« 0210- 090513 あららら..... | トップページ | 0212- 090520 世界最凶の環境破壊者 »

2009年5月17日 (日)

0211- 090517 教育は子育ての一部

  はるくんが生まれて10ヶ月。日ごとすくすく成長する様子を見るのは、本当に楽しみだ。授業の準備や教材作成の合間にはるくんと、いないいないばあ遊びをするのが目下の楽しみである。赤ちゃんの笑い声が響く家というのは本当にいいものである。

  そんなはるくんをどう育てていくか、奥さんと真剣に話しあっている。基本方針は決まっている。生きる力がある子供に育てるというものだ。もっとはっきり言うと、「生き抜く力」のある子である。「生き抜く力」とは? これは「思考力」がある子どもと言える。難問がふりかかることは人生ではよくあること。そんななか、解決方法を自分でみつけだせるように「好奇心いっぱいの、自分から学習を楽しんでできる子」にしたい。知識は問題解決に必要だが、それをどう変形させ使える形に加工するかは思考力次第であろうと思う。

  「早期教育やらせる?ビッ○式とかあるけどやらせてみる?」「右脳の○田式もあるぞ」「○文もやらせようか」「論語の音読なんかもいいんじゃない?」(親とは気がはやいものである。)しかし、いろいろ話しあったがピンとくるものがない。

  そんなとき、昔、Yahooの英語教育掲示板で知り合いになった、糸山さんのホームページを思い出した。糸山さんは九州で「どんぐり倶楽部」という塾を主催している。で、ホームページをしっかり読んでみてびっくり! 糸山さん曰く

  1)5歳から9歳(あるいは12歳)までは思考力の発達を最優先にさせる
  2)百○○計算や○文など、小学校低学年で始めると大きな害がある。

  1)に関してだが、欧米の研究によると人は12歳ぐらいまでで、思考力の回路を作り終えるとのこと。具体的に言えば小脳の働きに関係があるとのこと。小脳は大脳が行っている作業をサブルーチン化して大脳をサポートする働きがあるとのこと。つまり決まったきった手順に関しては、大脳から小脳に場所を移し替えて、小脳が自動的に手順を代行するようにするのだ。このサブルーチンの数が多ければ多いほど、思考回路が多いということになる。5歳から12歳は小脳にこの自動思考回路を数多く作り出す時期でこれがすべてに最優先すると糸山さんはのべている。

  また、この時期に○マス計算のような「徹底反復学習」をさせてしまうと、思考回路の発達が阻害されてしまうとも糸山さんはのべている。なぜか。「徹底反復学習」は「楽」だからだそうだ。「なぜそうなるのか?どのようなプロセスをへてそうなるのか」ということを考えることはしんどいことでもある。一方、大量反復学習は「考えなくてもよい」からとても楽だ。楽としんどいを一緒にやると、子供は必ず楽を選択する。また、一見、すごく勉強ができるように見えて、先生や親からほめてもらえることもあり、反射的に答えることが子供にとって学習=重要になってしまう。このような学習に慣れた子供は「考えなくてもよい」から→「考えることがきらい」に変化しがちだと言う。かくて、算数の文章問題は大嫌いという思考力も読解力も欠けた子供を量産することになるそうである。

  「高速に計算できる力は思考力養成の基礎であり、それをベースに思考力を鍛えればよいのでは」と思う人もいるかと思う。しかし糸山さんは反論する。高速徹底反復学習は考えなくともよい学習で、いわば単一の思考回路を使っているようなもの。一つの考え方がダメでも、ああじゃない、こうじゃないと様々な思考をする力は全く培われていない。12歳までが思考力を育てる重要な時期。そのあとは、脳が効率化を図るため、使われない回路はどんどん破棄されるとのこと。大量に高速に何かをさせる時間をとることは、限られた期間にしか培えない思考力獲得を邪魔していることと同じとのことだ。もう一つ。「脳の活性化」という言葉は、「脳のある部分に血流が集まる」ということを意味し、「活性化」=「良い」ではないのが専門家の意見だそうだ。  

  ここまで読んで○文式をやっていた私はガーン。(ただし、本をたくさん読んだり、様々な体験をしたり、スポーツなどで勝つためにどうすればいいかなど考えている子供はその弊害を少しは抑えられるとのこと。本は大好きだったので少しほっ)

  ではどうすれば思考力を養えるのか。糸山さんは「視考力」の重要性を説く。どんぐり倶楽部では絵を描かせることで、算数の文章題の内容を視覚化させている。その視覚化したものをベースに考えるのである。いわゆる難関の小学入試、中学入試には思考力(読解力)を試す問題が多い。どんぐりの問題を解いていくことでこれらの入試に対応できる力がついてしまうとのことだ。ネット等でお父さん、お母さんの反応をひろうと、文だけ読んでも問題がとけないが、絵を描くことによって確かにものごとを筋道立てて考える力、難関の学校の入試問題が解ける力がついているとのこと。絵は具象イメージ。それが抽象思考・イメージを変形、加工する場合なくてはならない重要なステップになるというのが糸山さんの考えのようである。そしておもしろいことにこの効果は算数だけにとどまらず、国語の力のアップにもつながっているようだ。「お母さん、国語の文にも絵が見えた」というお子さんもいるらしく、国語の成績も伸びたそうである。ものごとのイメージ化はマインドマッピングでもビジネスマンや教育者がやっていることでもあり、この辺はつながりがあるのかもしれない。

小3の問題から

 午前11時59分28秒にカタツムリのムーリー君が、いつもの様に学校に向かって歩き始めました。学校までの距離はちょうど100mです。ムーリー君はいつも10mを5分15秒で歩きます。ムーリー君が学校に着くのは何時何分何秒ですか?

                              (答えは最後に)

  では、計算や漢字を覚える学習を否定しているのか?というとそんなことはない。どうすれば計算が正しく出来るか、漢字を一発で覚えられるかという方法論ものべられている。(少なくとも英語の指導に関してはかなり造詣が深く、私が見てもしっかりした方法論を確立している)

  私も調べ始めたばかりで、早期教育をどうするかはまだ結論がでていない。しかしだいじなことは、ちょっとしたことでも子供と関わり、愛情を伝えること。また、その時期その時期で子供の教育には重要な優先事項が確実にあるということだ。 このことを踏まえて、子供がたくましく成長していけるように親も学んでいきたいと思う。

どんぐり倶楽部ホームページ
 http://homepage.mac.com/donguriclub/frontpage.html
どんぐり倶楽部オンライン   
 http://www.donguriclub.com/

                         問題の答え 12時51分58秒

|

« 0210- 090513 あららら..... | トップページ | 0212- 090520 世界最凶の環境破壊者 »

育児」カテゴリの記事

コメント

○お久しぶりで〜す。

投稿: レオン117 | 2009年5月17日 (日) 11時45分

お久しぶりでーす。2003年ぐらいでしたっけ。Yahooの英語教育板では盛り上がりましたね。今ではすっかりなくなっているようですが。過去ログを保存していなかったのが心残りです。

ちなみに僕の誕生日もレオンさんと同じ日ですよ。山羊座でーす。

自分も子供ができまして今どうしょうか思案中です。東京や東北方面に講演にこられるときは教えて下さいね。行きます!

福島いわき市より

投稿: blue_enzo | 2009年5月17日 (日) 12時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36697/29650277

この記事へのトラックバック一覧です: 0211- 090517 教育は子育ての一部:

« 0210- 090513 あららら..... | トップページ | 0212- 090520 世界最凶の環境破壊者 »