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2010年1月 8日 (金)

0255- 100108 英語の勉強法ー自身を省みて

新年あけましておめでとうございます。松の内は過ぎてしまいましたが.....今年もぼちぼち気ままに書いていきますので何とぞよろしくお願いいたします。

僕の英語の勉強法はスラッシュリーディングをもとにしたものでした。SIMと言う教材を使っていました。勉強法はこうです。チャンクごとにわけられた英文とその下にチャンクごとの和文が書かれている教材があります。それを読みながらまずは解説テープを聴きます。一通り語彙、構文や、リエゾン(音声変化)を確認し終わった後は、ひたすら、練習します。解説のあとには、英語がポーズごとに分けられた英文が読み上げられますので、これを聴きながら、区切りごとに頭の中で素早く和訳していきます。

At the edge 端に 
of a great forest  大きな森の(端に) 
there lived a brother and sister  兄妹が暮らしてた 
named Hansel and Gretel. ヘンゼルとグレーテルという名の(兄妹が)

この練習をするうちに英文を覚えてしまう。逆に覚えてしまうまでこの練習を行う。その時、
At the edge と頭の中で再生できたら、「何の?」と自分でつっつこみを入れる。その時間を利用して、あっそうか「大きな森の=of a great forest だったな」と思い出すわけです。このような感じで自分でつっこみを入れつつ、チャンクごとに最後まで暗唱できたら、ナチュラルスピードの英文を聞きました。すると、自分もほぼそのスピードで読み上げられるようになっていて驚くわけです。つまり自分で知らず知らずシャドウイングまでやっていたことになります。これができるようになると、英語の音を聞いただけで、ダイレクトに意味が浮かぶようになります。和訳のプロセスが省かれたのです。(あるいは意識できないぐらい和訳のプロセスが高速化されただけかもしれない)英語の音と意味がとろとろに溶け合った音読を僕は経験したということです。「ああこれが英語を英語のままに理解することなんだ」と理解することができた瞬間でした。僕はこのような600〜800字程度の英文を約20本暗記しました。

CDを英語学習に使うメリットは、木村達哉先生のサイトにも書いてありましたけれども、CDの速度まで読解速度をひっぱりあげてくれるのが最大のメリットなのです。強制的にその速度まで引っ張り上げてくれます。よって速読力を付けたい人がCDを使わないのは大損失なのです。読解速度があがると理解度は下がるのではと言う人がいるかもしれません。しかし結果は逆でした。前から順番に構文をとるのにそれほど苦労しなくなったため、余裕が出てきて、パラグラフの主旨に目がいくようになり、パラグラフリーディングができるようになったのはうれしい誤算でした。つまり練習をくり返している内に、読解力に余裕が生じ、別の英文を初見で読んでも速く理解できる力が培われていたのです。

このやり方は結局通訳の勉強法( SIM=同時通訳方式の頭文字)なのですが、こうして勉強すると、読解速度だけでなく、リスニング力、スピーキング力、作文力まで僕は手に入れることが出来ました。結局力の付く方法はそうそうあるわけないんですよね。

もう一度勉強法を書いておきます。
スラッシュがひかれた、あるいはチャンクごとに分かれた英文と和文がある教材を用意します。できれば、CD教材もスラッシュのところで何秒かのポーズ(小休止)が入ったものが望ましいです。というかこれがないと勉強になりません。英文は前もって理解はすませておきます。次に、ポーズのところでその前までのところの意味を言う練習をくり返します。最初はテキストを見てもいいのですが、じょじょにCD音声を聞いただけで自動的に訳を言えるまで練習します。これができたらリーディングが出来たことになります。

次にCDをたっぷり聞き、音の変化(リエゾン等)も頭に入ったところで暗唱に入ります。区切りのところで「なぜ?」とか「何の?」とか自分であいの手を入れるところがポイントです。いっきに思い出すのではなく、区切り区切りごとに日本語の和訳を思い出していくわけです。それを手がかりに英語に直していきます。これができたらスピーキングと英作文ができたことになります。

次はナチュラルスピードの英文を流します。この時点では和訳はもうできません。和訳している暇が無くなるからです。逆に今まで行っていた和訳はお払い箱にするためにナチュラルスピードの英文を聞くわけです。和訳をしているとどうしてもスピードが遅くなります。自分もCDと同じスピードで声に出して言ってみます。すると英語と意味(和訳ではなく意味)がとろとろに溶け合った状態に出会うことが出来ます。英語を英語のままで理解できる瞬間です。CDを超える速度で音読する方法もあります。これは速音読と呼ばれる手法で、これをするとCDがゆっくり聞こえるようになります。

スラッシュごとに読んで、聞いて、話して、書いて、最後にナチュラルスピードで聞く。見事に4技能が連結しています。それまで私は一文をまるごと言えたり読んだりしないとダメだと思っていましたが、そうではなく、スラッシュごとに理解したり、スラッシュごとに英語を思い出しながら話してもいいんだと気づき、大いに納得したのを覚えています。

これがSIMと言う教材が30年以上前から提案している勉強法です。私は25年前に出会ってこれで英語に開眼しました。

なんとなくSIM(現在スーパーエルマーに教材名が変更)の宣伝になってしまいましたが、数万の費用はかかったものの、もとをとるに十分なものでした。現在ではさらに進化し、音声速度を何段階か速くしたものまで提供しています。これは私も使っていますが、ものすごく効きます。下手な教材を買うならこれをしっかりやったほうが力は本当によくつきます。

速読とはこのように段階を追って達成されるものです。

これに英文解釈の練習と、語彙力増強、パラグラフリーディング、英作文の練習を組み合わせれば相当なレベルまで到達できると思います。SIM式のトレーニングは教師になった今でもつづけております。自分の英語力のベースになったものです。大学受験をかるがる突破する力をつけることができる方法です。

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