« 0202- 090506 語い習得理論 part 4 脳科学から見た語い習得(2)テキパキ音読とアウトプットの効用 | トップページ | 0204- 090506 語い習得理論 part 6 結論と辞書指導 »

2009年5月 6日 (水)

0203- 090506 語い習得理論 part 5 語呂合わせについて

—語呂合わせは使えるのか?—
 例えば、「feasible」という単語を覚える場合、覚え方はいくつかあります。
      1)コロケーションで覚える feasible plan
      2)語源で覚える。faire する(=fact)ことが ableできる

    3)ゴロあわせ。「feasible, ひじがぶるぶる。腕相撲で優勝するのは実現可能。」 

  このうち今回私の脳の防御ラインを突破した方法は3)の語呂合わせでした。「feasible -ひじがぶるぶる-腕相撲大会-優勝は実現可能」と「音」と「ストーリー」を組み合わせて覚えたわけです。これですべての単語を覚えるのはさすがに無理があります。しかし、どうしても覚えられない時の最終手段としてはアリです。音とストーリーを結びつけるこのやり方は英語学者からは問題視されますが、脳科学的には○です。人間の脳はなんの脈絡もないものをばらばらに大量に覚えるのにはあまり適していません。 ところが、既存の知識や、イメージと組み合わせた新しい知識は脳の防御機能を突破しやすくなります。 脳はまさにストーリー記憶が得意中の得意だからです。語呂合わせは前述した「②の深い処理」を促す方法の一つとも言えます。feasible単独では突破できない記憶の壁も、イメージがわくストーリーと一緒なら、のりこえられるわけです。確かに全ての単語はこれで覚えるのは得策とはいえません。しかし、それは採用に値しないということではありません。このようなメソッドはその限界を理解した上で用いれば有用と考えます。語呂合わせも含め、語彙学習ストラテジーは学習者にとって多いほどよいと思います。異なるストラテジーを持ち、ひとつのメソッドがダメでもその単語にあった異なるやり方を選択できること(=メタ認知力があること)または組み合わせられることは語彙力アップには必ずプラスに働くと思います。

—語の細かいニュアンスはどうつかむか? 辞書を使い経験値を高める中でつかむー
  Nationも言っていますが、どのような方法でもよいのでとにかく5000語程度の単語は体に入れてしまうべきです。その後の学習がスムーズに行きます。単語のもつ「感覚」などはそのあと、辞書 (E-Gateか?) を使いながら大量のReading, Listening, Speaking, Writingで培えばよいと思います。

|

« 0202- 090506 語い習得理論 part 4 脳科学から見た語い習得(2)テキパキ音読とアウトプットの効用 | トップページ | 0204- 090506 語い習得理論 part 6 結論と辞書指導 »

語彙指導」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36697/29469110

この記事へのトラックバック一覧です: 0203- 090506 語い習得理論 part 5 語呂合わせについて:

« 0202- 090506 語い習得理論 part 4 脳科学から見た語い習得(2)テキパキ音読とアウトプットの効用 | トップページ | 0204- 090506 語い習得理論 part 6 結論と辞書指導 »