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2010年9月20日 (月)

0291- 100920 111111アクセス 

2006年1月に始まったこのブログですが、111111アクセスを超えることができました。ありがとうございました。

自分の考えをまとめて置くためのブログでしたが、多くの方にご覧いただくことを通じ、自分が一番このブログを通じて勉強していたことを知りました。アウトプットするためにはインプットしつづけなければならないからです。

気ままに更新を今後も続けていきますが、どうぞ、見る方も気ままにご覧ください。気ままに英語教育について考えていきたいと思います。よろしければコメントもどうぞ。

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2010年9月16日 (木)

0290- 100916 enough to 構文と too..to..構文の意味上の主語について

Enough to…と too …to …構文考

(タイプA)She is old enough to drink. 
to drinkの意味上の主語は文の主語と一致して,Sheである。このような場合,for 人は不要である。× She is old enough for her to drink. For人は文の主語と不定詞の主語が一致しない時に現れるからだ。このような、不定詞の主語と文の主語が一致するタイプをタイプAとしよう。

(タイプB)This book is easy enough to read  in a day.
This bookはto readの目的語であり、主語ではない。このような動詞と目的語の関係をタイプBとしよう。このタイプBでは for人が現れることになる。ただし、上記の文にはfor人は現れていない。これはどういうことだろう。実は,for人が世間一般の人にあてはまる場合,for anyone がそれだが、あえて書かなくて良いのだ。× This book is easy enough for anyone to read in a day. 「この本はだれもが一日で読めるぐらいやさしい」であるのだ。誰にとってもそうであるなら、あえて書かないのは納得がいく。for 人をあえて書かなくてはいけないときは,for meとか、for himとかの時だ。This book is easy enough for me to read in a day. 「この本は私が一日で読めるくらいやさしい」 

もう一度整理すると、不定詞と文の主語が一致するタイプAの文ではそもそもfor 人はいらない。for人がいるのは、文の主語と不定詞の主語が一致しないタイプBの文である。ただし、 世間一般,誰にでもあてはまるときは、for anyoneとわざわざ書かないのが普通だ。そしてこのタイプA、タイプBはtoo..to構文にも見られる。too…to…構文タイプAの時はfor人はいらない。 too…to..構文タイプBの時はfor人がいる。ただし、誰がやっても同じときはfor人はあえて省略される。This house is too small  to live in.   「この家は(誰であっても)暮らすのには狭すぎる」 This house is too small for us to live in.「この部屋は私たちが暮らすには狭すぎる」

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2010年9月 9日 (木)

0289- 100909 (自由)英作文の指導

CrownⅠを使っているが,そのテーマにあわせて自由英作を生徒に課している。たとえば、アブシンベル神殿のレッスンでは「お気に入りの歴史上の人物」「興味のある世界遺産」についてであった。

最初の方では自己紹介がメインであったので、口頭の発表がうまくいったのだが、内容が複雑になるにつれて、難しくなった。そこで今は3年前にやった方法をとっている。ピアチェック法である。2列の生徒に関してとなりの生徒と自分のエッセイを交換させ、読ませる。読んだ後に感想をエッセイの余白に書かせるのだ。感想はほめ言葉を基本とするが、アドバイスもよいとする。けなす言葉はダメ。読む時間とコメント書き込む時間で1〜2分。終わったらエッセイを返してもらって,前の席に移動。となりの席の生徒は移動しないでそのままの位置に座っている。これを5〜6人繰り返す。大事なことは,友達のすぐれた論理展開や表現を「ぱくる」こと。そして自分のエッセイの足りないところにきづいて書き直す時間を与えること。また、読み手がいるということを意識してエッセイを書くことであると思う。

教師の方としては、日本語を直訳せず、重要なコアのメッセージを取り出して書くのだということを教える必要がある。例えば,「閑古鳥が鳴いている」をきちんと「あまり多くの客が行かない〜」と言い換えられるか。また、「日本語の能力が子どもはまだ未熟だ」を「子どもは日本語についてまだ多くのことを学ばねばならない」というように言い換えるられるかである。このような能力は英作文をする上では非常に必要になる。

また論旨の展開法も教える必要がある。クレーム(主張)、データ(事実)、ワラント(論拠)のことである。例えば「動物園の動物は野生動物より幸せであるか」というテーマについてある生徒は「幸せである。(主張) 食べ物が多く与えられるから。(事実)」と書いてきた。これは上述のクレームとデータに相当する。しかしワラント(論拠)がない。「多くの食べ物がある=幸せ」では論理が飛躍しすぎるのだ。彼はワラントとして,「食べ物が多くあれば飢え死にする可能性がなくなる。」を述べる必要があった。

「動物園の動物幸せだ。(主張)   
 彼らは多くの食べ物が与えられる。(事実)
 飢え死に心配をせずにすむ。(論拠)
 だから幸せなのだ(再主張)」

このように書ける生徒はほとんどいない。だから
教えなくてはならない。

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0288- 100909 パターンプラクティス

パターンプラクティスとは、変化のあるくり返しの別名である。生徒を飽きさせず繰り返させることができる。

パターンプラクティスは普通、口頭で行われる。単語の一部を換えて、どんどん口頭練習させるのだ。量を確保することで,短時間に大量に練習させることができる。同じパターンをくりかえすことで理解が深まり,習得が進む。もう一つの利点は、少しずつ単語を換えることで、無理なく生徒が取り組むことができ、かつ、「できるようになった」という気持ちを高めることができる。そうするとやる気もたかまってくるのだ。

各テキスト会社とも文法参考書と一緒に準拠の文法テキストを出している。はっきりいって、パターンプラクティスの方の問題集が先にあるべきではないだろうか。パターンプラクティスでしっかり練習した上で,並べかえや、(  )穴埋め,選択問題があるのだと思う。

文法のテキストにある問題はインプット用のものではなく、アウトプット用のものである。本来参考書で理解して、それから確認用にテキストをしたり、Workbookをするのだが、多くの学校ではいきなり解説して,テキストの問題をやらせているところも多いがうまくいかないことも多いのではと思う。

僕が言いたいのは、パターンプラクティスで英文の型をみにつける方が問題をやらせるより先ではないかということ。はっきり言って、書く方もパターンプラクティス用のものがあれば、インプット用の教材としてとてもよい。それをしっかりやった上で、並べかえ問題,選択問題,穴埋め,語形変化問題などの問題をやり、周辺知識をかためればいいのだと思う。

多くの学校では、「たくさんの解説→問題」という順でやらせているが、本来は,「少しの解説→基本例文の暗唱→1項目あたり3〜4のパターンプラクティス→自分で文を作る→並び換え問題、穴埋め問題等」だと思うのだ。

例をあげよう

  以下の文を英文に直しなさい。

1) この部屋はこのソファを入れるのに十分な広さですか?
2) この家は犬を飼うのには十分な大きさですか?
3) 私の部屋はその花を育てるのに十分な暖かさがある。
4)上の文の型(enough to...) を使って自分で文を作ってしまおう。

  上のようなパターンプラクティス問題で型を学んでしまえば
  穴埋め問題だろうと、並べかえ問題だろうと対応できるのだ。

欧米の文法問題集は運用力をあげようとして、パターンプラクティスを多く載せているものが多い。(そのかわり分厚く,項目数も増えるが)日本の文法問題集は、Forestにしても、Dual Scopeにしても、Breakthroughにしても、大学入試を意識して,4択問題、並べかえ、誤文訂正,語形変化問題ばかりである。英語の知識は得られても,運用力は伸びない。そんな中で いいずな書店の be だけはパターンプラクティス用の学習問題集 を出している。これは評価できることである。 

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2010年9月 5日 (日)

0287- 100905 It seems that... vs He seems to V

繰り上げ構文(raising construction)

a) It seems that Susan is a very sensible person.
b) Susan seems to be a very sensible person.

生成文法ではa)が基本と考えられたが,
a)よりb)の構造の方が圧倒的多数。

b)では直接の観察による判断という含みがあるが、
a)ではそのような含みはない。

またto beが抜けるとより主観的な意味合いを持つ。

Itは「虚字」と言い、何も表していない。
当然It=that...ではない。

that節の主語を文の主語に昇格(raising)させ,
そのあとにto Vをもつ構文を
繰り上げ構文(raising construction)と呼ぶ。

繰り上げ述語には次のようなものがある。

1) seem, appear, happen, turn out,
   Mary happened [ to meet him ].
  (It happened that Mary met him.)

   What he said turned out [ to be wrong ].
  (It turned out that what he said was wrong.)

   She seems to be a very sensible person.
  (It seems that she is a very sensible person.)

2) 形容詞 likely, certain, sure
   That team is likely to win the game.
   (It is likely that that team will win the game.)

   She is sure to succeed.
   (I'm sure that she will succeed.)

   She is certain to pass the exam.
   (It is certain that she will pass the exam.)

参考

安藤貞雄先生   英語の文型
江川秦一郎先生 英文法解説

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