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2008年11月30日 (日)

0183- 081130 I don't think... VS I think ...not ....

高校や大学で、I think he is not honest. ではだめで、I don’t think he is honest. とすべきだと習ったと思う。「否定語は文のなるべく最初につけるのが英語の特徴」とならった人もいると思う。一面あたっているんだけど、問題の本質は「どれだけやんわり言うか、どれだけ強く言い切るか」です。 I don't think he is happy. VS I think he is not happy.  この2つの表現を どのように使い分けるのかみていきましょう。

実は否定語は、否定をする対象の言葉の近くに置かれる方がより強い意味になってしまうんですね。
I think he is not happy. の場合、notがhappyの隣にある。「幸せじゃない」って断定しちゃっているわけです。なんでそう言い切れるの?と反論が出てきそうなくらい言い切っちゃってます。

でもふつう社会では相手からつっこまれないようにもっと間接的な言い方をしますよね。そのためには、notの位置を否定すべき語(つまりhappy)からなるべく離してあげること。そうすると、強い響きが弱まり、断定調が消えます。I don’t think he is happy. がそれ。今度はnotとhappyの位置が遠のいています。こうすることで断定的なきつい言い方をさけようとしています。

このnotの位置の法則は前のエントリーでも書きました、not to V なの? to not Vなの? というところにも関わってきます。notが直接Vを否定し、ストレートな否定にしたい場合、to not Vとネイティブは言うことがあるようです。He warned me to not go there. ただし前回も書いたように、コーパスのパーセンテージでは圧倒的少数。大人はともかく、高校生がわざわざ覚える必要はないくらいです。その断定的な強い否定の響きをうちけし、表現を和らげる意味で、notの位置を左に移動させたとも考えられます。He warned me not to go there. 現代英語(British National Corpus)では圧倒的多数99%が not to V。アメリカにおいては口語において若干使用比率が増えるようですが、やはりストレートすぎる言い方は避けられる傾向にあるようです。

I think he is not happy.   は話者の「否定を表したいという強い」気持ちが出ている。
I don’t think he is happy.  は強い表現を和らげ、一般的な言い方にしている。

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英文法の教え方」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
TOEICの勉強中で苦手な文法を復習しているところです。
学習中に腑に落ちない問題があり、文法書、辞書といろいろ調べましたがよくわかりません。
ネットで検索しているうちにこちらにお邪魔しました。
ひとつひとつの説明がとてもわかりやすいですね。こちらのサイトにめぐり会えて嬉しいです。

英文法でわからないところがあるのですが、質問させていただいてもよろしいでしょうか?

ある参考書で、

She had three sons.
John was the youngest of them.

上のふたつの文を関係詞を使ってひとつの文にしなさい。というものなのですが、

正解は、
She had three sons of whom John was the youngest.

となっています。(この正解の文にはカンマ等はありません。)

私は、
She had three sons,the youngest of whom was John.
だと思ったですが・・・。

この問題の場合、前置詞 of は、動詞の一部という扱いではないので、先行詞の直後に関係詞にくっついて前に出てくるパターンとは違いますよね?

私は文法が本当に苦手なので、すでにこの関係詞の解釈自体が間違えているかもしれません。
見当違いな質問だったらごめんなさい。

投稿: kay | 2008年12月18日 (木) 15時10分

Kay様 はじめまして。ブログをご覧下さりまして有り難うございます。

まず本に書いてあった正解ですが、やはり、カンマは必要でしょう。カンマがないのは誤植ではないでしょうか。

She had three sons, of whom John was the youngest.

これはこれでありです。この文の場合、Johnは前の文脈で名前だけは登場していたことになります。(旧情報ですね)一方、文末にきた、the youngestというのは文末焦点の原則から、もっとも筆者がいいたかった情報になるのです。

As I said before, she had three sons, of whom John was the youngest. みたいに、As I said beforeをつければ、前の文脈でJohnが登場していると言えるので、より自然になるでしょう。

次は物語文から。

At the edge of the Enchanted Forest there lived a poor woodcutter who had four sons, the youngest of whom was named Georyn.

Amazon.co.jp: Enchantress from the Stars: Sylvia Louise Engdahl: 洋書

ただし、Johnが文の中に初めてでてくる情報(=新情報)の場合、これではダメです。次のようにします。

She had three sons, the youngest of whom was John.

この文は、「文末焦点の原則」から、Johnが新情報になり最もいいたかったことになります。Johnが初めて文の中に登場する場合は、こちらの方が自然です。

英文というのは一文単位で考えると失敗します。文脈が必要な所以です。

なお、これでは味もそっけもないので例文を考えてみました。(^^)

Ryuken adopted four sons, the youngest of whom was Kenshiro, the successor of Hokuto Shinken. *ジャギを忘れちゃいけません。

投稿: Enzo | 2008年12月18日 (木) 22時33分

早速のご回答ありがとうございました。
助かりました。
長い間、疑問に思っていたことでしたので
スッキリしました。
本日、いくつかのコメントを拝見しましたら(すべて拝見してはいないのですが)、
指導法に関する意見交換をされているようですね。
突然の質問、申し訳ありませんでした…。
確認をしてからお尋ねするべきでした。

とてもわかりやすく、さらに例文まで作っていただき感謝です。
本当にありがとうございました。

投稿: kay | 2008年12月19日 (金) 22時29分

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