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2010年1月19日 (火)

0258- 100119 2次対策 英作文

2日前に誕生日を迎えました。この歳になると、何がめでたいかわからなくなりますが、親には感謝しています。この日はそういう日かなと最近は思うわけです。

さて2次対策が始まりました。生徒が困るのが英作文。英作文は一定量の英文が頭に入っていないとどんなに説明をしてもダメなんです。昨年度の2次対策で実感しました。日本語を英語の構文で使いやすいように、主語、述語を組み替える作業をするのですが、これは頭の中に入っている英文データベースと照らし合わせながら行われるものです。たとえば、「彼のアドバイスのおかげで私は試験に合格できた」なら、「私」を主語にする場合と、「彼のアドバイス」を主語にする場合がありえると考えられるのが重要です。Thanks to his nice advice, I passed the entrance exam. His nice advice helped me to pass the entrance exam. 主語(というか文頭の語句)がかわると動詞もかわり、その後のすべての英語 構文がかわります。

英語を話せれば国際人であると考える日本人が多いのは残念だ。(竹岡先生の本より)
It is a pity that many Japanese mistakenly believe that as long as they speak English, they can be international-minded.

上の文に関して、頭の中の英文データベースの中にしっかりデータがあれば、

文頭の表現は、It is a pity that....になるはず。そして、thatのうしろには、Japanese people..........are many.ではなく、many Japanese people mistakenly believe that ....がくることがわかるはず。次には、「〜しさえすれば」はas long as ではじめて、国際人は、international-mindedになることがわかるでしょう。あとはこのパターンを利用すればいくらでも応用は利きます。

つまり、なるべくチャンクごと表現を覚えておき、チャンクを入れ替えることですばやく英文を作り出せるようになることが、英文を暗唱する目的です。英語のネイティブスピーカーはなるべく「考えないで使えるよう」に「無意識でするっと使える表現・チャンク」を無数にもっているそうです。私たちは英語のネイティブスピーカーではありませんので、意識的に取り入れる必要があるわけです。

よく「和文和訳が必要だ」「まずは日本語で言い換えよう」「主語と述語を決めよう」などと言われますが、これは、その和文和訳にあった英語の表現が頭にすでに存在していることが大前提です。和文和訳しても、それに対応する表現を知らなければ英文は書けません。逆に和文和訳できるのは同時にドンナ構文を使おうかある程度めぼしがついているからこそできるわざです。和文和訳の結果、SVO や単純な構造の文ですみそうであるなら別ですが、そうでなければ、データベースに問い合わせて、この主語や出だしでスタートしてもおれはいけそうか?と頭の中でやっているわけです。

結論としては、添削などを指導する前提は、英文暗唱にあるということです。3年次において覚えるべき文は短文(単文)ではなく節が2〜3個入っている「中文」ぐらいがいいと個人的には思っています。これなら、使える表現やイディオムもいくつか織り込めるからです。さらに生徒が書けないのは接続詞や関係詞が連続して出てくるような文。イディオムや接続詞の使い方も覚えながら、暗唱、暗写してしまえば強力な武器が手に入ります。やらない手はありません。

覚える英文は、竹岡先生や木村先生の本の例文がいいと思います。そしてチャンクごとに区切って、音読です。チャンクごと音読したら意味も思い浮かべてみます(Input) 最後まで行ったら、次に音読しながら、10回筆写してみます。それが終わったら、顔をあげて、10〜20秒間頭の中で反復します。(Intake) そして、下を向いて一気に紙に書きます。(output)    あとはこのくり返し。

チャンクごと理解ー音読筆写して取り込みー頭の中で反復ー紙に書き出す。 

100ぐらいの中文を暗唱すると威力を発揮します。おすすめします。


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