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2007年8月26日 (日)

0079-070826 分詞構文の指導1

分詞構文(Vingの副詞的用法)の歴史をひもとくと、
1)「しながら」がもとの意味であり、
2)もともと文尾にVingがあり
3)接続詞を消してできたものではないことは以前のエントリーでも書いた。

しかし、歴史的な経緯とどう教えるかは切り離して考えてもいいように思う。
今「つかえるようになるかどうか」だけが学習者の最大の興味であるからだ。

分詞構文の指導のポイントは大きくわけて2つ。

1)Vingの形容詞用法と名詞的用法を復習し、Vingの副詞的用法があると紹介。
2)分詞、動名詞、分詞構文を自力で区別し、意味がとれるようにする。

  1)2)を通じて大事なことは「カンマにまるをつけなさい」ということ。
  分詞と動名詞と区別させることが最大のポイントです。

  2つめは訳させるたびに次の呪文を生徒に唱えさせること。  
  「して、しながら、時、ので、そして、もし」と、お経のように唱えさせます。 
   

  3つめは分詞構文の曖昧性を理解させること。
   *「Listening to the CD, はどういう意味? 意味の候補は?」   
   *「そうだね、「して、しながら、時、ので、しなそして、もし」だね。」
   *どんな意味になる?A君?」 
   *「え、時?ブー。はずれ。意味は言えません。」  

    「どれになるかわからないよね。」
    「どうすれば意味が確定する?」
    「そう、うしろ(または前)の文の意味がわかれば意味が確定できるね」

   この際、「して、しながら、時」など複数の答えがでてきそうな文を使います。そうすると、「分詞構文って文脈次第でどうとでもとれる結構いいかげんなやつなんだよねー」と話が出来ます。「でもさ。どの意味になるのかぱっとわかる方法知りたくない?」と話をし、

  位置に注目させます。位置は文頭(A)文中(B)文尾(C)の3カ所です。

   A−−−−−−−−−− , Bーーーーーーー , Cーーーーーー      

       ここで「○トク情報」といって生徒をひきつけます。

  「実は、位置によってでてきやすい意味があるよー」

   文頭は原則 「時、ので」になる。 
   文中は原則「して、しながら、ので」になる。 
   文尾は原則「して しながら 」になるよと教えます。 

例文を出します。

1主節の前に分詞構文がくると「時、ので」が来やすい。
 Walking along the street, I happened to meet a friend of mine.
     道を歩いていたとき、 私は友人に会った。
 Being sick, I went to see a doctor.
   具合が悪かったので、医者に診てもらった。

2挿入句として分詞構文が入ると「ので」 か、「しながら」  
が来やすい、
 Kenta, playing his favorite video game, didn't notice her coming into his room.
     健太は、お気に入りのTVゲームをしていたのですが、彼女が部屋に入ってきたことに気づかなかった。

 Prime minister Abe , visiting Washington D.C. , met President Bush for the first time yesterday.
    阿部首相は、ワシントンを訪問して、昨日ブッシュ大統領に初めて会いました。

3 文尾に分詞構文がくると(そ)して〜、〜しながら の意味になることが多い。つまり「動作の連続」か同時の動作ということです。
 The train left Ueno at 6 , arriving at Iwaki at 7:20.
  その電車は上野を6時に出、そしていわきに7時20分に着いた。

 He studied math, listening to the radio.
  彼は数学を勉強した  ラジオを聞きながら。

さて、指導のつながりを考えると、次は<接続詞SV>の文を示し、そこから接続詞、Sをカットし、VをVingにするという作業を入れたいと思います。

この作業は特に予備校講師の方から言わせると、「歴史的には間違い」「分詞構文は別に接続詞をカットしているわけでもなんでもない。」「学校の先生が教えていることは間違いだ」と言われるかたがいます。こういうのを聴くと「うーん」と思ってしまいます。自分の授業の価値を高めるため、また生徒をひきつけるため、こういう言い方はされない方がよいと思います。自己の授業のよさを伝えるのに、何もひとの授業をこき下ろす必要はありません。(^^;)

確かに分詞構文は接続詞をカットして出来たものではありません。しかーしです。
分詞構文のポイントである、
 1)受け身の分詞構文
 2)独立分詞構文
 3)付帯状況のwithがついた文
   

 は、Sとの関係が大きなポイントになるところ。この作業をさせておくと、以降の学習がスムーズに進みます。要は、接続詞、Sのカット作業が「目的ではなく、次の学習項目理解の手段になればいいだけのこと」です。教師がわかってさえいればそれでいいと思います。

 Sを意識させる指導(接続詞が入った文からの書き換え指導)を伏線として

 「あえて」ここで入れておきます。

 
 

 
 

 

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2007年8月20日 (月)

0078-07820 大学入試問題研究から見えてくるもの

うちの学校では毎年夏、教員全員に宿題がでる。東大、東北大、筑波大、千葉大、などの入試問題の解説本を全員で作るのだ。目的はどちらかというと、教員の勉強のためである。解説本を作ることにより、主な大学の入試問題は目を通すことになる。

私は筑波大学を担当。筑波大の問題は東大とは大きく違うと思う。

特徴1)英文和訳と和文英訳が主体。
特徴2)英文和訳は、周りの文脈への依存度が低く、そこだけ読んでも解答可能。
特徴3)長文の中にでてくる会話表現 "Do you have the time?"などに下線をひき、
    どういう意味なのかを問う。

    ??なのは下線部は、それ自体で問題が完結し、文脈も何も関係ないの
    である。であるなら、長文で問う必要はないのでは? そして
    なぜ会話表現問題を別の大問にして問わないのか?ということ。

    それと、文脈に頼らずに訳せるのなら、長文自体なんの意味があるのか
    ということが疑問。 長文のなかでDo you have the time?などという
    どうでもいい会話表現を聞くくらいなら、パッセージ全体で何をいいたい
    のかなどを問うほうがはるかにいいと思うのはわたしだけだろうか。

    「入試はふるいおとすためにあるのだから、様々な問題をごちゃまぜにし
    た総合問題でよい」などとは私は絶対に思わない。テスト理論をしっかり
    勉強していない人間が、適当にパッセージを探し出してきて、そこにある
    素材を活用するために問題を作問している。そう思われ、批判されても
    しょうがないと思う。

    読解の技能をためすためには大問ごと本来、ねらいがあってしかるべきだ
    と思うのだがいかがだろうか。これは何も筑波大に限ったことではない。

    素材を探し出してきて、下線を引いてはい完成。では学問の府である大学
    教員が作成する必要はどこにもない。京都大学のように確信犯的にあのよ
    うな問題をだす大学もあることは認めるが。

    入試が英語教育に及ぼす影響は計り知れない。日本にある大学は、
    どのような英語力、または「言語のチカラ」を生徒に持って欲しいのか?    

    日本が英語と出会ってから100年以上。もうそろそろ

    落とすための試験の問題ではなく中学生、高校生がまっとうな英語力を構
    築するために役立つ「人を成長させる、目標となるべき試験作り」を

    大学には切にお願いしたい。

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2007年8月17日 (金)

自分

英語の話題ばかりつづいたので、別のことも書いてみたい。

音楽.... Won Win Tsan のピアノ曲が大好き!アルバムMoon Walkはスバラシイです。
          彼のサイトは「さとわミュージック」で検索できます。CDの音楽も
   聴くことが出来るので、よく行きます。
   系統としてはキースジャレットのケルンコンサートなんかも好きですね。

写真.... CONTAXが好きで10年近く使っています。デジカメも考えていますが
   フィルムも好きなんですよね。Planar 135mm F2は決まるとすごくきれいな
   絵がとれます。10月に行った乗鞍岳のご来光後の写真は現地に2時入りし
   取りました。スキャナーがないのでアップできないのが残念。

水.......  おいしい水にこだわっています。現在は「日田天領水」が好き。これは飲ま
   ないと分かりません。透明感あふれるおいしい水です。

Mac .....これがないと仕事になりません。思想、使い勝手全て好きです。とくに、コンピューターのどこに書類があっても全文検索してくれるSpot light検索はスバラシイ。難しいことをカンタンに。ポリシーにあっています。

Happy Hacking Keyboard .... 大事なマックのパートナー。キータッチは最高。マック
            もこれなしでは真価を発揮できません。

薪ストーブ.....まだ持ってないけど、ゆらめく火を見ているのは最高です。遠赤外線
      でぽかぽかして超気持ちよくなることができます。家を建てるなら絶
      対入れようと思っています。

スティーブジョブスのプレゼン..... Appleの創始者にしてプレゼンの神様。最近は英
                語での彼のKeynote speechを聴くことにはまっ
                てます。人を惹きつける人ってこんな人です。

温泉..................... 近くに、(といっても郡山市ですが)強力な効能の温泉を発見。
      郡山市にある成田屋がそれ。いつまでも汗がどわっとでてとまりませ
      ん。夏の暑い日で体がだるいとき、逆に体が活性化します。








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what she was ten years agoは間違いか

2007年9月号の英語教育はかなり内容が濃かったと思う。

その中で、p31  教室英語を見直す 関西学院大学教授 八木克正先生の特集記事はよかった。

筆者はまず、Which is taller, John and Harry? という表現の奇異さをあげる。
ネイティブによれば、whichを使うならば、「蝋人形が何か」で、人間以外を想起させるというのだ。
Whichが目の前に選択肢がある場合に使いなさいと言っていた指導を変える必要がありそうだ。
ただ、疑問に思ったのが、疑問代名詞としてのwhichはそれでいいかもしれないが、疑問形容詞の場合は
どうかということ。 Which students attended the meeting?  などとは言うのではないだろうか。
疑問形容詞だと「もの」というイメージがうすまるのだろうか。

正しくは、 Who is taller, John and Harry?でなくてはならないというのが筆者の主張であった。

同様に、筆者は  (1)She is not what she was ten years ago. という、私たちが文法書でよく見、またそう教えている文の奇異さにも言及している。(2)正しくは She is not who she was ten years ago.であろうというのだ。

筆者は16名のネイティブのinformantsに調査をした。すると、どちらでもいいという人を含めると全員(2)を選んだ。
筆者は続ける「(2)を選ぶ理由は基本的には人を指す場合、whatでは不適格である」。このwhoは、whatと同様、関係詞と先行詞が合体したものであるそうだ。その上で、

(3) This town is quite different from what it was ten years ago. はごく普通の表現であることも指摘している。

非常にすぐれた考察があるし、例外的な場合も詳しく載っているので、「英語教育」を買ってぜひ確認して頂きたい。今月号はほんとにお買い得である。編集の方、Good Job!です。

追記 2011 1116 What is he? は 彼の仕事、社会や組織での地位、性別、身体的特徴、国籍などの情報(つまり彼に付加されたもの、外見)が問われている。 Who is he? は「人間そのものを問うている」彼の名前や、身元について聞いている。 英語語法リファレンス P220によれば She is not what she used to be. は彼女が仕事、技術、お金、外見など(外から見える部分)で悪い方に変わったことを示す。したがって、彼女は、女優、歌手、スポーツ選手、ミスコン優勝者である場合が多い。10年前は声が出たが、今では昔より声がでなくなったという場合が考えられる。 She is not who she used to be. は whoに先行詞が含まれており、次のように書き換えできる。She is not the person who she used to be. この場合は、personal identityのことであり、悪い方に人となりが変わったの意味になる。 人間がすっかり変わることが少ないことを考えれば、使用頻度はwhatのほうが上であろう。ただしネイティブスピーカーの中にははっきり区別しない人もいる。 また、人間以外が主語になる場合は、whatだけが可能である。この場合も通例、悪い方への変化が表される。 ついでのついで  she used to beの場合は ten years agoなどと明記せずに使うのが通例のようだ。一方、 she was と、be動詞の場合は.... years agoを明記する傾向がある。これはused to ....は「いつ〜だったのか」を明記せずに使えるからだ。

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スラッシュリーディング6

今回は「判断の保留」を前回の「修正」にからめて話をしていきたいと思います。

まず単語レベルから。多義語のplayを使って。

He played.... playedはどんな意味でしょうか。

答え:わからないが答えです。

He played tennis.ならどうでしょう? 「した」ですよね。では、
He played the piano. ならどうでしょう?「弾いた」ですよね。

つまり、playedの意味はうしろまで読まないと決定できなかったわけです。うしろのしかるべき語句にあたるまでplayed の意味は「保留になります」tennisや、the pianoまで読んで初めて意味が決まります。

次に句のレベルではどうでしょうか。

文頭の Studying English .... この意味はわかるでしょうか?

答え:わからないが答えです。

文頭にくるVingはまず
1)カンマをさがします。カンマがあれば、分詞構文「して、しながら、時、ので、もし、そして」です。
2)カンマがなく、「〜している○○」 と意味がとれれば、分詞です。
3)それでだめなら動名詞で「〜すること」になります。

Studying English, you will be able to communicate with quite a few people around the world.ならどういう意味になるでしょうか。いきなり訳せませんよね。「英語を勉強する」ぐらいで一たん保留にしてカンマを探します。ありますよね。分詞構文です。でもこれでも意味は決まりません。分詞構文は分詞構文以外の文の意味がわかってはじめて意味が決定されるのですから」

うしろの文の意味は「あなたは世界中の人と意思疎通ができるようになるだろう」ですから、分詞構文は「英語を勉強すれば」になります。

このことは文型にもいえますよね。
I found the Internet....で、foundの意味は何でしょうか? 一時、「私はインターネットをみつけた」と訳してもかまいません。しかし、usefulがつづくと、「the Internet = usefulだと気づいた」と意味を修正しなくてはならないわけです。欧米人も基本的にはこのような頭の働かせ方で、推測→判断→修正をくり返しています。これでいいのです。

そしてこの「推測→判断→修正」は、2つのタイプがあります。
1)前からスラッシュごとにつつこみを入れて、次の語句の意味を決定する。
2)うしろまで読み、前にでてきた、あいまいな語句の意味の決定をする。

 そして2)のタイプは未知語の推測にも利用可能です。そしてパラグラフリーディングでも役立ちます。英文の構成としては、抽象的なトピックセンテンスのあとに、具体例が出てきます。するとトピックセンテンスがわかりづらくても、結局何をいいたいか、うしろまで読むことで理解できることが起こってきます。

英文解釈の問題点のほとんどは、1)2)の考え方を導入することで自力で解決できるようになると思います。つまり、「文頭のVingの判断方法」のような自力で読めるようにさせる教師独自の読解ルールをいくつか(十数個)決めておきます。あとは長文問題や教科書でそのルールを徹底させていけばいいのです。「このレッスンではこのルールを徹底させよう。次のレッスンではto Vがポイントだから、その判断方法を徹底させよう。(読解がメインであれば)」それでいいと思います。最初に教え込みたいこと・ルールが先にあり、教科書のどこにそのルール、教えたいことがでてきているかチェックし、教科書上に落とし込んでいきます。授業の終わりに、またレッスンの終わりに私たち教師が何を生徒の頭に残したいか。何をできるようにさせたいか。それをはっきりさせてから、指導のやりかたが決まります。指導方法については様々なやり方を知っている必要があります。それは自腹を切った研修、実践でしか身に付かないと思います。



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2007年8月16日 (木)

使役動詞 make have get

使役とは、自分以外の人になにかさせるか、してもらうということ。何らかの働きかけをしてなにかさせたり、してもらうわけ。そういう意味では、次も「人にやらせる動詞」と言える。

これを「やらせ動詞パート1」とする。
ask 人 to V
tell 人 to V
want 人 to V
allow 人 to V

次にtoを使わない「やらせ動詞パート2」がある。これは文法書では使役動詞として、上の「やらせ動詞パート1」とは完全に区別されているものである。私は連続で教えていいと思うが。みなさんいかがでしょうか。「使役動詞」では、to Vのかわりにtoがつかない原形不定詞を使う。

  make 人  V    He made his secretary type the document.
  have 人  V  He had his secretary type the document.

  let 人 V           He let his secretary take a day off.

* get  人 to V      He got his secretary to type the document.

make の場合は「これぐらいのことはやってくれよな。今度もやらなかったら人事に言って左遷するからな」と、強引にやらせるイメージです。「無理矢理感があるのがmake 人 Vということになります。

have は「これやっといて」「はい、わかりました」というイメージ。「当然やってもらえる場合」に使います。日本語の訳としては、「彼は秘書に書類をタイプしてもらった。」だけど、その仕事を秘書がするのが当然だと彼が思っているなら、「彼は秘書にタイプさせた」でも良い。

get の場合は「申しわけないんだけど、そういう理由なんだ。これやってくれるかな」「仕方がないですね、今回だけですよ」というイメージ。退勤時間間近に急ぎのしごとを頼んだかんじがします。つまりgetには「苦労してある状況を手に入れる」という苦労感、説得感がつきまとうのだ。「苦労して説得して、人に何かしてもらう」これが get 人 to Vの心でしょう。

ではto ありとto なしではどのように違うのでしょうか。toがあると、to は、これからの動作を示しますから、したがって、時間差が生じるニュアンスがあります。つまり逡巡したり、考える時間が感じられるわけです。

toがないと、「直接的」「すぐ行われる」という感じがあるのです。make人Vなら、つべこべ言わせずすぐやらせる。have 人Vも、当然と思っていることですからすぐやってもらう。let人Vは、letには「つかんでいたものを離す」という意味があり、相手が望んでいることをすぐやらせてあげるというニュアンスが出せます。

それに対して、allow人 to V,  permit 人 to V はto がついてますよね。(正確にはto が落ちずについたままといったほうがいいかもしれません) letと異なり、allow, permit,は手続きを踏んだり、了解を得て「〜を許可する」というニュアンスで、すぐ許可するのではなく、相手にタイムラグを感じさせるわけです。get 人 to Vも「なんとか説得して人にVしてもらう」ですから、一手間、タイムラグを感じさせますよね。toがあるのは当然です。

help人 (to) Vは、toがついている場合とついていない場合が見られます。これはどういうことでしょうか。歴史的には、help人 to Vが最初にあり、だんだんto がとれてきているのです。つまり過渡期にある動詞です。ちなみに toがあると、「直接的」というより「間接的」というニュアンスがでますので、他者から言われて助けてあげたという感じになるそうです。John helped Mary to do her homework.   toがなければ、「直接性」のニュアンスが強まり、直接手を出して助けてあげた。という意味になるそうです。John helped Mary do her homework.

歴史的にみると、15世紀ぐらいまでは、make人to Vという形もあったとのこと。つまり使役動詞と呼ばれるものも、最初は to があり、徐々にtoがとれてきているのかもしれません。このへんは今後の勉強が必要です。toがとれてきた最大の原因は前述した、「直接性」「間接性」にありそうです。またよく使う言葉だったゆえに、言葉の省略性によりとれてきたのかもしれません。あるいは、人々の間違った使い方が広がった可能性もあります。make、have, letだけtoがとれていったのは、「すぐに、ただちに、直接」といったニュアンスがこの3つの動詞の場合にだけネイティブには感じられたからなのかもしれませんが、はっきりとはわかりません。今後の宿題としたいと思います。


参考 スペースALC 松澤先生のコラム等 http://www.alc.co.jp/eng/vocab/verbs/03.html

続きを読む "使役動詞 make have get"

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2007年8月11日 (土)

Harry Potter and the Deathly Hallows

現在、4章まで読みました。4章は、はらはらドキドキの連続! ずっとイギリス版のペーパーバックを買っていましたが、今回はアメリカ版のハードカバーを購入。イラストもこちらの方が絶対いいです。(^^)

これまでの3巻〜6巻までは速く読むために未知語を飛ばして読んできましたが、今回はさすがにもったいなく思い、(文脈でイメージがわきやすい単語も多いので語いもふやせます)パソコンの辞書を使いながら読んでいます。キーボードの操作が一番はやいこともありますし、外部モニターいっぱいにひろげておけば視認性も高く、目的の語にすぐ到達できます。熟語も検索ですぐひろうことができます。

多読は自分が好きなものを読むのが一番ですし、辞書を使わず読むのがよいと言われているようですが、このような読み方は自分には合っていると思います。そしてハリーポッターを読むときに意外に役立っているのが、前のエントリーでも紹介した「語源でおぼえる英単語まんだら」です。かなり難し目の単語でもその単語の成り立ちがわかるだけで覚えられるのです。

oblivious  obは反対  liv(>levi つるつる)=考え、記憶が反対方向にすべり落ちていく。=気付かない  leviは slei からsがおちた形。 slipですべる。そこからslopeすべりおちる坂という意味が出てきました。

お勧めです。

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Powerbookを外部液晶モニターにつなぐ

Powerbook 12inchについに! 外部液晶をつなぎました!

モノは I・O DATAの19inch ワイド液晶モニター。かなり快適です。僕は左半分にワードや、ファイルメーカーのファイルを置き、右半分に3つの辞書ソフトを上から順番に並べています。一番上が、ウィズダム英和辞典。2番目がLONGMAN, 3番目がCOBUILD。これで作業画面と辞書画面を切り替えずに使うことができ作業効率が非常に上がりました。ワイドは僕の仕事のスタイルにはあっていたようです。値段は3万○○○○円。いい買い物でした。

なんと言ってもその広さと、明るさ、見やすさがいいですね。候補に19インチ、20インチのワイドモニターを検討しました。三菱のモニターは文字はくっきりなのですが、目にはきつすぎました。EIZOのモニターは目にはやさしいのですが、文字が少しぼやけぎみ。結局IO DATAに落ち着きました。また、20インチと19インチなら、19インチの方が文字が大きく表示される(つまり表示面積は少なくなる)ということがわかりました。文字を快適に打ち込むことが目的でしたので、迷わず19インチを選択。

Powerbook 12inchは、外部液晶とつなぐと1600×1200まで表示が可能になります。
このモニターは、1440×900ですから、十分な大きさです。

使い方は、Powerbookを閉じて使うやり方(これをリッドクローズといいます)で、最初設定方法がわかりませんでしたが、あるサイトをみながら無事設定できました。リッドクローズ、お勧めです。

ポイントは4つ。

1)Powerbookに電源アダプターを必ずつける。
2)モニターとPBをケーブルでつなぐ。
3)USBのキーボードをマウスをつなぐ。これを必ず行う。

そして4つめが.... 説明が難しいので僕も参考にしたサイトを紹介します。

http://www.yamakitsu.co.jp/citrus/JOUHOU/PBG4-12/index02.html

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2007年8月10日 (金)

ステキな歌詞

世界中にあふれてるため息
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ・・・
“あと一歩だけ、前に 進もう”

いい歌詞ですね。最後の3行がとてもステキだと思います。
「あと一歩だけ、前に 進もう」

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語源で覚える respetful, respectable, respective

語源で分解すると、reは再び specは見る になります。いい点を見直してあげる=尊敬する という意味になります。 specが「見る」の意味であるのは、

spectator  観客
spectacle  壮大な見物
aspect      ある方向からものを見る=側面  (aは 〜の方)
prospect   pro前もってspect見る=見通し

という単語たちからもわかるでしょう。

英語語義語源辞典(三省堂)によりますと、「あるものを振り返ってみる」から「人やものごとに注目する」という意味になり、深い関心、注目というところから、注目する「点」という意味がでてきた。また敬意が具体的な形をともない、「挨拶やよろしくという伝言」になった。 とあります。

さてrespectableですが、respect+ableで「尊敬できる」=立派な という意味になります。ところが現在では「敬意の意味がうすれ」 a respectable person で「一見立派そうな人,一応水準に達している人」の意味が普通になっているそうです。

またrespectfulですが、respect+fulで「敬意の気持ちにあふれた」
Be respectful to seniors.   なら「お年寄りには敬意を払いなさい」

respectiveですが、語源辞典によると、「注目して見る部分」=「点」=「個人、個々をしっかり見る」になりここから「個々の」という意味がでてきました。
respective rooms なら「おのおのの部屋」という意味です。ちなみにrespectiveは単数扱いにならず、「原則」として複数扱いですから、roomsとするのを忘れないようにしたいです。*原則と述べたのは、「ひとつ」ということを強調したいときは、respectiveのうしろの名詞は単数形になることもあるようです。

ついでに、毎日weekly web版に、ドラゴン桜の英語教師のモデルになった、竹岡先生の語源の連載が載っています。おすすめです。

http://weekly.mainichi.co.jp/jukenshikaku/take_hanamichi/

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an asleep babyとはなぜ言わないか

よくaで始める形容詞は SVCのCのところにしかおけない(叙述用法)、名詞の前に置く(限定用法)ことはできないと教えています。なぜでしょう?

asleep
awake

じつは a は前置詞のon がもともとだったのです。 be on sleep 睡眠中 だったのです。onの音が弱くなり、a になりました。 be asleep. 

an on sleep babyには絶対なりませんよね。よって、 an asleep babyは不可です。


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I wishのあと 仮定法

I wish のあとには、仮定法の前の部分がくるんでしょ。と考えている生徒が多い。
じゃI wish I could fly in the air. はどう考えればいいの?と言うとうーんとなってしまう。

ここで確認。
<If S' V' .... , >    SV.....
もし〜すれば SはVするよね

Ifが入っている方を条件節、うしろの方を帰結節といいます。実は

「この条件節のifの代わりにI wishを入れた」と思えば楽に理解はできます。

If I were a bird,    = I wish I were a bird.
If I was smart,     = I wish I was smart.

じゃ、I wish I could fly.  はどうなのよ? 条件節でなく帰結節が来てるじゃないと考える人もいると思います。

しかし条件節の方で助動詞が使えないと誰が決めたのでしょう? 実は使えちゃうのです。

If I could talk to him,        I could make myself undersood. 
もし彼と今話しさえできれば   今理解してもらえるのに。

すると、 I wish I could talk to him. 彼と今話ができればなあ。 になります。

If I could fly in the air,  I could come to you soon.
もし空を今飛べれば  今君のところにすぐにいけるのに。

これは、I wish I could fly in the air.  になります。

ね、条件節でしょ? 助動詞のcouldなどをつけるのは、「あーあできれればなあ」という「気持ちを込めたい」ときなんです。条件節の中でも十分助動詞は使えます。

ちなみに仮定法過去完了の場合はどうでしょう?

普通、過去形より昔はhadVppの過去完了を使うことが出来ますが、 couldには過去完了形はありません。どうすればいいでしょうか。 例え条件節であっても、could have vpp にすればいいのです。

If I could have solved the problem ,  I could have passed the exam.
もしあの問題を解けていたら   試験に受かったのになあ

I wish I could have solved the problem.
あの時あの問題を解けていたらなあ(と今思う)

助動詞could have Vppで、「できていたらなあ」という自分の「気持ち」を込められます。

つまり条件節でもいくらでも助動詞couldや、could have vppは使えるのです。

注意点を一つ。 I wish / I could solve the problem.は時制は同じ。
                今望む  今その問題が解ければなあと

        I wish / I could have soleved the problem.は時制はずれている。
        今望む あの時その問題が解けていたらなあと

        和訳の際は気を付けましょう。

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全英連 福島大会

http://www.zen-ei-ren.com/

全英連の福島大会が今年11月に郡山市 郡山市民文化センターとビッグパレットふくしまを会場に開催される。私は今年からスタッフとして準備を手伝うことになった。多くの方に来福していただけたらと思う。

今年模擬授業をされる河原田先生はセルハイの福島県立橘高校(旧 福島女子高校)の先生で、非常に力のある方だと思う。橘は「リスニング指導」でセルハイの指定を受けたところであり、GTECのスコアでも進研模試のリスニングのスコアでも東北1である。楽しみにされたい。

またもうひとつ大きな楽しみは、今年の講演はあの「東後勝明」先生であるということだ。英語の達人が「今英語教師に求められるもの」という題名で講演する。個人的にはぜひ聴きたい講演だ。(といってもスタッフなので聴けない可能性は大であるが。あとでDVDで見よう)

エクスカーションは「British Hills」訪問と「裏磐梯・五色沼」散策である。British Hillsは、イギリスの伝統的な建物群がある施設で、様々な英語学習プログラム(体育、料理などの実技から英会話まで)を体験できる施設だ。スタッフは皆外国人で英語onlyの世界である。宿泊施設もあり、全国から利用が増えている。私も前任校には英語科があったので、毎年1回はここに生徒を連れ宿泊していた。

五色沼はいわずとしれた会津にある最大の観光名所。赤、ブルー、緑など様々な色の湖沼群を森の中を散策しながら見ることができる。

ぜひおいで頂きたい。(^^)

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2007年8月 8日 (水)

代ゼミ教員研修 大阪

ゼミの教員研修に行ってきてた。今回で3回目である。もちろん自腹。非常に良かった。大阪まで旅費もかかったが、かけた分はとれたと思っている。この様子を2回目にわけて書きたい。

学んだこと
1)板書案を作成せよということ。
 理由1 板書案作成を通し、本日の目標が常に意識出来る。持たないものは伝えられない。
 理由2 模範解答だけでなく、ポイントや、解答へと至るプロセスを必ず書く。
 理由3 生徒は黒板に書いてあることのみ覚える。口頭説明に向かないことを板書で補充。
 ○条件分岐があるとき  ○階層関係があるとき  ○指示、照応関係を述べるとき
 理由4 時間軸にやることを並べた教案だけでは不十分。ポイントがはっきりせず、教科書の内容を一通りなぞる授業になりがち。生徒の頭に授業の最後に何を残したいか。

 注意  一つの説明事項をどう書くか、(文字の大きさ、色、タイミング)シナリオを練る。
 注意  生徒は教師が決めた記号をまね、試行パターンをなぞる。絶対記号は変えない。
 注意  板書案は宝。バインダーに残せ。最初はつらいが、あとは楽になる。
 注意  「M」マーク(参考書にはないオリジナル) 「ポ」・・今日中に絶対覚えろ。
     「*」マーク(単語熟語情報)といった索引マークを必ずつける。
 注意  マークをつけたものを書く場所をしっかり決めると力がつくんだけどなあと言う。
      →さっとそこを見ただけで復習が出来るから。
 注意  穴埋めプリントはバラバラな知識を与えるだけ。気をつけよ。

2)必ず授業の中でできるようにして家に帰せ。
  a)「わかるようになった」で終わっていないか?自力で問題を解かせる時間をとる(達成感)
  b)「できるかできないかは発問をすることで確認せよ」できなければブレーキをかけ再確認
    c)ワンステップごと確認。短期記憶の飽和を防ぐため。「間をとることも大切」
      d) 前提となる知識は与えてしまう。

      自己有能感は、ばらばらだった知識が統合された時、既習事項を別の側面から見られた時
  に起こりやすい。上位層の生徒には「これできるよね。」的に難しめの問題も解かせる。
  また下位の生徒と上位の生徒が一緒にいる場合「おいしいことは何度でも」と基本を徹底
  させるのにつきあわせる。

3)明瞭さ
  a)メリハリ・・・低く、ゆっくり言うところを意図的に作れ。大きな声onlyは疲れさせる。
          ポイント以外は軽く扱うか、全く扱わない。軽重をつける選択は重要。
          吉本興業の漫才のテンポ。このスピード感が大事。

  b) わかりやすい説明 .... 大きな、少ないイメージを生徒に最初に与えよ。
             いきなり細かな説明に移るな。大きな概念が先。

             目的をしめさず手順だけ示すのはダメ。
             なんのためにこの手順が必要か説明せよ。

             必ず話の最後に総括し、まとめてから次へいけ。

             全員の知識量をそろえるため、前提知識を確認してから新知識
             を導入せよ。

4)目標の共有
    授業の最初、学期の最初、学年の最初に目標を共有せよ。双方が同じベクトルを
    向くと進歩が大きい。出来ただろう、成績があがっただろうという達成感があって
    信頼が作られる。

5)自己選択感を持たせる
    大事なことは譲らないし、おしつけるが、ちょっとしたことは自分で選択させる。

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英単語まんだら

語彙指導系の本ではありませんが、「語源でたどる英単語まんだら」小学館 という本がおもしろいです。

よくある語源系の本と一線を画すのがまんだらのようにひとつのことばから、ゲルマン系、ラテン系などと、どんどん枝が伸びていくように単語の説明をしている点です。ただし、英語学者ではないため、学術書ではなく、翻訳家のかたが自分で調べていた語彙に関する情報をノートにまとめていたものを出版したとあります。

例えば  Kap=つかむ(アラル海周辺にあったとされるインドヨーロッパ祖語?を大元の語幹に設定しています。)

ゲルマン系では Kがhに変化し、
have
behave (自分をある状態に保つ)ふるまう

ラテン語系では.....
capture 捕獲する
capable ものをつかむ能力がある=能力がある
capacity  どれだけたくさんものをつみこめるか=収容能力

フランス語の影響で capがcepに....
accept   acは「〜に」自分のほうにつかんでもってくる=受け入れる
except   ex は「〜の外に」 つかんで外に出すので=〜を除いて
intercept interは「〜の間に」 途中でつかむから=じゃまする

cepがceiveに変化して....
conceive  conは「強意」ceiveは「心につかむ」=思い描く  c.f. concept概念
receive  誰かが発したものをre「再び」ceive「つかむ」=受け取る
deceive  de不正に ceiveつかませる=だます

cepのeがuにかわり cup ....
occupy  oc「〜へ」cup「心や空間をつかむ」=時間や空間、心を占める

recover  re再び cover(cupから) 健康をつかむ=回復する


初級者にはつらいと思いますが、高2,高3などで、「興味がある子は書きなさい」と生徒に自己選択させて普段の指導と平行して使っています。

個人的にも「あの単語とこの単語がつながっていたのか〜。」と感動しながら読んでいます。ジーニアス大英和は、間違えられないときに使っていますが、こちらの本ほうもなかなかおもしろくおすすめです。

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2007年8月 3日 (金)

夏の研修

明日から1泊2日で大阪に行く。代ゼミの教員研修 授業法ワンディ特別セミナーに参加するためだ。講師は高賀伊保里先生。これで3度目の代ゼミの教員研修参加になる。

期待している点は
上位の生徒が自学へ向かえるようになるためのシステムづくりにヒントが得られるのではないかという点。タイトルも「9ヶ月で偏差値を急上昇させるためには、何をするのか Alternative method - 従来の教授法の改良ではなく!」とある。

予備校の授業は何度か教員になってからも受講した経験はあるが、どうそれらと違うか楽しみだ。自分が教材を組み立て、どう生徒に提示し、指導するかヒントをもらってきたいと考えている。

たのしみだ。




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卓球のコーチングと授業指導

昨日卓球部の合宿が終わった。OB3人が来てくれたのだが、各自創造的な練習を披露してくださり、生徒はあきずに一生懸命練習していた。コーチングと言う言葉を改めて考えさせられた合宿だった。

練習1 卓球台の上にボールを入れる箱を障害物として置き、その上をボールが通過し、相手コートに入れるという練習。生徒は山なりのボールを打たねばならない。そのためにはインパクトの瞬間に上にこすりあげる必要がある。
生徒は夢中になって練習。

コーチング1 ここからわかることは、1)局面を限定した練習をさせているということ。生徒は一つの技能の習熟を目指せばよく、何を今達成すべきか目標が明確である。2)そのため、できるようになったかどうか技能の向上を自覚しやすい 3)目標が明確でチャレンジングな課題には生徒は夢中になる。たかだか箱をひとつおいただけなのだが、目に見える形で、よいボールを打つことを迫られたからである。

練習2 3分間パートナーとできるだけ早く打ち合う。その時、何回打ち合えたか、数えておく。3分たったら台ごと数字を申告させ、白板に書いていく。これは「ピッチを速める練習」トップクラスだと3分で200以上打ち合う。さらに、チャレンジングにするためにそこにフットワークをつける。片方が左右にフットワークをつけつつ、高速に打ち合う。1分に直すと1秒間に1回以上の割合でミスすることなく打ち合っていることになる。ただ打ち合うだけなのだが、高速にミス無くうてることは基礎能力のアップに大いに貢献する。

コーチング2 生徒は競争や目に見える数字にこだわる。数字を申告させることで、今の自分の技量を確認させる。この数字をあげていくこと=ミスすることなく高速に打ち合えること であるので、数字を向上させようという内的動機づけ非常に強くなされる。ポイントはあくまで自分の数字の向上に目を向けさせることである。他者と比較しあーだこーだ指導者は言わない。その生徒が向上したら「すごいじゃない」とほめることも忘れないようにしたい。また基礎的能力を精度、速度ともにぎりぎりに高めていくことこそが実力を高めていくことであると生徒に実感させられる。

練習3 レシーブ、サーブでもっとも重要な球の回転方向について。どうすればできないか、どうすればできるか、デモを示しながら確認。サーブした相手のラケットの角度と同じ角度でレシーブするのが鉄則と、角度を変えながらうまくいく、いかないをデモ。また、どうすれば相手に自分のラケットの角度(上、下、横回転等の回転のかけ方)をさとられないようにするかも確認(結局フォロースルーでごまかすこと)最もありうる、難しいボールをどう返すか伝授(ボールの回転を殺すこと。そのためには、「回転軸」にラケットをあてること等をしっかり根拠をしめしながらデモ。最初は、なんだ回転の話かと思っていた生徒もいたと思うが、最後はその効果に生徒は驚いていた。

コーチング3 生徒のおかす典型的なミス、できない原因をコーチ側で把握し、その対処方法を、なぜそうするのかという根拠と共に伝授していた。さらにレベルの高い生徒向けに。難しい回転のボールに対処する方法も教え、ここまでできるようになってほしいという上の目標を示している。また、このことで生徒に基礎練習の果てにはこういうことができるようになるのだという「基礎練習をばかにしていた生徒に対するある種のショック」を作り出すことにも成功している。

その他
1)理論を教える場合、それが何の役に立つのか、実際に見せてみることが大切。生徒のくいつき違う。そして実際に練習させてみること。使えるようになれば効果が実感でき、さらにできるようになりたいという内的動機付けになっていく。その日の練習で「できるようになった部分、向上を感じられる部分を必ずひとつ以上
入れるように指導していくことが 自律した卓球選手を作る上で最も重要なこと。

2)活動の前に、何ができるようになればよいのか、必ずデモをみせる。目標が明確になる。

3)コーチはその日の活動の目標設定、活動内容のプランニング、デモ、実施とコントロールをする。また各活動の組み立て、実施順も考える。本日のプランと、長期的プランの双方を。

これらのことはすべて「授業」にも通ずると思う。
進歩、向上を生徒が感じられない授業では内的動機が高まるはずもないのである。以下に学んだことをまとめてみた。

1)指導者の最も大きな仕事は、進歩向上が感じられるような練習の局面を作り出すプランニングにある。
2)活動の先にはさらにチャレンジングな活動が用意されている。仲間が上位レベルに挑戦しているのを見ることにもなり、
  自分もあそこまでいくぞという気持ちをつくることができる。パートナー、集団の力をうまく使う。
3)今何ができるようになればいいのか、意識をしぼらせる計画を作ることも必要だ。一時一事である。
  技能向上を自分で確認しやすいから。
4)基礎訓練をばかにしてはならない。基礎的なことは正確に高速に行えるようにならないといけないよというメッセージを
  つねに練習の中に忍ばせているし、クチに出してもいる。
5)生徒のミス、できない原因を探り、それができるようになるための活動計画を立てること。

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