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2014年12月29日 (月)

0519 - エプソンのプロジェクターがよさそう

授業で使えるプロジェクターを探していたところ、Epsonのインタラクティブ機能付きプロジェクターEB536WTが良さそうだと思う。

超短焦点で教卓の上において使える
iPadから無線でつながる
映した映像に対して、電子ペンで文字を書き込むことができる
音声も流せる
3200ルーメンなので、明るい教室でもしっかり見える

電子教科書などにぴったり!
ただし、お値段が約20, 8000円。(^_^;)
あと8〜10万安ければ自腹購入するのですが。
エプソンさ〜ん。安く買えませんかあ。

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0518 -141229 仮定法未来という用語の罪

If 過去形ー仮定法過去
If過去形は最もスタンダードな仮定法の形で高校で習うものだが、案外理解されていないのではないだろうか。実はこの形には動詞の種類によって主に次のような2つの役割がある。
1)過去形のところに状態動詞(be, have, knowなど)が来て、現在の事実と逆のことを述べる。If I were you, I would ask them for a help.  *提案の表現になることもある。

2)過去形のところに動作動詞が来て未来のありそうもないことを仮定する。
 If I became Prime Minister, I would abolish the law. 

 学校教育ではなぜか、2)が抜け落ちている。仮定法過去に「可能性がかなり低い未来を述べる用法がある」ことを知らない学生が多い。仮定法過去は、1)現在  2)未来  両方述べる言い方なのだ。ここですでに「仮定法未来」という用語が破綻していることがわかるだろう。

If shouldとIf were
to...
では学校で仮定法未来と習った、If shouldと、If were to... はどうであろうか。
If shouldは仮定法未来と言われているが、帰結節(主節)はほぼ、命令文か、willが使われることを考えれば、仮定法ではなく、直説法ととらえるべきである。つまり、「起こりうる未来」なのだ。
であれば、If現在形はどうか。If shouldは起こりうる可能性は20〜30%、If現在は起こりうる可能性は60〜70%とのことである。(英語語法レファレンスより)shouldを使っているのには意味がある。shouldは「偶然性」を意味する。確実に起こることではなく、自分の意志によって起こることでもなく、偶然に起こるようなことについて述べる。これにより、起こる可能性が下がるのである。
If were to.... は、if過去形とほぼ同じ
if were to..の帰結説は動詞や助動詞の過去形がくるため、純粋な仮定法である。ここが ほぼ直説法(ありうる未来)であるIf shouldと最も違う点である。If 過去形は未来を表すことがあると述べたがその可能性は、
   were to... <  過去形  である。
理由は、were to...は現実世界に根ざしていない完全な空想世界のことを述べることができるからだ。このようにいうと仮定法自体が空想の世界のことを述べる表現ではないかと言われるかもしれないが、If過去形のほうは「現実世界のできごとをもと」に英文を作っているのだ。 If I became Prime Minister, I would abolish the law.  現実世界に話者が「これはひどい。廃止すべき。」という法律がある。これを立脚点として、「もし自分が総理なら」と仮定法を述べている。これが現実に根ざした仮定法である。ところが、If were to... は、現実に根ざしたことをもとに英文を作らなくてよい。「もし仮に明日地球が滅亡するとしたら、どうする?」どこにも現実との接点がない。つまり起こる可能性が0%の未来を述べられるのだ。ところが、ネイティブによっては、起こる可能性は5%程度だという人もいる。「綿貫・ピーターセン」によれば、「were toは想像世界からの発言であるから、話し手は全く実現不可能な家庭から実現の可能性のある仮定まで自由奔放な発想ができる」とのことだ。これが意味していることは大きい。つまり、If were to... は「西から太陽が昇ったら」とか「明日地球が滅亡したら」という100%ありえない仮定を述べるだけではなく、If過去形とほぼ同じように(If過去形より起こる可能性はさがるが)使えるのだ。
つまり、未来については次のように使えるということになる。

were to 0〜5%
過去形  10%
.....................
should  20〜30%
現在形  60〜70%
上二つは、話者がまずありえないだろうと思っている未来に使い、下のふたつはありえるかもと思っている未来のことに使うということになる。

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2014年12月28日 (日)

0517 - 141228 no 比較than / not 比較 than...

no more than....や no less than...の理解
これらを理解させるのに、図を使って説明する方法がわかりやすいとする人もあるが、人の理解の仕方、ステップはそれぞれであることを見落としているような気がする。図を使う方法にプラスマイナス法を組み合わせた方がより理解度はあがると思う。理解の入り口はいくつかあってよい。

no less than.... no more than....というno比較thanは、noの部分が、比較級than以下の数字からとびでた部分やひっこんだ部分を否定し、差がないということを示す。差が0である。no less than 500 yen  ・ no more than 500 yenは共に「ジャスト500円」という点では全く同じだ。no less than 500 yenは 500円より下回るだろうなあと思っていた期待が、「あ、500円だった。」だから「500円もある」となる。no more than 500 yenは、500円を上回るだろうなあという期待が、差が0で500円ジャストだった。だから「たった500円かよ」となる。つまり、more than 500 yenでは500円以上だろうなあという期待が裏切られ、差が0だったので、「500円しか」  less than 500 yen 500円より下だろうなあという期待が裏切られて、差が0だったので、「500円も」となる。期待が裏切られるのである。no(マイナス)× more(プラス)=マイナスに期待が裏切られる。「500円しかない」no(マイナス)×less(マイナス)=プラスに期待が裏切られる。「500円もある」私的にはこれを「裏切りの no less than... / no more than...」と呼んでいる。

ところがいっぽうで、no more than..../ no less than... の形式で、not more than....(多くて....)  not less than....(少なくとも) のいみで使われることもある。実質、no(t) more than....、no(t) less than...なのだ。
He solved no less than 50 problems a day.
彼は一日50問も問いた。○
彼は一日少なくとも50問も解いた。○
ここからは私の推測ですが、no less than....にせよ、not less than ... にせよ、....という数字は「予想以上に多かった」ことを示すため、表現の共有化が進んでいるのではないだろうか。それにネイティブでもnoとnotで間違う人も多いことも表現の共有化に拍車を掛けているかも。「少なくとも」や「多くとも」を明示したい場合は、at leastや、at mostのほうを使った方が良いかも知れない。
いずれにせよ、次のような作問は要注意。
彼は一日少なくとも50問も解いた。He solved (              ) 50 problems a day. 
1) no less than  2)  not less than
上記は2つとも正解になる。作問は要注意だ。

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2014年12月25日 (木)

ジーニアス第5版

大修館の英和辞書ジーニアス英和辞典第5版。私もほんとうにささやかながら協力させていただきました。営業の方から頼まれて「こうしたらもっと使い勝手がよくなるかも」という意見を書かせていただきました。ジーニアスは英語学習者にとって一度は通る道。自分がほんの少しでもお役に立てたならこれほど光栄なことはありません。

ジーニアスの最大の売りは詳しい語法解説。ただ、G4までは専門用語も多く、専門家にとってはよくても、高校生には理解しづらい説明になっていました。G5の語法担当は柏野先生ですが、詳しい語法解説はそのままに、説明はものすごく理解しやすくなっています。最大の武器を磨いたということでしょう。

また文型表記もよくなっています。SVOMではなく、SVO(副詞句)になっています。Mは修飾語句の意味ですが、副詞句なのか、形容詞句なのかがよくわかりませんでした。今回このように明示されたのは学習者にとって大変分かりやすいことと思います。

さらに前置詞や、コロケーション等様々な工夫が見られます。また機会をみて書きたいと思います。もともとよい辞書がさらによくなりました。読むのが楽しみです。

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2014年12月16日 (火)

参考書のわかりやすさは何がポイントか

ある教材会社さんが学校に来て、文法の教材について意見を求められました。次のようなお話しをさせていただきました。まずエディトリアルデザイン。そこの会社の文法の参考書は内容はいいのですが、読み手にとって整理しやすい形に説明文や英文がレイアウトされていませんでした。それで階層構造をはっきりさせてもっとシンプルな法則に従ってレイアウトを変えてはいかがですかと話しをしました。学習者の脳が行う整理を「レイアウト」の方でひきうけてしまえばわかりやすくなります。2点目はイントロダクション。各章ごとにその文法項目の紹介をするイントロダクションがあってから、本格的に説明がはじまるのですが、イントロダクションからいきなり文法用語のオンパレード。イントロダクションから用語を駆使して真面目に説明し出すとやはり拒否反応がでてしまいます。イントロダクションは「ひきこむ」という意味。なんのために、どのような状況で使うのか、イメージさせて、おもしろい!そうか!と思わせるようなイントロダクションであって欲しいと言わせていただきました。3点目はイラストの使い方。例えば関係詞の限定用法といってもピンと来ません。そこで、たくさんある中から、「これだ」というものを絞り込むということをイラストで説明させてしまえばわかりやすくなります。非限定用法はやはり、my father等一人を想定させるものや、スカイツリーなどの固有名詞を出して、限定する必要のないものに解説を付け加える働きがありますとやはりビジュアルで説明できればわかりやすくなります。色の使い方。うまくすれば、学習者の視線をうまく誘導できます。色の使い方にも意図があって欲しいと思います。フォントの種類、大きさ、色、紙質、紙の色まですべては学習しやすいようにデザインされているかですね。準教科書のほうはどの会社も差が付きにくい。参考書のわかりやすさはインパクトは大きいです。わかりやすさは何によって生み出されるか。ちょっとしたことの積み重ねによるものだと思うのです。

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