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2006年2月27日 (月)

変化のある繰り返し

「変化のある繰り返し」は英語学習にとても効く!

 教師が授業で犯す最大のミスは,「話が長くなること」です。これは文法など「説明」をする場面でありがちです。

 生徒は脳が働かない状態が5分も続くと眠くなります。これは私たちでも同じことでしょう。活躍する場がなく,頭を使うこともなく,ただ,おもしろくもない(特に文法)の話を淡々と聞いていることは苦痛以外の何ものでもありません。

 ではどうするか?

 「リズミカルな変化のある繰り返し」という考えを授業に取り入れるのはどうでしょうか?

 一つ例を示しましょう。これはTOSS (向山洋一先生主催)のサイトに載っていたものです。年度当初に「品詞」の概念を生徒に教えている場面です。

 (教師)重い・石 名詞はどっち? せーの 
 (生徒)石!
 (教師)高い・木 名詞はどっち? せーの
 (生徒)木!

 (教師)重い・石 形容詞はどっち? せーの
 (生徒)重い!
 (教師)高い・木 形容詞はどっち? せーの
 (生徒)高い!

 (教師)速く・歩く 動詞はどっち? せーの
 (生徒)歩く!
 (教師)速く・歩く 副詞はどっち? せーの
 (生徒)速く!

 (教師)じゃ形容詞って何?
 (生徒)名詞を説明することば!

 (教師)じゃ副詞って何?
 (生徒)動詞を説明することば!

 これは年度当初,私の高校でも実際にやってみて,大変わかりやすかったと生徒に言われました。

 この「変化のある繰り返し」のすぐれている点は

  ・生徒の頭が働いている点。
  ・似ているが,ほんの少し違うものを繰り返し出すことで,生徒に「気づかせている」点。
  ・活動に参加すること自体が,リズミカルな演習(ドリル)になっている点。

 生徒は自分で考え,授業の主役になっています。

 一方,「副詞は動詞(形容詞・副詞)を説明して,形容詞は名詞を説明する。叙述用法もある。」というルールをただ説明し,黒板に書くということは,生徒に単に知識を押し売りしているだけです。「学び,気づき」が起こりにくいと言えると思います。(教師は時にこのような授業をしがちであり,私も大いに反省しています)

 「変化のある繰り返し」は,Intakeや,理解をリズミカルに,楽しく促す最大の武器になる「形成的な,繰り返し学習」とも言えるでしょう。

 

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