« 0480- 130617 Express Yourself | トップページ | 0482- 130702 7月15日 達人セミナー »

2013年6月21日 (金)

0481- 130621 東大 推薦入試に向けて準備を進める

あくまで原案で、最終案ではありませんのでご了承ください。最終案は平成25年度の11月ごろ発表予定とのこと。

「求める学生像」
 受験型秀才でない、「タフな東大生」。高校時代から特筆すべき能力や経験をしてきた生徒を発掘したい。後期試験に合格する生徒は前期試験で落ちた生徒がほとんどで、有為な差がない。前期試験を受けるのとは異なるタイプの学生が欲しい。問題を与えられ、答えを見つける受験秀才タイプではなく、自ら問題を見つけ、答えがあるかどうかわからないその問題を解こうとする力を持つ学生、グローバルな世界でリーダーシップを発揮できる学生が欲しい。
「募集定員」
 後期試験を廃止して、100名程度。科類ごとに内訳設定。平成28年度入試より。平成25年度高校入学生からが該当。既卒も可。出願時期11月。各高等学校から1〜2名とする。どの高校からも平等に1〜2名出願可。逆に言えば、灘などの進学校からも1〜2名に限定される。多様性の確保を優先したため。
「選考方法」
 書類選考および、エビデンス(研究成果、経験を証明できるもの)ベースの面接試験を実施する。大学入試センター試験は、基準点を設定し、それを突破すれば最終合格。合格ラインは東大の第一段階選抜の最低ラインか、それより低いラインをあたり。11月出願、12月面接試験で仮合格をだし、センターの結果で最終合格とする案が有力。エビデンス重視とすれば、SSHなどで研究を重ねてきた理系の高校生は有利になるかもしれませんね。法学とか、経済は実績っていったって難しいでしょう。
....................................................................................................................
これらの資料を読むと、東大がいかに現状に危機感を持っているかがわかります。ただ、いわゆる進振りも、優がとりやすい授業を優先し、自分の興味にあった授業を学生がとらないという構造的な問題もあるようです。現東大が望まない、受験エリート養成を自らが後押ししてきたわけです。
今回の東大が求める学生像から浮かび上がるのは、米国やイギリスの一流大学の学生像です。そういった大学、例えばハーバード大学などは答えのない問いを立てて、自ら考えること、そして猛烈に勉強し、ディスカッションする生徒を欲しているそうです。逆に言えば、現在の東大にはそういう学生がほとんどいないと先生方が考えていることがわかります。知を追求し、英語で意見をばりばり発信するのではなく、試験に受かるために効率を重視して勉強する生徒が大多数である現状を危機感を持って見ていると思います。官僚になるならこれでもいいかなと思いますが、ハーバードの学生のような真のエリートにはなれないかもしれません。
最後になりますが、高等学校での学習成果を適切に評価する観点から、基本となる前期試験を維持しつつ、後期日程の後継として推薦入試を実施するとのことです。高等学校や高校生に最大限に配慮しつつ、現状をなんとかせねばと考えていることがわかります。

|

« 0480- 130617 Express Yourself | トップページ | 0482- 130702 7月15日 達人セミナー »

英語指導法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36697/52128149

この記事へのトラックバック一覧です: 0481- 130621 東大 推薦入試に向けて準備を進める:

« 0480- 130617 Express Yourself | トップページ | 0482- 130702 7月15日 達人セミナー »