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2007年12月31日 (月)

0111-071231 マザーテレサのことば

もうすぐ1万ヒット。この2年間みていただいたかたに心から感謝申し上げます。

2007年ラストのエントリーはマザーテレサのことばでしめくくりたいと思います。
人がどうであれ、教師のありかた、自分のこころのありかたはこうありたいと思います。

2008年が皆様にとってよい年でありますように。
 

人々は、理性を失い、非論理的で自己中心的です。
それでも彼らを愛しなさい。

もし、いいことをすれば、人々は自分勝手だとか、何か隠された動機があるはずだ、と非難します。
それでもいい行いをしなさい。

もし、あなたが成功すれば、不実な友と、ほんとうの敵を得てしまうことでしょう。
それでも成功しなさい。

あなたがした、いい行いは、明日には忘れられます。
それでもいい行いをしなさい。

誠実さと親しみやすさは、あなたを容易に傷つけます。
それでも誠実で親しみやすくありなさい。

あなたが歳月を費やして建てた(完成した)物が、一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。
それでも建てなさい。

ほんとうに助けが必要な人々ですが、彼らを助けたら、彼らに襲われてしまうかもしれません。
それでも彼らを助けなさい。

持っている一番いいものを分け与えると、自分はひどい目にあうかもしれません。
それでも一番いいものを分け与えなさい。


[カルカッタの〈孤児の家〉の壁に書かれた言葉より]

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2007年12月30日 (日)

0110-071230 未来の話 will

年末の大掃除の最中である。明日までかかるだろう。ふう。

さて来年のことをいうと鬼が笑うと言うが、未来のことを述べる言い方をここにメモしておきたい。

その中で最重要なことは、メモ帳に書いておくような自分の予定や計画をあらわす場合、「私は〜するつもり」という場合、willは用いないということだ。使うのは、be going to..か be ...vingである。違いは、be Vingの方が、be going to より、より細かい点まで予定が決まっているとういこと。

今週の日曜日何をする予定? 

×I will go to Yoko's birthday party.
○I'm going to Yoko's birhday party.

ここで疑問がでてきます。なぜwillは自分の予定を表すのに使えないのでしょう。
また、なぜ、be Vingといった進行形の形で未来の予定それもかなり煮詰まった予定を表せるのでしょうか。

最初の疑問点ですが、中学生、高校1年生には、willは「その場のノリで決めたことをのべているだけ」つまり「決意表明」なんだ。と教えます。

 I will go to Harvard University someday. なら、「いつかハーバード大に行くぞ」
 I will be a doctor.                        なら、「医者に絶対なるぞ」

この場合、具体的になーんにも決まっていません。その場の思いつきですから。強い思いがあればそうなる確率は高まりますが、まだなんの努力も始めてないかもしれません。くどいようですが、willを使うと、具体的な予定をのべているのではなく、「絶対〜するぞ」という決意表明になります。

その一方で、be going to... / be Ving....は、一応「進行形」の形を取っています。これは伊達ではありませんよ。「着々準備して〜しつつある」という意味です。目標に向けて何かをしている感じがしますよね。

I am going to (go to ) Harvard University next year.  (go toは書いても書かなくともOK)

これは、ほぼ確実にHarvardに行きます。今その準備を着々進めているんですね。

I am going to be a doctor of the hospital next month.

来月その病院の医者になるべく手続きをしたり引っ越しをしたりしている感じです。

I am going to (go to)Yoko's birthday party next sunday.

willを使わないでこう言えば、それはその予定に向けて着々準備を進行中だからです。上の例であればプレゼントを買ったり、クラッカーを買ったり準備しているでしょう。be going to...より、 be Vingの方が、細かい日程が決まっている感じがしますが、ほとんど同じと言えます。

ひるがえってwill はどうでしょうか。
1) willは(きっと確実に)そうなること   
    ○She will be twelve years old next month.(生きていれば確実にそうなる)
    ○It will be  sunny tomorrow.(天気予報で雨の確率0%と言っているからそうだろ)

  *willは「〜だろう」という訳語からは想像できないほど強い意味を持ちます。
   「〜だろう」というより「絶対〜するぞ」「絶対〜になるよ」ぐらいですね。
   さすがにmustよりは弱いですが、80%〜90%ぐらいの自信の度合いです。

2) その場のノリで決めた強い意志です。

    ○A) I'm going to Latov.
      B) Oh, are you?  I will go with you.

      ○A) Could you tell her about it?
            B) O.K. I'll talk to her.

まとめ

前々から予定計画をたてて着々準備していることは、be going toかbe Vingで言います。
willは未来というより「現時点の強烈な意志」や「強い(根拠が乏しい)予想」とも言えます。

中学でならう、willとbe going to.。
willを教えるときは、

「その場のノリで決めた自分の強い意志:きっと〜するぞ!」
「強い予想:絶対〜になるよ」

  を表すように、教師は注意深く文脈を与える必要があるわけです。
  指導する際の無難な文脈は、

「天気予報」 と 「将来の夢」 でしょう。

またbe going to との違いも教えておいた方がよいでしょう。

ちなみに「英語に未来形はない」という方もいます。「動詞の形に未来形はないでしょ。しかもwill自体は現在形だし」というわけです。is going to Vも、is to V(be to構文)も一種の現在形という方もいます。この考えは仮定法の項目で活きてきます。(仮定法のエントリー参照)しかし、中学生には必要ない考えかもしれません。

未来形という言い方は避け、「未来を表す表現」としたほうが無難でしょう。

中学すべてで、このように教えてくれれば高校では楽なのですが...

I will go to America next month.  はおかしい!!英語である。

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2007年12月26日 (水)

0109-071226 冬の特別課外

通常課外とは別に冬の特別課外を実施した。期間は6日間。90分の勝負である。

テキストは毎回手作りである。一文一文吟味していったため、毎晩3時ぐらいまで作業がおよぶこともあった。われながらよく体が持ったと思う。(それともこれからつけがでてくるのか.....)

第一回は 疑問詞は名詞のカタマリを作る  名詞節の理解。
第二回は 英文が長くなる理由 Sの前   Sの前の副詞的な要素の理解。
第三回は 英文が長くなる理由 Sの説明  Sの次の形容詞的要素の理解。
第四回は 離ればなれのパートナーを探せ  2重限定、分離修飾等。
第五回は 未知語を論理的に推理せよ    未知語のいいかえ部の特定。
第六回は 東大前期の問題演習。

この課外を通して参加した生徒に伝えたかったのは3つある。

1)英語が長くなるメカニズムを知っていると楽
2)英語は期待して読め
3)未知語がでてきてもうしろに具体的な説明ある

それぞれの回では生徒におやっと思わせる問題を用いて英文の構造を考えさせたつもりだ。そしてこれはパラグラフリーディングへの布石でもある。ボトムアップの速度をあげることでトップダウンに使う認知的リソースを増やす作戦である。

アンケートによれば、

1)英文の難易度はちょうどよかったようだ。(またはやや難)
2)プリントは英文読解に役だったかはほぼ全員5(5が最高)

ただ、ものたりない生徒もいたようだ。
易しすぎる。ハイレベルな授業をお願いしたい」との意見も出された。

次回やる場合にはさらにレベルアップが求められているということだ。
春休みはまた代ゼミにいくことになりそうだ。

生徒の感想

○予習は大変だったがやり終えて自身がついた。
○文の構造がよくわかるようになった。
○未知語の推測ができるようになった。
○プリントのルールにしたがうと英文がいままでよりよく読めた。
○授業や普通の課外よりも(?)学ぶことが多かった。
○長文まで時間がなくなることがあった。
○英文と英文の間を広くして欲しい。
○さらに難しい英文の精読をしたい。

このとりくみを一過性にしないためには定期的に入試問題を配付し、問題をとかせる体制をつくらねばならない。また、東大、京大レベルの生徒向けにハイレベル課外以上のものを提供しないといけない。

最後に、ほんとうに生徒にはパワーをもらっている。感謝である。休まず信じて出席してくれた生徒を心から respect したいと思う。

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0108-071226 中高 動名詞指導の連携

中学では動名詞という言葉を使わないらしい。動詞のing形などと言ってすませているそうだ。ただ塾によっては使うところもあるかもしれない。

生徒はせいぜい、enjoy, stopのうしろは vingと習うだけだ。これでは、分詞のvingとの違いが十分伝わらない。

なぜing形とおなじ形なのに「している」と「こと」があるのだろう? しかもto Vも「こと」がある。????? となるのは目に見えている。しかも「enjoyのうしろはving形で「こと」って覚えろよ」としか説明がないとしたら。そのようなことがないことを祈っていますが、現実はどうなのでしょうか。このような説明がもしあるとしたら非常にまずいわけです。体系的な知識になっておらず、高校で絶対つまづくからです。(もう中学でつまづいているかも)

ではどうするか。文科省の指導は忘れます。このエントリーの前に書いたこと「107-071225  動名詞と不定詞」を中学生にもぜひ教えてください。これは中学生でもわかる説明だと思います。その上でトレーニングをうけると高校で悩まなくてすみます。(中学時も。) 体系的な知識をつけるため、そしてそれが無理のないものなら教科書をこえてがんがん教え、たたきこむべきだと考えます。

「他の基本的文法事項も覚えていないのにここまで教えるのか」と思うかもしれませんが、ニューホライズンを見ると、情報をあたえなさすぎでわからなくなっている場合もあるように思うのです。to Vとvingではあきらかに形が違います。その役割も違います。wantのうしろはto にする、enjoyならvingだといったパブロフの犬のような状態から生徒を一刻も早く救い出すべきです。中学生は思っているより理解力がありますし、中学の先生はそれができる絶好のポジションにいます。彼らが???と思ったところで「実はね....」とやればいいわけです。何も高校まで待たなくてもいいと思うのです。

準動詞は大学入試と言うより、英語の理解、使いこなしには必須の項目だということを考えると中学生から教える価値は十分あります。いかがでしょうか。
 

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0107-071225 動名詞と不定詞の関係

不定詞は「これからすること」,動名詞は「すでにしていること」


動詞を名詞として使う点において不定詞の名詞的用法と動名詞は一見同じように見えます。しかし全くイコールではないのです。


不定詞には toがついてます。これは「ある方向へ向かう」という意味の前置詞toから来ています。 to Vで,「Vする方向へこれから向かう」という意味になります。ここから「これからしようと思っていること」「頭の中の漠然とした、抽象的な思い」というイメージがでます。ですから全く具体的ではありません。


一方,動名詞はVingの形をもっています。ing形のイメージは「もうすでにしていること」「実際に生き生きと身の回りで起こっていること」ということです。「活動形」と言ってもいいかもしれません。

I like / to play tennis. なら, 漠然と,「テニスをしてみたいなあ」 と頭で考えている状態です。
I like / playing tennis. なら, もうすでにテニスは何度かしているのです。

生き生きとした身の回り感がありますよね。テニスをしている具体的なイメージが頭にあり,「テニスをすることが好きだ」と言っているのです。


I like / to have brother. なら,漠然と,「兄弟がほしいなあ」と頭で考えている状態です。
I like / having brother. なら,もうすでに兄弟がいるのです。 

「兄弟がいるっていいなあ。」と言ってます。生き生きとした身の回り感がつかめますか?


Akira : I hate / having a headache. 実際に頭がガンガン痛くて,それが嫌だと言っています。  Yumi : I hate / to have a headache.   漠然と「頭が痛いって嫌なことよね」と一般論を述べてます。
  
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  Megafepsの動詞はなぜVingしかとらないのでしょうか?


★暑くて暑くてたまらず,まどをあけようとして一言。

Would you mind (my) [ opening the window ]? いやですか 私が 窓を開けること?
この場合,もう椅子から立ち上がって,窓に向かっているかもしれませんし,もう窓に手をかけているかもしれません。漠然と頭の中で考えているというよりは具体的な行動について述べています。身の回り感があります。 

★友人が夜一人で歩いて家に帰っているということを聞いて,アドバイス。

You should avoid [ walking on this street / alone / at night ].
友人は実際,家に夜一人で歩いて帰っています。身の回り感が感じられますか? 漠然と「夜,道を一人歩きすることは危ない。」と一般論を言いたいなら, To walk on this street alone at night / is dangerous. となります。

★準備に準備を重ねてきたコンサートを延期して一言。
  
We put off [ having the concert ].
頭の中だけでコンサートひらきたいなあと漠然と考えているのではなく,コンサート実現に向け,実際に準備を着々進めてきているはずです。身の回り感がありますよね。

  
★She stopped [ playing tennis ]. She gave up [ playing tennis ]. She finished [ playing tennis].

今していることをやめたわけです。身の回り感がびんびんです。 stop〜ingは「単に動作をやめた。」give up〜ing は今までしてきたことを「何かの事情であきらめた。」 finish〜ingは「ずっと〜してきて,今し 終えた」です。


では,「私は教師になる夢をあきらめた。」だったらどういうのでしょう?これは未来の事ですよね。
この場合ingを使いません。 I gave up my dream / (to be a teacher). と,目的語にはmy dream とかmy planなどをもってくればよいのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
The airconditionar needs reparing. VS The airconditionar needs to be repaired.

このうちどちらも話し手がエアコンの修理を必要と考えているのはまちがいありません。 reparing は日本語だと「修理」にあたるでしょう。限りなく名詞に近づいたと考えればいいのです。 今までの話題の流れからすると、 repairingと to be repairedの間には少しニュアンスの違いがありそうです。 修理が切迫しているのはどちらでしょうか。 これはrepairing だと思います。現実問題として、音がうるさすぎる、なかなか温度が上がらない(下がらない)という問題を抱えているようです。「今このとき修理が必要だ」と身のまわり感がひしひしと伝わります。 対して、 to be repaired も問題は起こり始めているのですが、 reparing ほどの切迫感はなく、「今後修理が必要だな」という感じでしょうか。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次に 他の動詞についてとりあげましょう。これらは少々やっかいです。
 
to Vはまだ実行せず頭の中にあること、 
Vingはもう頭から取り出して実行している(した)こと、または実際身に迫っていることと考えます。


★Don't forget ( to post / posting ) the letter. は、「手紙を投函すること 」はまだ「頭の中にあり、実現されていないことですから to postになります。

★I remember his ( to jump into the river from the bridge / jumping into the river from the bridge ). なら、「川に飛び込むと言う行為」は実行されたことですから 後者を選びます。

★She refused ( to marry him / marrying him). は、refuseに、「どうしても〜しようとしない」という意味があることから、自分の頭の中で「彼と(これから)結婚しょうとすること」というアイディアを否定しているわけです。refuse はto Vと相性がいいわけです。

★それに対し、 She denied ( to marry him / marrying him). だれかから、「彼と実際結婚しているでしょ」と言われたんですね。「(実際に)結婚しているということ」を彼女は否定したわけです。deny(否定する)は Ving形と相性がいいわけです。当然 marrying him.を選択します

★She narrowly escaped being run over. 「彼女はかろうじて車にひかれることを免れた」の意味です。みなさんは、「彼女はまだ車にひかれてないから、to Vを選択するのは?」と思ったことでしょう。ところがそうではないのです。頭の中の抽象的な行為ではなく、実際にひかれかけたわけで、かなり身にせまった具体的な行為と言えます。 escapeのうしろはVingで言わないといけないゆえんです。

★look forward to...のうしろはなぜ Vingなのでしょうか?
 これから〜することを心待ちにしている なら to Vでは?と思うでしょう。でも、例えば ディズニーランドに行くことを心待ちにする場合、あそこにも行こう、あれも乗ろう、と心の中でかなり具体的に行動をイメージしているはずです。ディズニーランドに行きたいなあと漠然と考えているなら、I'd like to go to Disney land.ですが、ガイド本を読んだり、バスの手配をしたり、あそこに行こう、あれに乗ろうと何度も考えたり、準備するのはかなり具体的な行動です。よって動名詞を使うのです。これは consider ...ingにも同じ事が言えます。あたまの中でくり返しくり返しかなり具体的に考える(熟考する)ですから、considerも、look forward to..同様、Vingがふさわしいのです。

大西先生 ネイティブスピーカーシリーズ、その他より引用

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2007年12月24日 (月)

0106-071224 脳の信号強度と英語教育

池谷祐二先生、茂木健一郎先生と言えば気鋭の脳科学者である。

二人とも結局は共通のことを述べられている。脳の可逆性についてである。
可逆性とは、ある圧力をあるものに加えると、ぐにゃと曲がり、その圧力がなくなったあともその形のまま残ることだ。脳の記憶も同じで、ある一定以上の信号が脳に入ると、その信号がなくなったあともその情報は脳に残り続ける。脳に変化が起こったわけだ。

茂木先生によるとアハ体験というのは、ひとつの概念とある概念のむすびつきに気付いたときにおこるものだと言う。脳に変化が起こるわけだ。(可逆性)池谷先生によると、人の脳の容量は学び続けると数分でオーバーしてしまうため、重要な情報と認識したもの以外どんどん忘れるようにできているそうだ。

ではどんな情報なら脳の防御ラインを突破できるのだろうか。脳に入る信号の強さを▲▲▲で表すことにする。▲▲▲なら不足で、▲▲▲▲▲なら突破できるという信号の強さだとする。あるルートからの信号強度が▲▲▲である場合、当然ラインは突破できない。ところが、何度も入力があるとトータルで▲▲▲▲▲を越えることになると言う。めでたく長期記憶に入るわけだ。また、▲▲▲の信号であっても、別のルートから▲▲の信号がくると「合体」して防御ラインを越えるとのことだ。この「合体」こそ、「関連づけ」だという。たとえば「明智光秀」を覚えたければ、「織田信長の家臣で彼をうらみ本能寺で殺した人物」という別の情報と「合体」させ一種のエピソードにして覚えると▲▲▲▲▲になり、ラインを突破できるという。

これを英語の語い学習にあてはめてみよう。feasibleという単語を覚えるとする。覚え方はいくつかある。
 1)コロケーションで覚える・例文で覚える I think building of the bridge is feasible.
2) 日本語文脈にうめこむ         その橋の建設はfeasibleだと思う。
3)語源で覚える。            faire する(=fact)ことが ableできる
4) エピソード記憶を使う。        ひじがぶるぶる。腕相撲で優勝するのは実現可能。
  5) 何度もくり返し覚える。        

このうち僕の脳の防御ラインを突破した方法は4)だった。feasible -ひじがぶるぶる-腕相撲大会-優勝は実現可能 と関連させて覚えたわけだ。大昔あった「犬がねるからケンネル」式の覚え方である。これは「記憶術」から出てきた覚え方だと思うが、はっきりいって英語教師としては、ばかにしていた覚え方だ。しかし今にして思えば、「覚えられればその方法は有効」なのだと思う。ストラテジーは多いほどよい。発音があやしいものに4)のやりかたはどうかと思うが、発音記号が読めるのならよしとしてよいのではないかと思っている。

★アハ体験したものが記憶にのこりやすいとすると、1)わかった!という感動が信号強度を高めるということと、2)ある概念がある概念とネットワーク化したという2重の意味でラインを突破できているのではないかとふと考えた。茂木さんに聞いてみたいところだ。

★語源の指導などはアハ体験につながりやすいだろうし、英英定義の単語の意味の推測活動もアハ体験につながりやすいと個人的な感想を持っている。

★文法なども、マッピングなどで覚えることを構造化ネットワーク化したあとで、くり返し例文を覚えると比較的短い時間でマスターできるかもしれない。また、例文も鮮烈でイメージに残りやすいものを取りそろえておいたほうが、信号強度をあげるにはよいだろう。そして何より、なんども同じ範囲のテストをくり返すことが最も大事であろう。思い出す回数が記憶の強度に比例するからだ。(ただし徐々に例文は複雑化していったほうがよさそうだ。いつまでも簡単な例文では信号強度も弱くなりそうだ)また生徒がなんども同じところでつまづく場合、自分で例文を作らせると忘れにくくなるとよく言われる。これは自分の経験と英語が結びついたから突破できるのかもしれない。

(注 以上の★印の文は学問的検証を受けているものではなく、私の個人的見解です。)

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0105-071224 未知語の意味を論理的に確定する

語彙をいくら勉強しても未知語はでてくる。そんなときどのように語彙を推測させるか考えてみたい。なんとはなしに推測せよだけではこころもとない。そんなときは以下のような考え方(武器)を生徒に与えてみてはどうだろうか。
.............................................................................................................................................
1)同格のカンマをみつけて右左イコールと考える。

The scientist explained his hypothesis, a theory which seems to be true but has not been proved yet.


2)コロンとダッシュは同格の香り

Almost all the British people think what a man should do when he has to talk with a complete stranger : he starts talking about the weather.


He is an atheist — a disbeliever in God.


When we went on a picnic, we had really serene weather – It was a fine and calm day.


At what point in time did language originate? It's far from clear : some researchers guess it could range from 50,000 to 100,000 years ago and even earlier, but such figures are speculative.
  
  * :コンマ → むずかしいこと:やさしく言い直したこと *ダッシュもほぼ同じ意味。
 
3)S=Cは同格

Daguerreotypes are an early form of photographs.


4) 前置詞のasは「イコール」を示す

The coelacanth is known as a biologically primitive fish which used to be considered extinct until a living specimen was discovered and identified in 1938.

5) A or B
 orはイコールを表す場合がある。
  1) A or B (AまたはB A≠B) 2)A or B (AすなわちB  A=B)

Often groups of people with similar work or interests develop their jargon, or a specialized vocabulary which will make sense only among them.


6) A is far from B AとBの意味は反対。*Aはうしろにあってもよい。 
  
 Being far from interested, he was quite indifferent to the subject.


7) not A but B AとBの意味は反対。
  
 This policy will not make our life stable, but cause the social dissolution.


8) 数文がまんして読み進む 抽象論=主張がおわり、具体例がでてくると意味がわかる。
   
 Equivocation means using words ambiguously. Often it is used with intention to decieve. Equivocation occurs when words are used with more than one meaning.

'Happiness is the end of life.
The end of life is death;
So happiness is death.'


その他
andでつながれた未知語は、もう一方の単語とほぼ意味的にもイコールの関係にある。

(富田先生による情報 カリスマ先生の英文解釈、ビジュアル英文読解)

............................................................................................................................................
「未知語の意味は文脈から判断せよ。」というのは実にあいまいな指示である。生徒への指示としてはよろしくない。ではどうするかポイントを思いっきり整理してみる。つまり、文中の「同格、逆接部分を」みつけだすことがポイントである。この2つの関係にある構文を考えさせることにより、未知語の推測は可能になっていく。

indifferentという語が、文Bに入っているとする。 文A=文B(.....indifferent ) なら、同格の表現は文Aにありそうだ。文Aで not interested と言っていれば意味が確定する。一方 文A≠文B(....... indifferent )なら、文Aには全く逆の意味の語,interested がありそうで、これまたindifferentの意味も確定できる。

このように、複数のまとまった英文の中で同格、逆接などの論理構造を考えさせる訓練が(テーマによってはプラス、マイナスといった指導をする場合もある)未知語の意味の確定を促すストラテジーになりうると思う。これは「文脈で〜」式のあいまいな推測方法とは別なものだ。このような意図的な学習をくり返すことで無意識にこのようなことが出来ていくと信じたい。

**なお未知語推測のストラテジーが生きるのは15〜20語に1語の頻度で未知語がでてきている場合で、それを越えてしまっているものは、このストラテジーを駆使するには難しすぎるテキストということになる。語彙は大いに越したことはない。

**ペーパーバッグなどの大量読解によるごいの偶発的学習と単語帳での意図的学習をつなぐものが、日本語つきの英語テキストであろうと思う。

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2007年12月22日 (土)

0104-071222 現代英文法講義

最近「現代英文法講義」という本を知った。東大の問題で、様態のas [as SV (全く同じように)]の倒置文が出された問題があったのだが、この現象がなぜ起こるかをしっかり伝えてくれる文法書はなかった。悩んでいたところ、同僚の先生がこの本を持ってきて、あるページを指し示した。ここにははっきり書いてあった!感動。(ちなみにレトリカルな倒置であった。) 

文法書というよりは言語学の知見を活かした本であるし、ページ数も分厚いが、教師のなぜに答えてくれるすばらしい一冊だと思う。アマゾンにさっそく注文した。届くのが楽しみだ。

現代英文法講義 (単行本)
安藤 貞雄 (著)
(12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 6,930 (税込)


出版社 / 著者からの内容紹介
豊富な用例を著者の文法観に基づいて体系化した学術書であると同時に、常に座右に置いて、英文法上の疑問が浮かぶごとに参照できる文法書(reference grammar)。相互参照を詳しく、特に索引を詳細で使いやすいものにしている。重要な項目(法助動詞、補部構造など)は、徹底的に掘り下げて記述。用例は、なるべく文学作品から採り、その数も多めにしている。

内容(「BOOK」データベースより)
半世紀余にわたる著者の英文法研究を集大成し、渾身の力をふりしぼって書きあげたライフワーク。豊富な用例を著者の文法観に基づいて体系化した学術書であると同時に、常に座右に置いて、英文法上の疑問が浮かぶごとに参照できるreference grammarである。その際、英語の文法現象のhowを記述するにとどまらず、常にwhyという疑問に答えようとした。

内容(「MARC」データベースより)
豊富な用例を著者の文法観に基づいて体系化した学術書であると同時に、常に座右に置いて、英文法上の疑問が浮かぶごとに参照できる「説明文法」。英語の文法現象のhowを記述するにとどまらず、常に疑問に答えてくれる一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安藤 貞雄
1944年関西大学専門部中退。1949年文部省英語教員検定試験合格。1973年ロンドン大学留学。1976年市河賞受賞。島根大学、広島大学、関西外国語大学、安田女子大学の教授を歴任、現在、広島大学名誉教授・文学博士(名古屋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
レビュー

英語文法がまさしく,科学としてここにある.英文法の「なぜ」に関して,さまざまな学説を検討し,現実世界の例を引用し,さらには,古代英語からフランス語・ドイツ語までも調べた上で自説を展開する,その手法はまさに上質のミステリーを読んでいるようで,知的な興奮を覚える.P86時・条件の副詞節中で未来のことを現在形で表す理由に関しての緻密な論証は,感激もの.さらに,第36章「情報構造」で,新情報と旧情報という観点から英語の語順等について考察するところは,自分の文法という概念を根底からくつがえすほどの衝撃.話者の伝えたいという意志が,文構造を決定する.言われてみれば当然のことがらが,きわめて斬新に感じられた.900ページを超える詳細な専門書だが,私のような門外漢でもわかるほど,平明に,しかし,高度に書かれていて,思わず読み通しました

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0103-071222 授業と 脳科学

「脳科学の知見」に基づく理科授業の進め方
柏木 英樹・立石 佳史 編著/TOSS淡路キツツキ 著

まえがき

根拠のない授業から、脳の仕組みに応じた科学的な授業へ。理科の授業に役立つ「脳科学の知見」はこれだ!と列挙する。ものに触れる、自由な活動、局面の限定、変化のある繰り返し、語る場、カードに記入、ノートのまとめ、予想させる、討論、演示実験など。脳科学の知見に基づく3~6年の授業の進め方を実際例を詳細に示す。

ISBN: 4-18-621716-5 ジャンル: 理科
刊行: 2006/5/24 対象: 小学校
出版: 明治図書 A5 180頁
定価: 2,163円(税込)

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これはきっと英語教育にもあてはまることがあると思う。りょういちくん、みてたら自分や畑中先生、ほかの達セミの先生の実践とかぶることがあればぜひ教えてください。

こういう脳科学と実際の授業をつなぐ本はなかった。僕は高校英語を教えているが、向山先生の実践と、脳科学の知見と授業での実践例が合体した本があるとわかるとわくわくする 。ぜひ買ってみたいと思う。

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授業に役立つ「脳科学の知見」を,10のキーワードにまとめて示すこととする。

 

(1) 体験(ものにふれる)→五感活用の原則。手を使うことで脳の神経細胞を刺激する。

   →知的好奇心を生む。(シータ波)
   
   →様々な経験を積み重ねることで内容を理解する。(精緻化)
 

(2) 自由試行
   
   →だれでもできるのでやる気が生まれる。(側坐核が興奮)
   
   →すべての行為が認められ,教師からほめられる。(セロトニン)


(3) 局面の限定
   
   →「もの」や「すること」を限定することで,明確に何をしたらいいかが分かる。
     やる気が起こる。(側坐核が興奮)
 

(4) 変化のある繰り返し
   
   →課題を変化させることで,だれでも実験ができ,やる気が出る。(側坐核が興奮)
   
   →毎時間,わくわくドキドキしながら実験できる。(シータ波)
 

(5) 語る場
   
  →実験して分かったことや気づいたことを先生のところに言いに来ることで賞賛し,認める。
   やる気が出る。(側坐核が興奮)
   
  →語ったことを強固な記憶としてとどめる。(エピソード記憶)
   
  →話すことで考えがまとまる。(精緻化)
 

(6) カードに記入
   
  →何枚書いたという達成感を得る。(側坐核が興奮)
   
  →絵に書く。(右脳左脳両用)
   
  →書いたことを黒板に貼ったりする。(ミラーシステム)
 

(7) ノートまとめ
   
  →絵と文をセットにして書くため右脳左脳両用される。
   
  →自分だけのキャラクターなど工夫することで,集中が生まれシータ波が出される状態になる。
 

(8) 予想させる
   
  →だれでも予想できる。やる気が出る。(側坐核が興奮)
 

(9) 討論
   
  →前頭前野の活性化・ミラーシステム。
 

(10) 演示実験
   →わくわくドキドキしながら見る。(シータ波)


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0102-071222 脳のしくみ

「脳科学の知見」を教育や授業に生かすことが,今期待されている。英語教育の今月の特集もそれだった。科学的に「やる気がおこる授業」「夢中にさせる質問作業」などがわかれれば非常に影響は大きい。向山先生の法則には注目していたが、科学的に解明されるとなると非常におもしろい。長期になると思うが、英語授業にいかせる知見を学んでいきたいなあなどと今考えています。今回は脳科学の初歩の初歩です。

脳の構造と働き

主な脳科学用語の説明

1 おおざっぱな脳
  脳の性質は、忘れやすい、おおざっぱ、間違いやすい、疲れやすい
 
  脳に入ってくるすべての情報をインプットすると,わずか数分間でいっぱいになる。そこで,脳は,「おおざっぱな脳」,「忘れやすい脳」を選んだ。そのため,授業・勉強では,「大局理解」し,細部に入る手順で行うのが脳の「おおざっぱな性質」にあった方法といえる。

2 海馬(図省略)
 海馬は,一時的な記憶の倉庫である。頭部の左右の側頭葉にある。形は,「タツノオトシゴ」に似ているので,英語で「シーホース」。入ってきた情報はこの海馬に,「一時記憶」される。最大1カ月,記憶が留まると言われている。この1カ月間に,同じ情報をくり返しくり返し,刺激すると,「長期増強」を起こし,「長期記憶」として「大脳皮質」に保管される。であるから3週間をめどに復習をくり返さないと長期記憶にならず終わってしまう。(ここから,復習の必要性が分かる)

3 扁桃体=扁桃核(図省略)
海馬の先端の方にあり,「好き嫌い楽しい楽しくないを判断している脳」と言われている。また,「感動」したとき働いているのもこの「扁桃体」である。「喜怒哀楽」等感情に関わるものは「扁桃体」が働いている。

4 側坐核(図省略)
 「やる気の脳」と言われている。この「側坐核の特徴」は,「やり始めないと動かない」という点である。だから,私たちが「いやいや掃除を始めているうちにあっちもこっちも気になりハマル」のはそのためである。動いているうちに,「側坐核が興奮」してきたからである。勉強はきらいだが、作業だけはやるという生徒もいる。つまりやること、目的がはっきりしている場合で、それが目の前にある場合、生徒はそれをやりとげようとする。これが向山先生が言う、「局面の限定」の最大の目的であろう。

5 脳内伝達物質(図省略)
 脳には,「神経細胞」と「神経細胞」の間にほんのわずかな「すき間」がある。それを,「シナプス」と呼び,そのすき間を伝達する微量物質を「脳内伝達物質」と呼んでいる。「神経細胞内」は,電気シグナルで動いているが,「シナプス内」は, 「電気シグナル」が化学物質の「脳内伝達物質」に姿を変え,「シナプス」の対岸の受容体にたどり着くことで「伝達」している。神経伝達物質は,百数十種類あると言われているが,現在確認されているのは25種類ぐらいである。その代表的なものは,「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「セロトニン」「アセチルコリン」である。

6 ドーパミン(図省略)
 脳を興奮させる「脳内伝達物質」の1つ。脳の外側にあるA10神経から「嬉しいとき」や「楽しいとき」分泌されるので,「快楽物質」とも言われている。

※前頭連合野
 考えたり判断する場所。
※視床下部
 性欲・食欲など本能的な部分の中枢。
※A10神経
 脳幹から始まり視床下部,扁桃体,前頭連合野に巡っている。

7 ノルアドレナリン
8 セロトニン
(図省略)

ノルアドレナリン
 脳を興奮させる「脳内伝達物質」の1つ。
 脳の外側にあるA系神経から「緊張したとき」や「不安になったとき」分泌される。

セロトニン
 脳の興奮を抑える「脳内伝達物質」の1つ。
 脳の内側にあるB系神経から「ホッとしたとき」や「安心したとき」分泌されるので,「やすらぎ物質」とも言われている。

9 アセチルコリン(図省略)
 「やる気の脳」である「側坐核」が興奮してきてはじめて,分泌されるのがアセチルコリンである。
 アセチルコリンは「やる気物質」とも言われている。

※前脳基底部
 この中に,マイネルト核があり,ここでアセチルコリンが大量に作られると考えられている。
 もちろん,アセチルコリンが作られているのはここだけではない。

10 ミラーシステム(図省略)
 =ミラーニューロン=ミラー細胞
 人間の脳には,人が行っていることを鏡のようにまねる運動神経がある。
 それを「ミラーシステム」と呼んでいる。
 そのため,相手と同じ動きができたり,図や表などをそっくりそのまま写せたりする。
 それだけではなく,相手が悲しそうにしていたり,痛そうにしていたりすると,共感もできる。
 そして,やがて,相手のことに共感できる回路ができる。
※ブローカ野……言葉を作り出す所
 角回……身体感覚を司る働きがある。

11 ワーキングメモリー(図省略)
 ワーキングメモリーは,前頭葉の46野にあり,一般に「作業記憶」と言われているが,最近,中央情報処理と作業記憶,さらに格納した記憶を引き出す働きもしていることが分かってきた。
 従って,思い出せないのは,このワーキングメモリーが少ないか,活性化していないためである。
 ワーキングメモリーは,普通7±2あるが,軽度発達障害のある人は,1つか2つしかないか,1つか2つしか働いていないと考えられている。

12 シータ波(図省略)
 5ヘルツ程度の脳波。
 まどろみ状態,浅い夢を見ている睡眠時にも確認されている。
 このシータ波は,新しい物に出会ったりして,興味を持った時にも生じることが確認されている。
 しかも,その時,少ない刺激でもLTP(長期増強)が起こる。
最近,そのシータ波が海馬に伝わると,神経細胞が神経伝達物質ガバを出し,それが神経細胞の元となる前駆細胞を刺激して神経細胞ができることまで分かってきた。

   作成者 /柏木 英樹

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2007年12月16日 (日)

0101-071216 イングリット フジコ ヘミング

最近 iTunesで、イングリットフジコヘミングさんの「ピアノ名曲集」というアルバムをダウンロードして聴いている。いつもよく聴いているトロイメライが、亡き王女のためのパヴァーヌが、別のものにきこえてくる。彼女の静かな魂が伝わるような演奏。演奏者が変わっただけでこんなに曲が違うものになるなんて最近まで体験しなかったことだ。コンクール向きの演奏ではない。自由に弾いているのが伝わる。でもそれがほんとうに心地よい。トロイメライを聴いて感動したってことは他の演奏者ではなかった。ポロネーズ第六番英雄も元気が出ていい。とどめはコンソレーション第3番だろうか。目をとじて聴くとほんとうに心を揺さぶられる。もちろんこれは僕の主観であり僕以外の人にはあてはまらないかもしれないが、それでも多くの人に聴いて欲しい演奏だ。

iTunesをインストールしてあるMacだと、URLに以下のアドレスをコピーしてリターンを押すとiTunesが立ち上がり、「ピアノ名曲集」のページにつながります。

http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=188905350&s=143462

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2007年12月15日 (土)

0100-071215 海と英語

「だから英語は教育なんだ」研究社 からの引用 Page 194

「英語はどれだけ習ってもきりがない。自分がいくら勉強しても、わからないことの方が多い。まるで砂浜で海に向かい、小さなひしゃくで海の水を汲み出そうとするようだ。どんなに汲み出しても海の水はいっこうに減らない、そんな徒労感に襲われたら、自分の傍らの桶を見るといい。海の水は減らないかもしれないが、自分が汲み出した水は桶の中にしっかりたまっている。だから英語も勉強したら、それだけの力が必ず身についているんだ。」

いい言葉だと思う。今自分の生徒は、入試に向け戦っている。英語の世界の深さにどこまでやればいいかわからなくなっている生徒もいるだろう。そんな生徒にこの言葉を贈りたい。

「気ままに英語教育」は今回で100回記念。福島県のいわき市という片田舎から思えば2年間よく発信して続けてこれたと思う。まあ2年で100回だから週一の更新ということになるだろうか。ほんと、タイトルどおり、気ままに書いてきた。不定期ながらも続けてこれたのは、少しでもいい授業をしたいという思いが自分から消えていないことの証だと思っている。また、自分の考えを記録するつもりが、多くの方にも読んで頂いたことも大きな励みになった。この場を借りて読まれたかたに感謝申し上げます。本当にありがとうございます。来年もおそらく、「気ままに」書いていくつもりですので、見捨てずご覧ください。

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2007年12月13日 (木)

0099-071213 写真たち

修学旅行で京都に行った。そこで写真をとってきた。

南禅寺の前に小さな子供の石像がある。とてもよい表情をしておりどうしても撮りたくなった。
ポジのしあがりが素晴らしかった。ピントがあっているところからとけるようにボケていく。
自信作だ。

また高桐院で撮った紅葉の写真もなかなかいける。久しぶりにクリスタルプリントにしてみようか
と考えている。

カメラはCONTAX AX。 少し前までカールツアイス社のスバラシイレンズ群を独り占めにして使えていたカメラである。お気に入りのレンズはプラナー135mm F2.0 。このレンズはカラーバランスが優れている上に、絵になんとも気品がある(ような気がする)解像度もよい。これに Mutar 1をつけ、190mm F2.8の望遠レンズとして使用している。(同じレンズでもロットでコーティングや硝材を変えているらしく、マニアたちの間では特定のシリアルナンバーのレンズが人気である。)京都もよかったが、光や湿度の関係か、ヨーロッパのほうがツアイスの色彩がいきるようにも思える。

僕が持っているAXはデジカメではない。フィルムカメラである。流行とは逆行しているようであるが、部分測光で露出をはかり、AEロック、露出補正をして、撮影という一連の流れはもう儀式のようになってしまっている。デジカメは便利だが、ムダを省くことが必ずしもいいこととは思えない。ファインダをのぞいていると夢中で構図、露出を考えている自分がいる。ムダが息抜きなのだ。

僕はマニュアルでピントを追い込んで行くので、ピント面をあわせるところ、スクリーンはもっとも大事なところ。 タルバーグというスクリーンを入れている。するとピントがするするわかる。Mag Pという倍率を大きくするものも装着している。目の悪い僕にはこれは必需品である。タルバーグはEOSなどでも使えると思うので、いつかつけて見たい。将来的には マウントアダプターを使って、ツアイスのレンズ達をEOSで使っていく予定だ。

とにかく、ファインダーをのぞきながらどう切り取るか、表現するか考えることはとてつもなく楽しい作業だ。完全に納得できる作品はそう多くはないが、できればいつか個展をひらきたいと考えている。

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2007年12月12日 (水)

0098-071212 早期採択

教師なら早期教科書採択という言葉を一度は聞いたことがあるだろう。例えば1年次の途中までに教科書を終わり、上級学年の教科書を使い始めることだ。2年次にも教科書をなるべくはやく終わり、入試に対応した問題集、リーディング演習などを始めるわけである。

そのメリットは、いくら教科書をゆっくりやったとしても入試に対応するチカラを付けるのが限界があるからである。量をこなす時も必要であるという考えから実際よくおこなわれていると聞く。

ところが、学校教育の総元締めから、それはまかりならんというお達しが出たらしい。わが県でも来年から早期採択はできなくなるとのことだ。

ここで疑問なのは、中高一貫校などではどのような指導になるのかだ。その最大のメリットは早期採択のはずである。それができなくなるということは厳しいだろう。また地元に大きな予備校がない地方都市では公立高校が受験に果たす役割が大きいことを考えてもこれは厳しい措置であろう。学校の戦闘力がそがれれば一番わりをくうのは生徒である。学校の進度が遅れれば、塾や予備校に通えばいいという考えは、地方都市では通用しにくい。それに、経済的余裕がない家庭はどうするのか? この施策はあらたな教育格差→経済格差を生むのではないか。

履修問題がこの問題の根底にあるとしても、地方の受験合格力をおもいっきりそぐ施策をするからには、そもそも「元締め」は公教育に期待もなんにもしてないのではないかと思わざるを得ない。それに「元締め」に勤務する方々のご子息が公立校に通っているという話はさっぱり聞かない。釈然としないのは、このように「元締め」のかたがたの言動が一致していないからだ。彼らはたぶんこういうだろう。「自分の子供達は全員私立に通わせています。学校を選ぶ権利はあるはずです」。しかしこのような話をするのであれば、公教育を語って欲しくないと思う。

はっきりいって私は「信頼も信用もしていない」

もちろんなかにはまじめな方もいるだろうが。信じていないもののためには人は働けるだろうか。私は働くのは自分の信念と、生徒のためだけに働きたい。きょうはぐちになってしまった。反省。

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2007年12月10日 (月)

0097-071210 ひとりのチカラ、チームのチカラ

僕は基本的には年下であろうが、年上であろうが、どんなふうに教えるのか聞かれた場合、答えるようにしている。これはチームのチカラを信じるからである。

数年前の僕は、「自分は勉強してきた。だから他の教師が教えた生徒より、自分が教えた生徒の定期考査の点数が5点、10点いいのは当たり前」という感じの、いやな人間であった。今にして思えばとんでもない思い上がりで、井の中の蛙であった。

いまでも勉強を続けているのは変わりはないが、「自分だけがんばればいい。自分が生徒を伸ばすんだ。」という点は変わった。個人でできること、面倒を見られる生徒の数はたかがしれている。それより、教授法、ワークシートをしっかり共有して、点ではなく、「面=学年全体」で指導していった方が効果があがるとわかったからだ。このように考えが変わったのは、やはりカナダ研修で「ワークシートと教え方の共有を学校規模で進めていた先生との出会い」と、県の教科指導委員を2年間させていただいた経験が大きい。教師の個人プレーから、もうすこし大きな枠組みからものを考えられるようになったのだ。

このようなことから昨年からささやかながら情報交換の取り組みをしてきている。まずは自分から提案して本校の英語科の教員で指導法の交換会を行った。まだ、学年で1年間こういうワークシートでこういう取り組みをしたということの報告会に過ぎないが、まずは一歩は踏み出せた。そしていわき地区の英語の先生方の集まりでは、初めて各学校の実践をまとめた紀要を出すことができた。大勢の人に渡すため、PDFファイルでの配布とした。年下の先生には聞かれれば自分の方法は教えているし、年下の先生であってもよい取り組みに思えるものはねほりはほり聞いて教えてもらっている。

自分がときどきでかける予備校の研修会では、予備校の先生の授業を受ける機会がある。彼らは一人一人がライバルでもある。よってお互いの詳しい指導法はあまり知らないと言う。この業界でずっと生き延びて行くのは容易ではないから理解はできる。それに対し、学校の教師が一人で対抗しようとしても得られる効果は限定的である。教師の中には昔の私のように、「自分だけが特別で、すばらしい教え方をしている。生徒をのばせる。」と考えている人も少なくないだろう。勘違いしている人間もいれば、実際実力があるかたもいらっしゃるかもしれない。だがそれでも、その指導法では効果は限定的であると言っておきたい。スーパー教師が一人でがんばるより、そこそこ優秀な教師が束になって指導する方が結局生徒全体のためにはいいのである。

このように言うと、「指導法は一人一人違うし、先生がたの中でも指導に対する温度差があり、共有化は難しい。」という反論が当然返ってきそうだ。

このような人は3パターンに分かれる。最初のパターンは、現状を変えたくない人である。お山の大将でいつづけられなくなる。人に新しいやりかたをおそわる気力もない人。2つめのパターンはもうすでに自分のやり方がある程度できあがっているし、そのやり方に自信もあるので、いまさらやりかたを変えたくない人。今のやり方以上のやり方が目の前にあっても気付かない方である。そして3つめのパターンは周りの不勉強さに絶望感を抱いている人だ。「俺は私はこんなにできるのに、なぜ他の教師らはやらないのか?」このような人は人一倍勉強もしているし、その自負心もある人だ。しかし、与えられたちまちました環境の中だけでがんばり、学年全体の指導の向上を真剣には討議しようとはしていない。また、他の教師からは得られるものはないと決めつけている傾向もあるようだ。しかし、教える環境自体を変えて整えていけば、つまり他の教師と話し合い、教え方の共有をしていけば、教師集団としてのパワーは絶対あがるはずなのだ。一人が生徒に与えられるパワーより、3人、4人が与えられるパワーの方がもっと大きくなる。

私の知り合いの先生も、最初、指導法の共有化ができないかと悩んでいたそうだ。彼はあきらめなかった。目的を達成するためにとった行動は、自分がすべてのワークシートを作るというものだった。だから同じフォーマットで授業をやりましょう。ということだった。当初はかなりきつかったそうだが、最終的には全員が協力してくれるようになったとのことだった。きついが、生徒に与える効果が感じられたからだそうだ。

本来、最低限学年の教科の先生で、指導方針が共有できていなくてはならない。でなければ、学年で設定した目標自体がないことになってしまう。目標無くして達成無し。である。一年後、二年後、三年後に生徒にどういうチカラを付けさせるか。そういうイメージが共有できている指導のほうがを、各個人ばらばらでやっている指導よりパワフルになれるのは当然であろう。

一人のスーパー教師よりそこそこ優秀な教師たちのチカラを結集すること。一人よりチーム。

もちろん、これは一人一人がしっかりした学ぶ意欲をもっていることは前提とする。

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2007年12月 7日 (金)

0096-071207 ある仲間の死

研修で2ヶ月間一緒だった、のりさんが亡くなった。のりさんは北関東のある高校で英語を教えていた。3月に心筋梗塞を患い、闘病生活を経て、今年4月に亡くなっていた。私は何も知らずにのんきに同窓会の話などを他の仲間たちとメールで交わしていた。亡くなったのを聞いたのはつい先日のことである。なぜあの若さでという気持ちが禁じ得ない。今でも信じられない気持ちでいる。奥さんや子供さん、家族のことを笑って話していたのりさんの姿が今でも忘れられない。講義ではきまじめに自分の意見を語っていた姿も忘れられない。私はまだ家族など身近な人を失ってはいない。しかし大事な仲間を失ってみてそれに近いような衝撃をおぼえ、しばらく落ち込んでいる。

何か自分にできることはないかと考えている......。

のりさん、 心からご冥福をお祈りいたします。

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0095-071207 英文を読むとは?

英文を読むことを指導するとき、基礎レベルの生徒から指導を求められる時と、レベルが高い生徒から指導を求められることがある。まったくやることを変えてしまうかというとそうでもない。変えるのはどこからはじめるかだけである。理解のさせ方、順番はほぼ決まっている。

例えば、疑問詞が名詞節をつくるということを指導するとする。中学レベルもあやしい生徒には1)の文から指導し、文法のルールを確認させ、自分で簡単な文を作らせる。一方、レベルの高い生徒にはいきなり5)から指導するかもしれない。でも結局は二人とも同じ階段を上ってもらう点では違いはないのである。文法から読解へのラインを自分の中で作る。適当な長さの英文を集め、練習問題集をくみ上げる。練習問題をやる中でルール=英文を読むためのアイテムを自然にまた、意図的に自分の中にintakeできるように教材の配置は考える。良質の問題を選べば、それはそのまま英作文の問題に変化させられる。文法→読解→英作文のラインができる。このような流れを予備校講師は年間何百題という入試問題を解くなかで作り上げていくそうである。私たち高校の英語教師も自分だけのオリジナルの「ライン」があってよい。そしてそれが教師同士で共有されれば生徒の力をアップさせる大きな力へと転ずることになるのではないだろうか。

1)英訳 これはなんですか?

2)英訳 これが何か私にはわかりません。

3)英訳 だれがそのお金を盗んだか彼は何も言わなかった。
     He didn't say anything as to
4)並べ換え 私は彼がどんなスポーツが得意か知っている。
   ( I / good / know / sports / at / what / is / he ).
                              
5)並べ換え 彼の質問がどれほど大事か私は分かっていなかった。
   ( I / out / important / didn't / his question / figure / was / how ).

6)和訳 Why a language becomes a global language has little to do with the number of people who speak it.

7)和訳 Different accounts exist about why Newton gave the rainbow seven colors - violet, indigo, blue, green,yellow, orange and red.

8)和訳 Sports scientists decide what food athletes need to eat to improve their performance.

9)和訳 A lot of people don't understand how important these little things are to a marriage.

10)和訳 We still do not understand how earthquakes work, and predicting when they will occur may be impossible for us , but we have been able to forecast quite accurately where they will happen and even how powerful they might be.

ちなみに最後の問題はお茶の水女子からである。

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