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2014年3月18日 (火)

アルクの原稿の補足

アルク、「英語の先生応援マガジン」の巻末原稿の年4回の連載を分不相応ながら引き受けました。第1回目のテーマは「あっさりだけど、頭が動いて、Reproductionにつながる発問をしよう」です。実は「推論発問」という考え方を知っておくと原稿の意味がよりはっきりわかると思います。

Oヘンリーの小説に、金庫破りの男の話があります。"Valentine, you're not bad guy at heart. Stop breaking safes open and live a better life." That is what the prison officer said when Jimmy Valentine left the prison.

Jimmy went back to his house to get his tools for breaking safes open. Two weeks after that, a safe in Jefferson City was robbed. ( Orbit Reading)
Q1 Did the prison officer's words change Jimmy?
Q2 Do you think Jimmy broke the safe in Jefferson City?
などが推論発問として考えられます。(YesかNoかで答えられますので、質問としては簡単なものです。しかし、必ずそのあとに根拠を聞くところがポイントです)
Q3 Do you think Jimmy is a good guy or bad guy? と質問しておいて根拠を探させるのも面白いです。(この英文だけ見せて)。そして最後にもう一度、Do you think he is a good guy or a bad guy? と質問するのも面白いですね。
Q1 Q2の答えは本文のどこにも明示されていませんが、答えるにあたっての根拠は本文のどこかにあるはずです。証拠探しをさせるのが推論発問です。頭が働くから、単なる事実発問より面白くなるのです。チャレンジングであればあるほどいいのですが、実は、僕はもっと、事実発問に近いタイプの推論発問もよくします。 極端な話しをすると、She was 11 years old when she became a target of a radical group, Taliban.という文がある場合、Was she a child then? Was she an adult? という発問でもOK。11 years oldとあるので、答えは当然She was a child then. ですが、ちょっとしたことでも発問のしかたを変えるだけで頭がいきいき働きます。答えるためには本文で証拠探しをしなければなりませんから。頭がちょっとでも動けば英問英答としてはもうけものと思います。(11歳というのはマララさんがタリバンに撃たれた歳です。子どもなのになぜタリバンに狙われたのか….と、興味を持たせながら話しを続けていくことができます。She was just a child when Taliban tried to kill her. Why did they try to kill a child? )
英文のReproductionがゴールにある場合、本格的な推論発問だけでなく、事実発問に近い推論発問も適宜入れてあげると、Reproductionに役立つ発問ができると思うのです。 それがアルクの1回目の原稿の主旨です。誌面に限りがあるのでここで補足原稿を書きました。

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