« 0207- 0905010 統一イメージを持つのが重要 | トップページ | 0209- 090510 現在形は現在だけを表していない ー英語ぎらいを作らない教え方考ー »

2009年5月10日 (日)

0208- 090510 未来の表現

 英語は未来時制がない。時制とは語形変化であり、現在形、過去形に見られるような動詞の変化形が未来についてだけない。未来のことは「現在、どうするつもりか」と現在の視点から語られるのが英語だ。それになによりwillは現在形なのだ。

 とは言っても、「現在、過去、未来」と時間を3分割して考えた方が日本人にとっては理解しやすい。よって多くの教科書では便宜上「未来形」という用語を使う。あるいは、「未来の表現」という用語で「時制」という言葉を使うのを巧みに回避しつつ、未来の話を導入しようとしている。

 私なら未来形という用語は使わないと思う。未来形という用語を使用する最大の問題は、willVだけ未来形とするのかという点だ。「 be going to..や進行形、現在形は未来形ではない?」という疑問が出てきてしまう。 また,wouldが出てきたとき、「え、未来形の過去形?」などと混乱しかねない。「未来のことをのべる表現」あたりでよいと思う。

willVは、今この瞬間に「○○をやろう!やるぞ!」と決めたことについて使える。第三者に使えば「絶対〜だろう」という強い推測になります。これは自分以外の人間の意志はわかりようがなく、推測するしかないからと覚えればいいと思います。willの他の用法も結局この2つから出ています。

be going to...  は、willと違って、前々から決めていて、やるつもりでいることに使える。willは今決めたことでした。例) I am going to get married next year. (来年結婚しようと思っている) また目の前に何か証拠があり、それにもとづいて「〜するだろう」という場合は、be going to..を使う。 例えば、空がにわかに曇って暗くなってきたとする。このように、目の前に確たる証拠がある場合、It is going to rain.と言える。飛行機に乗っていて、エンジンから火を噴き、落下しているとする。We are going to die.である。 be going to...は進行形の形をしているのが理解のカギだ。もう「そうなる」段階に着々入っているのだ。ものごとがA段階、B段階、C段階の順におこるとしたら、もうA段階まで起こりつつあるから、Cが起こるだろうと言っているのだ。これは「推測」に近い用法である。 We are dying. と進行形でのべるのは「推測」の域を出て、ほぼ事実になりかけている。よって「確たる証拠に基づいた推測」を進行形で代用するのは適さないと思う。また、willは自分の経験や主観に基づいた推測であり、確たる証拠に基づいた推測be going to...とは分けて考えたい。

進行形 は、具体的な準備にもう入っているので極めて実現性が高い未来に使える。例えば、パソコンを梱包している友人に向かって、A) What are you doing?  B)I'm selling it. もう売る具体的な準備に入っているから進行形となる。I'm going to sell it.でも間違いではない。でも、進行形を使うと、「Yahooオークションにすでに申し込んだ」とか、より細かい点まで決まっている感じがする。

現在形は、不変のイメージ。ずっと変わりがないこと。よって、時刻表などスケジュールが決まってしまっている、「公共のもの」に限って未来のことをのべる。 例 Your train leaves in ten minutes.

will be ...ingは未来進行形と呼ばれる。未来のある時点においてちょうど進行中のことをのべるのが最も基本(例 I will be studying this time tomorrow. )  だが、もっと大事な用法がある。その場合、 willは推測。be ...ingで自然な流れでそうなっているだろうこと。以下の2つの文を比較してみよう。

 ○I will visit you at four. よし4時に絶対あなたのところに行くぞ。
                 (強い意志)

 ○I will be visiting you at four. 4時にあなたのところにうかがっていることでしょう。
                    {推測のwillだろう+(自然な流れで)そうなっている}

 上の言い方だと、意志のwillが使われるので「あなたがどう思おうと4時に絶対行くぞ」となり、押しつけがましくなりますが、下の言い方だと「私」があなたに用事があり、その自然な流れで、「あなたの家に4時に行くことになるでしょう。」という推測のwillが活かされた意味になります。自分の意志でそうする感じが抑えられ、「(このままの流れでいくと自然と)私は4時にあなたと会っていることになりますね。」という、押しつけがましさは回避され、より客観的な言い方になります。

 したがって「4時にお宅にお伺いしますね。」は、自分の意志を優先させた、I will visit you....より、I will be visiting you at four.の方がはるかに自然な言い方になります。

  ちなみに、Will you be .....ing? という疑問文もありますが、これは、相手に御願いがあるときの表現になります。 Will you be going to the supermaket?  あのスーパーに行くの?(裏の意味として、買ってきてほしいものがあるんだけど....) これは、will you....?に依頼の表現があるということを思い出せばいいのです。

|

« 0207- 0905010 統一イメージを持つのが重要 | トップページ | 0209- 090510 現在形は現在だけを表していない ー英語ぎらいを作らない教え方考ー »

英文法ー時制」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36697/29548124

この記事へのトラックバック一覧です: 0208- 090510 未来の表現:

« 0207- 0905010 統一イメージを持つのが重要 | トップページ | 0209- 090510 現在形は現在だけを表していない ー英語ぎらいを作らない教え方考ー »