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2008年11月26日 (水)

0181- 081126 頻度を表す副詞の位置

副詞ほど自由に置けるものはありません。文頭、文中、文尾あらゆるところにおけます。でも簡単に位置を特定できる副詞もあります。それが頻度を表す副詞。否定の項目で必ず習うのが、hardly - scarecely / rarely - seldomです。hardly - scarecelyは「どんだけできるの?」と聞かれて「ほとんどできないんだ」という場合に使います。rarely-seldomは「何回ぐらいするの?」と聞かれて「0回に近いなあ。めったにしないよ」という場合に使います。さて肝心の位置ですが、

 「notと同じ位置」と覚えましょう。

たったこれだけ。

例文です。

I can speak English.

notを入れる位置は? そう、canのうしろですね。「(程度的に)ほとんど〜ない」ですか?「回数的にめったに〜ない」ですか? そう、「ほとんど〜ない」ですよね。では、notの位置に、hardlyかscarcely を入れましょう。 I can hardly speak English. できあがりです。

では次はどうでしょう?

彼はめったに英語を勉強しない。He studies English.
否定文にすると、does notですよね。これをどこに入れますか? そうstudyの前ですよね。よって、studiesの前に、rarelyかseldomを入れます。He rarely studies English. たったこれだけです。

僕はこの教え方は10年前から取り入れてます。最近、関正生先生の「世界一わかりやすい英文法の授業」を見て、この教え方が載っていましたから、結構ポピュラーな教え方かもしれませんね。関先生とは教え方が共通している部分が多いので親近感を覚えています。

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英文法の教え方」カテゴリの記事

コメント

 「頻度の副詞はnotの位置」は私もずいぶん昔から使っています。
でもなぜ「not と同じ位置」なのでしょう。
私は、頻度の副詞を扱うたびに、もっと広げて頻度0%から100%までを板書します。(かっこ内の%はおおよその数値です。)

never (0%) <rarely, seldom(10%)< sometimes (40%) <often, frequently (70%) < usually(90%) < always (100%)

このように一挙に並べるメリットは 「never は always の反意語」なんだと一目瞭然であることです。そしてneverもnotのグループで否定語であることから、「頻度の副詞はnotの位置」を生徒はたちどころに理解できます。
 さらにnever はnot の強調語という1つの語義から、別の意味があることを生徒がこれで納得します。
 ところで、「頻度の副詞はnotの位置」は思わぬ副産物ももたらします。
never, notは準動詞の否定にも用います。その置かれる位置は順動詞の直前です。たとえばNever knowing … / … of not going …/ not to go です。
そして「頻度の副詞はnotの位置」なのですから、他の頻度の副詞もこのルールに従います。never の対極にあるalways はalways to 不定詞で頻繁(麻生首相の国語力では「はんざつ」だそうです)に使われます。
   The rules required a salesclerk always to wear a tie.
(規則では店員はいつもネクタイをしていなければならなかった)
    ≪◆このようにalways は通例不定詞の前に置く≫
     (『ジーニアス大英和』alwaysの項)

 文法書では頻度の副詞、分離不定詞、準動詞の否定はそれぞれ別の章で扱われているものを、「1つのルール」として生徒に教える工夫は必要であり、かつ、その研究と発見は楽しいものでもあります。  (pigot)

投稿: | 2008年11月27日 (木) 08時54分

私は、頻度副詞と可能性を示す助動詞を一緒に教えます。100%の頻度・可能性がalways/will、50%がsometimes/may、0%がnever/cannotで、他はその間に位置していると教えています。

投稿: キク | 2008年11月27日 (木) 17時47分

pigot さん

頻度の副詞をパーセンテージで並べることはやったことがあります。ただ、ほぼhardlyは否定の項目で取り扱いますので、頻度の副詞関連は課外や特別課外で別に取り扱うことになります。pigtotさんは塾か予備校の先生でしょうか?学校の場合は、通常授業の他に課外、個人的にやる特別課外などがあり、その中でふれることもできるのです。僕は一度に教えず、「hardlyはどこに置く?notのところだよね。他の頻度の副詞も同じだよ」と教えています。

>頻度の副詞はnotの位置」は思わぬ副産物ももたらします。
never, notは準動詞の否定にも用います。その置かれる位置は順動詞の直前です。たとえばNever knowing … / … of not going …/ not to go です。
そして「頻度の副詞はnotの位置」なのですから、他の頻度の副詞もこのルールに従います。

これはおもしろいですね。授業で使わせていただきます。ありがとうございます。

キクさん
僕は100%と0%は事実と教えています。これはだれがどう思おうが変わることはないので、助動詞が付け入るすきがないと思うのです。ほぼ100%に近いとは思います。

投稿: Enzo | 2008年11月27日 (木) 22時34分

 法助動詞(可能性・推量)will は次のように考えています。次は確信度の低い順です。
  cannot (0%) < may < will <must (100%)

 このグループ化もまた「副産物」(従来の文法項目を縦糸とすれば「横糸」)があります。

 「時・条件の副詞節でwillを用いない」のルールがありますが、このwillは上のグループに属します。ということは時・条件の副詞節ではcannot, may, mustも使わないことになります。

 このルールはあれこれと説明がなされています。『フォレスト』はTell me when she comes back.は「<事実>を前提にするので現在形にする」(p.64)と説明していますが、「彼女が戻ってくる」というまだ起こっていないこと
をどうして<事実>といえるのでしょうか。

 このルールはwillを代表としているから、本質を見失っているのです。
must を代表にすれば ×Tell me when she must come back. がナンセンスだと高校生にも納得できるはずです。 (pigot)

投稿: | 2008年11月28日 (金) 10時28分

私は、willは根拠のない100%の確信・思い込みであり、mustは根拠が必要な分だけ、話者の確信度は低いと考えます。
また、時・条件の副詞節で可能性を表示する認識的用法の不定詞が用いられないのは、時・条件の副詞節が用いられている文は、時・条件の副詞節の出来事が事実である場合に、主節の出来事が生じることを述べるからであり、従って時・条件の副詞節は事実を前提とするというフォレストの記述は妥当ではないでしょうか?つまり、
If/When X, Yにおいて、「Xが事実である場合にYが生じる」わけです。

投稿: キク | 2008年11月28日 (金) 13時21分

Whenでもifでも結局同じですね。<When A V>B will Vなら「Aが起こったら→Bがきっと起こる(起こらない)」の意味です。時や条件の副詞節の中の現在形はもともとはどうとでもなる原形(仮定法現在)だったものが、現在形に変化してきたと言われています。willをつけなかったのは、つけなくても、因果関係から未来のこととわかるのでめんどくさいからつけなかったのではないでしょうか。また、現在形は過去、現在、そして「未来」の意味も内包しているから、ネイティブには「willなしでも十分」だったのでしょう。

キクさんの考えをこう理解しました。現在のネイティブは次のようにとらえているんじゃないですかね。

「もしAが確実な未来だとするならば=(ほぼ既定事実とするなら)、Bはきっと起こる(起こらない)であろう。」

たとえば、if it rains tomorrow,は確率がまあまあ高い場合に使います。When it rains tomorrow,は確率が100%近くになったら使います。

未来の話だけどほぼ確実
When 現在形、 will V

未来の話だけど十分ありうる
if 現在形、  will V

未来の話だけど、可能性は非常に低い
if should V would V

未来の話だけど、可能性はほぼ0
if were to V would V


When I see him, I will tell him about that.
彼に会うことになっているので、彼に必ずそのことを伝えます

次は×
If you get home, please call me.
家にたどり着くのは確率はまあまあ高いけど、確実ではないね
まあ無事つけたら電話をしてちょうだい。

笑えない話になります。  (アルク英語と仲直りできる本」)

willは根拠のない100%近い思い込みというのは了解です。ミントン先生の本にも、willを推量として使う場合は、「予測が外れる可能性を認めていない」とあります。占い師でもないのに言い切っちゃうわけですね。明日死ぬかもしれない病人のことを、家族が、”You will get better soon."と言ったりします。根拠なんかありませんよね。強い思い込みまたは、強いはげましの言葉ですね。「だろう」なんかでは弱すぎる言葉で、「絶対、きっと、必ず」というニュアンス。

mustはロングマン実用英文法辞典によれば、確実ではないが、そう信じる証拠が多い場合に使うとあります。

ただwillとmustの確信度の強さは同じ土俵にはのらないのかなという気がします。willはfeelingの世界の住人。mustは理性の世界の住人。つまり、parallelな関係。

投稿: Enzo | 2008年11月29日 (土) 00時50分

法は結局、話者の心的態度ですから、私は、If S should Vに関しては<予想外>という心的態度、If S were to Vは<あくまでも仮の話であるこてを強調>という心的態度を表すと教えています。
mustに関しては、<原因から結果を断定>する場合だけでなく、<結果から原因を断定する場合>にも用いることが可能です。つまり、
He has a cold. He must look pale.もHe looks pale. He must have a cold.も可能です。それに対して、shouldは<原因から結果を推測する場合>にしか用いられません。つまり、He has a cold. He should look pale.のみ可能です。

投稿: キク | 2008年11月29日 (土) 06時37分

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