不定詞は「これからすること」,動名詞は「すでにしていること」
動詞を名詞として使う点において不定詞の名詞的用法と動名詞は一見同じように見えます。しかし全くイコールではないのです。
不定詞には toがついてます。これは「ある方向へ向かう」という意味の前置詞toから来ています。 to Vで,「Vする方向へこれから向かう」という意味になります。ここから「これからしようと思っていること」「頭の中の漠然とした、抽象的な思い」というイメージがでます。ですから全く具体的ではありません。
一方,動名詞はVingの形をもっています。ing形のイメージは「もうすでにしていること」「実際に生き生きと身の回りで起こっていること」ということです。「活動形」と言ってもいいかもしれません。
I like / to play tennis. なら, 漠然と,「テニスをしてみたいなあ」 と頭で考えている状態です。
I like / playing tennis. なら, もうすでにテニスは何度かしているのです。
生き生きとした身の回り感がありますよね。テニスをしている具体的なイメージが頭にあり,「テニスをすることが好きだ」と言っているのです。
I like / to have brother. なら,漠然と,「兄弟がほしいなあ」と頭で考えている状態です。
I like / having brother. なら,もうすでに兄弟がいるのです。
「兄弟がいるっていいなあ。」と言ってます。生き生きとした身の回り感がつかめますか?
Akira : I hate / having a headache. 実際に頭がガンガン痛くて一言。それが嫌だと言っています。
Yumi : I hate / to have a headache. 漠然と「頭が痛いって嫌なことよね」と一般論を述べてます。
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Megafepsの動詞はなぜVingしかとらないのでしょうか?
★暑くて暑くてたまらず,まどをあけようとして一言。
Would you mind (my) [ opening the window ]? いやですか 私が 窓を開けること?
この場合,もう椅子から立ち上がって,窓に向かっているかもしれませんし,もう窓に手をかけているかもしれません。漠然と頭の中で考えているというよりは具体的な行動について述べています。身の回り感があります。
★友人が夜一人で歩いて家に帰っているということを聞いて,アドバイス。
You should avoid [ walking on this street / alone / at night ].
友人は実際,家に夜一人で歩いて帰っています。身の回り感が感じられますか? 漠然と「夜,道を一人歩きすることは危ない。」と一般論を言いたいなら, To walk on this street alone at night / is dangerous. となります。
★準備に準備を重ねてきたコンサートを延期して一言。
We put off [ having the concert ].
頭の中だけでコンサートひらきたいなあと漠然と考えているのではなく,コンサート実現に向け,実際に準備を着々進めてきているはずです。身の回り感がありますよね。
★She stopped [ playing tennis ]. She gave up [ playing tennis ]. She finished [ playing tennis].
今していることをやめたわけです。身の回り感がびんびんです。 stop〜ingは「単に動作をやめた。」give up〜ing は今までしてきたことを「何かの事情であきらめた。」 finish〜ingは「ずっと〜してきて,今し 終えた」です。
では,「私は教師になる夢をあきらめた。」だったらどういうのでしょう?これは未来の事ですよね。
この場合ingを使いません。 I gave up my dream / (to be a teacher). と,目的語にはmy dream とかmy planなどをもってくればよいのです。
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The airconditionar needs reparing. VS The airconditionar needs to be repaired.
このうちどちらも話し手がエアコンの修理を必要と考えているのはまちがいありません。 reparing は日本語だと「修理」にあたるでしょう。限りなく名詞に近づいたと考えればいいのです。 今までの話題の流れからすると、 repairingと to be repairedの間には少しニュアンスの違いがありそうです。 修理が切迫しているのはどちらでしょうか。 これはrepairing だと思います。現実問題として、音がうるさすぎる、なかなか温度が上がらない(下がらない)という問題を抱えているようです。「今このとき修理が必要だ」と身のまわり感がひしひしと伝わります。 対して、 to be repaired も問題は起こり始めているのですが、 reparing ほどの切迫感はなく、「今後修理が必要だな」という感じでしょうか。
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次に 他の動詞についてとりあげましょう。これらは少々やっかいです。
to Vはまだ実行せず頭の中にあること、
Vingはもう頭から取り出して実行している(した)こと、または実際身に迫っていることと考えます。
★Don't forget ( to post / posting ) the letter. は、「手紙を投函すること 」はまだ「頭の中にあり、実現されていないことですから to postになります。
★I remember his ( to jump into the river from the bridge / jumping into the river from the bridge ). なら、「川に飛び込むと言う行為」は実行されたことですから 後者を選びます。
★She refused ( to marry him / marrying him). は、refuseに、「どうしても〜しようとしない」という意味があることから、自分の頭の中で「彼と(これから)結婚しょうとすること」というアイディアを否定しているわけです。refuse はto Vと相性がいいわけです。
★それに対し、 She denied ( to marry him / marrying him). だれかから、「彼と実際結婚しているでしょ」と言われたんですね。「(実際に)結婚しているということ」を彼女は否定したわけです。deny(否定する)は Ving形と相性がいいわけです。当然 marrying him.を選択します
★She narrowly escaped being run over. 「彼女はかろうじて車にひかれることを免れた」の意味です。みなさんは、「彼女はまだ車にひかれてないから、to Vを選択するのは?」と思ったことでしょう。ところがそうではないのです。頭の中の抽象的な行為ではなく、実際にひかれかけたわけで、かなり身にせまった具体的な行為と言えます。 escapeのうしろはVingで言わないといけないゆえんです。
★look forward to...のうしろはなぜ Vingなのでしょうか?
これから〜することを心待ちにしている なら to Vでは?と思うでしょう。でも、例えば ディズニーランドに行くことを心待ちにする場合、あそこにも行こう、あれも乗ろう、と心の中でかなり具体的に行動をイメージしているはずです。ディズニーランドに行きたいなあと漠然と考えているなら、I'd like to go to Disney land.ですが、ガイド本を読んだり、バスの手配をしたり、あそこに行こう、あれに乗ろうと何度も考えたり、準備するのはかなり具体的な行動です。よって動名詞を使うのです。これは consider ...ingにも同じ事が言えます。あたまの中でくり返しくり返しかなり具体的に考える(熟考する)ですから、considerも、look forward to..同様、Vingがふさわしいのです。
大西先生 ネイティブスピーカーシリーズ、その他より引用
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