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2008年9月24日 (水)

0170- 080924 総合学習

今週本校は、ALL総合学習時間。僕は国際関係コース15名を担当しています。全部で8時間のコース。迷わず生徒にはスピーチをさせることにしました。このコースの最終目標はALTに向けてスピーチすること。それに照準をあわせて前ふりの活動を組み立てていきました。

1,2時間目にはまずスピーチの見本を自分が見せました。テーマは「How to be Internationally-minded Person?」生徒にはマッピングしながらメモをとる方法を指導。何を言ったか、まず班の中でそれぞれ英語で発表させ、各班の代表者にも発表させました。

次にジグソーリーディングを実施。読んだ内容をもとに、キーワードをメモさせ、オリジナルのグループに戻り英語でレポートさせました。その後、代表者に内容を発表させました。

3,4時間目はインターネットを使って、スピーチの情報と表現集めをさせました。英辞郎のサイトを紹介。スピーチテーマと条件は.....

1) お正月
2) 七夕
3) ひなまつり
4) ドラえもん
5) 日本人として誇りにおもうもの
6) ぜひ訪れて欲しいスポット

以上から自分でひとつ選択させました。

条件
1) 3分間のスピーチ
2) ALTから、内容について I have a question! のつっこみあり
3) 来日して日が浅いALTを念頭にスピーチ
4) できるだけやさしい英語を使うこと(パラフレーズさせる目的)
5) 原稿は作ってよいが、キーワードを記したもののみ見て良い。
6) ビジュアルエイド(絵)などをひとつは用意すること。

生徒は思い思いのWikipedia などのサイトを見て、知識を得ていました。しかしそれをどう3分間のスピーチに加工し、ALTの質問に答えるかは自分で考えないとできません。休み時間のベルがなってもほとんどみんな夢中でパソコンに向かい、メモ書きしていました。生徒が明日どんなスピーチをしてくれるかとても楽しみ。

ALTはもちろん、スピーチ2時間につきあってくれることをよろこんで了承してくださりました。感謝です。

進行はほぼすべて英語で実施しました。簡単な英語を使い、例をあげたり、デモンストレートして見せてあげれば生徒に内容は伝わります。「日本語で進行する」英語授業も必要ですけれど、やはり英語を使った授業進行はホッとします。進学校ではなかなかやれないのでやれてこちらも楽しい気分になれました。






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2008年9月20日 (土)

0169- 080920  関係副詞を効果的に理解させるー2 「前置詞+関係詞........」のパターン

前回のエントリーでは前置詞で終わるパターンでした。
今回は「前置詞+関係詞」のパターンです。

最初に断っておきたいことは、英語のフォーマルさ。
左は一番フォーマル。右が一番インフォーマル。

in which  >>>>>  where   >  which............ in.   

○前置詞+whichはかなり堅い言い方。論文など堅い書き言葉のみ。
○関係副詞や、which.......前置詞はかなりくだけた会話や軽い書き言葉でOK

なので、This is the hotel at which she stayed last week.はかなり不自然。

さて、文法の授業ではなるべくこういう普通の文を使って、うしろにあった前置詞を前にもってくる操作をしながら教えたいところです。で、あえてやっちゃいます。生徒がこの操作や、関係副詞に慣れてきたところで、実は、上のようなフォーマルさが出てくるから注意して。とやります。いっぺんにいろいろ言われてもなかなかルールは浸透しません。

....................................................................................................................................................................................

「前置詞くんは寂しがりや」「遠距離恋愛はきらい」

これをみんなで声に出していわせます。
結構笑い声も聞こえます。

ここで板書。

This is the hotel that she stayed at (  ) last week.

「at のうしろにthe hotelがないよ。どこに行ったの?」
「そう、thatになって前にあるよね。」
  板書;that=the hotel

「前置詞君は名詞さんがおらんと寂しくてしょうがない。」
「遠距離恋愛をやめて、that=the hotelを追いかけてきたよ。」

板書; This is the hotel at which she stayed (    )(    ) last week.
「あれ?なんか変わってない?
「そうthatがwhichにかわっちゃたね」

ルール;
「実は、関係代名詞のthatは万能のように思えるかもしれんけど
 カンマと、前置詞くんとは一緒に使えないルールがあるんだ」

もちろん理由はありますがそこまでは教えません。一応のべておくと、カンマのあるなしは、音声では伝えきれないからです。関係代名詞なのか、指示代名詞なのか音声上は判断が付かないため、カンマthatは廃れました。 また、前置詞+thatがないのは、thatがwhoやwhomと違って格変化をしなくなったかららしい。これによりthatが示すものが不明確になり、この用法は廃れました。the woman that he spoke to と最後に前置詞をおくことになっていきました。

「じゃ前置詞君の遠距離恋愛解消してごらん。次やってごらん。」

This is the hotel that she stayed at last week. 
 *ただしフォーマルさの話はいったん棚上げにします。

This is the hotel at which she stayed last week. 

あとはこの練習をくり返します。

もう1点気をつけたいことがあります。
それは, 群動詞の一部の前置詞や副詞を前にもってくることは×なこと。
なんでもかんでも前にもってはこれないことの確認をする必要はあります。

例   × the party to which he is looking forward
  ○ the party (which) he is looking forward to

      × the little sister of (whom) he is taking care
      ○the little sister (whom) he is taking care of

 参考 TDミントン「日本人の英文法3」

        

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0168- 080920  関係副詞を効果的に理解させるー1「関係詞........前置詞」のパターン

関係副詞を教える時、必ず教える文がある。まず次の文を黒板に書き、この文が正しいかどうか考えさせる。わからなければヒントを出す。ヒント1 that=the house  ヒント2 関係詞とその後の語句を足すと完全な文になる。

This is the house that she lives.

すると生徒達は、inが足りないと結論を出す。

次においうちをかける
This is the movie that she is interested.   that=the movie
生徒はやはりinが足りないと言う。

That is the lake that she went last week.   that=the lake
今度はtoが足りないと気付く。

That is the hotel that she stayed.  that=the hotel
今度は atが足りないと気付く。

少しずつ違うが同じルールでわかる英文を連続で出すことで
気づきを生徒に持たせるようにする。

ここでの目的は、

1)関係代名詞は名詞の代わりをしていること
2)その名詞をまずあるべきところに戻させること。
3)前置詞がないといけない場合があることに気付かせること。
4)そしてその前置詞は固定ではなく、in, at, to, on, with ということ。

  に気付かせることにあります。

ここでしっかりルール化し、板書する。

1)関係代名詞は名詞の代わり。
2)関係代名詞とその後の語句を足すと完全な文。

そして「自分で作ってご覧」と追い打ちをかける。
自分で作ることができれば定着につながる。   

              以降次回

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2008年9月19日 (金)

0167- 080919 否定の語+倒置のわけ

LittleやHardly、No soonerといった否定を表す語句のうしろは倒置になりますが、それはどうしてでしょうか。

答え; 否定語のとなりに助動詞を置くことで、助動詞を否定する。
    文全体を否定したいから。

   Little I dreamed that ......だと、LittleはIを否定?することになってしまいます。
   Little did I dream that....なら、Littleはdidにかかり文全体の否定になります。

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2008年9月18日 (木)

0166- 080917 強調構文の説明アップグレード

強調構文のエントリーをアップグレードしました。
自分でいうのもなんですが力作です。
ご覧いただければ幸いです。

http://blue-enzo.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/01210127_e485.html

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2008年9月17日 (水)

0165 - 080917 はしか予防接種

子供が生まれて今日でちょうど2ヶ月になりました。元気にア〜ア〜言っています。で現在の心配は自分が病気にかかってそれを子供にうつすこと。

学校でもはしかの予防接種をすすめています。一度かかると治るまでは出席停止になり学校はおろか、試験会場にも入れなくなります。また他の人にうつすと多大な迷惑をかけることになってしまいます。はしかについては昨年度大学などが休校に追い込まれたことが大きなニュースにもなりました。

自分の子供のこともありますが、なによりも受験を控えた生徒達のことが大事です。自分が病気にかかり、そのせいで一生懸命がんばっている生徒に迷惑をかけることはできません。今日は病院で予防接種を受けるため振り替え休日を取りました。センター試験まであと120日。生徒だけでなく、僕も体調を整えて一緒に戦いを乗り切っていきたいと思います。

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0164- 080917 質問と謙虚さと攻める勉強

生徒が自ら楽しく勉強するにはどうしたらいいんでしょうか。
「生徒からの質問」という切り口で今回は考えてみたいと思います。

残念ながら本校生は質問が圧倒的に少ないのが現状です。現在期末考査ですが、考査前に質問しにくる生徒の数は英語に限らず多くありません。これは現3年生だけの現象かと思って隣の同僚の先生(10年勤務)に聞いてみたら、どうもそうではないらしいのです。ここ10年ずっと質問は少ないとのこと。

こんな例もあります。3月に本県でトップレベルの生徒を集めた進学校合同合宿がありました。勉強している様子を見ると、A校、F校、などの生徒のみガンガン質問している。うちの学校の生徒は残念ながら質問しに来る様子はあまりありませんでした。

この質問しない傾向が見られるというのはうちの高校特有のことで、それは昔からのことなのかもしれません。

勉強すれば絶対わからないことがでてきますし、「これはなぜなんだろう?」と思う瞬間が絶対あります。質問がないのは表層的な学習しかしていないからとも言えます。どの教科も質問にくる生徒数が想像していた以上に少ないのは、深い勉強をしていないからではないでしょうか。

「質問する」ということとは、「自分の実力を見定め、今何が必要か真剣にかつ謙虚に考えられる」ということです。質問しない原因がもし、「自分はできる。そんなことは知っている。」と謙虚さに欠いた理由にあるのなら、再考の必要がありそうです。そういうプライドをもつことは個人の自由ですが、かえって不自由に陥ってしまっていると言えます。(勉強していないため質問しにさえこれないのは論外)

よく無知の知といいますが、私は勉強すればするほどわからないことが増えてきています。知らなければならないことはつきません。だから勉強する。勉強する中で当然わからないこともでてきます。そしてわからないことは当然解消しようとします。それは研修会への出席であったり、本で調べることであったり、メーリングリストで相談することであったりという具体的な行動になって現れます。全国の優れた先生方と知り合いになるにつれ、「自分は知っている」と思いこむことの危険さを痛感します。「実は自分は本当はよく知らないんじゃないか」と考えて、常に謙虚に人に教えを請う姿勢を持ち続けたいと思いますし、生徒達にも気付いてもらえたらと思います。そして何より、つながりがないと思っていたことと実はつながっていた!とか、ある考えのもとにいくつかの事象が説明できるとわかったときの爽快感は(アハ体験)格別! 勉強してきたよかったなあと思う瞬間です。こんないいものを体験する機会が少ないのはもったいないと思うのです。

なかには「質問は塾でするよ」と言う生徒がいるでしょうね。でも思うのですが、もし、学校をうまく使いこなせず塾に頼っているのだとしたら、僕の感想から言わせてもらうと、勉強に対する姿勢がまだまだ甘いと思います。人から教えて「もらう」姿勢と、人に教えを「請う」姿勢とは全く別のものです。僕は「教えて君」になるなと言ったりします。これは質問をするなという意味ではなく、なんでもかんでも人に頼り切ってしてもらうのが当然という意識を捨てなさいと言っているのです。

勉強とはその目的が大学合格であれなんであれ、「知りたい、なぜなんだ」という自発的な動機がないとうまくいきません。本気で勉強している子を見ると、自分から進んで学ぶ姿勢が顕著に見られます。よって自動的に質問回数も多くなります。勉強でも部活の練習でも、やらされていると思ううちは身になる練習勉強になっていません。自分が勉強する目的が明確になると、がんがん自分から攻める勉強に変化していきます。計画を立て、問題集をこなし、質問をがんがんする。すると面白くなるんですね。受け身の勉強をしているうちはいくら学校に通っても、塾に通っても伸びしろは少ないのです。生徒には苦しいけれど、その中でも楽しく勉強してもらいたいのです。そのためには生徒のみんなには、謙虚にしかし自分からがんがん攻める、なぜ?を大切にする勉強をしてもらいたいなあと思うのです。

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0163- 080917 小テストについて

学校でよくやる小テスト。いったいなんのためにやるんでしょうか。その目的ってなんでしょうか。

灘高校の木村先生によると、文法と解釈はとにかく中学から鍛えるそうです。毎回小テストをし、だめなら再テスト。そうすると定期考査はもう今までやってきたことの単なる確認テストにすぎなくなります。天下の灘であっても生徒をそこまでやって鍛えていくそうです。

振り返って我が校ではどうでしょうか。1年次にはかなりやったつもりですが、2年次、3年次では「進学校だから自分でできなくては困る」という考えから遠慮がどこかにあったような気がします。生徒の鍛え方が若干甘くなったのではと反省しています。具体的に言えば、小テストの回数が少なくなったことと、週末課題が3年次よりなくなったことです。

しかし教育活動というのは、やはりゴールありきです。設定したゴールに生徒がどれほど到達したか、きちんと小テストをして確かめるべきです。また週末課題、数週間に一度の少し範囲の広いテストも「何ができなくてはいけないか」生徒に身近なゴールを設定して示すという意味でもとても重要で必要です。超進学校の2年であろうが、3年であろうが「自分でできるだろう」という考えは灘の木村先生にはありませんでした。あるのは明確なゴール。そしてそれを何としても達成させるぞという妥協のない意志です。できないものにはできるまでやらせるという意志です。

うちの学校の中には確かに自分なりの勉強の方法論をもっていて、自分で勉強を進めることのできる生徒はいます。しかし、どうしたらよいかわからない者、自分ではゴールを設定できないものも多いのも事実。今以上の実績をあげるにはやはり小テスト、単元テストなどで達成すべきゴールをくりかえし伝えるべきだなあと思います。

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2008年9月12日 (金)

0162- 080912 アクセス数考

ブログを読んでいるとよく、「ぽちっと押してください」「ランキングにご協力ください」とくり返し書いてあるブログがあります。

そういうブログもあっていいと思うけど僕はどうも気恥ずかしくてそういうのが無理なのです。「自分をみてくれ〜」というアピール下手と言うしかありません。でも一方でそうでない人もいます。

このエントリではなぜブログ主がランキングにこだわるのか考え、自分のブログのスタンスも再考したいと思います。

アクセス数、ランキングにこだわる理由

一つには社会的な影響力を第三者に示したい場合です。営利目的のブログであればこれはすぐ理解できます。アクセス数が多いほど、見てくれている人が多いわけで、ビジネスにもつながるし、広告などもとりやすくなります。アフィリエイトなどしている人にとっては特にアクセス数を伸ばすことは大事です。

二つめの理由はブログを通じて人間同士のつながりを持ちたい場合。情報があふれている現代では、もはや情報を管理すること自体難しくなってきます。情報を手に入れるより、詳しい情報を知っている人と深いつながりをもてた方がよほど精度が高い情報にアクセスできるチャンスが増えます。アクセス数が多くなればなるほどGOOGLEなど検索サイトの上位に自分のブログがでますし、それにより、自分と同じ関心を持つ人が自分の周りに現れやすくなります。

三つめ。自分のアピールに使う場合。「自分はこれほどアクセス数があるブログを運営していますよ。」「関係者の皆さん、見てください。」というブログ。自分に何かやりたいことがあるとして、そのようなことに関わりのある人にアピールし、自己の目的を達成しやすくしようというブログです。

四つ目は自分の持っている情報の価値は高く、より多くの人に知ってもらいたいという使命感からそうしている人もいる場合。アクセス数を伸ばすこと自体が快感になっている人もいるかもしれません。単に日記として使っている人もいるでしょう。

最後は思考の整理の場としてのブログです。僕のブログがこれにあたります。自分が学んだこと、どこかでインプットしたことを整理してアウトプットするための思考整理の場。これが僕のブログのスタンスです。

僕はアクセス数増、ランキング上位にこだわる人を実は評価しています。そういうブログを書いている人はなんらかの目標を達成しようと努力をしているからです。それによって売り上げが伸びたり、人同士のネットワークを作れたり、本の一冊も出せるかもしれません。

でも、ひとのブログでは許せても、自分の性格的には「ぽちっと押してね」という文を自分のブログに載せることを容認できるタイプではありません。少なくとも現在の所は。ブログは自分の脳みその中の延長。自分のためにやりたいようにやる。だからブログのタイトルにも「気ままに英語教育」という言葉を使っています。「俺を見てくれ!英語教育」でも「絶対やるぞ!英語教育!!」でも「俺が日本の英語教育を変える!」でもありません。ブログは最初は純粋に自分のために始めました。

ですから今でも自分以外の方が見ているということを意識しきれていない言葉遣いでエントリーをときどき書いたりしてしまいます。

しかしブログという表現形式は「ひとに見てもらいたい」という気持ちがあるから始めるわけです。自分の考えをまとめることも大事ですが、むしろ「人とのつながりを促進し、大切にする」ためにも使いたいと思います。そういう部分は、これからエントリーの質をよくすることで、今後もっと拡張して行きたいと思います。

 

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2008年9月 8日 (月)

0161 -080908 2008東北大学 入試問題解説

本校では毎年夏に教員に宿題が出る。たいした宿題ではないが、難関大の問題の解説を作る作業である。全員でこの作業にあたる。結局これ自体は教員研修の一部です。難関大の問題を解かない人は教えられないよというメッセージ。予備校では年間300題こなすのが当然だとか....

今回学校で割り当てられた東北大学 入試問題 大問1、大問4について解説を載せます。大問2,3に関しては別の教員が担当なので載せられません。ご了承下さい。

大問1のポイントは3つ

1)文脈を利用すべし(言い換え、逆接、原因結果を探し出せ)
  穴埋め問題、未知語の推測、下線部説明問題はこれで解ける。

2)下線部訳であっても前後をよく読め。ヒントがばんばん出ている。

3)英文解釈で四苦八苦しているものにはキビシイ。
  解釈系の本を2冊は終わらせよ。です。

大問4のポイントは一つだけ。

無理して自分のオリジナリティを出そうとするな。過去問、模試の過去問等、解説が充実しているものを使って、間違いなく書ける英文のストック作りを行え。話はそれからだ。

以下にワードファイルを添付。
「h20.doc」をダウンロード

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0160- 080908 英語表現の亡霊

英語教育界ではまだ教えられているけれど、ネイティブはあまり使っていない英語の特集記事がEnglish Expressの今月号に載っています。

○speak ill of... → criticizeの方が自然 とのこと。
 Google Fightによりますと....
 *speak ill of 68万件
 *criticize 1160万件

○rain cats and dogs (^_^;)→rain like crazy
 Google Fightによりますと.....
 *rain cats and dogs 89万件
 *rain like crazy 164万件

○but for... →書き言葉でさえみかけない。withoutか if it were not forで。
 Google Fightによりますと.....
 *but for 0件
 *if it were not for 1億7千8百万件

○whom → まず書かない。言わない。前置詞つきの時のみ使用。(これは結構有名)
○文頭のas → soで述べる方が自然。He got hungry , so he went to the restaurant.
○yet→yetは堅い。butが自然。

 言葉は生きてますね。


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2008年9月 3日 (水)

0159 -080903 英語教育 Google活用法

以下は参加しているメーリングリストで、名古屋の浅井晴美先生が投稿されたものを、ご本人の許可を得て転載した物です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Googleはインターネット上のサイトで、入力された文字列を含むものを検索するので、ある語句がどれくらいよく使われるのかがわかります。

例えば、Chimpanzees are <ア> related <イ> to humans <ウ>.
という文に"closely"という副詞を入れる場合、どこに入れたらよいのか、悩んでいるとします。

Googleのサイトにアクセスし http://www.google.co.jp/
検索枠に
related closely
と入れると、relatedとcloselyの両方を含むサイトをAND検索します。
その結果、63,300,000件がヒットしました。

次に、キーワードを" "で囲むと、この順番で使われているサイトをフレーズ検索します。
<ア>の"closely related"では、--14,800,000件
<イ>の"related closely"では、------70,300件
でしたので、圧倒的に<イ>よりも<ア>の方が多いことが分かりました。

<ウ>の用例は"related to humans closely"で検索してしまうとかなり限定されてしまうので、
humans のところを * (ワイルドカード)に変えて検索してみます。
<ア>の"closely related to"では、--66,800,000件
<イ>の"related closely to"では、------51,800件
<ウ>の"related to * closely"では、-----5,900件
ということで、やはり<ア>が圧倒的によく使われる表現であることが分かりました。

あと私がよく使うのは、OR検索、マイナス検索です。
これらの使い方は、上の方法でGoogle検索をしてみて下さい。

また、Googleツールバーをブラウザに組み込んでおくと、
Googleのホームに行かなくてもその場で検索できて非常に便利です。
ハイライト機能とジャンプ機能があるので、探していた情報があっという間にみつかります。
http://toolbar.google.com/T4/intl/ja/index_pack.html

もう少し詳しく知りたい方への参考文献:
『翻訳に役立つGoogle活用テクニック』by 安藤進
---2003出版の書籍
Googleを活用した英語の用例検索:事例研究 上野誠治
---ネット上に公開された論文(雑誌名は不明)

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0158 -080903 メーリングリストへの参加

灘高校のキムタツこと、木村先生の(というより田中十督先生が運営)メーリングリスト、Team Kimutatsuに入りました。木村先生のご活躍はブログや様々なメディアで目の当たりにしていました。文法や指導法について様々なことを学び機会が得られそうです。

Team Kimutatsuの一員であることは間違いないのですが、同時にTeam Maedaのヘッドという気概をもっていたいと思います。そのつもりでメーリングリストの内容やここで得られる人とのつながりを自分の英語教育にいかしていきます。

ぜひやりたいのが、教師塾を東北でも開いていただけないかということ。現在大阪、兵庫、九州と西日本中心に行われていますがなんとかこれを東日本でも行って頂けないかと思います。

「やる気がある人が日本全国から集まっている」「自分から動かないと出会いはない」ということは僕もその通りだと思います。僕も研修のため大阪まで行ってますし研修には行っている方だと自負しています。でもやっぱり時間的制約からきびしい。でも出た〜い。

だったら先生にきて頂けるようねばり強く交渉するのはどうでしょうか。また(いわきが田舎過ぎて無理なら)せめて東京での開催ができないものでしょうか。ぜひぜひ参加して学びたいです。

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0157 - 080903 Please Please Me

2年に一度の文化祭が本校で行われた。うちのクラスはなんと仮装で1位。仮装と言っても皆の前でのパフォーマンスも入っているので、実態は学芸会に近いかも。本格的な台本を生徒自ら書き上げ、録音、ふりつけまで自分たちがしていました。スバラシイ。それで1位。みんな大感激でした。ほんとおめでとう。僕も本当にうれしかったですよ。また君たちの底力をみせてもらいました。

クラス企画は体内めぐり。残念ながら1位にはなれませんでしたが、お客の反応がとてもよかった! とってもリアルなものができました。お客さんが行列を造っているのを見て、思わずクラスのやつらとがっちり握手をしてしまいました。

この1ヶ月はほんとうにみんなかがやいていた思います。これが文化祭のいいところだね! 

そしてここからはもう期末考査、そして入試が待っています。僕も切り替えて、そして生徒にもきりかえてもらわなくちゃいけません。9月4日にはセンター試験の願書の練習したものを添削して返すからね。あとは受験まっしぐらです。

そうそう、後夜祭のステージで、同僚の先生とPlease Please Meを熱唱してきました。前日から振り付けを考えたり(意外と好評。最後はDaigoポーズでキメ。)、車の中で歌詞を覚えたり、カラオケに二人で言ってハモリの練習をしたりたいへんだったけどほんとうに楽しかったですね。

P.S.
文化祭にて、自分の写真作品を写真部の協力を得て第一講義室に展示できました。意外に好評だったのが乗鞍岳山頂付近から中央アルプス方面をとった山の写真。朝2時からねばってとった写真です。墨絵のような色調で、山々が十重二十重にかさなっています。10月の朝ですからとうぜん霧が山々の間に広がっています。なんとも幻想的な風景写真です。「プロの写真もありますよね?」というおほめの言葉もいただいて本当にうれしかったです。芸術はやはり観客がいてはじめて完結するんだなあと思った、うれしい1日でした。写真部のみんな、いろいろ展示方法について教えてくれてありがとう。差し入れもっていくからね!

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0156 -080903 スピーチコンテスト

文化祭が昨日終わったばかりですが、本日は市の中学生向けのスピーチコンテストのジャッジとしていってまいりました。なんとチーフジャッジとしての参加であります。レシテーションが37名、オリジナルのスピーチが20名参加しレベルが高い大会でした。

参加された生徒さんには「本当によくここまで仕上げたね。よくやったね。」と言ってあげたいです。また指導された先生方、運営にあたってくださった先生方にもすばらしい運営に関して感謝の意を述べたいと思います。

審査員長あいさつとして、Good Morning!を普通の言い方、悲しげな言い方、たのしげな元気な言い方で生徒全員に言ってもらいました。ねらいは2つ。言葉と表現は密接につながっていることをもう一度じっかんしてもらうためと、緊張している生徒にリラックスしてもらうためです。最後のGood Morningの時は生徒に笑顔がみられました(実際に発話すると分かるのですが、---ningでは笑顔と同じような頬の引っ張り具合になります)ので目的は達成されました。単にリラックスしろと言われても難しいですからね。裏技です。形式的な審査委員長のスピーチと言えど、ちゃんと機能を果たし、教育効果をねらったつもりです。どんなスピーチでもなんらかの役割があると思うからです。

さてレシテーションとはreciteという言葉からきています。暗唱と言われますが、普通の暗唱と違って、そこに感情や身振り手振りを付加していかねばなりません。そしてこれが英語力アップにいいのです。「気持ちを理解し、気持ちをこめながら」葉っぱのフレディやマザーズララバイをレシテーションすれば、本当の意味で血肉化します。単なる音読を越える勉強法です。やっただけ力になります。ですから今回賞に入らなかったとしても、着実に正しい方法で英語力は間違いなくついています。

ひとつ注意点があるとすれば、上述の「死生観」や「自己犠牲」を扱った作品を生徒がレシテーションすると全ての台詞で、トーンを暗い感じに統一して言いがちです。死というテーマで、明るめにはレシテーションするのは確かに難しいでしょう。でも、例えば、葉っぱのフレディにおいては、死を「達観」しているDaniel君の台詞まで暗い感じに落とす必要はないと思うのです。"It's the time for leaves to change their home." "Some people call it dying." "Yes, everything dies."  などはおそらく不思議なくらい冷静な明るさをもって語られた台詞かなとは思うのです。僕が指導するなら、フレディの恐れ、叫びこそ深刻に響くよう指導しますが、全体のトーンはニュートラルに統一するでしょう。そして最後の部分は風の谷のナウシカのラストのように「次世代へ命をつなぐ私たちの営み、私たちの存在は単に死に向かっているのではないんだ。」という希望を気持ちにのせてしゃべれたらステキですね。

(もちろん作品に対して僕の考えとは同じでないかたも当然いてそれはもちろんOKな考えです。僕の考えはOne of themにすぎません。)

中学生で台詞の意味を深く読み込んで言えればスバラシイと思います。指導する側はぜひ彼らがより深く作品を読み取る「手伝い」をしたいものです。自分で気づけた方が学びが大きくなるからです。

それにしてもほんと疲れた、けど、ほんとに楽しい一日でした。生徒諸君、関係者の皆様ありがとうございました。

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