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2013年6月21日 (金)

0481- 130621 東大 推薦入試に向けて準備を進める

あくまで原案で、最終案ではありませんのでご了承ください。最終案は平成25年度の11月ごろ発表予定とのこと。

「求める学生像」
 受験型秀才でない、「タフな東大生」。高校時代から特筆すべき能力や経験をしてきた生徒を発掘したい。後期試験に合格する生徒は前期試験で落ちた生徒がほとんどで、有為な差がない。前期試験を受けるのとは異なるタイプの学生が欲しい。問題を与えられ、答えを見つける受験秀才タイプではなく、自ら問題を見つけ、答えがあるかどうかわからないその問題を解こうとする力を持つ学生、グローバルな世界でリーダーシップを発揮できる学生が欲しい。
「募集定員」
 後期試験を廃止して、100名程度。科類ごとに内訳設定。平成28年度入試より。平成25年度高校入学生からが該当。既卒も可。出願時期11月。各高等学校から1〜2名とする。どの高校からも平等に1〜2名出願可。逆に言えば、灘などの進学校からも1〜2名に限定される。多様性の確保を優先したため。
「選考方法」
 書類選考および、エビデンス(研究成果、経験を証明できるもの)ベースの面接試験を実施する。大学入試センター試験は、基準点を設定し、それを突破すれば最終合格。合格ラインは東大の第一段階選抜の最低ラインか、それより低いラインをあたり。11月出願、12月面接試験で仮合格をだし、センターの結果で最終合格とする案が有力。エビデンス重視とすれば、SSHなどで研究を重ねてきた理系の高校生は有利になるかもしれませんね。法学とか、経済は実績っていったって難しいでしょう。
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これらの資料を読むと、東大がいかに現状に危機感を持っているかがわかります。ただ、いわゆる進振りも、優がとりやすい授業を優先し、自分の興味にあった授業を学生がとらないという構造的な問題もあるようです。現東大が望まない、受験エリート養成を自らが後押ししてきたわけです。
今回の東大が求める学生像から浮かび上がるのは、米国やイギリスの一流大学の学生像です。そういった大学、例えばハーバード大学などは答えのない問いを立てて、自ら考えること、そして猛烈に勉強し、ディスカッションする生徒を欲しているそうです。逆に言えば、現在の東大にはそういう学生がほとんどいないと先生方が考えていることがわかります。知を追求し、英語で意見をばりばり発信するのではなく、試験に受かるために効率を重視して勉強する生徒が大多数である現状を危機感を持って見ていると思います。官僚になるならこれでもいいかなと思いますが、ハーバードの学生のような真のエリートにはなれないかもしれません。
最後になりますが、高等学校での学習成果を適切に評価する観点から、基本となる前期試験を維持しつつ、後期日程の後継として推薦入試を実施するとのことです。高等学校や高校生に最大限に配慮しつつ、現状をなんとかせねばと考えていることがわかります。

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2013年6月17日 (月)

0480- 130617 Express Yourself

7月30日〜8月3日に本校に来る、ニューヨークのHoraceMann Schoolの生徒達。全米で1、2位を争う超進学校でびっくり。Yale大学の学生たちも加わって、本校生28名が参加する、5日間の Express Yourselfのプログラムのサポートしてくれるそうです。ハーバードの学生が日本で行っているプログラムがずっと気になっていたので、こういうプログラムがいわきでうけられることにまず感謝したいと思います。生徒達は5〜6名のチームに分かれてチームごとにアクティビティをこなしていきます。僕も英語科長としてサポートにつきます。最終日は市のホールに移動して発表会。楽しみです。How lucky they are!

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2013年6月 7日 (金)

0479- 130607 和訳付きの教科書がほしい。

英語で行う授業の意味をずっと考えていました。教師が一方的に英語を話す授業はこれはちがいますね。じゃ英問英答で生徒に教科書の表現をそのまま使って答えさせる授業は英語を使っていると言えるか。これも違う。

ではどのような授業が英語を使っている授業と言えるか。どうして主人公はそのような行動をとったのか、どういう気持だったか言える。あるいは、テキストの内容を自分なりの英語で説明できる。あるいはテキストに関連する話題について自分なりの意見を述べ、相手と意見のやりとりができる。あるいは相手の意見に反論できる。結局こういうことを求められていると思います。

ではどうすればこういうことができるだろう。前提条件を考えてみました。

まず、教科書の英文をシャドウイングできるぐらい暗唱していないと話しにならないでしょう。また単文を暗唱して、単語を入れ替えて自分の言いたいことを言えるトレーニングも必須でしょう。次に自分の意見を述べる型を学ぶ必要があるでしょう。これは日本語でやってもいいような感じがしますね。また、相手の言いたいことを聞けるようになるため、リスニングのトレーニングも必要です。語い力をつける、スラッシュごとに前から意味をとる訓練をする、発音や音声変化の練習をする。

つまりこれらの条件がそろわないとなかなか本格的なことはできません。アウトプットについてはそのときやれることをどんどんやればいいと思います。「足りない、できない、もっと正確にできるようになりたいと思って、暗唱、音読、英作トレーニングをがんがんやる」というスパイラルを作らないと、英語で行う授業に耐えられる生徒を作り出せません。

そうすると、結局、通訳技能を用いたトレーニングが一番日本の実情にあっているような気がします。無理してすべて英語で行おうと思わないほうがかえって生徒の英語力を上げると思います。英作文もできず、教科書の暗唱もままならないのに、英語で話せるようにするとか、ちょっと無理ですよね。

必要なのは、

1)句と句の間が「....」で区切られた教材
2)和訳が最初からついている英文
3)スラッシュごとポーズがついた音声教材
4)1倍速と1.5倍速の音声教材
5)音声変化のトレーニング
6)大量にパターンプラクティスできる教材
です。
 内容を理解して、音読してシャドウイングできるぐらい暗唱してしまう。ここまでは別に英語のやりとりは必要ありません。むしろ英語を使わせるのはここからです。

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