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2009年7月31日 (金)

0222- 090730 朝日カルチャーセンター キムタツ講座

 今日から2泊3日で東京にいます。木村達哉先生の講座にでるためです。木村先生の講座は去年11月に続いて2回目。今回も楽しみにしています。

 会場である新宿住友ビルについたところ木村先生からお声がかかった。「模擬授業をしてもらうためにメール、電話をしたんだけれども。連絡が付かなかったんだ。」 「えっ?」真っ青になってパソコンのメールの受信履歴を見る。しかし依頼のメールはない。ともかく木村先生にはあやまり、次回ぜひ授業をさせていただくことにしてもらった。前回の教師塾で模擬授業を行い、その縁で今回も先生から模擬授業のお声がかかっていたのだ。「先生の授業をまた見てみたい」とまで言っていただいたのに.....大変失礼なことをしてしまった。木村先生本当にごめんなさい。

 おそらくYahooメールが勝手に迷惑メールに指定したのだろう。大事なメールが届かなかったのはYahooメールではこれまでも何度かあった。ちょっと僕はきれかけている。 メインのメールをGoogleに移行することを本気で考えている。Googleはかなり優秀な迷惑メール対策をしているそうだ。メール移行はかなりめんどうくさいが信頼性の低いメールを使い続けるわけにはいかない。近日中にMacの MailにGoogle mailが届くように設定でき次第移行する予定だ。

 さて授業内容である。4人の先生方が文法と作文の授業をされ、その後木村先生が授業をされた。

学んだこと

1)ノートを見直したときにポイントがわかるような板書をする。

2)前後左右のうごき、視線移動、大きな声・無言で生徒の注目を集める。

 授業はライブと同じ。かたい話と笑いを交互にまぜながら。
 生徒は顔をあげ集中して聞くことができる。

3)英文法の勉強の先には英作文の授業がある。

 和文英訳ができるよう、生徒がつまづくポイントを軸に説明を組み立てる。
 和文英訳というアウトプットがあるため生徒は説明をよく聞くようになる。

4)英作文のフレームワークは
  (1)和文和訳ができること
  (2)修飾関係をしっかり示すこと
  (3)冠詞の使い方にこだわること。

  (1)(2)ができるためには、英語の構造に近い日本語に直す必要がある。
  (1)(2)ができるためには、英語構文が頭に大量に入っていないとダメ。
  (3)生徒が当然だと思っている a, theの使い方に関して思い込みを揺さぶる。

   3年で英作文の授業があるにしても、それまでの大量の英文暗記の蓄積
   なくして英作文の授業は成り立たない。はじめから文法の説明をしていたら
   時間が足りなくなる。また、授業では考え方を教え、大量にやるべきドリルは
   家庭学習に回す。1)穴埋め 2)和文英訳  3)和文英訳の3つを大量に
   こなすことが頭で理解したことを胸にすとんと落とすために必要となる。

   

   田中十督先生と夜中の1時まで飲む。楽しかった。先生のひととなりがよい。
   気持ちが前を向いて一生懸命の人と飲んで話をするのは本当に楽しい。
   田中先生、明日の飲み会、もとい、反省会でもよろしくお願いします。

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2009年7月 5日 (日)

0221- 090705  予習復習のリズムを作る ー学びて時に之を習うー

私が入っている英語教育のメーリングリストで和訳先渡しの問題が提起されました。私は和訳先渡しに関してはどう英文を理解させるかという問題と不可分のような気がします。私は先渡しはしません。以下は私のやりかたと、同僚の先生のやりかたをミックスして述べたものです。

まず、予習の段階でTrue or False で概要を把握させます。これは本文に付随している教科書のもので十分だと考えます。さらに生徒にパートごとの要約を日本語で予習の段階で書かせます。要約をするには結局全訳することが必要となります。このとき当然生徒は新出単語を調べながら答えるわけですが、その際は、品詞と前後の文脈を確認して意味を決めてくるようしつこく言っています。またそうすることができるように一年次の一番最初の時期に徹底して辞書指導を行ってしまいます。(例 次の単語の品詞は何ですか? また意味を推測し、辞書で確かめてみよう。They need to (husband) their money ,because they want to build a house. 答え;動詞;節約する)辞書を用いて、文脈に合う訳語を選択してくるというのは英語学習にとってなくてはならないスキルで、このためには和訳先渡しがじゃまになってしまいます。結局予習時に生徒は単語の調べ方と概要把握は終わっているので、あとは精読をするにせよ、音読をするにせよ比較的自由に時間が使えます。

全文和訳か部分和訳かは学校の実態に応じて考えればいいことで、実は些細なことだと思います。大事なことは、予習を確実に生徒にさせつづける手立てを持つことだと今は考えています。一年次の4月から夏までに学習の習慣がつかなかった生徒は3年生までそのままであるというB社のデータもあるのでここは力を入れたいところです。結局最初は強制でもなんでもいいのでとにかく自律した学習者を作ることが最優先だと思います。

パートの精読が終わると音読です。ここで和訳を渡します。スラッシュがついた英文の下に、スラッシュごとになった和訳を書いておきます。ただし、その英文のある部分は****と語句が抜けた状態になっており、生徒は自分でそこを自力で補って読まねばならないようになっています。

例 I remember ** / * I first met her.
  私はその日を覚えている / 私が初めて彼女に会った(日を)

の例の場合、生徒は the day where を補って読むことになります。*とするところは熟語でもいいし、前置詞でもいいわけです。プリントは、生徒のレベルに応じて、*の数を増やしてもいいと思います。 I ***/** first met her. あるいは自分でマジックで塗りつぶさせてもよいと思います。英文はノートあるいは教科書に残っています。

和文ではなく英文を頭に残すということは同僚と話しあって決めています。試験には単語戻し、文戻し、文整序、間違い訂正といった形で出題し、英文を覚えてこないと点数をとれないようにしています。このようにすると***のプリントを生徒の方から欲しいというようになります。

生徒にはアウトプットの重要性も折に触れて述べます。スラッシュ和訳を見て、すらすら英文がでてこないということは、アウトプットの練習が不十分である証拠。「学びて時に之を習う。」と孔子もいいました。学(インプット)と習(アウトプット)は全く別のものです。インプットオンリーで習がなければ技能として全くみについていきません。

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2009年7月 4日 (土)

0220- 090704 アンカーコズミカ英和辞典

今までジーニアス、ウィズダムを生徒に推奨してきた。しかしこれからはアンカーコズミカ英和辞典を大いに推奨していきたい。これは本当にスバラシイ辞書である。

何がスバラシイか。これまでの辞書は意味が複数ある単語については、単にその語義を載せるだけであった。例えば、termなら、「1. 期間 2. 用語 3. 仲 4. 条件」とずらずら書いてあるだけである。「同じ単語なのになぜ1〜4の意味が生じるの?」という誰しもが思う、根本的な疑問には全く答えてくれなかった。

しかしアンカーコズミカ英和辞典は違った。試しに termという単語を辞書でひいてみよう。以下引用。

(単語の)プロフィール

「ラテン語で『限界』が原義。時間に限定をつけて『期間』『学期』、事柄に限定をつけて『条件』、人との関係に限定をつけて『間柄』、ことばに限定をつけて『用語』という意味に発展した。」

語源まで踏み込み、そこからどのような経緯で複数の語義が発展していったかが一目瞭然なのだ。これまでこのようなことを調べようと思ったら、語源辞典などを調べるなどかなり学習者には敷居が高かった。最初に単語の語義をずらずら列挙していた辞書はこれまでにもあったが、語義間のつながりにまで言及した学習辞典はなかった。これが3000円程度の一冊の学習英和辞典で可能になった意義は非常に大きい。

また、このプロフィールの説明は、最後におまけのようについているのではなく、termという見出し語の次にドーンと出ているのだ。これがいい。学習者はまずここに目を通すことになる。未知語がでてきたとき、どの訳語にするか迷う学習者にとっては恩恵が非常に大きい。

この他にもいろいろ良いところはあるのだが、一度には伝えられない。ここまでにしておく。

アンカーコズミカは読むのが本当に楽しい辞書である。買いである。

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