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2006年1月27日 (金)

プリント3枚で効果抜群

 英語教育2005年10月増刊号に載っていたワークシート活用法です。埼玉県立朝霞高校の岡田順子先生のアイディアです。岡田先生は,ELECの夏のワークショップでも講師をしていました。このアイディアを試したところ,生徒は夢中になってやっておりました。基本的に自分でうまくいった方法論を紹介します。

効果 ☆☆☆☆☆  書く,話す力の養成に抜群の効果

  1. 教科書ワンセクションの文を,下のようにフレーズごとに区切り線の下に日本語をつける。

             
    私は楽しんだ   実験することを  スペースシャトルの中で。
  2. 同じプリントを一人3枚配布する。


  3. 教科書を開かせ,Ready, go!の声とともにフレーズごとに日本語の上に英文を書き写させていく。できるだけ速く書かせる。タイムリミットを4分程度に設定し,4分後[Time's up.」という。終わっていなくても良い。逆に全部書き終わるぐらいの時間を与えると,生徒は簡単すぎる課題のように思い,真剣にやらなくなる。
  4. ペアを組ませる。一人が2枚目の日本語しか書いていないワークシートを見て,パートナーに書いた英語をできるだけ思い出しながら言ってみる。パートナーはつっかえたと思えばヒントを出す。まあ,最初はあまり言えないで終わる。ここで,もう一度練習の機会を与えると,今度は生徒はむさぼるように読み,書く。つまり,わざと情報の飢餓状態を創り出すわけだ。
  5. ペアの役割を変えて同じことを行う。
  6. 再度教科書を開かせ,タイムリミット以内で書き写させる。今度はかなり書ける分量が多くなる。生徒にどこまで書けたか聞く。書ける量がふえた生徒はほめる。もっといけるよと励ます。
  7. またペアになり,3枚目の,日本語のみ書かれているプリントで,4,5でやったことをくり返す。今度は長くはなせるようにてなっている。やはりどこまで言えたか手を挙げさせる。伸びを実感させることが大切
  8. さらに3回目の書写。かなりかけるようになる。タイムリミット内で書けるか生徒をあおってみる。今度は周りの4人ぐらいで競争させても良い。
  9. またペアになり何もみないでペアにむかって話してみる。何もみないで話すのが無理な場合には,4枚目のプリントとして,重要なキーワードのみ残して他の部分が消されているプリントを見させて,英文をReproductionさせる。キーワードをみながらのほうがとうぜん敷居は低い。

  岡田先生によれば手,口,目とすべて使うので定着しやすいとのこと。生徒の評判もよいそうです。私も授業でやってみてびっくりするぐらい集中してました。今の生徒は口頭練習はたっぷりやっても,書くことをあまりしません。またトレーニングも受けてきてません。しかし生徒も「効果が実感できる」から夢中になるのです。やったあとで「伸び」が実感できないトレーニングは生徒のモチベーションはあがらないのです。

  また,パターンプラクティスの後に,文法の時間にもこれをやるとすごく定着すると思います。L1からのキーセンテンスだけ抜き出してやらせてもいいと思います。これは楽しく,知らぬ間に暗唱,暗写してしまえる,秘密兵器です。なぜなら,情報の飢餓状態をつくりだしていること,ペアワークなのでさぼれないことまた友人が「できる」のを見て,自分にも刺激になっていることなどがあげられます。最後に,「暗唱できる人!」と言って,クラスの前で暗唱させると,皆「オオ!」という声が聞かれます!!

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