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2011年9月30日 (金)

0367- 110930 理由の接続詞について

接続詞の指導は、大きくカテゴリ分類から始まる。
1)理由 2)条件 3)譲歩 4)時 だ。

1)理由の接続詞はおおきく4つある、because, since, as, now that である。
since とasはすでに相手が理由を知っている場合に使われる。いわゆる旧情報である。したがって、情報の質としては非常に軽く、文頭で使われる「傾向」がある。一方、becauseは相手の知らない新情報なので文末焦点(一番いいたいことを文末に持ってくる法則)から、原則として文尾におかれるのが普通だ。Becauseが単独で、(つまり文頭で)使われるのは、Why....? に対する答えの時のみである。
now thatはsince, asによく似ていて、理由の部分より、その結果がどうかに焦点があたるので、文頭に置かれる。理由に加え、時間的要素も加わる。「今やもう〜なので」なので、過去形とは使わず、現在形と使う。

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2011年9月26日 (月)

0366- 110926 連鎖関係詞

教え方はかんたん。

板書1 I think that [the boy] is kind.

板書2 I think that  [ who ] is kind.

板書3 the boy [ who ] I think (that) φ is kind
                        主格
          ×whom(もともと主語の位置にあったのでwho)

連鎖関係詞などと言うと難しい感じがしますが、「単にthat節の中にある名詞を関係代名詞に直して、that節の外に出しているだけだよ」と説明すると結構納得してくれます。このパターンになるのは、特に think that... believe that....が多い感じがします。

 訳す場合は、「私が親切だと思う男の子」となります。

 理解できたら生徒に自分で作らせてみるのが一番。

 また、連鎖関係詞では、よく「whoが答えで、whomはダメ。」と覚えている生徒がいますが、これは違いますね。以下の場合はwhoだと×になります。
  I think that the man loved [ the woman ].

    I think that the man loved [ whom ]

    the woman [ whom } I think he loved φ

  私が、彼が愛していたと思う女性

  もっとも、whomはwhoと違って、普通は書かれないわけですが。that節の一体どこの名詞が関係詞にかわったのか常に意識させたいですね。

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2011年9月25日 (日)

0365- 110925 関係形容詞 what

「what little money he hasのwhatは関係形容詞。関係形容詞とは「all the 名詞 SV」という意味になる。whatはmoneyを修飾している。」

上は典型的な関係形容詞の説明なのですが、生徒は今まで学んできた複合関係詞whatと何が違うのかよくわからない可能性が高いと思います。

ではもっとわかる説明の仕方としては...次を提案したいと思います。

<まず既存の知識を確認する>

[what he has]は「彼が持っているもの」という意味である。でも、これでは彼が何をもっているのか、さっぱりわからない。

<補足説明が関係形容詞のキモ>

そこで、whatのとなりに具体的なものの名詞を置いて説明することにした。[ what (money) he has ] これで彼が持っているものが「金」であることがはっきりする。

<中学で学習したこと関連づけ、さらに理解させる>

実はこのような現象は中学英語でもみられる。What do you like? では一体何のジャンルで好きを聞いているのかがわからないが、What color do you like?  What movie do you like? なら具体的になる。このwhatは疑問詞(疑問形容詞)であるが、やはりwhatのうしろに名詞を置くのはwhatの内容を具体化するため。

<関係形容詞は関係代名詞whatの応用にすぎない。>

また、関係形容詞のwhatだから、「すべての〜」となるわけではない。whatにはもともと the thing / the things と「全ての」という意味が含まれている。(the+複数形はグループの構成員全員という意味がある )  what she wantsなら「彼女のほしいすべてのもの」がもともとの意味となる。

よって what money he hasは「彼が持っているすべての金」という意味になる。(「全て」を強調したい場合、all the money he has と表現する) そこにlittle「わずかばかりの」をつけて、what little money he has「彼のなけなしの金」という表現になった。

NextStageでも what he earns という表現が出てくるが、what little money he has  とは関連づけられていない。もったいないと思う。 what money he earnsならより具体化されるというだけなのだ。 what little money he earnsなら「彼がかせぐわずかばかりのすべてのお金」となる。little moneyをとっぱらえば、what he earnsに戻るだけだ。

<関係形容詞と使うのはmoneyだけ?>

このような「具体的名詞を横に置く」ものは、money以外にも使われる。what ability he has
「彼の持つ全ての能力」 等。 what little I know 「わずかばかりの私が知っていること」

「関係形容詞が名詞を修飾」というより、関係代名詞のとなりに名詞が挿入されたのだと考えればもっと理解が楽になる。

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2011年9月23日 (金)

0364- 110923 英文法はなぜ定着しないのか? 

Mindmanagerでまとめてみました。PDFデータになっています。以下の「h23.pdf」をダウンロード というところをクリックするとPDFのマインドマップがダウンロードできます。

これは、Anfieldroadさんの企画にのったものです。少しフライイングかな?まあ、第0弾ということでご容赦ください。

「h23.pdf」をダウンロード



英語教育ブログみんなで書けば怖くない!企画(http://d.hatena.ne.jp/anfieldroad/20111001/p1)に参加中!

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2011年9月14日 (水)

0363- 0110914 黒塗りの手順書を国民は許すか?

枝野幸男経済産業相は13日の閣議後会見で、東京電力が福島第1原発の事故時の運転手順書をほとんど黒塗りにし、衆院特別委員会に提出したことについて「公表できないなら、国民が納得できるような説明をする責任がある」と述べ、東電に対応の改善を求めた。

それも1部ではなくほぼ全文が黒塗り。事故解明にはなくてはならない資料なのに、その提出を拒む。あり得ない.....。やはり東電は東電で、東電以外のなにものでもない。原子力ムラの村長だったころに「権力者」として通じたことがまだ通じると信じているあたり、救いがたいものを感じるのは私だけでしょうか。半年たったことで国民の反発はもうないとたかをくくっているとしたらとんでもないことです。

一企業の秘密のほうが国民の生命より重要というならその姿勢を貫けばよいと思います。ただ、幹部がこのような考えをあらためない限り、このような企業体質の会社に対して、国民は監視の目を緩めてはならないと考えます。

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0362- 0110914 助動詞の2つの用法

助動詞には2つの顔があります。ひとつは人に命令や許可を与える、人の行動を規定する用法。「〜しなければならない、〜すべきだ、〜してもよい」などがそれ。もうひとつはそこから進化して、人の認識についてのもの。「〜に違いない、〜のはずだ、〜かもしれない、〜のはずはない」

後半の意味のときは、基本はbe動詞がくる。あるいは状態動詞がきます。

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2011年9月 4日 (日)

0361- 0110904 除染作業に参加してきました

息子が通っている保育園の除染作業に参加してきました。父兄が本日は十数名参加。非常に暑い日で熱射病に気をつけながらの作業になりました。当然長袖長ズボン、帽子をかぶり、防塵マスク着用です。除染等を行う建設業者のかたが指揮をして、保護者で作業を開始。

まずは、側溝のどろをスコップでとり、土嚢につめます。側溝、門扉、ジャングルジムなどを高圧洗浄機できれいにしてきました。芝生はすべてはぎ取り、これも一カ所に集めました。案外線量が高いのは「縄」などの雨がしみ込みやすいもの。外壁などはたいしたことはありませんでした。側溝は 0.4マイクロシーベルトでやはり高かったのですが、除染後には、0.1〜0.2に下がっていました。このあと砂場等は重機でほり土を入れ替えるそうです。

約2時間の作業は無事に終わりましたが、課題も。除染後の土の行き場がありません。保育園の園庭のすみに仮置きするしかない状況です。それに、市からの補助が半額しか出ないとのこと。(市は県からお金をもらっているようです)土の入れ替えからなにから数百万かかるとして、残りの半額は自腹をきらねばなりません。(だからこそ保護者が除染作業を行っているのです)

はっきりいって、国が全額補助すべきと考えます。あるいは東電が全額払うべきと考えます。幼稚園や保育園が大きな負担を負う現状の仕組みはおかしいと言わざるを得ません。

園庭にはブランコの枠組みだけが残り、チェーンは外されています。それと、木の枝も全部切られていました。さみしい光景ですがしかたがありません。それにもまして、子どもたちが外で遊べないのには残念な限りです。重機が入り、土を入れ替えるとどのぐらい下がるかはまだわかりませんが、期待しています。子どもの健康を守るために親としてやれることはできるかぎりやろうと考えています。

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2011年9月 2日 (金)

0360- 0110902 今年もスピーチコンテスト

昨年にひきつづき、市の中学生英語スピーチコンテストの審査員長をつとめさせていただきました。

今年は大震災や原発事故が起こりましたが、そんな中、スピーチコンテストに出てみようと思っただけでものすごくえらいなあと自分の中学生の頃を思い出しながら考えておりました。

さて、気付いたことをここにも書いておきたいと思います。これからスピーチコンテストに出る生徒さん、指導者の方にもぜひ見てもらいたいと考えたからです。

まず、メモライぜーションは絶対必要です。これがないと、イングリッシュ、デリバリーに注意を向けることができません。その点、今回の生徒さんは皆しっかり暗記ができていました。素晴らしい。

2点目ですが、腹式呼吸のマスターがぜひ必要です。欧米人は息の力が強く、子音まではっきり発音することができます。p、b、t、f、d、k、sなど。また、英語のイントネーションの基本は、強弱のリズムにあり、これは、腹式呼吸で息を強くしないと達成できません。日本人は、特に女の子は、腹筋が弱いため、とくに、のどからの発声になりがちです。これにより不自然なイントネーション(日本語の会話に近い、特に高い音の)が生まれてしまいます。英語は、基本的には、強弱を等間隔にきれいに出す言語です。それは腹式呼吸が生む、息の強さがなければ達成されません。きれいな強弱のリズム。それにプラスして、英語を多く聞いている分にはその不自然なイントネーションが是正されていきます。音のデータベースができていきます。ネイティブに一度スピーチを吹き込んでもらい、そこに感情、ポーズなどの肉付けを日本人の先生と一緒にしていったほうがよいでしょう。また、r の発音は自然に。不自然に強調しすぎない事。

3点目ですが、創作の部において、展開の工夫が必要になります。自分のスピーチにおける重要なキーワードがあるとして、そのキーワードは第一段落、あるいは早めの段落で一度出しておく方がいいのです。つまり第一段落は、聴衆の関心をひきつけると同時に、全体を通してのべるべきことの予兆をキーワードを出すことによって宣言しておくのです。最後の方になってもう一度そのキーワードが出てきたとき、伏線がちゃんとあったんだなと、Well organizedの印象を与えることができます。最終段落でいきなりそれまで一度もでなかったキーワードが、がんがん持ち出されてくると、唐突の印象を与えてしまいます。もっともこれは展開の一例にすぎません。似たような展開が多くなると、印象に残りにくくなることも確かです。このへんのバランスを先生と一緒に煮詰めましょう。

4点目ですが、やはり創作の部において、日記のような話がずっと続いて、最後の最後で、自分もがんばろうと思う。などとまとめてしまう生徒さんもいますが、創作スピーチで求められているのはそのようなことではないのです。自分の外の世界の話を中心にすえるのではなく、ある体験を通して自分が考えたこと、自分の心に起こった変化、その結果どう行動して、周りにどう影響を与えたのかが重要なのです。ここが書かれていて初めてその人のオリジナルのスピーチになり得ます。「○○があった。うれしかった。かなしかった。」で終わらせるのはあまりにもったいないと言えます。スピーチは、聴衆をハッピーにさせるものであり、なるほど、それなら自分もやってみようかと思わせるためのものだからです。聴衆の心に訴え、共感してもらうためには、「自分の努力」を言わねばなりません。その結果、周りの人たちをどうハッピーにしたか(あるいはこれからハッピーにするか)言わねばなりません。なんの行動、努力もないところで人は感動したり、なるほど、それはやらなきゃと思ったりはしません。したがって、日記のような外部のできごとをメインにしているスピーチは高評価にはなりえないのです。世の中をするどく見る目と、自分の心的世界と、行動と、その結果がよいスピーチには必要です。

また、時流に乗ったテーマを選ぶのは諸刃の剣とも言えます。多くの人が同じテーマでスピーチすると、せっかくのスピーチが埋没してしまう危険があるからです。よほどうまく料理しないと印象に残せません。先生と作戦を練りましょう。

多くのコンテストでコンテンツ(内容)はイングリッシュなどよりも低い点数になっていることが多いと思います。しかし、コンテンツがしっかりしていないと、どんなに英語がよくても上位大会になればなるほど入賞の可能性は消えていきます。なぜなら上位大会では皆英語はうまいからです。よりコンテンツが重要になってきます。

最後にもっとも重要なことを。声の大きさです。クリアで聞きやすいスピーチはそれだけで評価は高くなります。聴衆に聞く努力をさせてしまうスピーチはよくありません。相手の心に自分のメッセージを届けて、共感してもらったり、特定の行動をとってもらおうとしたり、ハッピーになってもらおうとして行うスピーチです。相手にとって聞きやすいというのは最低限のことにして最も重要な点です。さらには、声が強くクリアであればあるほど、声を弱くしたり、大きくしたり、のメリハリコントロールが相手に伝わりますし、喜び、悲しみといった感情も伝わりやすくなります。小さな声ではコントロールの幅が限定されてしまい、損をします。腹式呼吸をするメリットですよね、これも。だからといってばかでかい声を出せと言っているわけではありませんのでご注意を。先生に教室の一番後ろで聞いてもらって指摘してもらうのが一番いいですよ。

震災から6ヶ月後に行われたスピーチコンテスト。様々な苦しみ、悲しみを乗り越えてよくここまで皆仕上げてきました。感動しました。ありがとうございました。また、完璧な運営をしてくださった、いわき市の各中学校の先生方、最後まで指導を続けてくださった先生方に敬意を表したいと思います。入賞しなかったみんな、ほんのちょっとの差でしたよ。自信を持って英語を磨いていってくださいね。

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