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2009年7月 5日 (日)

0221- 090705  予習復習のリズムを作る ー学びて時に之を習うー

私が入っている英語教育のメーリングリストで和訳先渡しの問題が提起されました。私は和訳先渡しに関してはどう英文を理解させるかという問題と不可分のような気がします。私は先渡しはしません。以下は私のやりかたと、同僚の先生のやりかたをミックスして述べたものです。

まず、予習の段階でTrue or False で概要を把握させます。これは本文に付随している教科書のもので十分だと考えます。さらに生徒にパートごとの要約を日本語で予習の段階で書かせます。要約をするには結局全訳することが必要となります。このとき当然生徒は新出単語を調べながら答えるわけですが、その際は、品詞と前後の文脈を確認して意味を決めてくるようしつこく言っています。またそうすることができるように一年次の一番最初の時期に徹底して辞書指導を行ってしまいます。(例 次の単語の品詞は何ですか? また意味を推測し、辞書で確かめてみよう。They need to (husband) their money ,because they want to build a house. 答え;動詞;節約する)辞書を用いて、文脈に合う訳語を選択してくるというのは英語学習にとってなくてはならないスキルで、このためには和訳先渡しがじゃまになってしまいます。結局予習時に生徒は単語の調べ方と概要把握は終わっているので、あとは精読をするにせよ、音読をするにせよ比較的自由に時間が使えます。

全文和訳か部分和訳かは学校の実態に応じて考えればいいことで、実は些細なことだと思います。大事なことは、予習を確実に生徒にさせつづける手立てを持つことだと今は考えています。一年次の4月から夏までに学習の習慣がつかなかった生徒は3年生までそのままであるというB社のデータもあるのでここは力を入れたいところです。結局最初は強制でもなんでもいいのでとにかく自律した学習者を作ることが最優先だと思います。

パートの精読が終わると音読です。ここで和訳を渡します。スラッシュがついた英文の下に、スラッシュごとになった和訳を書いておきます。ただし、その英文のある部分は****と語句が抜けた状態になっており、生徒は自分でそこを自力で補って読まねばならないようになっています。

例 I remember ** / * I first met her.
  私はその日を覚えている / 私が初めて彼女に会った(日を)

の例の場合、生徒は the day where を補って読むことになります。*とするところは熟語でもいいし、前置詞でもいいわけです。プリントは、生徒のレベルに応じて、*の数を増やしてもいいと思います。 I ***/** first met her. あるいは自分でマジックで塗りつぶさせてもよいと思います。英文はノートあるいは教科書に残っています。

和文ではなく英文を頭に残すということは同僚と話しあって決めています。試験には単語戻し、文戻し、文整序、間違い訂正といった形で出題し、英文を覚えてこないと点数をとれないようにしています。このようにすると***のプリントを生徒の方から欲しいというようになります。

生徒にはアウトプットの重要性も折に触れて述べます。スラッシュ和訳を見て、すらすら英文がでてこないということは、アウトプットの練習が不十分である証拠。「学びて時に之を習う。」と孔子もいいました。学(インプット)と習(アウトプット)は全く別のものです。インプットオンリーで習がなければ技能として全くみについていきません。

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