0156 -080903 スピーチコンテスト
文化祭が昨日終わったばかりですが、本日は市の中学生向けのスピーチコンテストのジャッジとしていってまいりました。なんとチーフジャッジとしての参加であります。レシテーションが37名、オリジナルのスピーチが20名参加しレベルが高い大会でした。
参加された生徒さんには「本当によくここまで仕上げたね。よくやったね。」と言ってあげたいです。また指導された先生方、運営にあたってくださった先生方にもすばらしい運営に関して感謝の意を述べたいと思います。
審査員長あいさつとして、Good Morning!を普通の言い方、悲しげな言い方、たのしげな元気な言い方で生徒全員に言ってもらいました。ねらいは2つ。言葉と表現は密接につながっていることをもう一度じっかんしてもらうためと、緊張している生徒にリラックスしてもらうためです。最後のGood Morningの時は生徒に笑顔がみられました(実際に発話すると分かるのですが、---ningでは笑顔と同じような頬の引っ張り具合になります)ので目的は達成されました。単にリラックスしろと言われても難しいですからね。裏技です。形式的な審査委員長のスピーチと言えど、ちゃんと機能を果たし、教育効果をねらったつもりです。どんなスピーチでもなんらかの役割があると思うからです。
さてレシテーションとはreciteという言葉からきています。暗唱と言われますが、普通の暗唱と違って、そこに感情や身振り手振りを付加していかねばなりません。そしてこれが英語力アップにいいのです。「気持ちを理解し、気持ちをこめながら」葉っぱのフレディやマザーズララバイをレシテーションすれば、本当の意味で血肉化します。単なる音読を越える勉強法です。やっただけ力になります。ですから今回賞に入らなかったとしても、着実に正しい方法で英語力は間違いなくついています。
ひとつ注意点があるとすれば、上述の「死生観」や「自己犠牲」を扱った作品を生徒がレシテーションすると全ての台詞で、トーンを暗い感じに統一して言いがちです。死というテーマで、明るめにはレシテーションするのは確かに難しいでしょう。でも、例えば、葉っぱのフレディにおいては、死を「達観」しているDaniel君の台詞まで暗い感じに落とす必要はないと思うのです。"It's the time for leaves to change their home." "Some people call it dying." "Yes, everything dies." などはおそらく不思議なくらい冷静な明るさをもって語られた台詞かなとは思うのです。僕が指導するなら、フレディの恐れ、叫びこそ深刻に響くよう指導しますが、全体のトーンはニュートラルに統一するでしょう。そして最後の部分は風の谷のナウシカのラストのように「次世代へ命をつなぐ私たちの営み、私たちの存在は単に死に向かっているのではないんだ。」という希望を気持ちにのせてしゃべれたらステキですね。
(もちろん作品に対して僕の考えとは同じでないかたも当然いてそれはもちろんOKな考えです。僕の考えはOne of themにすぎません。)
中学生で台詞の意味を深く読み込んで言えればスバラシイと思います。指導する側はぜひ彼らがより深く作品を読み取る「手伝い」をしたいものです。自分で気づけた方が学びが大きくなるからです。
それにしてもほんと疲れた、けど、ほんとに楽しい一日でした。生徒諸君、関係者の皆様ありがとうございました。
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