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2008年2月22日 (金)

0129-080221 北原、田尻辞書ワークショップに出て

2月10日に行われた、北原・田尻辞書ワークショップに出来てきました。いくつかのポイントがありましたのでここで書き留めておきたいと思います。


○普段からうるさく発音指導。一人がダメだったら全員やらせる。
○子供に気付かせる授業。なるほどという声がでないとダメ。
○授業は家庭学習のためにある。授業で勉強法教える。
○あらゆる機会をとらえて、単語を言わせる。
 「ateでおわる単語7つ言え。」[fulで終わる単語7つ言え」
○提出物は点数に入れない。なぜか。自分の体に落とし込むところまでやっていないから。
 ALTと勝負させる。何かについてALTに説明させる。ALTは突然、I have a questionと遮る。
 質問に答えられて初めて点数が入る。説明自体は暗記レベルなので、それを超えて初めて
 点数が入る。
○Writingは習熟させるためにさせる。
  ・枝分かれ図
    事実を書いていき最後にそれをどうおもったか感情を書かせる。
  ・マッピングは順番や接続詞考える必要あり。
○和英辞書使う前に
   1)語順を教えること。→英作をさせると、語順の重要性に気付く。
   2)日本語を別の日本語に置き換えさせる。
     まず考えさせる。次にひかせると頭にしみこむ  
   3)語順パターンの[  ]の中に入る語句を和英で調べさせる。
   4)例文を読む


結局英語の技術的な指導よりも前に、おそらくお二人がどう普段から学生、生徒に接しているかが最も興味深いお話でした。田尻先生の、「大学生でも自分の存在を教師に認めてもらいたいんだ」「寝てばかりいる野球部の生徒と野球の話をし出したら、とたんに協力的になった」「英語の授業である携帯電話会社の業績がアップした理由を行間から読み取らせ発表させることをしたら生徒は燃えた」等の話がありました。この話を聞いて思い出したのが、全英連での東後先生のお話。先生いわく「遅刻してきた生徒に、Thank you. と言って、顔をみながら出席カードを渡してから、生徒が遅刻せず、協力的になった」大学生(大人でも)でも自分の存在を認めてほしいんですね。ましてや中学生や高校生はなおさらでしょう。生徒と個人的なコミュニケーション関係ができると、ほんと授業って「まわります・よく変わります」。田尻先生は、授業のベースが生徒指導、次に教科を超える指導技術が来て、最後に英語の指導技術が授業を支えるとおっしゃってます。英語教師の前に教師で、教師の前に人です。人と人がどう関わっていくか(生徒指導)がすべての授業のベースにあるのだということをもう一度思い出させていただきました。

そしてこのことは最近読んだ「コーチング」の本の内容と最近むすびつきました。キーワードはアクノレッジメント。これは次回以降書きたいと思います。

その他にも一杯元気ををもらいました。両先生方ありがとうございました。

それから準備を担当してくれた方々、松本先生、いい会でした。やった甲斐があったね。
ありがとうございました。
   

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2008年2月18日 (月)

0128-080218 強調構文とIf it were not for....

if it were not for....が強調構文を元にしているということは最近知りました。

Plants grow for the sun. を強調構文にすると、
It is for the sun that plants grow. となる。

植物が育つのは他でもない太陽のおかげ(存在のため)だ。
このうち前半部分だけが仮定法になった。
If it were not for the sun.... もし太陽のお陰がなければ

知らなかった......でもまたひとつすっきり。

ついでに強調構文についてもう少し触れておきます。
Plants grow for the sun. なら単語を強く読むだけでも強調できます。
[Plants] grow for the sun. [ ]を強く読めば、「植物」を強調しますし、
Plants grow [for the sun]. なら「太陽のおかげ」の強調です。

しかし It is for the sun that ....なら、
常にfor the sunの強調となります。

追加)

if it were not for...とwithoutでは、if it were not for..のほうが守備範囲が広い。withoutはもし~がなければ...できないという否定の文脈で使うことが多いが、if it were not forは否定文も肯定文も使える。 竹岡式 p117より

一方 but forは現代ではあまり使われていないようだ。文法書からはずしてもいいのかもしれない。

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2008年2月17日 (日)

0127--08217 be to 構文

be to 構文はどう教えるべきだろう?

義務、運命、予定、可能、意図?

ビート(be to)たけしはギヨウカイジンと教える?

いやいやこれでは参考書に書いてあることの
羅列に過ぎないし、そもそもこんな分類を
ネイティブがしているのか?
そうではあるまい。

高校生にとっては
be to 構文は、「べき」「できる」「〜することになっている」「するつもり」ぐらいで良いだろう。和訳練習をしたあとで、「自分の意思でなくやむを得ない理由によるときに使う」ぐらいでまとめてどうか。

ではなぜこのような意味になるのだろう?

to不定詞の意味に戻る。これは「ある方向へ向かう」という意味だ。ある方向へ向かうのは「〜しなければならない」からだし、「〜することになっている」からだ。「〜するつもり」「〜する運命」だからでもある。

一件willでもいいではないかと思うかもしれない。しかし、普通の未来と違う点は、「自分以外の誰かまたは運命が予定を決めている」点だ。

Prime Minister Fukuda (is) to Visit U.S.  なら....

「福田首相アメリカ訪問予定」です。

ここに首相の意思は感じられない。誰か官僚が予定を決めたという感じだ。よって個人が自分で決めた予定は be to Vを使わず、be going to Vを使います。

確認しましよう。私用に関することなら

I am to go to N.Y. next week.とか、
I am to marry her next month.とかは言えません。

自分が決めたのではなく、運命または第三者によって決められたレールの上を走っている感じがするためです。公式訪問などは、総理でなく周囲のものが決めた感覚
があるのでこの表現は使えます。

"You are to do your homework before you watch TV. "

この場合、子供が主語であるのに、子供の意思は入っていません。子供に対し、進むべき方向・レールを指示しているのです。You must do.....との違いは、mustを使うと親のエゴ意見をごりごり押しつける感じになりますが、You are to...では、「確かウチのルールでは、おまえはTVの前に宿題をするんだったよね。」というニュアンスなので、こう言えば角もたたない?からです。つまり「すでに決められたことに向かうことになっているよね」というニュアンスから「義務・〜すべきである」という日本語訳が選ばれるわけです。

If your company is to survive,  lots of employees must be laid off.

これは文法書では「意図・するつもり」という意味に分類されるでしょう。おそらく傾いている会社の社長に対し、経営コンサルタントが言った言葉ですね。ところが和訳に反し、ここでは社長や会社の意思は関係ないのに注意して欲しいです。結果としての和訳は「つもりである」になりますが、中身を見てみると、全く相手の意見など聞いていません。 「もしあなたの会社を「生き残り」という方向へ向かわせるなら、たくさんの従業員がレイオフされねばならない。」単に、「〜という方向に向かわせるなら」と言っているのにすぎません。

Not a soul is to be seen on the street.

これは、猛暑のためか、または戒厳令が敷かれたため、皆屋内にいることを強いられているような様子が浮かぶ。あるやむを得ない理由のため強いられて「人が路上にいるのを見られる方向には向かわないだろう(ことはないだろう)」といっている。これが和訳になると「〜できない」という意味になります。訳は本来の意味を表すための便宜上のものです。

まとめるとbe to V構文の特徴は、

○「Sの意思は全く関係がない」
○「あるやむを得ない理由やルールにより
  SがVする方向に向かう」

   そこから

  「Sが〜べきだ」
  「Sが〜できる(できない)」
  「Sが〜することになっている」
  「Sが〜するつもり」

   という意味がでてくるのです。

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2008年2月14日 (木)

0126-080214 英語教育 深いことば

The object of education is to prepare the young to educate themselves throughout their lives.
---Robert Maynard Hutchins
大学に入って英語の学習をやめてしまう生徒にはしたくありません。


If we teach today as we taught yesterday, we rob our children of tomorrow!
---John Dewey
学びをやめたら教えることはできません。
     

Learning requires active participation of student
---The Mission Statement of British Columbia Board of Education
教師だけががんばってませんか。生徒と目標を共有してますか?


“What makes student-centered learning successful?” “Teacher’s control.”
---The experienced teacher of ESL / at the class on “Assessment”
田尻先生や北原先生は、生徒の心に火をつけるのがうまい人と言える。

Students will be able to ………(after the activity or the task.)
生徒は授業のあと何が出来るようになりましたか。    


Assessment comes before activity, and evaluation after activities.
何ができたらよいのか、モデルを教師が示してから練習させてますか。

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