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2007年2月24日 (土)

マインドマッピングの英語教育への活用

授業で「マインドマッピングもどき」をしています。ここでは英文法学習でのその活用法について書いてみたいと思います。

マインドマッピングとはトニーブザンという人が作り出した、情報を整理する方法の一種です。たとえば「樹木」を考えてください。幹から大きな枝が生え、大きな枝からは細い枝が、そしてさらにその細い枝の先には小枝が伸びていますよね。マインドマッピングはまさにこれと同じ。紙が一枚あるとして、その真ん中にテーマを書きます。そして大項目をそのテーマの周辺に書き出します。大項目からは中項目の枝が伸び、さらに中項目からは小項目の枝が伸びているわけです。まるで脳の中の神経細胞ニューロンが広がるように情報を整理しながら書く方法なのです。

ではその具体例を私が作った英文法の「否定」の項目のマインドマップを使って見てみましょう。

「hitei_.pdf」をダウンロード

「hitei_2_.pdf」をダウンロード

どうでしょうか。ばらばらに覚えていた知識がこうすることで、幹と枝葉に分類されたのではないかと思います。これは、知識を整理しながら覚えなくてはならないもの全般に使うことができます。たしか漫画「ドラゴン桜」ではmemory treeとして紹介されていたと思います。

紙に書き出す段階で、どれがより重要でどれが細目か「知識を体系化」することを求められます。良いマインドマップにするには書き直すことも必要になります。でもそうして書いたマインドマップは記憶に刻みつけられるのです。

リニア(直線的)に、なにかをずらずらノートに書くよりも、このほうが何倍も効果を発揮することになると思います。なぜなら脳がものごとを収納する方法に近いからです。互いに関連した情報を脳は網の目のようにつなげて覚えているそうです。

最初は教師が書いたものサンプルとして渡してもいいのですが、本当は授業を聞いて自分でマップ化できるのがベストです。他者が書いたマップより自分で書いた方が頭を使いますからね。冬休みに個人的に行った特別課外では生徒にマッピングさせて翌日には提出させました。生徒は知識が体系化され、覚えられると喜んで居ました。

マインドマッピング。英語の授業でも使えるテクニックです。




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2007年2月20日 (火)

マインドマッピングに適するソフトは?

最近、Inspiration IE8を購入しました。 Inspirationはマックでは有名なソフト。それのインターナショナル英語版(=カナダ版)をネットで購入。これはアメリカ英語版とは違うので注意。カナダ版の最大の特徴は、マインドマッピング機能があること。今まで使っていたNova Mindは、多機能になりすぎて、シンプルには使えなくなってましたので、マインドマッピング機能が直感的に使えるこのソフトを待っていました。

残念ながらインスピレーション社のウェブ上では、アメリカ版しかオンライン購入ができないため、カナダにあるソフト販売会社のサイトから直接ダウンロード購入しました。また、インスピレーションはユニコードに対応していないため、2バイトコードである日本語入力には克服すべきポイントがあります。(またインライン入力はできません)しかし、それを差し引いても僕の思考整理には絶対必要なソフト。マッピングを作成する方法はこれ以外考えられないほど楽ちん。使い勝手が大変よいのです。

それに加え、
1)マッピングの枝は各レベルで折りたたみ自由
2)枝の太さも直感的に変えられる。
3)マッピングの枝にはテキスト、PDF, 図、絵、写真、URL, MP3, Movieが貼り付け
  可能。

プレゼンテーションソフトとしてのインスピレーション

枝の折りたたみができ、枝に様々なdocumentをつけられるということは、全体像を俯瞰する場合には、マインドマッピングを少しずつ枝を見せながらプレゼンテーションを進めればよいし、細かい点を聴衆に見せたければ、枝にあるfileをダブルクリックするだけ。細かい点をみせたらまたマッピングつまり俯瞰図を見せたり出来ます。聴衆は全体像と細かい情報の両方を見られるのです。これはKeynoteでも、Powerpointでもできないことでしょう。

アップル社のスティーブジョブスのプレゼンを見ると、ソフトに頼り切りではありません。聴衆の反応をきちんとうけとめ、自分の会話で聴衆を楽しませています。ジョブスはアイコンタクトを忘れてません。聴衆を見、また自分に視線が集まるようにしています。プレゼンは、あくまで人と人のコミュニケーション手段であり、電子紙芝居を長々とみせる行為ではないということですよね。言葉が主で、プレゼンソフトはどうしても視覚に訴えかけたい重要な情報だけに限って使っています。また、自分が語るべきときで、画面の助けが必要ない時は、画面を見せないようにしています。よく語るべき言葉までもパワポに書いてしまうプレゼンを見ますが、インパクトはありませんでした。語句や、重要な数字だけでいいんだと思います。それも1画面でつ1か2つ。ジョブスはそれについて聴衆に「説明」というよりは「語りかけ」ています。それがどういう意味を持ち、何にができるようになるかを。マックユーザーが熱狂するだろうことを。プレゼンの神様からは学ぶことが多いです。

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2007年2月17日 (土)

仮定法

仮定法過去、過去完了、未来

文法用語が生徒の学習を混乱させることがあります。
仮定法未来、過去、過去完了がそれ。
塾で先に仮定法を習ってきた生徒曰く、「仮定法未来、現在、過去となぜそろえないんですか?その方が混乱しない。
偏差値で65の生徒です。「未来、過去、過去完了」では用語がそろってないではないか、これわかりにくいよ」という主張です。 もっともな話です。

生徒には次のように説明します。「仮定法過去」等の文法用語は使いません。
○仮定法今バージョン
○仮定法あのときバージョン
○仮定法未来バージョン1,2
 という用語を使い説明します。

 この方が、生徒は理解しやすいようです。
 そして「時制をひとつ戻すんだよ」という説明に入ります。

○仮定法「今バージョン」
 ひとつ時制を戻し、 If (過去形)....,  would could V...
           今〜なら    今...なのになあ

過去形は過去のできごとを表す他に「事実とことなること」を述べるときに使う。たとえば、He was young. なら、実際は「今は若くない」。 たとえ「今」のことでも、過去形のスタイルを使うことで、現実とはちがう、空想の世界の話をする。

○仮定法「あのときバージョン」
 ひとつ時制を戻し、 If (had Vpp)...,     would could have Vpp...
          あのとき〜してたら .あのとき...だったのになあ 

○仮定法「未来バージョン」
 時制をひとつ戻す法則は、仮定法未来にも使えるのでしょうか。実は使えます。実は英語には本来未来形はありません。現在形を使って未来のことを表現しているだけです。よく使うwillも現在形ですよね。これを仮定法ではひとつ昔に戻し、wouldとします。未来を表す is to...(be to構文)もよく考えれば現在形の一種。つまり英語は現在形で未来を表す言葉ということです。is to Vも、一つ戻して were to Vとすればいいわけです。

 ちなみに were toの方は、「(絶対ないと思うけど)明日地球が滅亡するとしたら」等、起こる可能性を自分がほぼ0と考える場合に使い、shouldは「(たぶんないと思うけど)万に一つでも給料があがれば」と淡い期待(笑)をいだく場合に使う。未来のことはだれにもわからないから、自分が「将来起こりそうにもないな」という「度合い」に応じて、絶対にないだろうけどもし〜ならのwere to V,  と 万一ひよっとしてもし〜すればのshould Vの2つの言い方を用意しているわけです。

 一方、起きる可能性が高い場合「もし彼女にあったら 明日家にくるように伝えて」仮定法から離れ、If you (see) her, tell her to come to my house.  と現在形で表す。さらに可能性が高く、「当然そうなるだろうな」とあなたが考えることなら、Ifではなく、Whenを使い、When you (see) her, tell her to come to my house. とします。

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