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2007年12月24日 (月)

0105-071224 未知語の意味を論理的に確定する

語彙をいくら勉強しても未知語はでてくる。そんなときどのように語彙を推測させるか考えてみたい。なんとはなしに推測せよだけではこころもとない。そんなときは以下のような考え方(武器)を生徒に与えてみてはどうだろうか。
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1)同格のカンマをみつけて右左イコールと考える。

The scientist explained his hypothesis, a theory which seems to be true but has not been proved yet.


2)コロンとダッシュは同格の香り

Almost all the British people think what a man should do when he has to talk with a complete stranger : he starts talking about the weather.


He is an atheist — a disbeliever in God.


When we went on a picnic, we had really serene weather – It was a fine and calm day.


At what point in time did language originate? It's far from clear : some researchers guess it could range from 50,000 to 100,000 years ago and even earlier, but such figures are speculative.
  
  * :コンマ → むずかしいこと:やさしく言い直したこと *ダッシュもほぼ同じ意味。
 
3)S=Cは同格

Daguerreotypes are an early form of photographs.


4) 前置詞のasは「イコール」を示す

The coelacanth is known as a biologically primitive fish which used to be considered extinct until a living specimen was discovered and identified in 1938.

5) A or B
 orはイコールを表す場合がある。
  1) A or B (AまたはB A≠B) 2)A or B (AすなわちB  A=B)

Often groups of people with similar work or interests develop their jargon, or a specialized vocabulary which will make sense only among them.


6) A is far from B AとBの意味は反対。*Aはうしろにあってもよい。 
  
 Being far from interested, he was quite indifferent to the subject.


7) not A but B AとBの意味は反対。
  
 This policy will not make our life stable, but cause the social dissolution.


8) 数文がまんして読み進む 抽象論=主張がおわり、具体例がでてくると意味がわかる。
   
 Equivocation means using words ambiguously. Often it is used with intention to decieve. Equivocation occurs when words are used with more than one meaning.

'Happiness is the end of life.
The end of life is death;
So happiness is death.'


その他
andでつながれた未知語は、もう一方の単語とほぼ意味的にもイコールの関係にある。

(富田先生による情報 カリスマ先生の英文解釈、ビジュアル英文読解)

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「未知語の意味は文脈から判断せよ。」というのは実にあいまいな指示である。生徒への指示としてはよろしくない。ではどうするかポイントを思いっきり整理してみる。つまり、文中の「同格、逆接部分を」みつけだすことがポイントである。この2つの関係にある構文を考えさせることにより、未知語の推測は可能になっていく。

indifferentという語が、文Bに入っているとする。 文A=文B(.....indifferent ) なら、同格の表現は文Aにありそうだ。文Aで not interested と言っていれば意味が確定する。一方 文A≠文B(....... indifferent )なら、文Aには全く逆の意味の語,interested がありそうで、これまたindifferentの意味も確定できる。

このように、複数のまとまった英文の中で同格、逆接などの論理構造を考えさせる訓練が(テーマによってはプラス、マイナスといった指導をする場合もある)未知語の意味の確定を促すストラテジーになりうると思う。これは「文脈で〜」式のあいまいな推測方法とは別なものだ。このような意図的な学習をくり返すことで無意識にこのようなことが出来ていくと信じたい。

**なお未知語推測のストラテジーが生きるのは15〜20語に1語の頻度で未知語がでてきている場合で、それを越えてしまっているものは、このストラテジーを駆使するには難しすぎるテキストということになる。語彙は大いに越したことはない。

**ペーパーバッグなどの大量読解によるごいの偶発的学習と単語帳での意図的学習をつなぐものが、日本語つきの英語テキストであろうと思う。

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