2021年9月12日 (日)

後置修飾のけてぶれテスト例

けてぶれについては、ぐぐってください(笑)

さて後置修飾の指導例です。


サッカーをしているを写真(絵)ゲームをしてる写真(絵)をみせながら


.............................is my................で書きなさい。
メモ:サッカーをしている / 弟
   ゲームをしている / 妹

 


解答例: The boy (playing soccer ) is my brother.
The girl ( playing a video game ) is my sister.


こういうのをどんどん練習させておいて、小テストをする。


け(計画) 〜している○○の文を書けるようにする。
り(理解) 名詞(Ving.....) is 〜。のパターンになる。
て(テスト)理解できたらまずはテストを受けてみる。
      (なにもみずに。時間を制限して)
ぶ(分析) まちがったら、何で間違ったか自分で分析。
      writeing →eを消してない。eを消してing
      a game playing girl →日本語の語順にしてしまった。
      ingの前にbe動詞を入れてしまった等 
れ(練習) The 少年(サッカーをしている)= 私の弟。


*り(理解)を入れてみました。
*ぶ(分析)がキモ。これができれば、間違いは減るはず。
*れ(練習)は正しい方法でさせたいが、指示は最低限に。

理解力がない生徒は分析も自分でできません。振り返りができないのです。

ではどうするか。この場合は.進行形と、分詞句の違いを理解していない
恐れが高いです。be動詞が要らないということを理解させる必要があります。

まずは基本文の確認。
The boy is my brother. 

次に名詞の次に(    )を挿入させる。
The boy (                      ) is my brother.

サッカーをしている少年 で、(         )内に playing soccerを入れさせる。beなし。
The boy ( playing soccer ) is my brother.

スモールステップで学習していくしかありません。
完全な文の中に(   )を挿入させた場合、be動詞が要らないということを
自分の言葉で書いたり、言えたりできることが大切です。


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2021年9月 5日 (日)

仮定法現在

仮定法現在
は「動詞の原形」をとることで知られています。
(1)条件、譲歩、時を表す副詞節中
(2)要求提案の動詞のうしろにあるthat節中
(1)は、学校では未来のことでも現在形と習っていると思いますが、実はもともと動詞の原形でした。原形を使っていたのは、話し手の頭の中だけにあることで、現実になってないからですね。
原形は無色であり、現在形とも過去形でもありません。話し手の頭にあることでまだ現実世界で確定されてないことを原形で表しました。だから助動詞のうしろに動詞の原形を使いますね。The boy will be a doctor. はまだ医者ではないですし、The man will be a doctor. も話し手の判断にすぎず、現実世界で医師と確定されてません。そういう時に原形を使うわけです。
大昔は 以下の a.の書き方で、動詞の原形という、無色透明の表現で、書き手の判断の中立性を示していました。原形が現在形に置き換えられたパターンです。可能性が半々としても、現実世界の枠組みに引っ張られて、現在形になりました。しかし、接続詞や副詞からまだ起こってないと「まあわかるよね」ということで次第に b. のように現在形に置き換えられて今では現在形のみになっています。誤解が生じなければこのような変化が起こったようです。
a. If it (be) fine tomorrow, I will be happy.
b. If it ( is ) fine tomorrow, I will be happy.
(2)の要求提案の動詞のうしろのthat節中は、現在形に置き換えられず、原形のまま残ったパターンが使われます。では、どうして、(2)では、原形のまま残ったのでしょうか。
that節をとる動詞は「事実性の動詞と「事実性ではない動詞 があります。I know that...のknowは事実性を表す動詞の一例です。一方で、I think that...のthinkは、話し手の判断についての話しのため、事実性ではない動詞の一例と言えます。
knowを始めたとした事実性を表す動詞のthat節内では、当然、原形の出番はないのです。一方、話し手の判断や意見、要望など、事実性ではない動詞のあとのthat節内では原形の活躍する余地があることが分かるでしょう。
thinkは事実性ではない動詞 ですが、I think that...の中で、原形が使われているとはとんと聞きません。どうしてでしょうか。「話し手の頭だけにあることで事実ではないこと」は「原形」で述べると言いましたが、thinkは、動詞そのもので、話し手の考えだということをすでに表してます。そのため、わざわざ「それが現実になっていない」=「原形」を使う意味があまりないのです。直説法で書くのが普通になってきます。
最後に、事実性のない動詞 のうちで think等が従える that 節では仮定法現在を使わなくなっている一方で、 order, demand, request 等の動詞や important, necessary 等の形容詞が従える that 節では、なお仮定法現在が用いられています。
e. They requested that Tokyo (hold) the Olympic games.
f. It is necessary that Prime minister Suga ( tell ) us a new foreign policy.
同じ 事実性のない動詞でも think 類と demand 類ではその動詞の持つ機能が全く異なるそうです。
 think 類....自分自身の判断を表す動詞
 demand類.... 主に自分以外に対して働く動詞important 類の形容詞もそれに準ずる働き 
demandやorderが自分以外に働きかけるということはthat 節の内容は「命令文」と同じになるのではないでないでしょうか。 
Quirk et al. は、demand類の動詞のあとのthat節中で動詞が原形の形をとっているのは命令文の力があるからと考えている ようです。つまり、この場合、仮定法現在は「広義の命令表現」ということです。
e. They requested that Tokyo (hold) the Olympic games. 重要だからオリンピックやれよ!という命令文が隠れている。
f. It is necessary that Prime minister Suga ( tell ) us a new foreign policy. 重要なんだから教えろよ! という命令の力が隠れている。
以上 豊岡短期大学論集 No.15, 47~56(2018) 仮定法現在についての一考察 西 村 豊 からの引用を要約しました。
例文および論文の要約は私の作成です。ミスがあれば私に責任があることを明記します。一度、本物の論文をお読みいただくことをオススメします。長年もやもやしていたことがわかり、大変感動いたしました。
私も、demand類の動詞の後ろに出てくる仮定法現在は「命令文と同じ」と指導してきましたので、 Quirk et al. により理論的バックグラウンドが得られた思いです。高校での指導にぜひ活かして行きたいです。

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文脈ごとに姿をかえる

2019    2年英語だより

1116日号

 

一語一語の訳は辞書通りだが….

 

君たちが訳したものをみると、「一つ一つの単語の意味があっているのに結果としては意味が通じない」ことがある。たとえばHe is particular about coffee.  で、「彼はコーヒーについて特殊である」? という迷訳をした生徒がいた。一語一語の訳は辞書に書かれた通りであるのに、全体の意味をつかんではいない。正しくは「彼はコーヒーにこだわりがある」とでもするしかない。

 

なぜそうなるのか?

 

なぜその生徒はそう訳したのか。particular=特定の と英単語と日本語を一対一に結び付けて覚えたからだ。彼はparticularは「特殊な、特別な」という意味でしか覚えていなかったのである。言葉の意味は、文脈で変わるものだ。文脈次第でどんどん意味が限定されていく。彼のミスは辞書をひいていれば、避けられた。なぜならparticularにまつわる周辺情報がいろいろ得られたからだ。

 

単語の意味はゆるやかに脳にとどめ、文脈を使って「最適な解」を導き出す

 

単語というのは、ほぼ多義語であると思ったほうがいいのだ。この多義語という意味だが、ばらばらな意味をさすのではない。「コア=核」の意味を中心に「文脈ごとに姿を変える」といったほうが正しいかもしれない。たとえば、meetならコア()の意味は「向き合う」となる。では次の文脈でのmetの意味はなんだろう? She met Yuta at Iwaki high school for the first time. これなら「会った」という訳語が与えられるだろう。文脈がこの意味を決定したのだ。 ではWe’ll meet the market’s demand.  ならどうだろう。市場の要求に「向き合う」ということは「応える」ということだな。または【要求を満たす】ということだな」と判断されるだろう。

meet という単語はゆるやかに「向き合う」ぐらいの意味で考えておいて、文脈に合わせて「会う」「応える」「満たす」という解を出していくのである。

 

1対1対応学習の代償

 

単語帳などで、単語の意味を一対一で覚えるということは、プラス面もたしかにある。語いが少なすぎる場合、効率よく数多くの語いを身に付けることができる。ただしそれは同時に危険なことでもある。なぜなら一対一対応で言葉の意味を覚えることは、覚えている意味以外の意味で長文に出た場合全く対応できなくなってしまうからだ「文脈に応じて言葉の意味を考える」というのは確かに面倒なことだ。だが、ある単語と訳が1対1の関係があると信じ込んでいた、またはその方が楽なのでそういう練習のみを積んできた者は、長文の中で「一対一の関係にない語」をみたとたん思考停止に陥る。もう一度いうが、言葉というのはコア(核心的意味)をもとに、常にゆれうごく存在であり、常に他の言葉との関係の中で「意味の最適化」が図られ、訳語が決められていくものである。1対1の硬直した意味関係の先に、「最もよいと思われる解」が確かにあるのである。これを行うには辞書で周辺情報まで読むとよい。それと、速単などの長文系単語集を使うことでもある程度弊害は避けられる。

 

よく、正解が必ずあるから○○の科目が好きだ。」というものがいる。しかし、大学生生以降、大人の世界にはBestな正解など存在しない。ベストの「近似値」を求めるだけである。大学生になること、世の中に出て仕事をするとはそういうことである。よって「Bestな解に最も近いように思われる値」を求め、長文読解のみならず、授業や大学入試を受けるにあたり、とことん考え抜くための力を君たちにはつけてもらいたいと願っている。

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