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2011年12月18日 (日)

0379- 111218 理念をもとう

「成長する英語教師をめざして」という本を読んでいる。新人教師、学生に向けて書かれた本ですが、内容は深いです。

7章の中嶋先生のお話の中にこのような言葉がありました。

○いくら有名講師が紹介した活動でも、指導する教師の「理念」がなければ生徒にとってはつまらない活動になる。
○指導者側が「50分持てばいい」「明日の授業に使える活動が欲しい」...といった自転車操業の考え方でいる限り子どもたちが本気になることはない。
○「理念」とは「経験」に裏打ちされた「確かな概念」がその人の豊かな「人間性」によって昇華した姿である。
○講演会やセミナーに行くと、セミナリアンと呼ばれる人たちがいる。........ 熱心なのはよいが、聞きっぱなし、メモのとりっぱなしになっているため、悲しいかな、確かな「概念」にまで高められていないのが現状である。
○もし自分の授業を本気で変えたいのであれば、入力ばかりを追いかけるのを止め、「自己責任」が生まれる行動にとりかかることを勧める。それは人に向けての出力であり、人前での発信である。例えば、何度も授業を行って授業を見てもらうこと、人前で実践発表をすること、ブログやMLなどで自分の考えを多くの人に読んでもらうこと、などである。
○理念と聞くと、何か崇高なものであり難しいのではないかと考えてしまいがちだがそうではない。子どもをよくしたいという強い情熱さえあれば、そのために何が必要かを考えるようになり、たとえ日々の営みは小さくとも、「理念」の基になる「信念」「信条」がすくすくと育っていくものである。

中嶋洋一先生の言葉はやはり深いなあ。とても大事なことを仰っています。

前エントリーでは「セミナーにいきましょう」という話をさせていただきましたが、「受けっぱなし」ではよくないのです。「刺激ばかりを求めるセミナリアン」とは言い得て妙です。講師が教えるのは「技」が多いのですが、それをそのままマネしたとしてもうまくいくはずはありません。持っている「理念」が全く同じではないですし、今までの生徒との約束事、指導の延長線上の「指導」を披露しているからです。自分の血肉に取り入れるためには「自分の理念・信念」の中でどの位置をしめるものなのかを決めなくてはなりません。また、学んだことを忘れないためにも、私はブログという手段を使っています。アウトプットをすることにより、必ずディブリーフィングという振り返り活動を行っているのです。また、単にセミナーに行くだけでなく、木村先生のような教師塾や、代ゼミの2日にわたるセミナーでやっているような「模擬授業」を行うセミナーに行くのも一つの手です。僕も最初は勇気が要りました。全国の先生方の前で授業をするわけですから。でも、学ぶ深さが全く違います。その場にいるだけか、セミナーの前から準備してきたかで、受け取る言葉のいみが全く変わります。授業をみてもらうこと、そして、ブログなどでの振り返り・アウトプットは最低限しなくてはなりません。そして、自分がどのような生徒を育て上げたいのか、そのためにはどのような指導をどの時期に行いたいのか考えることが「理念」だと思います。シラバスは「理念」が具体的な形をともなったものでなくてはならないと考えます。そして理念はチームで授業を行う限り共有されねばなりません。(これが一番大変)

「成長する英語教師をめざして」は柳瀬陽介先生、組田幸一郎先生、奥住桂先生がまとめられた本ですが、英語教育に関わる者として教職何年目であろうが、座右の書として一冊はそばに置いて読んでおきたい本だと思います。

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