく使われる。教師は形式の指導はするが、使用動機についての指導はほとんどしていないのではないか。

窓硝子ががしゃんと割れたとして、意識は窓硝子にある場合、

Keiko broke the window. がいいか
The window was broken by Keiko. がいいか。

当然、情報の流れからすれば、後者となる。

つまり、談話の流れという観点から文法を指導するようにしたい。

by....をことさらつければ、ここが最も言いたいことになる。英語は文末にくる情報を強調するからだ。by...をつけないことも多い。これは誰によってされたか知らない場合、言ってもあまり意味がない場合があるからだ。

Do you remember John?  Last month he was killed in the car accident. 
Look! That is Kinkakuji Temple. It looks beautiful, isn't it?   It was built about 600 years ago.

文法の練習は形式面の練習が不可欠だ。ただ、それだけでいいわけではない。形式面の練習がある程度終わったら、僕は例文は少なくとも2文で構成される必要があると思う。2文あれば、文脈(情報構造が必要な)ができるからだ。

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2016年9月 9日 (金)

本質

今勤めている進学校から、全くそうでない学校に行った先生に話しを聞いた。「先生の専門知識が活きないのではないですか」とばかな質問をした。その先生はこうおっしゃった。「そうでもないよ。余計な部分をそぎ落とすようになって、前より本質を教えられているからおもしろいんだ。」 今でも耳に残っている。おもしろい授業に生徒はついてくる。自分もそうありたい。

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2016年9月 7日 (水)

AIが外国語教育に与える影響の考察

少し先の、未来の話しをします。

4技能が大事だと言われていますが、英語を単なるコミュニケーションのツールとみなしているのであれば、今後のAIやネットの高速化技術のおかげで英語を学ぶ必要がどんどん減ってくる可能性があります。翻訳してくれるからです。

今後はむしろどれくらい面白いことを話せるか、論理的に話せるか、書けるかが勝負になります。アクティブラーナーを生み出すことも大事です。言語を使いこなすこと自体は重要ではなくなる可能性があるのです。

本を読んだり、古典を学んで教養を深めたりすることが大事です。国際理解の中には言語理解も含まれますが、日本語を捨てて英語にすればよいという話しでは ありません。お互い、文化的に深いものを理解できる部分と理解できない部分のせめぎあいの中でぎりぎりのところでできるだけわかりやすく意思疎通を図るの が国際化ということではないでしょうか。日本文化を知らない、教養のないものは、話すコンテンツが乏しい人、そしてわかりやすく伝えられない人は、AI- 翻訳世界では相手にされません。そういう世界が間近に迫っています。

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50万ヒット。御礼

気づいたら50万ヒット。駄文をお読みいただいてありがとうございます。書くという作業はアウトプットです。インプットしなければ書けませんから学び続けることになります。またものを書く時点で自分の考えを整理する必要があります。でないとわかりにくい文章になってしまいすから。ブログは自分にとって最高の思考の道具であります。不定期ではありますが、今後も続けて参ります。なにとぞよろしくお願いします。

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気持ちよい英文とは

自分が書く英文がやさしいのか難しいのかという判断に、Readabilityを計測できるサイトを使っています。その中できるだけ 音節が短い単語を使うようになっています。この方が音読したときにリズムがよいものになります。自分で音読してみて気持ちいい場合にうまく英文が書けてい る場合が多いです。気持ちよいということの中には当然次にはこういう内容がくるだろうという読者の予測にあった内容・表現をもってくるということも含まれていま す。抽象ー具体の流れや文の結束性ですね。English JournalやEnglish Expressなどで気に入った記事や、子ども向けの本の一節をひたすら覚えることが役に立ちます。

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分かりにくさも大切な要素

生徒に教えるときに「分かりやすい」を心がける人は多いと思います。しかし中には、「先回りした極めて分かりやすい説明」とか「わかりやすすぎる教 材」は生徒がなぞを解き、問題を解決し、深い理解をするのを妨げるのではという考えもあるようです。ひとりよがりでわかりにくい授業は問題外ですが、 意図的に難しいものを読ませたり解かせたりすることは深い思考を促す上で意味があると思います。学び方、調べ方、知識の整理の仕方を教えて、自分たちで考 えさせることが大事です。

教材の英文も論理構成や表現に十分配慮し、生徒につけさせたい力を明らかにした上で「分かりにくい部分」を意図的に入っているものを選ぶのも十分ありだと考えます。

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受け身か、アクティブか。

模試の結果が続々帰ってきていますが、文法・語法(とくに語法)で伸び悩んでいる生徒も中にはいます。ここまできてと思わないでもないですが、なんとかせねばと思います。ただ、「教える」ということに限界も感じています。四択問題などを眺めているだけではなく、理解できた上で英文がすらすら書けないと話になりません。結局「自ら学ぶ」姿勢の強い生徒は何をやらせても成績はいいです。知識をマッピングにまとめて何度も書いて整理して白紙に書き出して覚えたり、音読筆写などで英文を頭に残したり。理解面と、技能面両方アクティブさが必要なのに、テキストをながめているだけの者もいるのではないか。この消極的な姿勢ではいくら教え込んでもムダになってしまう。自分で頭を使おうよ、口や手を動かそうよ。その「教えてもらう」という受け身の姿勢があだになっている可能性すらある。早くそれに気づいて、自ら学び取っていく人が勝ちなのかなあと思う。

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休んでいない休日。

本日は振休で休み。午前中は生徒の志願理由書の手直し。生徒は日本語の論理で書きがち。言いたいことはわかるけど結束性は手直しが必要。まず言いた いことをしっかり拾いあげることからスタート。それを英文のロジックに組み直してみる。自分の夢や大学で学びたいことと直接関係のない体験談などをはず す。サポートになっていませんからね。あとは明日生徒と話してこれでいいか確認。ロジックや体験の取り上げ方などは明日しっかり指導しよう。スタートから 3時間で終了。しかしロジカルなものを書くときは日本語より英語の方がラクなのはなぜだろう。英語の方がカチッとした論理フォーマットが決まっているか ら、それにあっているかどうかチェックするだけだから楽というのもあるかもしれない。自分は美しい英文を書くにはまだまだですが、そこそこロジカルな英文 は書けるようになってきたかなと思います。大学で英語のスピーチを学んだこと、市の中学のスピーチコンテストの審査委員長として百本近く原 稿を見てきたこと、執筆してきた経験と、やってきたことが全て助けになっています。振り返ると人生、むだなことは1つもないです。まさにジョブズが言う、コネクティングドットが今ならわかります。

P.S. 文法参考書Forestの新しい名前が Evergreenに決定とのこと。森にちなんだ名前に落ち着いたようです。ちなみに自分が応募した名前は Maximum でした。

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