« 0318- 110226 アンサリー 蘇州夜曲 | トップページ | 0320- 東北大地震2 »

2011年3月13日 (日)

0319- 東北大地震

おかげさまでなんとか大丈夫でした。

11日金曜日はちょうど入試の合否判定会が終わった頃でした。ダダダダダダダ!とものすごい振動がし、それがやむどころかどんどん大きく、長い時間つづきました。そしてぐらっ! おもわず机にもぐりましたが、これはやばいとおもいなおし、急いで校舎の外へ出ました。教員も生徒もすべて避難です。

その後も余震がつづき、部活動を中止し,帰れる生徒から急いで帰宅させました。ただ保護者と連絡がつかず学校に泊まった生徒もいました。

4時頃保育園に2歳の息子を迎えに行くと,雪がちらつくなか、園児全員が園庭でふとんにくるまってふるえていました。先生によると息子はパニックを起こして泣いていたとのこと.そこで父とも合流.駅前ビル6Fにいたのですが、ものすごいゆれで、貯水タンクが破れて水浸しになり、大変なところを保育園にかけつけてくれました。(車が駐車場から出せず徒歩できてくれました)ALTの先生を送り帰宅.どうろがところどころ陥没したり、盛り上がったりして、スピードを出すと、パンクの恐れがあるのでゆっくり運転.古い家屋は軒並み倒壊しています。新しい家は大丈夫なようです。

その日の晩は電話が一切通じない状態でした。大きな余震も続き,アパートでは眠れない状態で、一家三人車の中で過ごすことになりました。

携帯のワンセグの情報と地元のSea waveのラジオだけが頼りでした。Sea Waveのみなさん、ありがとう! ただ、様々な状況が分かるにつけ、絶句。これは本当に日本なのか?

3月12日(土)

朝から一切水がでません。ラジオを聴くと市内全域断水とのこと。つまり30万人以上の市民が水難民になったのでした。近くの公民館で3時間ならび、水3リットル×2をゲット.大人は1日3リットル必要だそうです。妻も一緒にならびましたが、子どもがぐずったので、断念.明日の給水はあるかどうかわからないとのこと。水の備蓄をしておくのだったと後悔。(今は雨水をため,それをトイレなどの生活用水にすることもあるとのこと。)ただし、小学校のプールから水を汲みトイレ用の水は確保しました。コンビニも食料がゼロ。本当に水を使わない食料の備蓄が必要です。閉店している店が目立ちます。ただ、地元のスーパーが営業してくれたので本当に助かりました。マルトさんありがとうございました。

午後からは学校に行き、生徒の安否確認.原発に近い地域の生徒は連絡がつきません。となりの川内村へ避難しているとの報道がありましたが、うまく避難しているとよいのですが。新地町,南相馬、四倉,久ノ浜,小名浜,永崎など海沿いの町は壊滅か、かなり津波で被害を受けたとのこと.

夜は原発の状況を見極めるため、ワンセグにかじりつきでした。一時、福島第二原発から20kM以内避難との報道があり、急いで避難の準備を始めました。(その後10kMに訂正)一応,炉内の圧力を抜く作業(蒸気を大気中に放出する作業)がうまくいったとのこと。ただ、双葉で高めの放射線被曝をした方がみつかったとのこと。風向きなどにも十分注意せねば。近隣の方も車で家を離れる人がいました。あらためて、「近くには原発があるのだ」、「地盤が固いから安全というのは神話」であったと思い知らされました。

3月13日(日)

第一原発からは50kM程度,第2原発からは30km程度離れていますが、ラジオから、本日はなるだけ外出しないようにとアナウンス.エアコン、換気扇もストップさせました。原発で臨界事故,メルトダウンを防ぐため命がけの作業をしている方の無事と、地域の無事を祈るしかありません。

私のところは水はでませんが、まだ、停電がありません。これは心理的に大きいです。岩手,宮城、福島で特に津波の被害が大きかったようです。私のすんでいる市だけでも1万6千人の人が避難所に暮らしています。海沿いの場所を中心に家を失った人も多いようです。

ライフラインがない状況で生きるには


1)ガソリンの確保
 なにはなくとも車の給油は最初にすべきこと。
 (沿岸部にいる場合はとにかく高台に逃げること)
 ガソリンがなくなったら田舎はどこにもいけません。
 地震があったら速攻でガソリンスタンドで満タン!

2)現金の確保
 コンビニのATMは停止してしまいます。また、
 コンビニそのものが臨時閉店してしまいます。

3)水の備蓄・確保
 風呂にはお湯を入れっぱなし。(断水時のトイレ用水になる)
 学校のプールなどで水をもらう。
 雨水などをためてもよい。
 容器に直接水を入れず,ビニール袋に水を入れ、くちをしばる
 行政はあてにしない。飲料水の備蓄は絶対.
 (コンビニ等はすぐになくなる)

4)食料の備蓄
 電気,水,ガスがなくとも食べられるもの。
 電子レンジでチンも、ゆでたりもできません。
 かんぱんなど冷蔵庫に入れなくてもよいもの。

5)通帳などの貴重品
6)着替え、懐中電灯の準備

なによりだいじなのが、家具の転倒防止のシール
などをはっておくこと。家の中が割れた食器で
めちゃくちゃになることをふせげます。
自分に倒れかかってくることを防げます。
うちは、これでずいぶん助かりました。

余震がつづいたときは、家の中で下足を履いてました.


|

« 0318- 110226 アンサリー 蘇州夜曲 | トップページ | 0320- 東北大地震2 »

地域」カテゴリの記事

コメント

いつも楽しみに記事を読ませてもらっている
千葉の英語教員です。

ご無事で何よりでした。まだ大変な日々が
続くかと思いますが、がんばって力強く
日々をお過ごしくださいませ。

投稿: あゆ | 2011年3月13日 (日) 17時02分

前田先生、ご無事で本当に良かったです。

前田先生が様々な面で予断を許さない状況下で、
この度の体験を残してくださった、
一つ一つの言葉を噛み締めながら拝読しました。
それらを一人でも多くの方に読んでいただきたく、
拙ブログで紹介させていただきました。

一日でも早く、東日本の復興が進み、
一人でも多く、皆さんの笑顔が戻りますように。

投稿: jiantai | 2011年3月15日 (火) 23時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36697/39209317

この記事へのトラックバック一覧です: 0319- 東北大地震:

« 0318- 110226 アンサリー 蘇州夜曲 | トップページ | 0320- 東北大地震2 »